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わたしの大好きな
しおりを挟むわたしのままは おとうとをうむために びょういんにいったの。
まえからままにいわれてたから わたしはなみだをがまんして いってらっしゃいをいうことができたの。
すごくさびしいけど わたしがんばるんだ!
おひるごはん。
ぱぱがつくってくれたごはんは なんだかくろくて わたしびっくりしちゃった。
ごはんをたべたら こうえん!
いつもならのどがかわいたとき ままがにっこりえがおで すいとうをくれるんだけど きょうはおうちにかえるまでがまん
…のどかわいたなぁ。
いえにかえったらおひるねのじかん!
いつもみたいにえほんを よんでもらったけど ぱぱはこえがちょっとおおきかったな。
よるごはん。
ままがいないとなんだか やっぱりさびしいな。
ごはんをたべたあとは おふろ!
きゃぁ!お湯がいつもよりあついよ!
びっくりおふろのあとは はみがきをして おやすみなさいだけど…。
こわくて さびしくて ちょっぴりないちゃった…。
ままはいま がんばってるのかな? わたしもいま がんばってるよ いっしょだね。
あさおきて ままがいないことを おもいだした。
さびしくてちょっぴり かくれてないちゃった。
あさはいつも ちいさなおにぎりとおやさいのたくさんはいったみそしる。
だけどきょうはぱぱに しょくぱんにいちごのジャムをぬってもらった!
あったかいぎゅうにゅうは さとうがはいってるのかなぁ?あまくておいしっ!
ぱぱがいそがしそうにしてる ままがいつもしてることだけど よくわかんないみたい
わたしがおしえてあげなきゃ!
「ぱぱ!ままいつもこれとこれいれてから せんたっきぴってしてるよ!」
「ぱぱ!ズボンはここにほして からだふくたおるはここにほしてるよ!」
「おおきなおさらは ここにあるよ!」
たくさん たくさん わたしのしってることを ぱぱにおしえてあげたの。
ごかいねたころには ぱぱもわたしも いえのことは ばっちりできるようになってたよ!
ろくにちめのあさ。
あしたはままが赤ちゃんを つれてかえってくるひ。
わたしと ぱぱは ふたりでいえを あかちゃんがきてもだいじょうぶなように もようがえ!
「おむつはここにおこう!」
「おしりふきも よこにあるといいかな?」
「あかちゃんのおもちゃ ここにおいておこう!あっ、ぱぱ!わたしの たいせつなうさぎさんの にんぎょうさんも あかちゃんにあげるの!」
わくわく どきどき そわそわ もじもじ
よる おふとんにはいっても なかなかねむれない。
「ぱぱ わたし すてきなおねえちゃんに なれるかなぁ?」
「きっとなれるさ!パパの事を沢山助けてくれた愛ちゃんは、赤ちゃんの事も沢山助けてあげれる素敵なお姉ちゃんになれるよ」
「ふふふ、わたし やさしくて たよりになる おねえちゃんになるね」
ぱぱがやさしいえがおを わたしにむけて おでこにキスをしてくれた。
ふふ、くすぐったいな うれしいな。
あさおきて ぱぱはままのおむかえにいった。
わたしは おばあちゃんとふたりで おるすばん。
…まだかな? もうかえってきたかな?
くるまのおとがする! おとなりさんだった…。
まだかな まだかな …ちょっとまどからおそとをみてみよう。
あかいくるま、いないなぁ あれかな? ちがうちがう。
あ!あのくるまだ!
わたしははしって げんかんのまえにいく。
カギがガチャリとあくおとがした。
「まま、おかえりなさい!」
「あらら?愛ちゃん、ただいま。ほら、この子が愛ちゃんの弟になる友君よ」
ままがだっこしていた ちいさな ちいさな あかちゃん。
ふにゃふにゃで いいにおいで とってもかわいい!
「ともくん!わたしが おねえちゃんだよ! これからよろしくね!」
わたしがそういって おでこにやさしいキスをしたら ともくんがふにゃりとわらってくれた。
わたしのだいすきなおとうと。
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