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『シャンバラ・ダルマ』編 本章
40th Memory Vol.29(地下世界/シャンバラ/??/????)
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危うくその名を聞き漏らすところだった。だが、女にとってもなじみ深い『異本』の作者、その名だからこそ、かろうじて認識が追い付く。
「ドクター……ミジャリン・スノウ?」
いったいどういうことだ? その名は、はるか数世紀も前に死んだ者の名だ。偶然の同姓同名か? あるいは虚言か? もしくは――
「なんだ? 俺の名に聞き覚えでもあるのか?」
その言葉に、女は答える前に、コートの内ポケットから、一冊の本を取り出す。赤い装丁、『異本』、『箱庭百貨店』。そして、黙ったまま大金を押し込み、代わりに、その内側から、一冊の古いノートを取り出した。
「汝こそ、これに見覚えはないか?」
掲げたノートに、翁は目を凝らす。目が悪いのか、鼻先が触れるほど顔を近付けて。
「……さあな。覚えがあるような、ないような。……だが仮にそれが俺の思う通りのものだとしたら、俺の知っているよりもだいぶ、年を経ているかのようだ」
その、ただ真実を語っただけのような気軽さに、しかし、女は、背筋を冷やした。
*
ミジャリン・スノウ医師は、十六世紀、ヨーロッパ諸国による植民地だったころの、アメリカ大陸の人物だ。といっても、先住民だったわけではない。もともとの彼は、イギリス探検隊の船医だった。
それが、十六世紀後半、イギリスがアメリカ大陸の一部を植民地化したときに、現地に残る医師となった。というのも、クリストファー・コロンブスのアメリカ大陸発見以後、多くのヨーロッパ諸国がアメリカ大陸を植民地化したが、その影響の一つに、元来アメリカに存在しなかった、数々の病原菌の蔓延がある。天然痘、チフス、インフルエンザ。彼が現地に降り立ったときにはすでにそれらが流行しており、原住民を苦しめていた。
それを見かねたミジャリン医師が、現地に残りその病気の研究・治療に専心した……というわけではない。もちろん歴史上はそういうふうに語り継がれている。だが、『ミジャリン医師の手記』には、冒頭にこう、綴られていたのだ。
『私は妻に、帰国し療養することを勧めた。しかし、彼女は頑として聞き入れなかった。だから私は、私の仕事を完遂させることを選択する。すなわち、この正体不明の奇病の治療である』
彼は、原住民に蔓延した病気……そのどれとも違う、妻の病気を治すために、現地で研究を続けたのだ。
『異本』、『ミジャリン医師の手記』は、そんな彼の研究・治療の過程や、妻の様子などを書き綴った、日記――というには断片的すぎる、メモ帳のようなもの。だが、だからこそ、当時の彼や彼女の、本当の恐怖や苦悩が、直截的に生々しく、綴られていた。
*
眼光は死んでいない。だが、そのとぼけた翁に、女は苛立ちや怒りを覚え始めていた。
自分自身の罪があるからこそ、なおさら。
「……阿千のことは、覚えとらんのか?」
その言葉に、今度は翁の方が、目を見開き、怒りを表す。
「おまえ……なぜその名を?」
わなわなと、体を震わせ、翁は言った。女を睨み上げ、いまにも掴みかからんとするように、近付きながら。
だが、女には、その感情に応える術がない。瞬間の苛立ちや怒りは、一気に静まり、またも冷たい感触。自分の罪に触れる、その冷たさ。
「……会っただけじゃ」
それだけを、ようやく吐き出す。
いつか、彼女に会ったことを、思い出す。もはや廃墟同然のぼろ家に、それ以上に朽ち果てた姿で……それでも誰かを待って、居座り続ける彼女を。
もはやとうに死んでいたはずの、あの姿を。
「あいつは――」
翁が口を開きかけた。それに対し、女はまるで、親に叱られる小さな子どものように一度、目を閉じる。
次に目を開けたとき、女が見たのは、自身の背後を振り向いていた翁の姿。
そしてそこにそびえる、巨大な、薄紅色の泡の塊だった。
――――――――
その言葉に、男は素直に、違和感を覚えた。
「『返せ』ってのは、間違った言葉だな、てめえらしくもねえ。『彩枝垂れ』は俺が『先生』から受け継いだ『異本』だ」
男は言う、正しい記憶を。自身の親であり、師であり、なにより恩人である『先生』が死んだはずのあの日、姉弟で均等に分け合った『異本』。男に継がれたのは『箱庭図書館』。そして、『彩枝垂れ』だった。
「確かに間違っている。だが、それは本来、ぼくが継ぐはずだったものだ。だが、譲歩して『太虚転記』を受け継いだ。ぼくの意志で。それは間違いない」
若者は言う。飄々と。だが、底知れぬ圧をもって。
「なぜなら、きみにとっても、ぼくにとっても、この二冊はどちらでもいいものだったから。『彩枝垂れ』と『太虚転記』。このどちらも、きみには扱えなかったし、どちらも、ぼくには扱えた。だから、その半分が失われた『太虚転記』を、ぼくが継ぐことにしただけだ。ぼくにとっては、それは過失ではないけれど、半分を奪わせたのは、ぼくのしたことだからね」
理屈とは、時に凶器だ。正しさによる武装。だから物事を知り、それを知らぬ相手に振りかざすのは敵意に他ならない。相手の劣等感を増大させる、言葉の凶器。
若者にはそれがあったし、また、あるように見せかける話術があった。話術や、あるいは技術。いわゆるはったりだ。ブラフ。そういうふうに振る舞うことが彼の美学の一部であったし、ゆえに、無意識にもそう行動することが多かった。
だから、ただ話しているだけでも、彼の言葉は正しく聞こえる。まるで正義の味方のように。まるで、その言葉を向けられている自分が、悪にでもなったかのように。
「……確かに、俺にゃどっちも扱えねえ。だが、そんなことは最初から解ってたことだ。解ってて、それは俺に受け継がれた。返す理由はねえ」
だが、男もそうやすやすと『異本』を渡すわけにはいかない。相手が、少なくとも関係上、兄と呼ばれるべき相手であったとしても。自分自身、最低限、信用している相手であっても。
「ふむ、もっともだ。……ではこうしよう」
首を捻り、大袈裟に腕を広げ、若者は提案する。
「この世界にいる間、貸してくれ」
*
結局のところ、男は折れた。
若者の新たなる提案。それが心理学における返報性の原理を用いた、いわゆる『ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック』であると理解していても、心はもはや、そうすべきだと思い込まされていた。吊り橋効果だろうが、一度好きになった相手を簡単には忘れられないように、一度動いた心は、そう簡単には覆らない。
「いいか、渡すからには働いてもらうぞ。未知の世界なんだ。どんな危険があるかも解らねえ。そういうとき、うまく対処をしてもらう」
そう、自分自身をも含めて言い聞かせる。そうやって自分の行動に折り合いをつける。
「もちろんだ。それは、ぼく自身の自衛にもなるからね」
男のふわふわした要求にも、相変わらずの軽さで承諾する。そう簡単に言われると、心配にもなろうものだが、若者が言うと、なぜだか簡単そうに聞こえる。
こんな人知を超えた世界を生き抜くことなど、まったく、たいしたことでもないかのように。
「じゃあ、ちょっと待ってろ」
男はコートの内ポケットから、白い装丁の本を取り出す。『箱庭図書館』。あらゆる『異本』を収納する『異本』。その中に『彩枝垂れ』は収められている。
その表紙を見て、男はふと、動きを止めた。
「そういや、おまえに聞きたいことがあったんだ」
男は急にそんなことを言った。それは、若者をもってしても、まったくの予想外な言葉だった。
「二年前の十月。ノルウェーに行ったりなんか、してねえよな?」
*
いつぞやの炎球。男が初めて少女に会った、あの町を襲った攻撃。それが『異本』によるものだったという確証はない。だが、もし『異本』であるなら、相当な力を持った一冊だ。とすると、かなり使い手を選ぶものである可能性が高い。
『異本』の性能の高さは、扱える者の少なさと、基本的には比例する。もちろん、例外もあるが。
だとしたら、あれだけ高位の『異本』を扱えるものなど、そうそう多くないはず。男の人間関係の中で、それに当てはまる人間は、若者くらいしかいなかった。
もちろん、若者のことは信用している。いや、いろいろ煮え湯を飲まされたこともあるし、いまだにその底を知っているとは思っていない。おかしな行動もするし、敵だとさえ思うこともしばしばだ。
だがそれでも、意味もなくあんなことをする人間ではないと、それくらいは信用している。だからこその確認だ。
若者の潔白を信じ込むための、確認。
「なんの話か解らないけれど」
若者は言う。
「ノルウェーなんて、もう十数年行っていないね。きみも一緒に行った、いつぞや『理紫谷』に連れられて行ったときが最後だ」
若者は、はっきり言った。相変わらず、その言は真実とも虚実とも取れる、曖昧な軽薄さを孕んでいたけれど。
「そうか。ならいい」
それでも、そう言うなら信じておこう。わざわざ疑う理由の方がよっぽど薄いのだ。
男はそう言って、『箱庭図書館』に手を差し入れる。書架222番。そこに、『彩枝垂れ』は収まっていた。だから、念じて、手を差し入れれば、中に入る必要はない。
……であるのに、腕を入れた瞬間、まるで何者かに引っ張られるように、男の姿は、『図書館』の中に、消えた。
「ドクター……ミジャリン・スノウ?」
いったいどういうことだ? その名は、はるか数世紀も前に死んだ者の名だ。偶然の同姓同名か? あるいは虚言か? もしくは――
「なんだ? 俺の名に聞き覚えでもあるのか?」
その言葉に、女は答える前に、コートの内ポケットから、一冊の本を取り出す。赤い装丁、『異本』、『箱庭百貨店』。そして、黙ったまま大金を押し込み、代わりに、その内側から、一冊の古いノートを取り出した。
「汝こそ、これに見覚えはないか?」
掲げたノートに、翁は目を凝らす。目が悪いのか、鼻先が触れるほど顔を近付けて。
「……さあな。覚えがあるような、ないような。……だが仮にそれが俺の思う通りのものだとしたら、俺の知っているよりもだいぶ、年を経ているかのようだ」
その、ただ真実を語っただけのような気軽さに、しかし、女は、背筋を冷やした。
*
ミジャリン・スノウ医師は、十六世紀、ヨーロッパ諸国による植民地だったころの、アメリカ大陸の人物だ。といっても、先住民だったわけではない。もともとの彼は、イギリス探検隊の船医だった。
それが、十六世紀後半、イギリスがアメリカ大陸の一部を植民地化したときに、現地に残る医師となった。というのも、クリストファー・コロンブスのアメリカ大陸発見以後、多くのヨーロッパ諸国がアメリカ大陸を植民地化したが、その影響の一つに、元来アメリカに存在しなかった、数々の病原菌の蔓延がある。天然痘、チフス、インフルエンザ。彼が現地に降り立ったときにはすでにそれらが流行しており、原住民を苦しめていた。
それを見かねたミジャリン医師が、現地に残りその病気の研究・治療に専心した……というわけではない。もちろん歴史上はそういうふうに語り継がれている。だが、『ミジャリン医師の手記』には、冒頭にこう、綴られていたのだ。
『私は妻に、帰国し療養することを勧めた。しかし、彼女は頑として聞き入れなかった。だから私は、私の仕事を完遂させることを選択する。すなわち、この正体不明の奇病の治療である』
彼は、原住民に蔓延した病気……そのどれとも違う、妻の病気を治すために、現地で研究を続けたのだ。
『異本』、『ミジャリン医師の手記』は、そんな彼の研究・治療の過程や、妻の様子などを書き綴った、日記――というには断片的すぎる、メモ帳のようなもの。だが、だからこそ、当時の彼や彼女の、本当の恐怖や苦悩が、直截的に生々しく、綴られていた。
*
眼光は死んでいない。だが、そのとぼけた翁に、女は苛立ちや怒りを覚え始めていた。
自分自身の罪があるからこそ、なおさら。
「……阿千のことは、覚えとらんのか?」
その言葉に、今度は翁の方が、目を見開き、怒りを表す。
「おまえ……なぜその名を?」
わなわなと、体を震わせ、翁は言った。女を睨み上げ、いまにも掴みかからんとするように、近付きながら。
だが、女には、その感情に応える術がない。瞬間の苛立ちや怒りは、一気に静まり、またも冷たい感触。自分の罪に触れる、その冷たさ。
「……会っただけじゃ」
それだけを、ようやく吐き出す。
いつか、彼女に会ったことを、思い出す。もはや廃墟同然のぼろ家に、それ以上に朽ち果てた姿で……それでも誰かを待って、居座り続ける彼女を。
もはやとうに死んでいたはずの、あの姿を。
「あいつは――」
翁が口を開きかけた。それに対し、女はまるで、親に叱られる小さな子どものように一度、目を閉じる。
次に目を開けたとき、女が見たのは、自身の背後を振り向いていた翁の姿。
そしてそこにそびえる、巨大な、薄紅色の泡の塊だった。
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その言葉に、男は素直に、違和感を覚えた。
「『返せ』ってのは、間違った言葉だな、てめえらしくもねえ。『彩枝垂れ』は俺が『先生』から受け継いだ『異本』だ」
男は言う、正しい記憶を。自身の親であり、師であり、なにより恩人である『先生』が死んだはずのあの日、姉弟で均等に分け合った『異本』。男に継がれたのは『箱庭図書館』。そして、『彩枝垂れ』だった。
「確かに間違っている。だが、それは本来、ぼくが継ぐはずだったものだ。だが、譲歩して『太虚転記』を受け継いだ。ぼくの意志で。それは間違いない」
若者は言う。飄々と。だが、底知れぬ圧をもって。
「なぜなら、きみにとっても、ぼくにとっても、この二冊はどちらでもいいものだったから。『彩枝垂れ』と『太虚転記』。このどちらも、きみには扱えなかったし、どちらも、ぼくには扱えた。だから、その半分が失われた『太虚転記』を、ぼくが継ぐことにしただけだ。ぼくにとっては、それは過失ではないけれど、半分を奪わせたのは、ぼくのしたことだからね」
理屈とは、時に凶器だ。正しさによる武装。だから物事を知り、それを知らぬ相手に振りかざすのは敵意に他ならない。相手の劣等感を増大させる、言葉の凶器。
若者にはそれがあったし、また、あるように見せかける話術があった。話術や、あるいは技術。いわゆるはったりだ。ブラフ。そういうふうに振る舞うことが彼の美学の一部であったし、ゆえに、無意識にもそう行動することが多かった。
だから、ただ話しているだけでも、彼の言葉は正しく聞こえる。まるで正義の味方のように。まるで、その言葉を向けられている自分が、悪にでもなったかのように。
「……確かに、俺にゃどっちも扱えねえ。だが、そんなことは最初から解ってたことだ。解ってて、それは俺に受け継がれた。返す理由はねえ」
だが、男もそうやすやすと『異本』を渡すわけにはいかない。相手が、少なくとも関係上、兄と呼ばれるべき相手であったとしても。自分自身、最低限、信用している相手であっても。
「ふむ、もっともだ。……ではこうしよう」
首を捻り、大袈裟に腕を広げ、若者は提案する。
「この世界にいる間、貸してくれ」
*
結局のところ、男は折れた。
若者の新たなる提案。それが心理学における返報性の原理を用いた、いわゆる『ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック』であると理解していても、心はもはや、そうすべきだと思い込まされていた。吊り橋効果だろうが、一度好きになった相手を簡単には忘れられないように、一度動いた心は、そう簡単には覆らない。
「いいか、渡すからには働いてもらうぞ。未知の世界なんだ。どんな危険があるかも解らねえ。そういうとき、うまく対処をしてもらう」
そう、自分自身をも含めて言い聞かせる。そうやって自分の行動に折り合いをつける。
「もちろんだ。それは、ぼく自身の自衛にもなるからね」
男のふわふわした要求にも、相変わらずの軽さで承諾する。そう簡単に言われると、心配にもなろうものだが、若者が言うと、なぜだか簡単そうに聞こえる。
こんな人知を超えた世界を生き抜くことなど、まったく、たいしたことでもないかのように。
「じゃあ、ちょっと待ってろ」
男はコートの内ポケットから、白い装丁の本を取り出す。『箱庭図書館』。あらゆる『異本』を収納する『異本』。その中に『彩枝垂れ』は収められている。
その表紙を見て、男はふと、動きを止めた。
「そういや、おまえに聞きたいことがあったんだ」
男は急にそんなことを言った。それは、若者をもってしても、まったくの予想外な言葉だった。
「二年前の十月。ノルウェーに行ったりなんか、してねえよな?」
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いつぞやの炎球。男が初めて少女に会った、あの町を襲った攻撃。それが『異本』によるものだったという確証はない。だが、もし『異本』であるなら、相当な力を持った一冊だ。とすると、かなり使い手を選ぶものである可能性が高い。
『異本』の性能の高さは、扱える者の少なさと、基本的には比例する。もちろん、例外もあるが。
だとしたら、あれだけ高位の『異本』を扱えるものなど、そうそう多くないはず。男の人間関係の中で、それに当てはまる人間は、若者くらいしかいなかった。
もちろん、若者のことは信用している。いや、いろいろ煮え湯を飲まされたこともあるし、いまだにその底を知っているとは思っていない。おかしな行動もするし、敵だとさえ思うこともしばしばだ。
だがそれでも、意味もなくあんなことをする人間ではないと、それくらいは信用している。だからこその確認だ。
若者の潔白を信じ込むための、確認。
「なんの話か解らないけれど」
若者は言う。
「ノルウェーなんて、もう十数年行っていないね。きみも一緒に行った、いつぞや『理紫谷』に連れられて行ったときが最後だ」
若者は、はっきり言った。相変わらず、その言は真実とも虚実とも取れる、曖昧な軽薄さを孕んでいたけれど。
「そうか。ならいい」
それでも、そう言うなら信じておこう。わざわざ疑う理由の方がよっぽど薄いのだ。
男はそう言って、『箱庭図書館』に手を差し入れる。書架222番。そこに、『彩枝垂れ』は収まっていた。だから、念じて、手を差し入れれば、中に入る必要はない。
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