29 / 58
追放サイド ストーリー11
しおりを挟む真斗がまるで自分のことように自慢するおそらくアバターがエルフの女だからいい顔してるんだろ ホントに女には見境ねぇなコイツ・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
「直樹!そろそろ順番回ってくるぞ!」
「そんなデケェ声出さなくても分かってる!!今度はちゃんと援護しろよ?」
「分かってるって!今回は探索職の人がパーティーにいるんだから大丈夫だろ!」
この”探求者”(シーカー)の女は本当に大丈夫なのか?まぁいい、面倒なことはコイツに任せて今度こそあのイカれたモンスターをぶっ殺してやる!!
「おお!松明あるとだいぶ違うな!これなら存分に援護射撃出来るぞ!今回は沙羅もいるし大丈夫そうだな!」
「このダンジョンは24時間毎に構造やギミックがランダムに変わるらしくてまだ攻略法が確立されてないんですよね それに情報がかなり規制されてるようで攻略サイトにも載ってないんですよね」
「ヘェ~君は結構このゲームやってる感じなの?俺らそんなこと全然知らないで入っちゃってさ~酷い目にあったんだよね~」
「このゲームは結構前からやってますけどこんなダンジョンは見たことないですね 噂のモンスターなら私も何度か遭遇しましたよ・・・生き残ったことはありませんけど・・・」
「おい!グダグダ喋ってないで探知スキルを使ってくれないか?そろそろモンスターが出てきてもおかしくない頃合いだろ!」
「あっ!ご、ごめんなさいすぐにサーチしますね
”存在探索”(エネミー・サーチ)!
“罠探索”(トラップ・サーチ)!
反応はありませんね・・・」
「おいアンタ!
“仕掛け解除”(ギミック・アウト)
とかは使えないのか?」
「一応使えますけどこのダンジョンはルートを把握する魔法や仕掛けを解除する魔法は無効化されるみたいなんですよね・・・知り合いに凄腕の“探求者”(シーカー)がいてその人でも解除出来なかったらしいので確かな情報です」
クソッ!ホントに厄介なダンジョンだな・・・異常なステータスを持つモンスターに24時間ごとに変わる構造 挙げ句の果てには異常な暗さ これはワールド・エネミーがいるって噂も真実味を帯びてきたな。
ここを俺が攻略すればワールド・エネミーが居ようがいまいがどのみち賞賛を浴びる事になる!!俺の強さが知れ渡る!!
クックッ!たまんねぇなこの女は用済みになったら適当に追い出せばアイテムも独り占めだ!!
「あっ!そこに罠があるので気を付けてください!その罠は引っかかるとモンスターが天井から落ちて来ますから・・・」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
364
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる