190 / 190
アニメ化記念SS
第十二話 故郷への手紙とこれから
「何をやっているんだ?」
鉱山都市カランのジルグス国大使館で、魔族との戦いが終わり皆が思い思いに過ごしている中、リーゼとウルザとシルドニアの三人が集まり、賑やかに何かを書いているようなので、カイルは気になって声を掛けた。
「あ、カイル、丁度良かった。これ見て」
「これって……手紙か?」
リーゼが見せたのは手紙、その下書きのように見えた。
「うん、セライアさん宛に書いてるの」
「母さんに……? 何でまた」
母親の名を出されて、何となくだが嫌な予感がして訝しげな顔になるカイル。
「リマーゼを出発してから二ヶ月経っているんだから、近況報告くらいするの当然でしょ。それに手紙書いてって散々言われてたじゃない」
絶対忘れてたでしょ、と言うリーゼに対し、確かに何度も言われており、書くと約束させられていたことも思い出して、気まずそうになるカイル。
「それを妾達が手伝っていたという訳だ」
えっへん、とばかりに胸をはるシルドニア。ウルザはその隣で苦笑している。
「手紙なんて書いたことなかったから、文面考えてもらってたの……カイルも内容確認して」
「わ、わかった……」
「お、何やってんだ?」
丁度そこに暇を持て余してセランも加わり、わいわいと五人で手紙の内容を吟味することになった。
「えっとね、まずは……サングルド山脈で魔法王の大迷宮を発掘しました」
「ちょっと待ってくれ」
リーゼが文面を読み上げていくと、早速カイルから物言いがつく。
「その発掘だが……どこまで書いた?」
「ちゃんと正確に書いたよ。文字通り山の様な財宝だって」
「魔法王時代の妾の財じゃぞ? 買おうと思えば国の一つや二つ軽く買えるからな」
ふふん、と鼻を鳴らし自慢気なシルドニア。
「すまんがその部分は削除してくれ」
「え~何で?」
せっかく書いたのに、とリーゼが思い切り不満げな声を出す。
「あれは大事な活動資金だからな、派手に使っているのだから当然怪しまれるのは仕方ないが、それでも資金源は秘密にしておきたい」
「でもセライアさんが誰かに言うと思えないけど」
「別に母さんが言いふらすとは思っていないさ。ただ手紙を送る最中に誰かに見られる場合だってある……念のため、そう言った可能性も排除しておきたい」
リーゼは不満そうだったが、カイルの言っていることも理解できるので、渋々と頷いた。
「だがそうなると、その後の買い物も書けなくなるのでは」
ウルザの言う通りで、王都で買った最高品質の装備、大量に買い込んだ魔石や魔法薬についても削らざるを得なかった。
「次は、ミレーナ様の救出劇の部分ね」
「おお、俺がお前たちを逃がすために身体を張ったところだな……『ここは俺に任せて先に行け』なんて我ながらカッコいい台詞だよなあ」
大胆に記憶を捏造しながら、セランが満足そうにうんうんとうなずいている。
「そここそ書けないことの方が多い、勲章をもらったことは書いてもいいが」
カレナス王子による暗殺未遂は、公式には無かったことにされているので、下手なことを手紙に書くわけにはいかなかった。
「ではカランのことはどうするんだ? まさかここの出来事も書けないのか?」
ウルザが不満そうな声を出し、リーゼも同じように口をとがらせる。
協力して魔族のユーリガに勝利したのは二人にとって自信になっており、言いふらすつもりはないが、無かったことにされるのは不満なようだった。
「……すまないが魔族に関しても、外にまだ漏らさない方がいい。帝国大使館で起こった出来事が関連している。ここら辺の外交はジルグス国に、ミレーナ王女にすべて任せているからな」
これに関しても帝国と交渉中のはずなので、それ次第でどうなるか分からない為、やはり外部には漏らさない方がいい。
「ならこの聖剣を手に入れたことも言えないのかよ? 手紙絶対おふくろにも見せるだろうから自慢してやろうと思ったのに」
セランが腰の聖剣ランドを見ながら不満そうに言う。
「それ、あくまで行方不明になっているのが表向きだからな……あまり言いふらすなよ」
交渉でガザスから聖剣を手に入れたカイルが、ため息をついた。
「でもそうなると今書けるのって、リマーゼ出発したあと王女様を助けて勲章をもらいました。今はカランにいます……一行で終わっちゃうよ?」
「…………」
リーゼの言う通りで、三流の吟遊詩人だってもうちょっとマシなものを書くだろう。
「も、もうちょっと話を膨らませよう。書いてもいいこと、何か当たり障りのないことを……」
それは流石にまずい、とカイルがペンを受け取り、紙に向かって自ら書き始める。
「皆何かないか?」
「……王都に行った際は大聖堂を見学したな、それについては書けるが」
ウルザが観光で行った、カイリス神の大聖堂を思い出しながら説明をする。
「アーケンでは意外と屋台が多かったな。土地柄か魔獣を使った料理が多かったのが印象的であったなあ」
ジビエというやつじゃな、とシルドニアが感心した様に語った。
「カランだとチーズが名産品なのよね、リマーゼよりも味が濃かったから、肉料理に合っていたわ」
実際にチーズを使って料理をしたリーゼが、レシピを交えながら説明した。
「…………美人が多いのはやはり王都だな」
無駄に真剣な顔で言うセランだけは無視して、カイルは書きまとめていき、手紙の中身は一応は埋まっていく。
「よし、だいぶ書けたな……後は日持ちする食べ物でもつけて送れば……」
これで問題はないはずだ、とカイルは手紙を見ながら大きくうなずいた。
「確かに内容的には豪華になったが……これではただ観光して名物を食べているだけの報告だがいいのか?」
ほとんど旅行記でしかない手紙に、ウルザが一応の突っ込みを入れるが、カイルはこれが限界とばかりに封をするのだった。
「でも結構いろいろなことあったね……まだ旅に出て二か月なのに」
リーゼが旅を振り返りながら、しんみりとした表情になる。
「お、帰りたくなったのか?」
「違うわよ! リマーゼにいたんじゃ分からないことが、こんなにあるんだって思っただけ」
「まあ確かに……世の中が広いってのは同意だな」
セランも珍しく、少しだけ感傷的な声を出す。
「私も旅慣れているつもりだったが、まだまだだったようだ」
退屈な故郷に飽きて飛び出したウルザではあったが、それでもこの二月は驚くことばかりだったと大きく息を吐いた。
「……皆、ありがとうな。俺に付き合ってくれて」
そんな三人に、この旅のきっかけであるカイルが礼を言う。
「よせやい、別にお前の為だけじゃねえよ」
「そうだよ、わざわざお礼を言うことじゃないって」
「……成り行きとは言え、自分の意思でここにいるのだからな」
三人は笑顔で、そして少しだけ照れたように答える。
「ああ……ならこれからもよろしくな!」
カイルもまた頼りになり、掛け替えのない仲間達に笑顔で返事をした。
「うむ、皆良い経験をしているようで何より。それを糧にしてこれからも成長していくのじゃぞ」
その様子をいつも通りの上からの目線で見つつ、これまたいつも通り菓子をぱくつきながら、満足そうに大きく頷いているシルドニアだった。
※アニメ最終話まで無事放送されました。
自作品がアニメになると言う、とても言葉にできない程の、幸せな経験をさせていただきました。
この経験を今後に活かせていければと思います。
ご覧いただいた皆様、本当にありがとうございました。
鉱山都市カランのジルグス国大使館で、魔族との戦いが終わり皆が思い思いに過ごしている中、リーゼとウルザとシルドニアの三人が集まり、賑やかに何かを書いているようなので、カイルは気になって声を掛けた。
「あ、カイル、丁度良かった。これ見て」
「これって……手紙か?」
リーゼが見せたのは手紙、その下書きのように見えた。
「うん、セライアさん宛に書いてるの」
「母さんに……? 何でまた」
母親の名を出されて、何となくだが嫌な予感がして訝しげな顔になるカイル。
「リマーゼを出発してから二ヶ月経っているんだから、近況報告くらいするの当然でしょ。それに手紙書いてって散々言われてたじゃない」
絶対忘れてたでしょ、と言うリーゼに対し、確かに何度も言われており、書くと約束させられていたことも思い出して、気まずそうになるカイル。
「それを妾達が手伝っていたという訳だ」
えっへん、とばかりに胸をはるシルドニア。ウルザはその隣で苦笑している。
「手紙なんて書いたことなかったから、文面考えてもらってたの……カイルも内容確認して」
「わ、わかった……」
「お、何やってんだ?」
丁度そこに暇を持て余してセランも加わり、わいわいと五人で手紙の内容を吟味することになった。
「えっとね、まずは……サングルド山脈で魔法王の大迷宮を発掘しました」
「ちょっと待ってくれ」
リーゼが文面を読み上げていくと、早速カイルから物言いがつく。
「その発掘だが……どこまで書いた?」
「ちゃんと正確に書いたよ。文字通り山の様な財宝だって」
「魔法王時代の妾の財じゃぞ? 買おうと思えば国の一つや二つ軽く買えるからな」
ふふん、と鼻を鳴らし自慢気なシルドニア。
「すまんがその部分は削除してくれ」
「え~何で?」
せっかく書いたのに、とリーゼが思い切り不満げな声を出す。
「あれは大事な活動資金だからな、派手に使っているのだから当然怪しまれるのは仕方ないが、それでも資金源は秘密にしておきたい」
「でもセライアさんが誰かに言うと思えないけど」
「別に母さんが言いふらすとは思っていないさ。ただ手紙を送る最中に誰かに見られる場合だってある……念のため、そう言った可能性も排除しておきたい」
リーゼは不満そうだったが、カイルの言っていることも理解できるので、渋々と頷いた。
「だがそうなると、その後の買い物も書けなくなるのでは」
ウルザの言う通りで、王都で買った最高品質の装備、大量に買い込んだ魔石や魔法薬についても削らざるを得なかった。
「次は、ミレーナ様の救出劇の部分ね」
「おお、俺がお前たちを逃がすために身体を張ったところだな……『ここは俺に任せて先に行け』なんて我ながらカッコいい台詞だよなあ」
大胆に記憶を捏造しながら、セランが満足そうにうんうんとうなずいている。
「そここそ書けないことの方が多い、勲章をもらったことは書いてもいいが」
カレナス王子による暗殺未遂は、公式には無かったことにされているので、下手なことを手紙に書くわけにはいかなかった。
「ではカランのことはどうするんだ? まさかここの出来事も書けないのか?」
ウルザが不満そうな声を出し、リーゼも同じように口をとがらせる。
協力して魔族のユーリガに勝利したのは二人にとって自信になっており、言いふらすつもりはないが、無かったことにされるのは不満なようだった。
「……すまないが魔族に関しても、外にまだ漏らさない方がいい。帝国大使館で起こった出来事が関連している。ここら辺の外交はジルグス国に、ミレーナ王女にすべて任せているからな」
これに関しても帝国と交渉中のはずなので、それ次第でどうなるか分からない為、やはり外部には漏らさない方がいい。
「ならこの聖剣を手に入れたことも言えないのかよ? 手紙絶対おふくろにも見せるだろうから自慢してやろうと思ったのに」
セランが腰の聖剣ランドを見ながら不満そうに言う。
「それ、あくまで行方不明になっているのが表向きだからな……あまり言いふらすなよ」
交渉でガザスから聖剣を手に入れたカイルが、ため息をついた。
「でもそうなると今書けるのって、リマーゼ出発したあと王女様を助けて勲章をもらいました。今はカランにいます……一行で終わっちゃうよ?」
「…………」
リーゼの言う通りで、三流の吟遊詩人だってもうちょっとマシなものを書くだろう。
「も、もうちょっと話を膨らませよう。書いてもいいこと、何か当たり障りのないことを……」
それは流石にまずい、とカイルがペンを受け取り、紙に向かって自ら書き始める。
「皆何かないか?」
「……王都に行った際は大聖堂を見学したな、それについては書けるが」
ウルザが観光で行った、カイリス神の大聖堂を思い出しながら説明をする。
「アーケンでは意外と屋台が多かったな。土地柄か魔獣を使った料理が多かったのが印象的であったなあ」
ジビエというやつじゃな、とシルドニアが感心した様に語った。
「カランだとチーズが名産品なのよね、リマーゼよりも味が濃かったから、肉料理に合っていたわ」
実際にチーズを使って料理をしたリーゼが、レシピを交えながら説明した。
「…………美人が多いのはやはり王都だな」
無駄に真剣な顔で言うセランだけは無視して、カイルは書きまとめていき、手紙の中身は一応は埋まっていく。
「よし、だいぶ書けたな……後は日持ちする食べ物でもつけて送れば……」
これで問題はないはずだ、とカイルは手紙を見ながら大きくうなずいた。
「確かに内容的には豪華になったが……これではただ観光して名物を食べているだけの報告だがいいのか?」
ほとんど旅行記でしかない手紙に、ウルザが一応の突っ込みを入れるが、カイルはこれが限界とばかりに封をするのだった。
「でも結構いろいろなことあったね……まだ旅に出て二か月なのに」
リーゼが旅を振り返りながら、しんみりとした表情になる。
「お、帰りたくなったのか?」
「違うわよ! リマーゼにいたんじゃ分からないことが、こんなにあるんだって思っただけ」
「まあ確かに……世の中が広いってのは同意だな」
セランも珍しく、少しだけ感傷的な声を出す。
「私も旅慣れているつもりだったが、まだまだだったようだ」
退屈な故郷に飽きて飛び出したウルザではあったが、それでもこの二月は驚くことばかりだったと大きく息を吐いた。
「……皆、ありがとうな。俺に付き合ってくれて」
そんな三人に、この旅のきっかけであるカイルが礼を言う。
「よせやい、別にお前の為だけじゃねえよ」
「そうだよ、わざわざお礼を言うことじゃないって」
「……成り行きとは言え、自分の意思でここにいるのだからな」
三人は笑顔で、そして少しだけ照れたように答える。
「ああ……ならこれからもよろしくな!」
カイルもまた頼りになり、掛け替えのない仲間達に笑顔で返事をした。
「うむ、皆良い経験をしているようで何より。それを糧にしてこれからも成長していくのじゃぞ」
その様子をいつも通りの上からの目線で見つつ、これまたいつも通り菓子をぱくつきながら、満足そうに大きく頷いているシルドニアだった。
※アニメ最終話まで無事放送されました。
自作品がアニメになると言う、とても言葉にできない程の、幸せな経験をさせていただきました。
この経験を今後に活かせていければと思います。
ご覧いただいた皆様、本当にありがとうございました。
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(35件)
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
カイルが強くなればもっと人気が出たと思う。いつも罠とか隠し武器で決着がつくのでヒーローらしくない。自力で勝った気がしない。話としてはとても面白くて最後まで読みました!もっと人気が出ていい作品だと思います。
エピローグがなければ、随分中途半端でしたね。色っぽさは少ないけれど楽しめました。ここまでの文字数と継続能力、凄いです。お疲れ様でした!
登場人物が多すぎてメーラーに書きだめてストーリー整理しました。飛ばされたタイホン国、書く気力がなかったのかなとお察しします。最後はグタグタのカイル、という言葉が作者さん自身グタグタだったのかなぁ?と邪推しました。マイザーと、もっと親友になれるタイミング、呼び捨てしあえる仲になれなかったのは残念です。そうすればジルグスとガルガンも仲良くなりやすかったのに。ヒロインに良い雰囲気で囲まれたのは嬉しかった。ヒロイン達とドロドロな終わりなんて読みたくないので。セランは不器用でしたね、少し残念。