元王宮魔導士は異世界の魔王様に日々溺愛され過ぎている

彩野遼子

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第三話

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「――ではヤシャル。後は任せたぞ。」

「はっ。」

最後にヤシャルさんにそう声をかけた陛下に横抱きにされ、懲罰室から連れ出された先。

左右対称に豪華な装飾が施された扉と窓が並んだアーチを思い切り引き伸ばしたかまぼこのような形の真っ白な壁と赤い絨毯の床、頭上にはシャンデリアが取り付けられたまさにTHE城といった景観の広い廊下を何度か曲がり、階段を登った奥にある陛下の寝室だという部屋は国王に相応しくとてつもなく絢爛豪華だった。

広さはおよそ百平米程。
落ち着いた色合いの青地に銀で模様が描かれた壁に高い天井には廊下同様シャンデリアが付けられ、至るところにそれこそレヴォクロアス国王族の執務室や寝室ぐらいでしか見たことがないような豪華な調度品の数々が置かれている。
バルコニーに出るための大きなドアを通りすぎた部屋の一番奥には天蓋付きのキングサイズがあり、そこに横たわらされると同時に体に巻き付けられていた外套が陛下の手によって外され再び一糸纏わない姿になると一気に羞恥でかあああ、と顔が熱くなっていく。

「……陛下。……あの、やっぱり、その、どっかトイレとかでも貸して頂ければ自分で処理しますから。」

そんな段階になっても未だ踏ん切りが付かなくてここに来る最中散々繰り返した言葉を再び口にすると無造作にジャケットと中に着ていたシャツを脱ぎ捨て、その引き締まった上半身を惜しげもなく晒した陛下から返ってきたのはこれまた何度目かか分からない「駄目だ」の一言だけだった。

「先程も言ったように燐光を浴びていた時間こそ短かったものの貴方の体には未だ『アレシュヴェーネ』の影響が色濃くでているだろう。それにあの陣で無理に過敏にさせられた性的興奮はある程度発散しないと治まらない。陣の中でなければ発散する度に感度が上がるという事もないが、ヤシャルがきた時点で足腰も立たず全身に力が入らない今の貴方の状態では満足に発散も出来ないだろう。……イキたいんだろう? 意地を張るな、ラニ。」

「……ッ……。」

思い切り痛いところを突かれぐっと黙り込むと、キシッ……と微かな音を立てベッドに上がりおれに覆い被さる形で四つん這いになりおれの頭の脇に両腕を付いた彼に、う~~……と呻き声をあげる。

実際それはその通りで。

あの後、陛下のキスで完全にどうしようもない体の疼きがぶり返してしまい彼の胸元にしがみついたまま声も出せなくなったおれに変わり部屋に飛び込んできたヤシャルさんに経緯を説明してくれたのは陛下だった。



「まずは客人に使用された『アレシュヴェーネ』の効果を消すのが先決だ。そこで伸びているキアルの処分は後々下すものとする。手当が終了次第拘束し独房室に入れておけ。」

「はい、陛下。」

「今日はもう夜も遅い。そこまでの処置が完了したら奴への尋問は明日にしてお前も休んでくれ。それから奴がその最中に意識を取り戻したら伝言を。……『尋問への返答次第では、魂の一片すら残さず燃やし尽くすと心得ろ』と。」

そう言い放った陛下の声音はまるで氷のように冷たくて。

体の熱も忘れてハッと顔をあげれば、その声音同様何の感情も浮かべずただ冷え冷えとした新月の夜のようにどこまでも深い闇のような瞳の彼に息を飲む。
見ればそれはヤシャルさんは微かに目を瞠っただけで、すぐに畏まりました、と固い声音で頷いた頭を垂れ跪いた。
そのやりとりからしても、これがこの国――オルシュヴァルツの「日常」なのだろうとは判断できた。

けど…………。

歴史も政策も、内情さえ分からない国の在り方に口を出すのはご法度だと分かってるけどおれのせいでこんな事を陛下に言わせたくなくて、お待ち下さいと息も絶え絶えになり陛下の胸元の服を引くと怪訝な表情を浮かべた彼と目が合った。

「……――ラニ殿?」

「陛下、ッ確かにキアル殿の行動は決して容認すべきものではありません。もしこれが国の要人に対して、まして異性相手に行われていたなら私が仕えていたレヴォクロアスでも極刑は免れない大罪です。しかし、私はいまやそう言うしがらみから解き放たれたただの一般人であり、ましてや男です。それに行為も、その……挿られた訳ではないですし。ですから、その……。この国の法律も知らぬ身で浅はかなのは承知な上で言いますが、どうか恩情を。私は彼の命が消える事を望みません。」

体の中を駆け巡る熱でぐらぐらする視界の中必死に言葉を紡ぎ頼み込むと苦々しく眉を寄せた陛下に顎を掴まれ、少し乱暴に唇を重ねられる。

「……ン!!? んッ、ンッ、ひアッ、アア、ッ――――!!」

さらに間髪いれずぐりっと股間を膝で抉られ、ともすれば達してしまいそうな程強い刺激にがくがくと体を震わせ悲鳴をあげそれに耐えるために彼の胸元の服を握りしめると唇を離した陛下に痛いくらい強く抱き締められた。

「……ッァ、ッ、へ……かッ?」

「……貴方は、貴方の体を好き勝手にした相手を俺に許せと言うのかッ……。ッ、殺すな、と。ッ、 俺がッ!!!! ……俺が貴方を慕っている事は奴から聞いたんだろう?!」

激しい怒りを滲ませながらもさらに強くおれを抱き締め押し殺した声で話す陛下にそう言えばそんな事言ってたな……とぼんやり考えながらもそっと彼の背中に腕を回しぽんぽんと撫でる。

「や……、何も、無罪放免にしろと言ってるんじゃないですッ。おれだって、初対面の男に拘束された挙げ句催淫魔法まで使われてべたべた触られて悦ぶような趣味持ち合わせていませ……ん。機会があれば一発ぐらいぶん殴りたいところですし、殺すなと言ったのも別にキアルの事を慮ったわけではなくて。……おれはおれを想ってくれる方が、おれのせいでその手を汚すのが嫌なだけなんです。ッ、そんなの、っそれだけは絶対にいやだ。だからッ。でも、これはおれの我が儘だから、だから……。」

「――ラニ!!」

そう話しているうちにもぐるぐると体の中を渦巻く熱はどんどん昂るばかりでもうどうしようもなくなって、がくんと膝から力が抜けた体を陛下にしっかりと支えられ、それさえも快感となる体にじわりと視界に水の膜が張る。

「ッ……もうやだッ……。も、イキたッ……ッ!」

「……ッラニ。」

いっそ自分で扱いてしまえば楽になるのは分かってるけどさすがにこの場でそれは出来ないとなけなしの理性で踏み留まるものの、頭の中にはもうそれしかなくて自分が何を言ってるのかさえよく分からないまま目の前の陛下にすがりつくと、それまで黙ってやりとりを見ていたヤシャルさんが口を開いた。

「……陛下、今は議論をしている場合ではないでしょう。ラニ殿の体はもう限界だ。後は私がやっておきます。陛下のお部屋付近の人払いについても手配してしておきますのでどうか急いで差し上げて下さい。」

「……ッああ。」



……とそんな経緯を経てここに連れてこられてる訳なので弁解の余地もない。

……ないんだけど……。

「……だって。……こんな流れで陛下と関係を持つのは……。」

「――ディルだ。」

「……え。」

この部屋に来るまでに少しだけ体の熱が落ち着いた事もあり、ぼそぼそと言えば間髪入れずに返され顔をあげれば鼻先が付く程の至近距離に陛下の顔があって、その優しく細められた群青色の瞳が真っ直ぐにおれの瞳を見つめていた。

「ディル・オルシュヴァルツ。それが俺の名だ。これからはそう呼べ。」

「……え、でもさすがに一国の王を家臣でも何でもない奴が名前呼びは流石に問題なんじゃ……。」

「何を言っている。俺が良いと言っている事に文句を言う奴等いない。ほら、言ってみろ。ラニ。」

「……ンッ……ッ!」

さらに促すように親指で唇を擦られ、その刺激にぞくんと体に走った甘い痺れを感じながらもこれ以上のやりとりは不毛な気がして少しだけ躊躇した後、ディル、と囁けば嬉しそうに笑った彼の唇が再びおれのに重ねられた。
もう幾度目かになるそれはやっぱり全然嫌な気持ちにはならないどころか、もっとして欲しいとさえ感じてしまうもので。
重なっただけで離れていく唇をなんとなく目で追うと小さく笑った陛下によって今度は額に唇が押し当てられる。

「それと、俺もこの流れは本意ではない。だから今回は貴方の昂りが納まるまで精を吐き出させるだけだ。それ以上の事はしないから安心しろ。……もし貴方に触れられるのなら、きちんと説明をし承諾を得た上で。俺の手で快感を引き出し溺れさせドロドロに溶かしたいとこの十五年ずっと願っていたからな。」

「……ッ……それなら、まあ……。って今さらりと凄い事言いませんでした……ッンん!」

あっさりと返された内容の後半が不穏過ぎて聞き返せばそうか?と軽く流された上でまた唇を重ねられ小さく体が反応する。

「……ッあ、ッへ……ディルッ、待って、アあ! ッや、ッぅ、あ、ヤあア――――ッ!」

チュクと音を立て一度軽く吸われただけですぐに離れていった唇が首筋から鎖骨へとなぞるように下ろされ、すでに固く尖りきったままの左の胸の粒をねっとりと舌で舐められただけでびりびりとした刺激に体が跳ね、まだ触れられてすらいない自分でも見たことがないくらい固くそそり勃った自身から少量の白濁が噴き出した。

……ッ嘘、おれこれだけで……!

「ああ、これだけの刺激で軽くイったか。可愛いな、ラニ。」

「ヒ、アぁッ!!」

いくら限界だとは言えさすがに胸を舐められただけでイくとは考えてなくて動揺するおれに構わず、そう笑うディルにぱくりと粒を口に含まれると熱い舌で舐め回される。

「ッ! あ、ッ、駄目、ッイッく、イッちゃうッ……! あ、ア、ッ、ンん――――!」

それだけでも凄まじい快感なのにスルリとおれの肌を滑るように下ろされた彼の左手の人差し指でお腹に付くくらい反っている自身の根本から先端へとつ、と撫で上げられ、先端の窪みに爪を立てられた瞬間全身が強張り呆気ないくらい簡単に絶頂を迎えた。

「ッあ、ア、うそ、ッヤ、ディルッ! だめ、ン、ッ! あッ……! ヒ、アああっ!!」

チカチカと目の前に星が瞬く程の快感に咄嗟にシーツを握りしめると間髪入れず陛下の手がまだ固く反り立ったままの自身を包むように軽く握り、その幹にさらに今しがた出したばかりの白濁を塗り込むようにきちゅきちゅと手を上下に動かされただけで二度目の絶頂を迎える。
それでも彼の手は全く止まらなくて先端からはピュ、ピュと白濁が少量溢れそれすらもぬとぬとと塗り込まれ腰が戦慄いた。

「ッあ、アッ! ッひ、ア、や、ッァ――――!!」

さらに口に含まれたままの粒をかりかりと噛まれ、ダイレクトに腰に来る甘い刺激にまたしても先端から白濁が噴き出し、流石に三回連続での絶頂に体がくたっと弛緩する。

肩で息を繰り返していると粒から口を離したディルにラニ、と呼び掛けられ無意識に閉じていた瞳を開けたタイミングで唇を重ねられる。

「……ッん、ふぅ、ウッ、ア、んッ、ッあ、ッ……!」

息継ぎのため微かに開いていた唇の隙間から流し込まれた舌に舌を絡め取られ、その根本から吸われるだけで肩が跳ねるのにさらに手の動きまで再開され、休むことなく与えられ続ける快感と少しの酸欠でじわりと瞳に張った水の膜が揺らぐ。

「~~~~ッ!!」

さらにシーツから手を離した代わりにディルの首に腕を回すと同時に先端の窪みをぐりぐりと抉られた刺激でまたしても白濁を吐き出すと、ディルの手の動きが少しだけ緩やかになり唇をそっと離された。

「……まだまだ固いな。ラニ、少し休むか?」

優しい声音が耳朶を打ち、目尻に溜まった涙を親指で拭われながらも小さく首を振り彼の首に回した腕に少しだけ力を込める。

「だ、いじょ……ぶッ。大丈夫だから、ッ、その……ディル、もっと、キスして……。ッ、ディルにキスされるの、気持ちよくて……ッおれキスでこんなに気持ちよくなったの初めてだから、ッン!」

間違っても今日出会ったばかりの、恋仲ですらない相手に言う事ではないとは思うものの、交わされる度に与えられる溶けそうな甘く痺れは癖になりそうで小さく強請れば僅かに瞳を瞬かせた陛下にぐっと体重をかけられ、ベッドに強く押し付けられた状態でかれの形の良いそれがおれへの唇を押し付けられた。

「ふ、ッあ……ッん、ンッ……ふァ……!」

ベッドと陛下の間に挟まれ十分な身動ぎもできないまま上顎のザラザラした部分に執拗なまでに舐め回されびくびくと体が震えるのが止められない。
さらに時折絡められる舌を伝わり溜まる二人分の唾液を飲み込む度すでに燃えるように熱い体の奥にさらに熱が灯るような気がしてすりっと体をすり寄せると、息継ぎのため僅かに唇を離した陛下にこつんと額を合わせられた。

「……ラニ、あまり煽ってくれるな。これだけ密着していれば分かるだろうが俺としても貴方にむしゃぶりつきたいのを抑えるので精一杯なんだ。……本当は先程己で言った事も忘れて、貴方の奥の奥まで、俺で一杯にしてしまいたい。……貴方のナカに俺の子種を注ぎ込み、貴方の意思も何かもを無視してでもラニ、今すぐに貴方を俺のものにしてしまいたいんだ。」

「……ディル……。」

ぐっとおれの腹に彼の股間が押し付けられスラックスの上からでも分かる程に固く勃ちあがっている彼自身と明らかな欲情の色を乗せた瞳で囁かれ、どう答えて良いか分からず瞳を伏せる。
今ここで互いの体の熱に任せてしまうのは簡単だけど、それが『流されるような形で関係を持ちたくない』というおれの身勝手な意見を受け入れ、それでもおれを想ってくれているのが痛いくらい伝わってくるディルを傷付ける行為でしかない事は分かってる。

彼の想いに応えられる覚悟も何もない癖に下手な事は言いたくない。
でも……。

「――ラニ。」

そこまで考えたところで名を呼ばれ顔を上げると眉を下げたディルにすまない、と謝られた。

「……ディル?」

「いや、流石に早急過ぎた。どうやら貴方に再び会えた事に自分で思っている以上に舞い上がっているようだ。ただこれだけは覚えておいてくれ。もう知られてしまったと思うが、俺は貴方に惚れている。勿論性的な対象として。……オルシュヴェルツは勿論エオシャニムの大半の国や地域において同性同士で恋愛関係になると言うのは特段珍しい事ではないとは言え、この気持ちに気が付いた時は悩みもしたが貴方と再会した事で改めて実感した。――好きだ、ラニ。」

「……ッ!」

柔らかく瞳を細めたディルのどこまでも真摯な声音で言われた言葉に目を見開く。

あまりにもストレートすぎるそれが心に染み渡り、じわじわと頬が熱くなるのを感じながらも言葉が声にならずはくはくと陸に上がった魚のように喘ぎ、あ、とかう、とかの母音しか話せなくなったおれの顔を見て小さく噴き出した陛下にチュッと音を立てて唇を吸われた。

「……今は貴方のそんな顔が見れただけで十分だ。さて、話が長くなったが貴方の体の熱はまだ冷めてはいない。――続きといこう、ラニ。……貴方をどろどろにとろかして、快楽に溺れさせて。――精巣が空になるまで搾り取ってやろう。」

「……ッ……ディル……。」

耳元で囁かれたそれはどこかで聞いたような響きだったけど、あの時と違って嫌悪感や拒絶感や……恐怖さえも微塵も感じなくて。
ぞくぞくとした甘い刺激を感じ体が震え、目の前の彼にしがみつくのでその時のおれにはいっぱいいっぱいだった。
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