異世界生活の送り方を間違えている気がする？

完結

全話のまとめ、解説

この物語の軸である「術」とは、原石を持つ三つの武具によって発動することが出来ます。自分の身体を「楽園」と呼ばれる異世界へ転送し、代わりに向こうの世界から一人をこちらの世界へ連れて来ます。代償としてグロウリーという魔獣が生成されますが、それは他生物の命を原石に集める事で弱体化させる事が出来ます。(裏設定:3万人分の命で消滅)

物語は、先代魔王、つまりクロメの父がとある戦いの後、台座の傍にて術を発動した事でツバキが召喚された事に始まります。

因みにツバキは崖から飛び降りた時に召喚され、それと同時に魔王も楽園へ転送されたわけですから、落ちてる途中のツバキと入れ替わり魔王は転落死した事になります。これについては127話にて描写されています。

召喚されたツバキは偶然剣を発見し、触れた事により継承します。(1話)そこで剣を継承しに来たメグリと出会います。
その際地下水路に落ちグロウリーに出会いますが、そのグロウリーは先代魔王が術を発動した際に発生したものです。魔王は戦いで大量に殺戮をしている為比較的弱体化されたグロウリーとなります。(23話)

魔王城へ入ったツバキ達は「人々を襲っているのは、術の為に命を奪っている王国軍」だという事実を知り、魔王軍に入ります。
先代の死によって魔王となったクロメはそれを止めることを最優先事項とし、王国軍との戦いに入ります。

王国軍は城下町やその他の街に、鍛冶屋に依頼して剣や弓など武具に原石の欠片を入れるようにさせ、定期武器回収でそれを元の原石に合成させる事で命を集めていました。
それでは間に合わないと思ったミスト達王国軍は、魔族に擬態して村を襲ったり、実際にコドン村の様に軍を使って殺戮したりと大胆な方法で命を集め始めます。それによって魔王軍は真実に気が付きました。

(2へ続く)