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24-2.
しおりを挟む下肢の下着一枚になったリナリアが恥ずかしそうに身体を丸めようとしているのを、フィグルドは身体を起こすと、やおら彼女の両脇に手を入れてその身体も持ち上げて起こさせる。そのまま手早く下肢の下着も取り払うと、フィグルドはリナリアに寝台のヘッドボードを掴むように誘導する。リナリアがよくわからないままにその通りにすると、ヘッドボードに捕まって、お尻をフィグルドの方に突き出す体勢になった。
そして、何故かフィグルドは彼女の股の間に顔を潜り込ませた。完全に、自分の秘部が彼の眼前に晒されている。腰を落としたら顔面を塞いでしまうだろう。
驚いてリナリアは足をあげて自分の股の間からフィグルドを出そうとするが、彼はその前にがっちりと彼女の腰を掴まえて動けなくした。
当然ながら、力比べで、勝てるわけがない。抵抗空しく、徐々にその麗しい顔に自分の恥部が近づいて。とうとう真っ白でつるつるな恥丘にかぷりと噛みつかれてしまった。
「やぁ……っ」
恥ずかしさに、抗議の声をあげるが、フィグルドは実に楽しそうにその滑らかな肌を舐めたり、甘噛みしたり、吸い付いたりして堪能している。
リナリアが何故こんなことになっているのか、と混乱している隙に、フィグルドの舌が先ほどの愛撫で熟れた赤い果実に触れた。
にゅる……ちゅぅ……っ
舌の温かさと、ぬるついた感触が神経の塊を包み込むように可愛がり、リナリアは目の前に火花を散らした。
指よりも強く身体を襲う快楽に、逃げを打とうとするが、太い腕に腰を掴まれていて一ミリも動かせない。そのままリズム良く舌に肉芽を弾かれれば、リナリアの理性が簡単に吹き飛ばされる。しかも、嬲られるのは陰核だけではない。指が膣内に差し込まれ、愛液を掻き出す動きで内壁を押し上げてくるのだからたまらない。
「やぁ……っあ……っぁ……ん……っ」
高く大きくなっていく嬌声を止められない。
がくがくと内腿が震える。自分の腰を支えていられない。次から次へと送られる快楽に膣奥から愛液が洪水のように溢れ、フィグルドの顔を濡らしているのがわかる。
恥ずかしくて、申し訳なくて仕方ないのに、身体は快楽を貪欲に追いかけてしまう。
舌の動きが、リナリアの鋭敏になった腹にたまる熱の膨らみを追い立てるように押し上げて、弾けそうなギリギリになった瞬間、変化した。弾くものから、中心をずらして唇で柔肉を柔く食んだり、舌で全体を覆い舐め上げたり、吸い付いたり、わざとやっているかのような焦らしに、リナリアは生理的な涙が溢れる。
「やだ……もぅ……むり……っ」
助けて、とリナリアが懇願すると、フィグルドは仕上げとばかりに軽く歯で花芯を固定すると膨らみ切ったそれを追い上げるように早い速度で上下に嬲った。
「ぁ……っぁあ―――――――…っ」
びくん、と背中を逸らして、達する。強い快感に、それでもなんとかフィグルドの顔の上に乗せてしまわないために必死で震える足で堪えた。そんなリナリアの下からフィグルドは這い出ると、自分の白いシャツの裾を引っ張り出して愛液でどろどろに濡れた顔を乱暴に拭いた。
体勢を解いていいと言われていないリナリアは、ヘッドボードに手をついたまま、首だけで振り返っていたので、その惜しげもない彫刻のような割れた腹筋が現れるのに目を奪われる。
ぽぅっとなった顔で自分を見つめているリナリアに気づいたフィグルドがシャツのボタンを外しながら上半身だけ寄せて、彼女の背に覆いかぶさると、唇を重ねる。
器用に口づけしながらシャツを脱ぎ捨てると、そのまま下半身も脱いでしまう。気づいた時には自分のお尻に熱くて硬い何かが擦りつけられながら、濃厚な口づけを交わしていた。
フィグルドはたっぷりキスを堪能した後、顔を離すと、太ももを外側から掴んでリナリアに閉じるように促した。ぴたりとくっついた足と秘所の間に小さな三角の隙間が出来る。欲望に滾って臨戦態勢になった自身の剛直を柔らかい太ももと濡れそぼった秘所の隙間に挟む形で差し込むと、ヘッドボードにおいてあるリナリアの手を上から重ねるように包み込んで固定し、腰を揺すり始めた。
媚肉と膨らんだ陰核を肉棒が擦っていき、その身に愛液を纏わせる。
気持ちいぃよぉ……
もうどうしてこうなったかなんて、リナリアは考える余裕を失くしていた。ただ気持ちよくて、フィグルドに身を任せたい衝動に頭が支配される。
身体を揺すられながら、リナリアは頭を下げて、下から覗き込むと、自分の股の間からにゅるにゅると彼の亀頭が出たり引っ込んだりしているのが見える。愛液に濡れたそれは黒光りしていて自分の中に眠っていた淫楽に溺れる本能を引きずり出す。
あの……大きくて太くて、硬いものに、貫かれて、揺さぶられて、突かれて、この身体中を巡る熱を解放したい、と。
欲しい……あの快楽が……
初めての夜に経験した、背徳的な快感を脳が呼び起こす。
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