龍皇様と終わる世界の再生譚

悠久なる風の道標保存会

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それは、突然起きた。

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妹・リュナの死
俺は、何が起きたのかわからないでいた。
どうしてこうなった?
原因がわからず時が過ぎ落胆の中
俺は決意する。
この世界には便利なものがある。
とある神が作った過去へと遡れると言われる時の扉
その時の扉の前に俺は立っていた。
この先にリュナの死
その真相があるはず
そう思った俺は扉を開けようとした時
それを止めようと叫ぶ者がいた。
「兄様待って!」
だが振り向くことなく立ち止まる。
「姉様もいなくなって兄様もいなくなったら、この世界は」

「リュカ、後の事頼む。俺は、真相を知りたいんだ」
「兄様」
「頼む行かせてくれ」
「…わかりました。でも、必ず帰ってきてください。この世界は、兄様の世界なのですから」
「わかった。そして、ありがとう」
「うん、いってらっしゃい兄様」
「応」
そう言って、扉を開け突き進んだ
必ず真相を見つけ助け出す
そう決意し時の彼方へと消えていった。
「行ったか」
「うん」
いつの間にかリュカの後ろに黒いコートを着た男がたっていた。
セオ=グランドマスター、凶星十二神の一人
「行かせて良かったのか?」
「兄様のやることですから」
「そうか」
「セオは、怒らないの?」
「当の本人が行ってしまったからな、何も言えんさ」
「あらら、ほんとは寂しいくせに」
今度は、白いドレスを身に纏ったピンク色の髪の女性が現れた。
「セセテア」
この女性もまたセオと同じく凶星十二神の一人でもある。
「それでグランドマスター様は、どうするおつもりで?」
「どうもしないよ」
「あらま、他の者達にどう説明するの?」
「それは、お前に任せる。そう言うの得意だろ」
「あのね。この事が公になったら、私たちの立場が」
「大丈夫だろう、それに」
「それに?」
「最後の希望は、ここにいる」
リュカを見る二人、それを悟ったのか
「それもそうね」
「あのぅ、私に何を…」
「なぁに、あいつの代役担ってもらうぞ」
「えー」
「私もお手伝いします。彼が戻るまで頑張りましょ」
兄様、早く帰ってきて…
星に願うリュカの姿
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