【闇魔法戦士】とかいう最弱職の俺、今までずっと【追放】されてきたけど最弱職を極めて【ソロ最強】になったので幸せになってみようと思います!

jester

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第20話 下級アイテムの効果

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「は、早くしないとヴァルディさんが全部倒しちゃいますよ!?」

「・・・援護する・・・“氷棘”(アイス・スパイク)!」

 どうやらルルが魔法を唱えたようだ 渡したマジックアイテムは魔法威力上昇と消費MP減少の効果を持つ物だ。

「!・・・氷のつぶてが・・・いつもより・・・大きい・・・?」

 ”パキン!!”  “キャウ!?”

「倒した・・・?一撃で・・・?全然疲労感がない・・・」

 ルルが巨大な氷塊を生成し狼に命中させると胴体を貫き狼は生き絶えた、追尾系の魔法じゃ無いのに動き回る狼に命中させるとは・・・技術はかなり高いな。

「ルル!凄いじゃないか!わ、私も!ハァッ!!」

 ”ドッ!!”   ”ギャウッ!!”

「すごい・・・力が何倍にもなったみたいです!!」

「いいぞ その調子で残りの皆も試してみてくれ」

 リゼは両手剣なので攻撃力強化と防御力上昇のマジックアイテム

 ノワルは弓なので命中率上昇と回避率上昇

 アルクは攻撃力上昇と攻撃速度上昇

 クレアは防御力上昇と移動速度上昇

 それぞれ強化された能力を使い30分ほどで狼の群れを倒してしまった、見たところ連携は取れているが各自の能力が劣っていたのが今までモンスターを倒せなかった原因だろう。

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ 倒したか?」

「つ、疲れた・・・」

「“存在探索”(エネミー・サーチ) まだ一匹残っているようだ、おそらく群れのリーダーだ、こちらに向かっている」

 ギリギリ“怨嗟の声”(ヘイト・グラッジ)の範囲外にいたらしいな、高みの見物をして獲物が弱るのを待っていたのか・・・。

“ガルルルルッ!”

「もう一息だ、アレを倒せば依頼達成だぞ?」

「「「「「!!!」」」」」

「皆!最後にもう一息頑張るぞ!!ヴァルディ殿の言う通りアレを倒せば依頼達成だ!!」

「ボク達が初めて討伐依頼を・・・頑張りましょう!!」

「頑張る・・・」

「頑張りましょう!!」

「これで私達も一端の冒険者ニャ!!」

「ノワル!!油断するな!そういう事は奴を倒してから言え!!」

「リゼはこんな時までお堅いニャ・・・だから男の一人も出来ないんだニャ・・・」

「・・・後で覚えていろ」

「君達には悪いが私は今回、手を出さない」

「この狼は今の君達5人と同じぐらいの実力だろう、それに同等の相手と戦える機会は多くない」

「勝手な事を言うようだが、この依頼が君達の成功経験になるようにと考えた結果だ」

「わ、分かりました!やって・・・いや!必ず勝って見せます!!」

「ああ、応援しているよ」

「皆行くぞ!ノワルは木の上から狙撃!アルクは私と一緒に戦え!クレアはルルの護衛!ルルは遠距離から隙をみて援護を頼む!」

 この子達には成功経験が少ない だがここで自分達の力だけで勝って成功すれば自信が付く、そうすれば強大な敵と出会った時にその経験が少なからず背中を押してくれる筈だ。

 俺が簡単に倒してしまうと俺がいない状況に陥った時にボロが出るからな。

「グウッッ!アルク!!足止めを頼む!」

「は、はい!“防御力上昇”(プロテクション)!クッ!!」

「ノワル!ルル!」

「“強射撃”(ハード・ショット)!」

「“氷棘”(アイス・スパイク)!」

“グルルルァァア!!”

 狼は矢と魔法をまともに喰らうが防御力が高いのかダメージはそこそこと言ったところだ。

 魔法は撃ててあと1発、矢は5本程度しか無い、援護はもう期待できないと言ってもいいが・・・ここからどうするのか気になる。

「ノワル!ルル!今から私とアルクで狼の動きを一瞬止める!その隙に目一杯攻撃しろ!!!」

「分かったニャ!!」

「ハァ・・・ハァ・・・了解・・・」

 シンプルな作戦ながらスキルも状態異常攻撃も無い状況ではかなり理にかなったものだ。

 この状況で魔法は切り札・・・狼型モンスターの厄介なところである脚をいかに止め魔法をぶつけられるかが勝負の肝、多少のリスクを承知で足止めするのは素晴らしい判断だ。

「グウッッ~!!!!今だ!!やれ!!」

「ノワルさん!!!ルルさん!!!お願いします!!!」

「“強射撃”(ハード・ショット)!!」

「“氷棘”(アイス・スパイク)!!」

 “ギャウッッ・・ガ・・・・”

「や、やったのか?」

「やった・・・やりましたよ!!!」

「ほ、本当にやったのかニャ?」

「・・・死んでる」

「や、やりました!!ヴァルディさん!!!私の役目は無かったですけど・・・」

「おめでとう、見事な連携だったよ クレア殿も心配することは無い、君の本領が発揮されるのはダンジョンや迷宮だ、それに後衛の護衛も立派な役目だろう?」

「ヴァルディさん・・・はい!確かにそうですね!!皆さんがご無事で良かったです!」

 それにしても連携か・・・ソロプレイヤーの俺には無いものだ、俺もこの子達から学ぶことがあるかもしれないな。

 当面の目標はこの子達が強くなれるようにサポートすることになりそうだ、俺が教えれば新たなスキルや補助魔法も使えるようになるかもしれない、この世界でのスキル・魔法習得の方法は分からないが街に戻ったら魔法の本を見てみるか・・・。

 それにこの世界にしか無い魔法やスキルがある可能性も捨てきれない、もしスキル・魔法の習得プロセスが分かれば俺もさらに強くなれるかもしれない、楽しくなってきたじゃないか!!

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