こちら冥府庁現世万取締課です。

彩野遼子

文字の大きさ
2 / 6

第二話 悪食獏と死神(後)

しおりを挟む
――何だ、何なんだ、あいつっ!!

電気すら通っていない廃ビルの中、『男』――アオサカは必死になって燎から逃げまわっていた。

途中何度かポルターガイストでビル内に残されていたソファなどを投げつけたものの、右腕を軽く横一直線に薙ぎ払う燎の動きに合わせその右拳を包んでいる赤々と燃える炎が瞬間的に膨れ上がり、一瞬でそれらを飲み込み灰も残さず燃やし尽くす。

「アオサカさん、落ち着いて下さい。俺はただ貴方を迎えに来ただけだって言ってるじゃないですか。」

そんな普通ならばとてもじゃないができない芸当をさらりとやってのけてた燎が困ったようにその炎を纏った右手を自らの首の後ろにやり、こきりと首を鳴らす。

「――う、うるさいっ!!」

そう怒鳴り返しながらもアオサカは少しでも燎から距離を取るため再び走り始める。
常ならば逃げ惑う若者を自分が追い回しているはずなのに、全く逆の構図にアオサカの心が恐怖で満たされていく。

「っ、何なんだ! あいつは一体なんなんだ!?」

そもそも何故自分の名前を知っている。
現世万取締課とは何だ、何だ、何なのだ!?

ぐるぐると脳内に駆け巡る疑問に答える声は当然ない。
やがて背後の燎から逃げるため上へ上へと階段を駆け上がっていったアオサカの目に見えたのは屋上へと続く扉だった。

「――ッ、外だ!!」

そう呟くと、バンッと音を立て屋上へと続く扉を開け放った。
瞬間、ぶわりと吹いた夜風に思わず交差した腕で顔を庇う。

「……”アオサカ”さんですね。」

夜風に混じって凛とした響きを持つ声変わり前の少年特有の高い声にアオサカがハッと顔をあげれば屋上のほぼ中央。
紺色の夜空に浮かぶ三日月を背に一人の少年が立っていた。
年の頃は十三、四才ぐらいだろうか。
違うのは白のシャツの胸元のモチーフ部分がシルバーレリーフになっている黒のループタイぐらいで後は燎と同じ服装に身を包んだその女性と見間違えるほどの美少年の薄紫色の瞳に見つめられ、アオサカがヒュッと息を飲む。

「…………遅い。」

まるで蛇に睨まれた蛙のように体が硬直し、その場に固まったアオサカの背後に少年――千影がどこか拗ねたような声で告げる。

「仕方ないだろ、予想以上に抵抗されたんだ。」

それに答えたどこか憮然とした響きを含んだ声は先程までアオサカが嫌と言う程聞いていた燎の物だ。
動かない体で視線だけを何とか背後に視線を向ければ、案の定そこにはもう拳に炎を纏っていなかったものの、声同様憮然とした表情を浮かべた燎が立っていた。

「と言うかお前少しは手伝いに来いよ。俺だけ働かせやがって。」

「燎の炎があれば、オレの手伝いなんていらないでしょ? 何度か凄い音したよ?」

「……な、何なんだ。何なんだ、お前ら!!」

前方を千影に、後方を燎に塞がれ逃げ場をなくしたアオサカを挟んだままいっそ和やかに会話する二人へアオサカが震える声で怒鳴り散らす。

それにあれ?と千影が瞳を瞬かせ、燎へと視線を向けた。

「燎、伝えてないの?」

「そんなわけないだろ。きちんと取締課の者だと伝えてある。……まあその後凄まじく逃げられたけどな。」

「あーー……よっぽど燎が怖かったんだ。」

「お前後で絶対泣かすから覚悟してろ。」

「何で!?」

ぽんぽんと会話を交わしながらも燎からアオサカへと視線を移した千影が仕切り直すように一つこほんと咳払いをする。

「先程も燎……じゃなかった。火坂から聞いたと思いますが、オレ達は冥府庁の現世万取締課の者です。ちなみに、俺は夢前千影と言います。”アオサカショウヘイ”さん。お迎えにあがりました。」

「だから!! さっきからお前らが言っているその現世万取締課ってのは何なんだ!! お前ら一体何者なんだ!!」

訳が分からないと喚くアオサカにああ、と一つ千影が頷いた。

「すみません、説明不足でした。現世万取締課は現世において、人外……簡単に言えば妖怪とか悪魔とか付喪神とか、貴方のような幽霊や死者と呼ばれる存在が起こしたトラブル対応専門の課です。”アオサカ”さん、今回オレと火坂は貴方が起こしたトラブルを解決するためにここに来たんです。」

「…………――トラブル……。」

「詳細は俺達の口から言わなくても、ご自分が何よりも分かっている筈です。」

淡々と告げてくる千影に背中に冷たい汗が流れ、思わずごくりと生唾を飲み込んだアオサカに間髪入れずそう返したのは燎だった。
体の大半が黒に染まっているアオサカの姿に燎が瞳を細めさらに続ける。

「アオサカさん。貴方の体がそうなられたのはいつからですか?」

「……え。あ、これはある日急に突然に……しかし、それが何なんだ!」

「……それは、貴方の罪の重さなんです。アオサカさん。」

燎に食って掛かろうとしたアオサカに千影が静かに話しかける。

「……罪の、重さだと?」

「はい。……貴方にそれが現れたのは、生きている人間を手にかけた後からじゃないですか? ――それは、貴方に理不尽に殺された若者達の恨みや憎しみ、恐怖、悲しみ。そんな負の念が貴方の魂にこびりついたものだから。」

「…………なっ――!!」

その言葉に目を見開き絶句したアオサカに千影が瞳を伏せ続ける。

「……いくら彼らに非があるとは言ってもそれが命を奪っていい理由になるはずがない。だからこそ、彼らは思った。『何で自分だけが殺されなくちゃいけないんだ』と。その念が貴方の中に元々ある憎悪と結びついた結果、貴方は自分の行為に歯止めが効かなくなり新たな被害者を次から次へと生み出し続け、またその被害者の念が貴方の魂にこびりつくっていう連鎖に貴方は今陥ってる。……アオサカさん、このままじゃ貴方は自我を失い、悪霊と呼ばれる存在になってしまう。そうなる前に、この負の連鎖を終わらせる必要があります。」

どこか呆然と話を聞いていたアオサカが再び自らの黒く染まった手を見下ろした。

――私が殺した若者達の、私に対する恨みや悲しみの念がこびりついた……。

じっと手を見つめていると被害者達の最期の声が耳に蘇ってくる。

その「黒」がどす黒い血に見えたのは錯覚だろうか。

――ああ、私は。私は……っ!!

「……私は、どうすれば良かったんだろうか。ただ、静かに……っ、静かに、眠っていただけだったのに……っ!」

「……アオサカさん。貴方はもう気が付いていた筈だ。ここでは静かに眠る事などできないと。その時点で、貴方はこの世にきちんと別れを告げ、あの世へいくべきだった。そうすれば、少なくともこんな結末にはならずに済んだはずだ。」

そう静かに告げる燎の言葉に両手を顔で覆いその場に膝から崩れ落ちた。

ああ、そうか。そうだったんだ。私がしなくてはいけなかった事は若者達を追い返す事じゃなく。

――未練たらしくこのビルにしがみつくのを止め、あの世へと旅立つ事だったんだ。

「…………私は、地獄に落ちるんですか?」

諦観したような表情を浮かべ、静かな声で尋ねてくるアオサカに千影と燎が小さく息を付く。

「……それを決めるのは俺達ではありません。アオサカさん、貴方にはこれから冥府、つまりあの世へと行き閻魔大王を始めとする十王による裁判を受けて貰う事になります。裁判では貴方の事情も考慮されるとは思います。――しかし、貴方の罪は決して許されるものじゃない。」

「…………ええ、分かっています。私は取り返しのつかない事をしてしまった。今なら分かる。何故、あんな……あんな事をっ……!」

わっと声をあげアオサカがその場に蹲った。
しばらくその場に響き続けたアオサカの嗚咽がやがてすすり泣くようなものへと変わっていく。

「……アオサカさん、そろそろ。」

燎がアオサカへと歩み寄った瞬間、ぶわりと濃くなった匂いに千影がハッとして伏せていた顔を上げ、鋭く叫ぶ。

「燎っ!! 待って!!」

≪――――どうして?≫

それは突如として響いた第三者の声だった。

ザザッ、ザザッとまるでラジオのチューニングが合わない時のような雑音混じりの聞き取りづらい幾人かの声が混じりあった耳障りなそれは、明らかに蹲ったまま顔をあげようとしないアオサカから聞こえてきたもので、アオサカの少し手前で止まった燎が目を見開いた。

「――おい、まさか……っ!!」

「うん!! 『呑まれた』!!」

千影が頷き短く答えた次の刹那、アオサカが上から糸で引っ張られたかのような不自然な体勢で立ち上がった。
その体の大半を侵食していた黒がざわりざわりと動き、さらにその範囲を広げていく。

≪どうして?≫
≪何で?≫
≪何で俺が、僕が、私が死ななくちゃいけないの?≫
≪僕が、俺が、私が、何をしたって言うの?≫
≪何で、何で、何で――――!!≫

うわん、と大音量で響く『声』に千影と燎が思い切り顔を顰めた。

「――チッ。こうなると連れていくどころか討伐対象だ。どうする、千影。」

その言葉と共に燎の軽く引かれた拳が再び炎を纏う。
それを見た千影が足を半歩分横に開く。

「……『呑まれて』から時間が経ってない今ならまだ間に合う。――『食べる』から燎は離れてて。」

「オイッ!!」

瞬間鋭い目付きで自分を見る燎に大丈夫だってと千影が不敵に笑う。

「――むしろ、オレにとってはありがたい話なんだから。正直さっきからこんな美味しそうな匂い嗅いでたから、お腹が減って堪らないんだよね。」

ぺろっと自らの唇を舌で舐めた千影を見て燎が自らの腕に纏わせた炎を消し、はぁーーっと大きく嘆息する。

「……この万年欠食児が。……好きにしろ。」

「……ん、ありがと。」

そして改めてアオサカへ向き直るとふらり、ふらりとすでに意識がないように見えるアオサカが大きく揺れながら歩き出した。

「――アオサカさん。獏ってご存知ですか?」

その様子を見ながら千影がとんっと自らの足元にある自らの影を蹴ると、その影が不自然に大きく膨らみ、広がった。

「悪夢を食べると言われている中国の妖怪です。オレはその獏なんです。ただ……――オレが食べるのは悪夢じゃない。」

ぐんぐんと広がる影が相手へと届いた瞬間、そのアオサカの踏み出した片足が千影の影にずぶりと沈む。

「――オレが食べるのは負の念や負の思いのような『負の感情』。オレにとってその『負の感情』に呑まれた今の貴方はかなりの御馳走なんです。……つまり、何が言いたいかって言うと。」

身動ぎ一つせずずぶずぶと影に沈んでいくアオサカを見て千影はその妖しく光る薄紫色の瞳を細めた。

「――――『いただきます。』」






「……はい。はい、捕縛完了しました。ええ、一時はやばかったですが千影……夢前のおかげで何とか。はい、今から戻ります。」

今夜の出来事を静かに見ていた三日月がそろそろ真上に到達する。
白目を剥き気を失っているアオサカの体には先程まで彼の体を覆いつくしていた黒はすでにどこにもなく、その襟首を掴んだままスマフォの通話を切った燎が小さく息を付く。

その場にぺたりと腰を下ろし三日月を見上げていたオレは燎へと振り返りそのままへらりと笑いかけた。

「あ、終わった? 課長何だって?」

「『討伐ではなく、捕縛で済んだなら特に言う事はない。』とさ。……お咎めがなくて良かったな。『悪食獏』さん?」

それはここに入る前、オレが燎の種族名を呼んだ時と全く同じ響きを持っていて軽く肩を竦める。

「当然。おれが食べれるのはあくまで『負の感情』で、その他の感情や亡者自体は食べれないんだから。ただ『負の感情』であっても根こそぎ食べちゃまずいから、その辺りは勿論セーブしてるけど。」

「ハイハイ、エライエライ。」

「何その棒読み!!」

後ろに(棒)でも付けられそうな程完璧な棒読みで答えられ思わず突っ込めば真剣な顔をした燎がオレの顔を探るようにじっと見つめてきた。

……あ、やばい。

「あ、え、えっと、燎、そろそろ帰ろっか? アオサカ引き渡さないとだし。」

「……ああ、そうだな。」

そう言いながらもアオサカの襟首から手を離した燎がオレへと近付いてくる。

「……か、燎……?」

「……千影。」

ぐいっと腕を引かれ立ち上がれば、力の入らない体はぽすりと簡単に燎の腕の中に納まった。

「…………あ。」

「――やっぱり無理してたな。確かにお前は『負の感情』を食べる事ができる獏だが、『負の感情』ってのは陰陽で言えば当然『陰』だ。その比重は悪夢の比じゃない。そんなもの大量に体内に取り入れれば、いくらお前でも消化不良を起こすって散々言われてるだろうが。大体セーブしてるって言ったって、立ち上がれなくなる程食うなよ。」

背中を支える燎の掌から伝わってくる温もりの心地よさにさらに体の力が抜けそうになりながら、ごめん、と眉を下げる。

「今回はアオサカだけじゃなくて、被害者九人分のもあったからさすがに多いかなとは思ったんだけど。でも、少なくてもこびりついていた『負の感情』は食べないとアオサカは悪霊になってたから……。」

「……ったく。ほら、余計な分消してやるから顔あげろ。」

いつの間にか背中から腰へと移動していた燎の手にぐいっと腰を引き寄せられる。
ハッと顔をあげれば鼻と鼻がぶつかりそうな距離に真剣な表情をした彼の顔があった。

「……ま、待って! だ、大丈夫! そこまでしなくて大丈夫だから!!」

さらに顔を寄せてくる燎の顔に慌てて手を置きぐいぐいと押し返すと掌の真ん中をベロリと燎の舌が舐めあげた。

「ヒィャああ!?」

思わず悲鳴をあげると同時に明らかに軽くなった体にちらりと相手を見上げれはすぅっと瞳を細めた燎がオレの手を掴み彼の顔から外させる。

「今ので楽になった奴が何言ってる。ほら、大人しくしてろ。」

「……ッ……せめて、おでこか、ほっぺで……!」

「それだと、不十分だって言ってんだろ。――いい加減観念しろ、千影。」

再び近付いてくる顔に未練がましくいえばバッサリと切り捨てられ後頭部に手を添えられた。

あ、と思った時には弾力のある温かなものを唇に押し当てられ、びくりと体が震える。

唇を通し燎の力が流し込まれると、明らかに楽になっていく体を恨めしく思いながらも瞳を閉じる。

……こんな事してるけど燎とオレは恋人同士だとかそういうのでは全くない。

燎が言ったように一気に大量の『負の感情』――陰の気を取り入れるとオレの体は消化不良を起こす。
だから、余分な陰の気を炎という陽の気をその身に宿す燎の力をオレの中に直接流し込む事で消し去るための行為がこれだった。
本当は触れてもらうだけで十分な筈なのに、それだと時間がかかるからと燎が言い出して以来ずっとこの方法だ。

……だからこれは、めちゃくちゃ強力な胃薬を飲まされているようなものであって、そういうんじゃない。

やがて唇を離され瞳を開ければぽんぽんと腰を叩かれる。

「――どうだ? 少しは楽になったか?」

「…………お陰様で。……あ、ありがとう。」

未だ唇が触れ合いそうな距離で話しかけられるのが気まずくて少しだけ顔を俯かせて答えると、ふわりといとも簡単に子どもを抱き上げる時のような縦抱きで抱き上げられる。

「えっ!? か、燎っ!!?」

「まだ顔色あまり良くないぞ。運んでやるから暴れるなよ。」

いきなり数十センチ高くなった視界と不安定な体勢に慌てて彼の肩を掴みバランスを取りながら相手を見遣れば平然とした声が耳朶を打つ。

「……う、うん。」

小さく頷けば片手でオレを抱え直した燎が未だ気を失っているアオサカの元へ戻り、改めて襟首を掴むとずるずると引きずりながら歩き出した。

……何はともあれ、これで今回の任務は完了だ。
オレは小さく息を吐き出すと、すぐ側にある燎の頭頂部を見つめる。

「……ねえ燎。あっち帰ったら夜辻軒よつじけんのパフェ食べたい。新作のバケツパフェが美味しいって評判だから。」

「……おい、まだ食うのか。」

「甘いものは別腹に決まってんじゃん。それに燎だってあそこのオムライス好きでしょ? 食べに行こうよ。」

「……課長に報告が済んだらな。」

「――やった。」

ため息交じりに返された言葉に小さく笑い、オレは心地いい振動に身を任せ瞳を閉じた。


そんなこんなで、これがオレ達冥府庁現世万取締課の非日常な日常なのだ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

同居人の距離感がなんかおかしい

さくら優
BL
ひょんなことから会社の同期の家に居候することになった昂輝。でも待って!こいつなんか、距離感がおかしい!

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

同僚に密室に連れ込まれてイケナイ状況です

暗黒神ゼブラ
BL
今日僕は同僚にごはんに誘われました

側妻になった男の僕。

selen
BL
国王と平民による禁断の主従らぶ。。を書くつもりです(⌒▽⌒)よかったらみてね☆☆

敵国の将軍×見捨てられた王子

モカ
BL
敵国の将軍×見捨てられた王子

【8話完結】帰ってきた勇者様が褒美に私を所望している件について。

キノア9g
BL
異世界召喚されたのは、 ブラック企業で心身ボロボロになった陰キャ勇者。 国王が用意した褒美は、金、地位、そして姫との結婚―― だが、彼が望んだのは「何の能力もない第三王子」だった。 顔だけ王子と蔑まれ、周囲から期待されなかったリュシアン。 過労で倒れた勇者に、ただ優しく手を伸ばしただけの彼は、 気づかぬうちに勇者の心を奪っていた。 「それでも俺は、あなたがいいんです」 だけど――勇者は彼を「姫」だと誤解していた。 切なさとすれ違い、 それでも惹かれ合う二人の、 優しくて不器用な恋の物語。 全8話。

長年の恋に終止符を

mahiro
BL
あの人が大の女好きであることは有名です。 そんな人に恋をしてしまった私は何と哀れなことでしょうか。 男性など眼中になく、女性がいればすぐにでも口説く。 それがあの人のモットーというやつでしょう。 どれだけあの人を思っても、無駄だと分かっていながらなかなか終止符を打てない私についにチャンスがやってきました。 これで終らせることが出来る、そう思っていました。

寂しいを分け与えた

こじらせた処女
BL
 いつものように家に帰ったら、母さんが居なかった。最初は何か厄介ごとに巻き込まれたのかと思ったが、部屋が荒れた形跡もないからそうではないらしい。米も、味噌も、指輪も着物も全部が綺麗になくなっていて、代わりに手紙が置いてあった。  昔の恋人が帰ってきた、だからその人の故郷に行く、と。いくらガキの俺でも分かる。俺は捨てられたってことだ。

処理中です...