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第4話 あれ?俺また何かやっちゃいました?
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「あぁ? なんだお前? まったくあの役立たず共は何してやがる……今からお楽しみだったのによぉ!」
「セレナ……何で戻ってきたの! 早く逃げなさい!!」
「母上!! お前、母上に何をした!! 」
椅子からゆっくりと立ち上がるとだるそうに答える。
「何って、見てわからねぇのか? 言うことを聞かねぇからちょっと痛ぶってやっただけだ」
「本来ならテメェを人質にしていうことを聞かすはずだったのに、お前が逃げたからこんなことになっちまったんだぜ?」
こんなクズがいるとはな……昔会ったスケベジジイの方がまだマシだな。
それにあの装備品……全て魔道具か。
こりゃ裏に誰かいるな。
「お前は誰の指示で動いている? 野盗風情がそんな魔道具を手に入れられるとは思えない」
「ハハッ、勘のいいガキだな? 死ぬ前に教えてやろうか?」
こういう輩なら口を滑らすと思ったんだけどなぁ。
言う気は無いか。
「死ぬ前に言ったほうがお得だぞ? 最後に一つぐらい、いい事してみたらどうだ?」
「なかなか余裕じゃねぇか? そのニヤケ面……気に入らねぇ!!」
野盗は今まで我慢していたものを吐き出すように剣を引き抜き俺に向かってくる。
今まで冷静に話していたように見えて内心穏やかでは無かったみたいだな。
速い!
間一髪のところで身を引き攻撃を避ける。
突進の勢いも加わった斬撃は厚さ数メートルはある石柱を完全に破壊し、支えの無くなった天井の一部が音を立て崩れ落ちる。
野盗は避けられたことに驚きながらも余裕な笑みを浮かべる。
「ほう、上の奴らを始末しただけあってなかなかやるじゃねぇか! 常人なら今のであの世行きだぜ?」
「逃げて! 私のことはいいですから、セレナを連れて早く……!!」
セレナの母親はボロボロの身体を引きづり鉄格子にしがみつきながら声を荒げた。
「大丈夫だ“もう終わった”」
俺は剣を納めて男に背を向け、魔女が囚われている牢に歩き出す。
「ああ? 何がもう終わっただ! 俺はまだ……ゴホッ……??」
自らの体から流れている血を見たことで異変に気づく。
「 テメェ……何……を…… 俺の身体は……鋼鉄並みの硬度になってるはず……なのに……!!」
傷の痛みに悶えながら立ち上がると、さっきまでの余裕じみた態度とは違い焦ったように怒鳴る。
「スキルだな? ハァ、グウッ……! テメェ……妙なスキルを使いやがったな!!」
「お前程度の奴ならスキルは使わないさ、それに魔道具は装備者の能力を補助するために使われるんだよ、魔道具に使われているようじゃまだまだ三流だ」
「クソ……がぁ!!」
自分の死を悟ったのか失血死寸前の体を魔道具の能力で無理やり動かし、道連れと言わんばかりに飛びかかってくる野盗だったが。
「ガッ……」
剣を一閃すると男は静かに倒れ込んだ。
鍵はコイツが持ってそうだな。
俺は倒れている野盗を調べ鍵を探す。
「母上!! 大丈夫ですか!! 鍵が無い……どうすればッ!」
「セレナ……よく聞いて……この牢には特殊な鍵と結界がかけられているわ、鍵はそいつが持って……うっ……ハァ……ハァ」
セレナの母親はそう呟くと苦しそうにうめき声をあげる、だいぶダメージを負っているようだ……早く牢を開けて治療しないと不味いな。
野盗の身体を調べると確かに鍵は見つかった。
真っ二つに切断された鍵が。
「………………………………」
「おい! ノエル! 鍵は見つかったの……か…………」
俺が現実を受け入れられずに固まっているとセレナが駆け寄り、持っているそれを見て無言になる。
一息おいて。
「ど、どど~~するんだ!!? これ完全にお前のせいだよな!!? これじゃあ母上を助けられないじゃないか!! この人殺し!!」
い、いや焦るな! まだ手はある! 聖剣の能力を使えば解錠できるはずだ……多分。
泣きそうなセレナの横を通り牢の前に立ち、手をかざし“解錠の聖剣”の能力を使うと“カチャ”という音とともに牢が開いた。
聖剣は選ばれた者にしか抜けない代わりに手に入れると所有者の体内に内包される。
わざわざ聖剣を取り出さなくても能力だけは使用可能なのだ。
まあ、その代わり実体化させて使うより能力は遥かに劣るが。
「あ、開いたのか!!? 母上!!」
「セレナっ…… よかった……、見知らぬ方……ありがとうございます……!!」
牢が開くとセレナはすぐ母親の魔女に駆け寄り抱きついた、何とか開いたか……焦った……。
「ご無事で何より」
俺は魔女の傷を治癒すべく“治癒の聖剣”を使用すると背中にあった傷が綺麗さっぱりと消え去っていた。
「傷が……! 何とお礼を申し上げてよいか……これ程の回復魔法を無詠唱で扱える事といい、先程の剣術といいお見事でした」
「ありがとう、だが今はここから出てあなた達を家に帰すのが先決だ、立てるか?」
母親とセレナを立たせると俺たちはアジトを後にした、ちなみに魔道具と宝物はしっかりと回収してきた。
ここまでにあったことを話しながらセレナ達の家に向かっていたのだが。
「ずいぶんでかいな……」
そこにあったのは巨大な木で作られた立派な家だった、その反応を見たセレナは満足そうに首をうなずかせながら自慢してきた。
「どうだ人間! 恐れ入ったか?」
いや……お前は作ってないじゃん、と思ったがツッコむとまたうるさそうなの黙っておこう……。
「セレナ……何で戻ってきたの! 早く逃げなさい!!」
「母上!! お前、母上に何をした!! 」
椅子からゆっくりと立ち上がるとだるそうに答える。
「何って、見てわからねぇのか? 言うことを聞かねぇからちょっと痛ぶってやっただけだ」
「本来ならテメェを人質にしていうことを聞かすはずだったのに、お前が逃げたからこんなことになっちまったんだぜ?」
こんなクズがいるとはな……昔会ったスケベジジイの方がまだマシだな。
それにあの装備品……全て魔道具か。
こりゃ裏に誰かいるな。
「お前は誰の指示で動いている? 野盗風情がそんな魔道具を手に入れられるとは思えない」
「ハハッ、勘のいいガキだな? 死ぬ前に教えてやろうか?」
こういう輩なら口を滑らすと思ったんだけどなぁ。
言う気は無いか。
「死ぬ前に言ったほうがお得だぞ? 最後に一つぐらい、いい事してみたらどうだ?」
「なかなか余裕じゃねぇか? そのニヤケ面……気に入らねぇ!!」
野盗は今まで我慢していたものを吐き出すように剣を引き抜き俺に向かってくる。
今まで冷静に話していたように見えて内心穏やかでは無かったみたいだな。
速い!
間一髪のところで身を引き攻撃を避ける。
突進の勢いも加わった斬撃は厚さ数メートルはある石柱を完全に破壊し、支えの無くなった天井の一部が音を立て崩れ落ちる。
野盗は避けられたことに驚きながらも余裕な笑みを浮かべる。
「ほう、上の奴らを始末しただけあってなかなかやるじゃねぇか! 常人なら今のであの世行きだぜ?」
「逃げて! 私のことはいいですから、セレナを連れて早く……!!」
セレナの母親はボロボロの身体を引きづり鉄格子にしがみつきながら声を荒げた。
「大丈夫だ“もう終わった”」
俺は剣を納めて男に背を向け、魔女が囚われている牢に歩き出す。
「ああ? 何がもう終わっただ! 俺はまだ……ゴホッ……??」
自らの体から流れている血を見たことで異変に気づく。
「 テメェ……何……を…… 俺の身体は……鋼鉄並みの硬度になってるはず……なのに……!!」
傷の痛みに悶えながら立ち上がると、さっきまでの余裕じみた態度とは違い焦ったように怒鳴る。
「スキルだな? ハァ、グウッ……! テメェ……妙なスキルを使いやがったな!!」
「お前程度の奴ならスキルは使わないさ、それに魔道具は装備者の能力を補助するために使われるんだよ、魔道具に使われているようじゃまだまだ三流だ」
「クソ……がぁ!!」
自分の死を悟ったのか失血死寸前の体を魔道具の能力で無理やり動かし、道連れと言わんばかりに飛びかかってくる野盗だったが。
「ガッ……」
剣を一閃すると男は静かに倒れ込んだ。
鍵はコイツが持ってそうだな。
俺は倒れている野盗を調べ鍵を探す。
「母上!! 大丈夫ですか!! 鍵が無い……どうすればッ!」
「セレナ……よく聞いて……この牢には特殊な鍵と結界がかけられているわ、鍵はそいつが持って……うっ……ハァ……ハァ」
セレナの母親はそう呟くと苦しそうにうめき声をあげる、だいぶダメージを負っているようだ……早く牢を開けて治療しないと不味いな。
野盗の身体を調べると確かに鍵は見つかった。
真っ二つに切断された鍵が。
「………………………………」
「おい! ノエル! 鍵は見つかったの……か…………」
俺が現実を受け入れられずに固まっているとセレナが駆け寄り、持っているそれを見て無言になる。
一息おいて。
「ど、どど~~するんだ!!? これ完全にお前のせいだよな!!? これじゃあ母上を助けられないじゃないか!! この人殺し!!」
い、いや焦るな! まだ手はある! 聖剣の能力を使えば解錠できるはずだ……多分。
泣きそうなセレナの横を通り牢の前に立ち、手をかざし“解錠の聖剣”の能力を使うと“カチャ”という音とともに牢が開いた。
聖剣は選ばれた者にしか抜けない代わりに手に入れると所有者の体内に内包される。
わざわざ聖剣を取り出さなくても能力だけは使用可能なのだ。
まあ、その代わり実体化させて使うより能力は遥かに劣るが。
「あ、開いたのか!!? 母上!!」
「セレナっ…… よかった……、見知らぬ方……ありがとうございます……!!」
牢が開くとセレナはすぐ母親の魔女に駆け寄り抱きついた、何とか開いたか……焦った……。
「ご無事で何より」
俺は魔女の傷を治癒すべく“治癒の聖剣”を使用すると背中にあった傷が綺麗さっぱりと消え去っていた。
「傷が……! 何とお礼を申し上げてよいか……これ程の回復魔法を無詠唱で扱える事といい、先程の剣術といいお見事でした」
「ありがとう、だが今はここから出てあなた達を家に帰すのが先決だ、立てるか?」
母親とセレナを立たせると俺たちはアジトを後にした、ちなみに魔道具と宝物はしっかりと回収してきた。
ここまでにあったことを話しながらセレナ達の家に向かっていたのだが。
「ずいぶんでかいな……」
そこにあったのは巨大な木で作られた立派な家だった、その反応を見たセレナは満足そうに首をうなずかせながら自慢してきた。
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