【闇魔法戦士】とかいう最弱職の俺、今までずっと【追放】されてきたけど最弱職を極めて【ソロ最強】になったので幸せになってみようと思います!

jester

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第30話 交渉と驚愕

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「君達が恐れる気持ちも分からなくはない、だが!彼女は私の配下!すで主従の誓いを結んだ!」

 もちろんそんなことはしていない、これだけは村人達を安心させる為の嘘だ。

「なっ!!?し、主従の誓い!?」

「ヴァルディさん・・・!?」

「つまり彼女が君達に危害を加えることはない!証人もいる!村長殿!シグ殿!」

 これが最後の段階だ、この村の長と村人達から絶対的な信頼を得ているシグが証人なのだからこれ以上の証人はいないだろう。

「彼女は貴方達に危害を加えることはないと私が・・・シグ・アルヴィーゼが証人になりましょう!」

 結果から言うと作戦は上手くいった・・・その後、村長がその地位をシグに譲ることもあった。

 その後リゼ達に主従の誓いについて夜まで尋問を受けることになったのだ・・・異世界の生活というものは予想以上にハードだと言うことを身をもって知ることになった。

 更にその後、村人たち全員で壊れた建物をいくつか修理し、夜に俺が持っている食材で新たな村長を歓迎する宴を催すことになり夜遅くまで続いた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「さてみんな、先程言った通りこの村には人手が足りない、なので王都にいるドワーフ達に協力を持ちかけようと思う」

「ですがヴァルディ殿ドワーフ達はこう・・・頑固といいますか金銭では動かないような者ばかりなので厳しいかと・・・」

「それに関しては問題ない交渉材料は揃っている、早速王都に行きドワーフ達を説得してくる」

「うぅ~昨日の夜飲みすぎたニャ・・・」

「私が戻るまで少しかかるだろうからまだ休んでいてくれ、では行ってくる“転移門”(ゲート)!」

 ぎりぎり人目に触れないのはこの辺りか・・・かなり距離があるがゆっくりあの防具屋まで行くとするか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 “カランカラン”

「いらっしゃい!!ん?なんだリゼのツレじゃねえか!お前さん1人か?」

「ああ、今日はドルク殿にお願いがあって来たのだが・・・」

「あん?防具の修繕か?見た所、傷ひとつ無いみてぇだが」

「いや、単刀直入に言うドルク殿が多忙なのは承知の上だがドルク殿に村の復興の手伝いをして頂きたい」

 職人気質のドワーフに回りくどい説明などをしてしまっては逆効果になると思って簡潔にそして正直に言ったがこれが吉と出るか凶と出るか・・・。

「!?お前さん・・・本気で言っているのか?自分で言うのもなんだが俺の店は王都で一位二位を争うほどの店だぜ?」

 ここで弱気になるのは絶対にダメだ、堂々と豪担に振る舞う!。

「先程も言ったが全て承知している、その上でドルク殿にお願いしたい」

「クククッ・・・ガハハハハハハハ!!!お前さん、やっぱりおもしれぇな!!偏屈なドワーフの動かし方を分かってやがる!!!」

「いいぜ!その代わりに報酬は・・・」

「ああ、ドワーフでも酔い潰れるような酒を用意しよう・・・大量にな」

「ガハハハ!!そうこなくっちゃな!!!それより復興ってんなら人手がいるだろ?ウチの工房から何人かかき集めるから少し待っていてくれ」

「感謝する」

 よし!なんとか上手くいったか・・・おそらく今回の依頼を受けてもらえたのは初対面の時に気に入られたのが大きい。

 ドワーフは単純そうに見えて複雑だ、気に食わない者からのお願いならいくら報酬が良くても引き受けないだろう。

「よし!準備できたぜ!早速向かおうか!」

「みんな、よろしく頼む」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「なあ、よかったのか?残った奴らにもあんな大量の酒を貰っちまって・・・」

「ああ、もちろんだとも彼らには相当の負担をかけさせてしまうからな・・・報酬があって当然だ」

「ヘッ!気に食わん貴族共もお前さんぐらい気前が良かったらな」

「王都で最高の職人に依頼しているのだからあれぐらい安いものだ」

「さて、この辺りでいいだろう」

「あん?まだ森に入ったばかりじゃねぇか?まあそんな鎧を着てるんだ、疲れるのも分かるけどよ・・・」

「いや、ここから村へ直接行こうと思ってね“転移門”(ゲート)!」

「?お前さん何言って・・・」

 困惑するドワーフ達を尻目に村への“転移門”(ゲート)を展開するとドワーフ達は驚愕した顔をしたまま固まってしまった。

「お、お前さん本当に何モンだ!?こんな魔法みたことねぇぞ!?」

「ここをくぐれば村に着くがこの事は内密にしてほしい」

「おう・・・わ、わかった!こんな事言っても誰も信じねぇだろうがな・・・」

 “転移門”(ゲート)をくぐり村の広場に着くとドワーフ達は目の前にある噴水に釘付けになったようだ。

「ここが例の村か・・・ってなんだ!?あの噴水は!?」

「実はあの噴水は私がマジックアイテムで作った物なのだが、村人には違う人物が作ったと言ってあるので話を合わせてくれ(ヒソヒソ)」

「ああ・・・もう何があっても驚かねぇ・・・いや驚けねぇ、か」

「では、村長と村人にドルク殿たちを紹介しよう」

 その後ドルク達を村人とシグに紹介し村人達とシグに感謝されリゼ達には驚かれることになった・・・いよいよ村の復興開始だ。
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