箱庭物語

晴羽照尊

文字の大きさ
64 / 385
チチェン・イッツァ編

40th Memory Vol.18(メキシコ/ユカタン/9/2020)

しおりを挟む
 童女――ルシアは、考えていた。いや、考えるというほど具体的ではない。だから、それは、感じていた、というだけなのだろう。

 いいな……。と、そういう感情だ。

 兄弟って、いいなあ。おとうさんともおかあさんとも違う、ましてやおじいちゃんでもないし、友達とも、きっと恋人とも違うのだろう。兄弟って、兄弟なんだな。そう思う。

 一人っ子として生まれ育ち、親戚とも疎遠な田舎暮らしで、当時も、近所に同世代の子どもはいなかった。その点に孤独を感じたことはなかった。なぜなら、が孤独なのだという概念が、童女の生活する環境にはなかったからだ。

 だから、触れて初めて、認識する。得体のしれない、柔らかくも強固で、あったかくて、胃の奥底がむず痒いような、初めて見る関係性を。

『兄弟』と呼ばれる『家族』の存在を。

        *

 膝を抱えて座り込む影が、二つになった。その影の背後を、あたふたしながら忙しなく行き来する女。
 その女の、服を小さく、童女はつまむ。

「あ、あーしが……」

 抓む手に力が籠る。俯いたりはしない。振り向いた女の目を、まっすぐ見上げて、童女は言葉を紡ごうと努力する。

 相変わらずの凛々しい目つきだ。だが、その力強い表情とは対照的に、童女の心はまだまだ、年相応だった。

「……? どうしたのじゃ、ルシア」

「あーしが、やります」

 童女は、なんとかその言葉を言い切った。

 その抽象的な言い方に、別のことであたふたしていた女は、すぐに理解が追い付かなかった。しかし、徐々に悟ってくる。童女の言葉と、その腕に込められた力に。

「だめじゃ。遊びじゃないんじゃぞ。怪我をするかもしれん、こんな危険なことに、なれを巻き込むわけにはいかん」

 声も荒げず、淡々と、女は言い聞かせるように言った。腰を落として、童女と視線を合わせて。まっすぐに。

「…………」

 そう言われてしまうと言葉もない。確かに、自分は関係ない。まだ出会って半日の、すれ違っただけの無関係だ。

 だけどこのまま終わったら、それこそずっと、無関係だ。そんなのは、いや。いやだと、わがままにも思ってしまう。

「……『ねぇね』」

「うん?」

 童女のに、女は疑問を返す。
 だが体のどこかに、いやにがさがさと、ざわめくような感覚が流れた。

「『ねぇね』。……って、呼んで、いいですか?」

「――――――――!!」

 わずかにうるんだ瞳で、気恥ずかしそうに頬を染めて、いじらしく言う姿に、……女は、……死んだ。

 つまり、仰向けにぶっ倒れた。その表情は、おそらく、彼女の人生史上、最高にゆるんで、幸せそうな恍惚に包まれていた。

        *

 その倒れる音で我に返り、少年は、即座に童女のもとへ駆け寄った。道中、人間の顔のようなものを踏んだが気にしない。それくらいしなければ、どちらにしても意識は戻らないだろうし。

「ルシア! 考え直すんだ。あなたがこんなことをする必要は――」

「『にぃに』?」

「がはっ!!」

 少年は血反吐を吐いた。……いや、さすがに血は出ていない。よかった。

 胸を撫で下ろすが、事態は深刻だ。よもやこの歳で、新しい妹ができるという事態が、これほどまでに生命を脅かすとは思ってもみなかったのである。

 いまなら、あの姉の気持ちも、少しは解らなくもない。そう、少年は思うが、なんとか踏み止まった。女ほど普段から弟や妹を切望する人種であったなら、とっくに屍に変わっているところだ。

「と、とととととにかく! あなたにもしものことがあれば、大事だ。ご両親にも、おじいさまにも申し訳が立たない。……わたしを、あ、ああああ兄と慕ってくれるなら、聞き分けてくれ」

 目が泳いでいた。言葉も泳いでいた。海ではさんざ醜態をさらしたものだが、なるほど、泳ぐとはこういうことなのか。と、少年は思う。思考までもが泳いでいた。

「あーし。『にぃに』と『ねぇね』の役に立ちたいの。……だめ?」

 やはりうるんだ瞳で童女は上目づかいに少年を見た。怯える小動物みたいな弱めの眼で。深緑色の本を両手でぎゅっと抱き締めた、庇護欲をくすぐる格好で。いじらしく、不安そうな面差しで。

「あー! あー! ああぁぁああぁ!!」

 頭がおかしくなる。それを振り払うように、少年は叫び、自身で自身の顔を殴った。

 え? なにこれ。可愛すぎない? こんな子のお願いを無碍に扱うなど、わたしはいったい、どれだけの罪を犯しているのだろう? 待て。もしや、この子は天使なのでは? 神の御使い。そう考えれば、この可愛さも合点がいく。この子の言に逆らうなど――いや、逆らわないまでも、口答えをすることすらおこがましい。そもそも許可なく発言をするとはなんと罪深い。わたしのような、なんの才能もない下々の愚民は、可愛い童女を身命を賭して保護していればよいのだ。そうやって死ねるなら、いったいどれほど幸福か。……いやいや、そんな死に様を願うことすらすでに、万死に値する。我々はただ平伏し、天使の御言葉に唯々諾々、従っていればよいのだ。そうだ。そんな世界の真理にも気付くことなく、おいそれと童女を嗜めようとした自分は、なんと愚かな重罪人なのだろう? ……死のう。もういっそ、天使様のお目汚しにならぬように、自ら命を――

 少年はそこまで考えて、自身の腕に殴り飛ばされ、屍となった。

 ……まあでも、大丈夫。死んじゃあいない。……体は。

        *

 二つの屍がむくりと起き上がり、一つの影が光を取り戻したころには、すでに、第三ゲームは始まっていた。
 ……というより、終わりかけていた。

「あはははは。面白い……面白いよ! ルシア」

 笑い声が響く。その余裕そうな声が響いているということは、やはり、好青年がリードしている、ということなのだろう。

 だが、それでも彼に、『面白い』と言わせるとは……童女も善戦しているということだろうか? そう、三人ともが思い、見る。第二ゲームと同じ、用のサイズに描かれた、自陣の円の中を。

「最後だよ、テス。……お願い!」

『グルルルルル……』

 なんと、童女はその『異本』に収められたジャガーとともにゲームに挑んでいた。

「なんじゃ、あれは……アリなのか?」

 ジャガー自体がゲームの参加者として認められることもそうだが、そもそも、『試練』は『異本』の力を行使して挑むことができないはずなのだ。それが、なぜ?

「いや、確かに、ルール上、問題ない」

 少年は言った。なにやら頭の中がぐわんぐわんする。それを慮り、頭部に手を当てながら。……そういえば倒れる前の記憶が曖昧だな。そうも少年は思ったが、まあ、いまはそれはいい。と、気を取り直す。

「ルール上、人間しか参加できない、ということはないし。それに、あの『異本』。『箱庭動物園』はあくまで、動物をできる『異本』でしかない。動物の出し入れは『異本』の力だが、一度出してしまえばその後は、『異本』など無関係だ」

 その点、女児――カナタの扱う『異本』、『不死鳥フェニックスの卵』は使用できない。その力で生み出されるヤキトリは、が『異本』の力に依存する。ゆえにヤキトリの助力を得てゲームに参加することはできないだろう。
 だが、テスは違う。テスはそもそも、存在自体は普通に、この世に生を受け、育まれてきた個体だ。動物学的な分別を除けば、存在自体は女や少年、女児や童女となんら変わりない、この世界の住人。

「でも、……だからといって、あの方のボールを受けきれるかどうかは別なのです」

 女児が言う。そう、問題は、むしろそちらだ。

「同点で迎える最後の一球か……。全身全霊を賭して、望むよ! あはははは!」

 解説ありがとう好青年。

 さて、ほんとのほんとに、これで『試練』、終結だ。

 好青年は構えたボールに、最後の掌底をぶつける。

        *

 相変わらずの剛速球。あれだけ何度も繰り返した掌底でありながら、その勢いは微塵も落ちていない。好青年は、実はまだまだ余力を残しているのではないだろうか? そう思わせる一球だった。

「テス!」

『グウ……』

 童女の言葉に、勇み出るのはジャガーだった。その剛球の前に立ちはだかり、四足で踏ん張る。そして、……頭部で受けた!

 なるほど! 女と少年は同時に理解する。
 四足歩行の獣。それはすなわち、頭部が前面に押し出される姿勢だ。つまり、このゲーム――血球ヌエボ・トラチトリにおける最高得点、3ポイントを狙いやすい。そのうえ、女が臨んだ第一ゲーム、その最後の一球のように、姿勢を落として地面に踏ん張っていれば、あれほどの威力の投球とはいえ受けられないこともない。このゲーム、ルールにないとはいえ、当然人間同士のプレイを想定しているはずだが、四足動物にとってかなり有利な設定となっているようである。

 まあ、もちろん。普通は動物が人間の作ったゲームなどプレイできるはずもないが、テスは童女と固い絆で結ばれているのだろう。童女の意図を読み取り、うまくボールを受けている。

『ガアァァ!』

 しかし、それでも、あの剛速球だ。体長2メートルはあろうというジャガーでも、受けるのが精いっぱい。弾き飛ばされ、リフティングへとすぐに向かうことはできないようである。

「あ、あわわわ……」

 だが、そこは童女が、覚束ない動きでボールを追う。テスが勢いは殺し、高く、ふんわりと弾き上げている。運動神経が人並みにあれば、なんとかならなくもないだろう。

「ていっ」

 童女は両手を上げ、バレーのトスのようにボールを弾いた。決してうまくはないが、また、ボールは高々と上昇する。しかし、だいぶ落下予測地点がずれた。急いで追わなければ、そのまま地面に落ちかねない。

「え、……あうわっ!」

 童女はたどたどしくボールを追うも、寸前で転んでしまう。『ガウ!』。だが、体勢を立て直したテスが、間一髪、間に合った。ボールは累計2回のリフティングを経て、また、空へ上がる。

 あとは、キャッチするだけだ!

「「「がんばれ! ルシア!」」」

 応援席の三人が、声を揃えた。その声援に後押しされてか、擦りむいた膝を奮い立たせ、童女は立つ。

 幸いにも、ボール落下点はほぼ、童女がいる、現在地だ。

 ゆるり。ふわり。好青年が弾き出した当時の勢いなど、とっくに失われて、ただ、ボールは落下する。童女の構えた、両手の中へ――

「…………あれ?」

 気の抜けた声が、終了の合図だ。

 ボールは、童女の構えた両掌から滑り落ち、無慈悲に、地面を叩いた。

        *

 童女は膝を抱えて影になった。その背中には、不思議なことに、羽が生えていない。

 ジャガーも童女の横で、丸くなって影になった。屈強な肉食動物としての威厳はない。いまにもそこらへんの草とか食べそうだ。

「いや! 大健闘じゃから! むしろ妾たちよりよっぽど、善戦しとるから!」

「そうだ! 天使s……ルシア! 本当によくやったよ!」

「テスもすごいのです! 今回のMVPなのです!」

 三者三様、童女とジャガーを慰めるが、一向に影から戻ってこない。そもそも童女には、こんな『試練』に関わる必要もないのにがんばってくれたのだ、三人はそれだけでも十二分に、嬉しかったというのに。

「あはははは! そうだよ、ルシア! キミは胸を張っていい!」

 その後ろから、好青年が爽やかな笑顔で光を振り撒き、話しかけてきた。

「三ゲームとも、どれもとても楽しかったよ! だ。そして、完敗さ!」

 好青年は腕を広げて、にこにこと、言い放った。

「「「「……え?」」」」

 だからシンクロする。童女も影から復帰して、『兄弟』たちと声を合わせた。『グル?』テスも、同様に。

        *

 好青年の主張によると。どうやら、好青年はゲーム中、ほとんどの投球を、で放っていたらしい。『投げ手スローワーは投球後、受け手レシーバーがボールを受けるか、あるいは地面にボールが触れるまで、自陣から出てはならない』。確かにそういうルールだった。そしてそれに、好青年はわざと・・・抵触しながら、ゲームを進行していたのだ。

 挑戦者が負けても、先へ進めるように。自分が負けても、ゲームが続くように。

「ボクの目的は最初から、可能な限りゲームを長く楽しむ、これだけだ。でもキミたちは、どうあっても『試練』をクリアしたかったんだろう? だからハナから負ける気だったのさ」

 あはははは! と、こともなげに好青年は笑って言った。呆気にとられる挑戦者たち。

「そろそろこの世界にも飽きてきたからね。一人で笑い続けるのも、限界がある」

 好青年は言うと、初めてどこか悲しそうに、表情を曇らせた。

「まあ! そんな自分語りはともかく! ……おめでとう、挑戦者たちよ。キミたちに、一人分の通行権を与えよう。……聞くまでもなさそうだけど、誰が行く?」

 ボールをかざして、女たちを見まわした。好敵手を見つめるように、どこか勝ち誇った、強い目で。

「……なんともまあ。……試合に勝って、勝負に負けておるが、まあよい。意地を張って負けていられるほど、余裕もないしの」

 女が言う。

「ありがたく通してもらおう。……行くのは妾じゃ」

 そう言って、女は手を出した。それを見て、好青年も手を伸ばす。その手を握り、固く繋いだ。

「……ヤフユ」

 女は振り向きもせず、少年に言う。

「カナタを、……ルシアを、頼むぞ」

「もちろん。命に代えても」

 ……? 少年は不吉な言い回しに、自分自身で疑問を持った。だが、答えは解らない。気を失ってから性格が一部、変わってしまったかのようだ。

「『ねぇね』!」

 童女が女へ、声をかける。

「……あーしも、待ってるから! ……早く帰ってきてね!」

 女はわずかに顔を振り向かせ、口角を上げて応えた。「ゆこう」。だが言葉は、もはや振り返らない。好青年へだけ向けて、力強く放たれた。

 好青年はニコリと笑い、それでも声を上げずに、ただ、ボールを軽く、空に放った。

 次の瞬間、思い切り体を回転させ、足の甲でもって、思い切り、それを蹴り飛ばす。

 そばにいた女はもとより、やや離れた少年たちにも、突風が襲いかかった。見ると、掌底での投球など比較にもならないような速度で、そのボールははるか遠くの、壁を一枚、完膚なきまでに破壊した。

「……汝。足遣いが下手じゃというのも、嘘か」

「いいや、本当さ。足はうまく、力の加減がきかなくてね」

 あはははは! これまでになく豪快に、底抜けに明るく、好青年は天を仰ぎ、笑い飛ばした。……涙が出るほどに。

「……まったく、汝が生きた時代で、正々堂々、戦いたかったぞ。チャク」

 その言葉に気をよくしたのか、好青年はやはり、にっこりと満面に笑んで、女を見た。

「……さあ、送るよ、ホムラ」

 再度女の手を取り、エスコートする。見ると、さきほど破壊した壁のあたりに、光が見て取れる。あれが、地下世界への入口……なのだろう。

 ゆっくりと、歩を進める。

 恋人同士の歩みのように、ゆっくりと。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

Re:コード・ブレイカー ~落ちこぼれと嘲られた少年、世界最強の異能で全てをねじ伏せる~

たまごころ
ファンタジー
高校生・篠宮レンは、異能が当然の時代に“無能”として蔑まれていた。 だがある日、封印された最古の力【再構築(Rewrite)】が覚醒。 世界の理(コード)を上書きする力を手に入れた彼は、かつて自分を見下した者たちに逆襲し、隠された古代組織と激突していく。 「最弱」から「神域」へ――現代異能バトル成り上がり譚が幕を開ける。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

おじさん、女子高生になる

一宮 沙耶
大衆娯楽
だれからも振り向いてもらえないおじさん。 それが女子高生に向けて若返っていく。 そして政治闘争に巻き込まれていく。 その結末は?

灰かぶりの姉

吉野 那生
恋愛
父の死後、母が連れてきたのは優しそうな男性と可愛い女の子だった。 「今日からあなたのお父さんと妹だよ」 そう言われたあの日から…。 * * * 『ソツのない彼氏とスキのない彼女』のスピンオフ。 国枝 那月×野口 航平の過去編です。

処理中です...