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第二章
37話 誘い
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商店街の一角にある酒場。
クロスムーンのメンバーはダンジョン帰りに皆で飲んでいた。
しかし、彼らの表情は思わしくない。
「くそっ、また失敗か……」
ディックが吐き捨てるように言う。
今日のダンジョン遠征で依頼を受けて行ったのだが、その依頼が難しく、泣く泣く諦めて帰ってきたのだった。
失敗扱いになるので、当然報酬はなし。
討伐した分の素材は換金できたが、手付金は返ってこず、使用したアイテム代や移動費などで赤字。
最近は失敗ばかりで、クラン資金は底がつきかけていた。
身の丈に合わない依頼は受けないと一時は誓ったディック達だが、いざ断る時になると、依頼のランクを落すことに踏ん切りがつかず、結局、引き受けてしまっていた。
本来ならば何度も失敗すれば、否が応でもランクを落とされる。
しかしギルド側も先の魔獣災害による冒険者不足から、受注希望者の失敗率が高くても制限をかけることには躊躇していた。
全て失敗していればディック達も諦めがついていたのの、偶に成功してしまうせいで、ずるずると続けてしまっている。
暗い雰囲気の中、メンバーの一人が言う。
「シンさんのとこは失敗したことないらしいですよ。凄いっすよね。僕らなんかより、ずっと上のところに行ってるのに」
「やっぱり装備の問題じゃねえかなぁ。装備さえ良ければ俺達でも。かなりいい線まで行けると思う」
ディックの言葉に、メンバーの何人かが同意して頷く。
メンバーの多くは、シン達が難易度の高いダンジョンへ行けるのは装備の力だと考えていた。
街を救ったシンや熟練冒険者のガウルならまだしも、モコやアリカは駆け出しと言ってもいい経歴である。
いくら強い冒険者が引率していても、難易度の高いダンジョンへ行くことは普通できない。
いい装備に身を固めているからこそ、分不相応のダンジョンへも行けるのだと思われていた。
「そういえば新しく入ったメンバー、薬屋の娘と、もう一人の子も装備貰ったらしいわよ。あんなに、いい装備貰えるなんて、ほんと羨ましい」
「あんなことしてた奴なのに。やっぱり女だからか」
「英雄と言えど所詮は男よね。ちょっと幻滅」
アリカをクランに引き入れたシンは名誉の回復だけでなく、指導に装備の提供、実家の店のフォローまで手厚く支援を行った。
あれだけのことをした相手なのにと、シンを褒め称える声も上がったが、あまりにも良い待遇に、密かに嫉妬と疑念の声も出てきていたのである。
非難される程ではないものの、思わぬところから人気に陰りが見えてきていた。
「はぁ……私も色仕掛けしたら貰えないかな」
「お前は年増すぎだから無理だろ」
「私はまだ二十代後半じゃボケ」
「いや、シンの周りにいる女と比べたら、十分ババアじゃねーか?」
そこまで言ったディックは、女性メンバーの顔の変化に気付いて、慌てて口を噤む。
そんなやり取りに慣れていたメンバーの人達は、喧嘩にならないよう素早く話を戻す。
「まぁまぁ。でも僕らも装備欲しいですよね」
「ほんとにな」
敵対までしていたアリカが貰えたのだから、自分達にも貰えないかとディック達はつい思ってしまう。
羨んでいると、そこに一人の男が近づいてきた。
「そんなに欲しいなら、手を貸してやろうか?」
「お前は……」
ダンジョンへ行く前に立ち寄ったギルドで、シン達は職員に呼び止められた。
「指名依頼があります。依頼内容は飛龍の谷のレッドドラゴンを一体討伐です」
「飛龍の谷か……結構、遠いな。どこからの依頼です?」
「クラン・クロスムーンからの依頼です。装備を作る素材が欲しいそうです。かなり難易度の高い依頼ですので、お断りになられても何も問題ありませんが、いかがなさいますか?」
依頼書を見せて、依頼の諾否を求めてくる職員の前で、シンは考える。
難易度については何も問題なかった。
シンのパーティの実力ならレッドドラゴンは難なく倒せる。
問題は場所と依頼主であった。
飛龍の谷は、この街から馬車で半日近くもかかる距離である。
レッドドラゴンは一般的には強い部類のモンスターに入るので報酬は高めであるが、シンのパーティの実力なら、もっと近場で、それより稼げるところはある。
引き受ける旨みは少ない。
しかし依頼主は、多少交流のあるクロスムーンからであった。
断るのなら、それ相応の理由を用意しなければ、今後の関係に影響が出る恐れがある。
多少のことは我慢して引き受けるか、理由をつけて断るか、悩みどころであった。
迷っていると、ガウルが言う。
「受けたらどうだ? このパーティなら、そう苦労せずに倒せるはずだ。ドラゴンキラーは誇れるぞ」
この地域では、ドラゴンを倒したという実績は一種の勲章となっていた。
倒すことが出来れば冒険者として箔がつく。
その為、力に自信のあるパーティはドラゴンに挑むのが通例となっていた。
「他の皆はどう思う?」
冒険者としての箔などシンは興味のなかったが、パーティは自分一人ではない為、他のメンバーにも聞いた。
「倒したいー」
ミイが真っ先に、受諾するに一票を投じる。
「ちょっと怖いけど、倒せるなら倒してみたいわ」
「そうですね」
続けて、アリカとモコも依頼を引き受けたい旨を述べた。
三人も一端の冒険者であるので、ドラゴンキラーの名誉は魅力的だった。
「なら引き受けてみるか」
全員が乗り気だった為、シンはレッドドラゴン討伐の依頼を引き受けることにした。
クロスムーンのメンバーはダンジョン帰りに皆で飲んでいた。
しかし、彼らの表情は思わしくない。
「くそっ、また失敗か……」
ディックが吐き捨てるように言う。
今日のダンジョン遠征で依頼を受けて行ったのだが、その依頼が難しく、泣く泣く諦めて帰ってきたのだった。
失敗扱いになるので、当然報酬はなし。
討伐した分の素材は換金できたが、手付金は返ってこず、使用したアイテム代や移動費などで赤字。
最近は失敗ばかりで、クラン資金は底がつきかけていた。
身の丈に合わない依頼は受けないと一時は誓ったディック達だが、いざ断る時になると、依頼のランクを落すことに踏ん切りがつかず、結局、引き受けてしまっていた。
本来ならば何度も失敗すれば、否が応でもランクを落とされる。
しかしギルド側も先の魔獣災害による冒険者不足から、受注希望者の失敗率が高くても制限をかけることには躊躇していた。
全て失敗していればディック達も諦めがついていたのの、偶に成功してしまうせいで、ずるずると続けてしまっている。
暗い雰囲気の中、メンバーの一人が言う。
「シンさんのとこは失敗したことないらしいですよ。凄いっすよね。僕らなんかより、ずっと上のところに行ってるのに」
「やっぱり装備の問題じゃねえかなぁ。装備さえ良ければ俺達でも。かなりいい線まで行けると思う」
ディックの言葉に、メンバーの何人かが同意して頷く。
メンバーの多くは、シン達が難易度の高いダンジョンへ行けるのは装備の力だと考えていた。
街を救ったシンや熟練冒険者のガウルならまだしも、モコやアリカは駆け出しと言ってもいい経歴である。
いくら強い冒険者が引率していても、難易度の高いダンジョンへ行くことは普通できない。
いい装備に身を固めているからこそ、分不相応のダンジョンへも行けるのだと思われていた。
「そういえば新しく入ったメンバー、薬屋の娘と、もう一人の子も装備貰ったらしいわよ。あんなに、いい装備貰えるなんて、ほんと羨ましい」
「あんなことしてた奴なのに。やっぱり女だからか」
「英雄と言えど所詮は男よね。ちょっと幻滅」
アリカをクランに引き入れたシンは名誉の回復だけでなく、指導に装備の提供、実家の店のフォローまで手厚く支援を行った。
あれだけのことをした相手なのにと、シンを褒め称える声も上がったが、あまりにも良い待遇に、密かに嫉妬と疑念の声も出てきていたのである。
非難される程ではないものの、思わぬところから人気に陰りが見えてきていた。
「はぁ……私も色仕掛けしたら貰えないかな」
「お前は年増すぎだから無理だろ」
「私はまだ二十代後半じゃボケ」
「いや、シンの周りにいる女と比べたら、十分ババアじゃねーか?」
そこまで言ったディックは、女性メンバーの顔の変化に気付いて、慌てて口を噤む。
そんなやり取りに慣れていたメンバーの人達は、喧嘩にならないよう素早く話を戻す。
「まぁまぁ。でも僕らも装備欲しいですよね」
「ほんとにな」
敵対までしていたアリカが貰えたのだから、自分達にも貰えないかとディック達はつい思ってしまう。
羨んでいると、そこに一人の男が近づいてきた。
「そんなに欲しいなら、手を貸してやろうか?」
「お前は……」
ダンジョンへ行く前に立ち寄ったギルドで、シン達は職員に呼び止められた。
「指名依頼があります。依頼内容は飛龍の谷のレッドドラゴンを一体討伐です」
「飛龍の谷か……結構、遠いな。どこからの依頼です?」
「クラン・クロスムーンからの依頼です。装備を作る素材が欲しいそうです。かなり難易度の高い依頼ですので、お断りになられても何も問題ありませんが、いかがなさいますか?」
依頼書を見せて、依頼の諾否を求めてくる職員の前で、シンは考える。
難易度については何も問題なかった。
シンのパーティの実力ならレッドドラゴンは難なく倒せる。
問題は場所と依頼主であった。
飛龍の谷は、この街から馬車で半日近くもかかる距離である。
レッドドラゴンは一般的には強い部類のモンスターに入るので報酬は高めであるが、シンのパーティの実力なら、もっと近場で、それより稼げるところはある。
引き受ける旨みは少ない。
しかし依頼主は、多少交流のあるクロスムーンからであった。
断るのなら、それ相応の理由を用意しなければ、今後の関係に影響が出る恐れがある。
多少のことは我慢して引き受けるか、理由をつけて断るか、悩みどころであった。
迷っていると、ガウルが言う。
「受けたらどうだ? このパーティなら、そう苦労せずに倒せるはずだ。ドラゴンキラーは誇れるぞ」
この地域では、ドラゴンを倒したという実績は一種の勲章となっていた。
倒すことが出来れば冒険者として箔がつく。
その為、力に自信のあるパーティはドラゴンに挑むのが通例となっていた。
「他の皆はどう思う?」
冒険者としての箔などシンは興味のなかったが、パーティは自分一人ではない為、他のメンバーにも聞いた。
「倒したいー」
ミイが真っ先に、受諾するに一票を投じる。
「ちょっと怖いけど、倒せるなら倒してみたいわ」
「そうですね」
続けて、アリカとモコも依頼を引き受けたい旨を述べた。
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全員が乗り気だった為、シンはレッドドラゴン討伐の依頼を引き受けることにした。
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