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一章 魔王城へ
五話 コドン村にて
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【五話】
高台へ少女の持っていた火炎瓶を投げつけると炎は瞬く間に広がっていった。
そしてピーッと血に濡れた笛を吹いた。ゆっくりと歩きながら広場へと向かう。
前からさっきの男達が走ってくるのが見えた。
「おい、隊長はどこだ!」
1人が俺に向かって言う。
「後ろにいる」
そう言って目を逸らした男の腹に剣を突き刺し、上へ上げると鮮血が吹き出す。
それを見た後ろの男達は表情を変え、剣を構えて迫ってくる。
「貴様!!!」
一番前にいるヤツの頭を切り裂く。そしてその後にいる3人にもそれぞれ剣を命中させた。悲鳴を上げながら倒れるが、いつしかその声は消えていった。
一番後ろにいた男の短剣を見ると、血の粒が付いていた。
「…間に合ってないか」
広間には村人が集まり、泣いたり血を流した者の手当が行われていた。
俺に気付いた村人は事情を説明しようとするが、それを手で制する。
「メグリ」
広場の外れで座り込んでいるメグリに声を掛ける。
メグリは俺に気付いたが。目を逸らした。
「…ごめんなさい。判断が遅れてしまいました」
「判断出来ただけでも充分だ。死亡者はいないみたいだし」
「…ごめんなさい」
俺はメグリに背を向ける。まだ敵が三体残っている。そいつらをまず殺さないと。それから…。
門の前には既に敵が三体いて、死体を眺めていた。一体は少女の死体を抱えている。
遠くから狙い、抱えている奴の鎧の隙間に剣を投げた。それに気付いた残りの二体も俺を発見する前に倒れる。
「これでよし」
広場へまた戻ると、人が駆け寄ってきた。
「ありがとうございます!」と言いながら手を握られる。
「まさかあの人達が魔王軍の者達だったなんて…」
魔王軍か? 魔王軍かもしれないが俺はそれとは独立したテロリストのように感じたが。
「それでですね、今日はあなたの事をお祝いしようとパーティーが開かれるんです!」
そういうのいらないんだけど…。
まあ今回も形だけ参加しようか。
パーティー会場には既に人が集まっていた。席を用意されていたので抜けようにも抜けられない。
「一ついいか?」
俺がそう言うと。騒いでいる人達が静かになる。
そこで決意を口にした。
「俺、魔王城まで行くことにした」
それを聞いた村人達は俺に近付き、「危険だよ!」と口々に言うが、本気で引き留めようとはしてない様子。
「ちょっとやりたい事があって。別に事を荒立てるつもりはない」
これ以降村を襲いに来ても困るし、元凶を絶たないと。もしテロリストの様な奴らだったらそれもついでに確認しておくつもり。
「それなら、まずハンターになったら?」
目の前にいた婦人が言う。
「ハンター?」
「クエストをこなした分だけポイントが貰えて、その分だけ1ヶ月に報酬が支払われるっていう職業なの」
「そんなものがあるのか。じゃあまずそれになってからかな」
金は必要だし、クエストくらいなら多分クリア出来る。
「じゃあこっちでもう手続きしとくね!」
隣にいた男性がそう言って広場を出ていく。
魔王を倒してくれると期待しているのだろうか。目的はそうでないのだが、結果によっては変わるかもしれない。
「誰か一緒に連れてくか?」
酒瓶を持って筋肉質の金髪をオールバックにした男がやって来た。
「いやいい」
「本当に大丈夫なのか?」
「ああ」
「メグリは?」
「いや、いい」
「誰か必要だろ?」
「別に」
「なあ、連れてかないか?」
「いい」
「メグリ連れてかないか?」
「何故?」
「だってお前らフラグ立ってんだよ。どこから見ても」
「じゃあ折っといてくれ」
「…物語の流れってのをな」
「これは魔王を倒す物語じゃない。俺はただ少し確認をしに行くだけだ。ってお前…」
横を見るともう男はいなかった。周りを見てみるがさっきの金髪をかきあげた男は見当たらなかった。
「なんだアイツ…?」
高台へ少女の持っていた火炎瓶を投げつけると炎は瞬く間に広がっていった。
そしてピーッと血に濡れた笛を吹いた。ゆっくりと歩きながら広場へと向かう。
前からさっきの男達が走ってくるのが見えた。
「おい、隊長はどこだ!」
1人が俺に向かって言う。
「後ろにいる」
そう言って目を逸らした男の腹に剣を突き刺し、上へ上げると鮮血が吹き出す。
それを見た後ろの男達は表情を変え、剣を構えて迫ってくる。
「貴様!!!」
一番前にいるヤツの頭を切り裂く。そしてその後にいる3人にもそれぞれ剣を命中させた。悲鳴を上げながら倒れるが、いつしかその声は消えていった。
一番後ろにいた男の短剣を見ると、血の粒が付いていた。
「…間に合ってないか」
広間には村人が集まり、泣いたり血を流した者の手当が行われていた。
俺に気付いた村人は事情を説明しようとするが、それを手で制する。
「メグリ」
広場の外れで座り込んでいるメグリに声を掛ける。
メグリは俺に気付いたが。目を逸らした。
「…ごめんなさい。判断が遅れてしまいました」
「判断出来ただけでも充分だ。死亡者はいないみたいだし」
「…ごめんなさい」
俺はメグリに背を向ける。まだ敵が三体残っている。そいつらをまず殺さないと。それから…。
門の前には既に敵が三体いて、死体を眺めていた。一体は少女の死体を抱えている。
遠くから狙い、抱えている奴の鎧の隙間に剣を投げた。それに気付いた残りの二体も俺を発見する前に倒れる。
「これでよし」
広場へまた戻ると、人が駆け寄ってきた。
「ありがとうございます!」と言いながら手を握られる。
「まさかあの人達が魔王軍の者達だったなんて…」
魔王軍か? 魔王軍かもしれないが俺はそれとは独立したテロリストのように感じたが。
「それでですね、今日はあなたの事をお祝いしようとパーティーが開かれるんです!」
そういうのいらないんだけど…。
まあ今回も形だけ参加しようか。
パーティー会場には既に人が集まっていた。席を用意されていたので抜けようにも抜けられない。
「一ついいか?」
俺がそう言うと。騒いでいる人達が静かになる。
そこで決意を口にした。
「俺、魔王城まで行くことにした」
それを聞いた村人達は俺に近付き、「危険だよ!」と口々に言うが、本気で引き留めようとはしてない様子。
「ちょっとやりたい事があって。別に事を荒立てるつもりはない」
これ以降村を襲いに来ても困るし、元凶を絶たないと。もしテロリストの様な奴らだったらそれもついでに確認しておくつもり。
「それなら、まずハンターになったら?」
目の前にいた婦人が言う。
「ハンター?」
「クエストをこなした分だけポイントが貰えて、その分だけ1ヶ月に報酬が支払われるっていう職業なの」
「そんなものがあるのか。じゃあまずそれになってからかな」
金は必要だし、クエストくらいなら多分クリア出来る。
「じゃあこっちでもう手続きしとくね!」
隣にいた男性がそう言って広場を出ていく。
魔王を倒してくれると期待しているのだろうか。目的はそうでないのだが、結果によっては変わるかもしれない。
「誰か一緒に連れてくか?」
酒瓶を持って筋肉質の金髪をオールバックにした男がやって来た。
「いやいい」
「本当に大丈夫なのか?」
「ああ」
「メグリは?」
「いや、いい」
「誰か必要だろ?」
「別に」
「なあ、連れてかないか?」
「いい」
「メグリ連れてかないか?」
「何故?」
「だってお前らフラグ立ってんだよ。どこから見ても」
「じゃあ折っといてくれ」
「…物語の流れってのをな」
「これは魔王を倒す物語じゃない。俺はただ少し確認をしに行くだけだ。ってお前…」
横を見るともう男はいなかった。周りを見てみるがさっきの金髪をかきあげた男は見当たらなかった。
「なんだアイツ…?」
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