捨てないで(仮)

星屑

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ギルド

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俺はセルと一緒にギルドに来ていた。


俺、何でも屋といっしょに冒険者もやっていたんだよね。カインのところにいるときは休業扱いになっていたから今日は冒険者に復帰しようとギルドに来たのだ。 

「そういえばセルは今ランクいくつだ?」

俺は冒険者に復帰したらセルとパーティーを組んでやろと思っていたのでセルのランクが知りたかった。

「はて、いくつだったか?」

セルはごそごそと自分のバックをあさりだした。

セルは見た目はきっちりとしたクールイケメンなのだが中身はまったくきっちりとしていない。

整理整頓も出来ないので部屋は荒れ放題になる。俺が帰ったときもひどかった。床は足の踏み場がないんじゃないか、というほど荒れていた。

その代わり料理なんかはめちゃくちゃ上手い。プロの料理人かと思うくらい上手い。

「あったぞ!えっと………Aランクだな。」

見つけたらしい。出したのは冒険者カードだった。冒険者カードは名前やランク、役職なんかも書いてあり身分証にもなるので便利なカードだ。

おー予想してたより上がってた。俺がカインのとこに行ったときはDランクだったから結構上がっている。

「思ってたより上がってんな。俺が居なくても依頼とかに行ったのか。」

「まぁな。依頼は討伐系が主だが。それに早くランクを上げないと鬱陶しくてな。」

ん?鬱陶しいってどうしてだ?なんかあったっけ?

「ランク上げなきゃいけない決まりなんてあったっけ?」

「いや。ないが………すぐに分かる。」

気になるが後で分かるならいっか。それよりもセルがAランクなら俺とパーティー組めるな。

「ま、分かるならいい。それよりもセル、パーティー名どうする?」

俺ネーミングセンスないからセルに決めてもらおう。

「パーティー名か。そうだなぁ。…………………………来るぞ。」

え?何が?

「セルリアン!いい加減俺のパーティーに入ったらどうだ!」

「いや、セルリアンは僕のとこに来るよね。」

「セルリアン君。私たちと組むでしょ?」

「みんな何言ってるの?セルリアンは僕のパーティーに入るんだよ!」


なんだこれ?セルがギルドの受付の前に来た瞬間あっという間に囲まれた。俺はいつの間にか輪の外へ押し出されていた。

「まぁまぁみんな落ち着いて。セルリアンは私のパーティーに入るだろう?」

なんかその中からひときわ目の引くイケメンが出てきた。周りの人も道を開けてるしなんかの偉い人かな?てかセル人気だね。かなりの数のパーティーに誘われてるし、みんな美男美女だよ。

「断る。どこのパーティーに入る気もない。早く退いてくれ。」

セルその断り方はダメじゃね?無表情だし。もうちょっと愛想よくしよう?

あれ?なんかあの集団近づいてきてる?あ、セルが見えた。見えなくなった。うーん。人気だね。

「リオここにいたのか。離れたら危ないだろ。」

「え、セルどうやって抜けてきたの?え、殺気すご」

セルが笑顔で迎えに来た。こいつ楽しんでんな。周り、特に自信満々にセルを誘っていたイケメンからの殺気がヤバい。

「セルリアン?そちらの方はどなたかな?」

わぁめっちゃ怒ってる、笑顔だけど圧がすごい顔で近付いてくる。俺の人間関係終わったな

ーーーー

かなり、いや、ものすごーく間が空いてしまい申し訳ありません!

これからも1ヵ月位空くことはざらにあると思うのでご理解頂けるとさいわいです。

今回は一週間後にも一話あげようと思います!

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