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第22話 くっころ……それは男のロマン
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俺がそういうと、レーウィンは不自然な笑顔で俺の肩を掴んだ。
「相変わらず冗談が好きなやつだな!」
「申し訳ないフィーナ殿、このバカにはあとでつまらない冗談は程々にしておくように言っておきますので」
何言ってるんだコイツら? 俺は冗談なんて言ってないのに……
「いや、俺は冗談なんて……」
「ふふふ」
あ、これダメなやつだ……これ以上言ったら殺られる……。
現に俺の肩は今ギリギリと音をたて今にも砕けそうなほど圧迫されている。
冷や汗をダラダラと滴らし固まっている俺の後ろでレーウィンが囁く。
「(おい、変態野郎……これ以上恥を晒すようならお前の肩を砕くからな?)」
ワー立派な脅迫ーどこで覚えたんだろうか。
「ぼ、坊や……? なんかすごい顔色してるけど気分でも悪いの?」
「い、いや大丈夫だ……それより話の続きを……」
俺がそう言うと肩を掴む力がさらに強くなる。
もう、肩の感覚がなくなってきた。
「(ほう、私の話が理解できないようだな? お前がそのつもりならこちらにも考えがあるぞ?)」
レーウィンが不穏なことを言うが、俺も男だ……この状況を乗り越えてフィーナと大人な夜を過ごしてみせる。
俺は後ろを向きアイコンタクトでレーウィンに俺の意思の固さを伝える。
「(レーウィン、俺が聖剣コレクターだってことを忘れてないか?)」
「(なんだと、お、お前! まさかこんな事のために聖剣の力を使うつもりじゃないだろうな!?)」
「(そのまさかだよ! “堅牢の聖剣”!)」
俺が聖剣の力を使うと肩の感覚が徐々に戻り、痛みも消えた。
レーウィンめ、驚いているな。
もういくら力を込めようと無駄なことだ! 今の俺の体はドラゴンの鱗より硬いからな!
「じゃあ坊や……今夜、仕事が終わってからなんてどうかしら?」
「喜んで」
いいぞ……このままいけば俺も今日大人の仲間入りだ!
レーウィンはため息をつき俺の肩からようやく手を離す。
ふん、やっと諦めたみたいだな……。
「(お前のゴブリン並の名誉のために穏便に済まそうとしてやったが、どうやら奥の手を使うしかないようだな?)」
「(なんだ? 負け惜しみか? 脳筋のお前にこれ以上何ができるのかね?)」
「(セレナ? やれ!)」
ははっ、この後に及んでセレナに頼るとは……食い意地しかない魔女もどきに何ができる! 大人しく負けを認めてほしいものだ。
「じゃあ今夜……ん?」
セレナは何を思ったのか、俺の腕にしがみつきはじめた…。
「ノエルお兄ちゃん……! 昨日わたしにあんなエッチなことしておいて他の人とエッチなことするの!?」
こ、この大食い魔女……なんてこと言い出しやがる!
マズイ!! このままでは俺がロリコン扱いされて今日の夜に支障をきたす!!
「ははは! ま、全く年頃なのはわかるがそ、そういう冗談は程々にしておけよな! ははは……」
フィーナはかろうじて笑顔を保っているが顔が引き攣っているところを見るとどうやらドン引きしているらしい。
「ぼ、坊や? き、気にすることはないのよ……年の差があるお付き合いなんてよくあることですものね……」
「とりあえず今日のところは宿を紹介するからそこで休んでちょうだい? あ、あんまり楽しみすぎないようにね……」
もう笑顔の仮面も剥がれて完全に苦笑いである。
バタン、と扉が閉まる音が響くと俺は何故か部屋の前に立っていた。
俺はというと今日の夜の予定がなくなった挙句にロリコンという大変不名誉な称号を獲得してしまった
ことに理解が追いつかず完全に放心状態となっていた。
「おい、いつまでそうしてるつもりだ? とっとと宿にいって夕飯を食うぞ!」
レーウィンとセレナに引っ張られるようにしながら宿へと戻ると俺は泣いていた。
今日の夕飯は涙の味がした。
そして泣いてるうちに朝になった。
毎度のごとくセレナの叩き起こしを喰らい朝飯を食べる。
「さて、朝めしも食べたしフィーナのところにいくか」
俺としては早く誤解を解かなければならないという思いが強い。
夜のお相手はともかくロリコンという称号だけは撤回しなければならない。
「昨日はお前の啜り泣く声がうるさくて、よく寝れなかったぞ?」
「誰のせいだと思ってるんだよ!?」
まあいい……とにかく早く誤解を解きにいかないと。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「おーい、フィーナ~昨日言われた通り来たぞ」
セレナがドア越しに、やる気のない声でフィーナに語りかけるとすぐに返事が返ってきた。
「入ってくれ!」
俺たちがドアを入るとフィーナと見知らぬ女騎士がひとり。
「フィーナ殿……彼が例の?」
お? これはもうすでに俺の英雄的な活躍が伝わってるとみえるな!!
「その通り!! 俺がリルドの街で活y……」
「そう、彼がさっき言っていたロリコンだ」
また泣いてもいいだろうか。
俺が泣きそうになっているとフィーナは「冗談だ」と話を戻した。
「彼が街を救ったノエル君だ、ノエル君こっちは私の付き人兼この街で一番の実力者だ」
青髪を揺らしながら女騎士はハキハキと自己紹介をしてきた。
「はじめまして!! 私はリン・ウェルラルドと申します!! リンと呼んでください!」
「相変わらず冗談が好きなやつだな!」
「申し訳ないフィーナ殿、このバカにはあとでつまらない冗談は程々にしておくように言っておきますので」
何言ってるんだコイツら? 俺は冗談なんて言ってないのに……
「いや、俺は冗談なんて……」
「ふふふ」
あ、これダメなやつだ……これ以上言ったら殺られる……。
現に俺の肩は今ギリギリと音をたて今にも砕けそうなほど圧迫されている。
冷や汗をダラダラと滴らし固まっている俺の後ろでレーウィンが囁く。
「(おい、変態野郎……これ以上恥を晒すようならお前の肩を砕くからな?)」
ワー立派な脅迫ーどこで覚えたんだろうか。
「ぼ、坊や……? なんかすごい顔色してるけど気分でも悪いの?」
「い、いや大丈夫だ……それより話の続きを……」
俺がそう言うと肩を掴む力がさらに強くなる。
もう、肩の感覚がなくなってきた。
「(ほう、私の話が理解できないようだな? お前がそのつもりならこちらにも考えがあるぞ?)」
レーウィンが不穏なことを言うが、俺も男だ……この状況を乗り越えてフィーナと大人な夜を過ごしてみせる。
俺は後ろを向きアイコンタクトでレーウィンに俺の意思の固さを伝える。
「(レーウィン、俺が聖剣コレクターだってことを忘れてないか?)」
「(なんだと、お、お前! まさかこんな事のために聖剣の力を使うつもりじゃないだろうな!?)」
「(そのまさかだよ! “堅牢の聖剣”!)」
俺が聖剣の力を使うと肩の感覚が徐々に戻り、痛みも消えた。
レーウィンめ、驚いているな。
もういくら力を込めようと無駄なことだ! 今の俺の体はドラゴンの鱗より硬いからな!
「じゃあ坊や……今夜、仕事が終わってからなんてどうかしら?」
「喜んで」
いいぞ……このままいけば俺も今日大人の仲間入りだ!
レーウィンはため息をつき俺の肩からようやく手を離す。
ふん、やっと諦めたみたいだな……。
「(お前のゴブリン並の名誉のために穏便に済まそうとしてやったが、どうやら奥の手を使うしかないようだな?)」
「(なんだ? 負け惜しみか? 脳筋のお前にこれ以上何ができるのかね?)」
「(セレナ? やれ!)」
ははっ、この後に及んでセレナに頼るとは……食い意地しかない魔女もどきに何ができる! 大人しく負けを認めてほしいものだ。
「じゃあ今夜……ん?」
セレナは何を思ったのか、俺の腕にしがみつきはじめた…。
「ノエルお兄ちゃん……! 昨日わたしにあんなエッチなことしておいて他の人とエッチなことするの!?」
こ、この大食い魔女……なんてこと言い出しやがる!
マズイ!! このままでは俺がロリコン扱いされて今日の夜に支障をきたす!!
「ははは! ま、全く年頃なのはわかるがそ、そういう冗談は程々にしておけよな! ははは……」
フィーナはかろうじて笑顔を保っているが顔が引き攣っているところを見るとどうやらドン引きしているらしい。
「ぼ、坊や? き、気にすることはないのよ……年の差があるお付き合いなんてよくあることですものね……」
「とりあえず今日のところは宿を紹介するからそこで休んでちょうだい? あ、あんまり楽しみすぎないようにね……」
もう笑顔の仮面も剥がれて完全に苦笑いである。
バタン、と扉が閉まる音が響くと俺は何故か部屋の前に立っていた。
俺はというと今日の夜の予定がなくなった挙句にロリコンという大変不名誉な称号を獲得してしまった
ことに理解が追いつかず完全に放心状態となっていた。
「おい、いつまでそうしてるつもりだ? とっとと宿にいって夕飯を食うぞ!」
レーウィンとセレナに引っ張られるようにしながら宿へと戻ると俺は泣いていた。
今日の夕飯は涙の味がした。
そして泣いてるうちに朝になった。
毎度のごとくセレナの叩き起こしを喰らい朝飯を食べる。
「さて、朝めしも食べたしフィーナのところにいくか」
俺としては早く誤解を解かなければならないという思いが強い。
夜のお相手はともかくロリコンという称号だけは撤回しなければならない。
「昨日はお前の啜り泣く声がうるさくて、よく寝れなかったぞ?」
「誰のせいだと思ってるんだよ!?」
まあいい……とにかく早く誤解を解きにいかないと。
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「おーい、フィーナ~昨日言われた通り来たぞ」
セレナがドア越しに、やる気のない声でフィーナに語りかけるとすぐに返事が返ってきた。
「入ってくれ!」
俺たちがドアを入るとフィーナと見知らぬ女騎士がひとり。
「フィーナ殿……彼が例の?」
お? これはもうすでに俺の英雄的な活躍が伝わってるとみえるな!!
「その通り!! 俺がリルドの街で活y……」
「そう、彼がさっき言っていたロリコンだ」
また泣いてもいいだろうか。
俺が泣きそうになっているとフィーナは「冗談だ」と話を戻した。
「彼が街を救ったノエル君だ、ノエル君こっちは私の付き人兼この街で一番の実力者だ」
青髪を揺らしながら女騎士はハキハキと自己紹介をしてきた。
「はじめまして!! 私はリン・ウェルラルドと申します!! リンと呼んでください!」
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