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後日談
66話 十年後
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辺境にある小さな村。
夜の闇の中、村の建物の所々から火の手が上がり、悲鳴が轟く。
普段は長閑なその村は、盗賊の襲撃によって阿鼻叫喚の騒ぎとなっていた。
逃げ惑う村人に、ならず者達が襲い掛かる。
一部の若い人達が応戦するが、多勢に無勢。
人口の少ない村で真面に戦える人間は僅かしかおらず、何十人にも及ぶ盗賊相手に、嬲り殺しにされるだけであった。
「女子供は捕えろ! 反抗する奴は殺せ! ひゃはは!」
暴力によって好き放題やっている盗賊達。
その少し離れたところで、ボスと見られる小太りの中年男性が満足げな顔をして、蹂躙される村を眺めていた。
――――
ヴィルメロー中央区にあるリヴァーウェル邸、シンの自室。
「茂? おーい、茂ー」
シンはモニタの向こうに映るシーゲルに呼びかける。
ぼーっとした様子だったシーゲルは、そこで気付いたようにして、シンに目を向ける。
「あぁ、ごめん、余所見してた」
「おいおい、ミーティング中に、別の作業するなよ」
苦言されたシーゲルは、苦笑して誤魔化す。
そんなシーゲルに、シンは溜息をついて言葉を続ける。
「最近、そっちの進捗が全然見えないんだが、行き詰ってるのか?」
「そんなことない。至って順調だよ」
「本当か? また裏で何かやってるんじゃないだろうな?」
「裏でって、信也君じゃあるまいし。愛人なんて作ってないよ」
「おまっ。それには触れない約束だろ。若気の至りを穿り返すんじゃない」
「ごめん、ごめん。しかし、あれから十年か。子供も出来て、みんな大きくなったね」
「だな。最近は俺も時間の流れが早く感じるよ」
デバックルームでの騒動から早十年。
シンの周りの関係は様々な変化をしたが、シーゲルとの関係は変わらず、親友のままだった。
「つうかさ。俺、あんまり歳取ってない気がするんだが、この身体どうなってるんだ?」
「……」
シンが言葉を投げかけるが、シーゲルはまたしても、ぼーっとした様子で反応がなかった。
「茂? おい、またか」
「あっ、悪い」
「何かトラブルでも?」
「何でもないさ」
「一応、共同で世界の管理をしてるんだから。問題が起こったのなら教えてくれよ。マジで」
「いや、トラブルではないんだけど……ある盗賊団の進行ルートに、ライルのいる村が入ってるようなんだ」
「ライル?」
「覚えていない? 信也君が最初に組んだパーティのリーダーだった子」
「アリカ達の幼馴染の? あいつ、死んだんじゃなかったか?」
「生きてるよ。記録は残ってるから、気になるなら見てみるといい」
シーゲルに言われ、シンはモニタでライルに関する記録を再生させる。
――――
創生暦千六百五十三年、ヴィルメロー大魔獣災害。
防衛の最前線。
乱戦の中、ライルは戦う人々の間を掻い潜り、そこら中に転がるモンスターの死体から素材を剥いでいた。
夢中で剥いでいると、不意に巨大な影が周りを覆う。
突然、周りが暗くなった為、ライルは何かと思い、上を見上げた。
すると、そこに居たのは、拳を振り上げ、今まさに振り下ろさんとするルシフェルだった。
「うおぉ!?」
ライルは驚いてひっくり返った。
その眼前をルシフェルの拳が掠める。
驚きのあまり、ひっくり返ったまま固まってしまうが、ルシフェルはそんなライルに目もくれず、他の冒険者を襲い始める。
そこでライルは漸く周りの状況に気付く。
周りは一面、死屍累々。
無残に殺された冒険者の遺体が散らばっており、戦意を喪失した冒険者達が逃げ惑っていた。
僅かに戦いの意志を見せていた冒険者も、恐怖で身を強張らせ、今にも逃げ出しそうな様子である。
その惨状の原因が、目の前の巨大モンスターにあることはライルでも分かった。
最前線には、ライルとは比べ物にならないくらい腕の立つ冒険者が多くいたはずだった。
にも拘らずこのような惨状になっているというのは、ルシフェルがどれほど危険なモンスターであるかを示していた。
ライルの頭に明確な死が浮かび上がる。
「う……うわああああ」
恐怖に耐えられなくなったライルは、その場から逃げ出した。
何もかも放り出し、無我夢中で走る。
生存本能を最大限に発揮し、モンスターの攻撃を紙一重で避けながら突っ切って行く。
そして奇跡的に致命傷を受けることなく、モンスター群を抜けることに成功した。
だが、それでも尚、ライルは足を止めることなく走り続ける。
近くの村に着いた後も馬車で出来るだけ遠くへと逃げ続けた。
逃げている間、アリカやミイ、家族のことが頭を過る。
しかし、ライルは引き返さなかった。
あのモンスターのことを考えると、戻ることが出来なかったのだ。
最前線に出ていた敏腕冒険者達が手も足も出ずにやられていた。
それは防衛の崩壊を意味する。
街はルシフェルに壊滅させられるであろうことは明らかであった。
そこまで分かっていても戻ることは出来なかった。
ライルはアリカをミイを、家族を見捨てたのだ。
――――
馬車を乗り継ぎながら、逃げ続けること数週間。
とうとう大陸の果てにまで行き着く。
「終点だよ」
もう乗り換える先がなく、ライルは終点の村で降ろされる。
そこは海岸沿いの小さな村であった。
日も暮れていたので、ライルは宿屋へと向かった。
「いらっしゃ……どうしたんだい? そんな、やつれた顔して」
入ってきたライルの顔を見た宿屋のおばちゃんは驚く。
ライルはあれから碌に食事も睡眠も摂っておらず、酷い形相であった。
「一人だけど泊まれるか?」
「部屋は空いてるけど……大丈夫なのかい?」
「ああ、料金は……」
ライルはズボンのポケットを探る。
だが、中にあったのは僅かな小銭だけだった。
ライルは何の用意もなく逃げ出してきた。
装備を売り払ったお金で、ここまで来ることはできたが、そのお金も、もう底をついていた。
「……やっぱりなしで」
お金がないなら野宿するしかないと、踵を返そうとすると、おばちゃんが引き止める。
「お待ち。代金はツケでいいよ」
「え?」
「訳ありなんだろ? 休んで元気になったら、村の仕事でも手伝って払っておくれ」
ライルは目を丸くさせる。
返事をする間もなく、おばちゃんは立て続けて言う。
「すぐに夕食出してあげるからね。マオ! お客さんだよ。部屋に案内しておやり」
強引に事を進められ困惑するライルだが、無理に断る程の気力もなかったせいか、あれよあれよと言う間に部屋へと押し込まれる。
その日からライルは、この村に滞在することになった。
大陸の最西端に位置する村ペスカド。
人口は数十人程度の小さな村で、主に漁業によって成り立っている。
周辺に生息するモンスターは弱いものしかおらず、平和で長閑な村であった。
ヴィルメローから遥か遠く離れた地であるが、ライルの不安は消えなかった。
あれほどまで凶悪なモンスターが、誰かに倒されることは想像できない。
いつの日か全てを破壊しながら、ここにやってくるのではないのかと、ライルは毎日、気が気ではなかった。
しかし、待てど暮らせど、その時がやってくることはなかった。
遠く離れた地の為、情報が入ってこなくて、村からでは、どうなっているかは分からない。
ライルは気になるものの、確認しに行く勇気はなく、ずるずると村での生活を続けた。
夜の闇の中、村の建物の所々から火の手が上がり、悲鳴が轟く。
普段は長閑なその村は、盗賊の襲撃によって阿鼻叫喚の騒ぎとなっていた。
逃げ惑う村人に、ならず者達が襲い掛かる。
一部の若い人達が応戦するが、多勢に無勢。
人口の少ない村で真面に戦える人間は僅かしかおらず、何十人にも及ぶ盗賊相手に、嬲り殺しにされるだけであった。
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暴力によって好き放題やっている盗賊達。
その少し離れたところで、ボスと見られる小太りの中年男性が満足げな顔をして、蹂躙される村を眺めていた。
――――
ヴィルメロー中央区にあるリヴァーウェル邸、シンの自室。
「茂? おーい、茂ー」
シンはモニタの向こうに映るシーゲルに呼びかける。
ぼーっとした様子だったシーゲルは、そこで気付いたようにして、シンに目を向ける。
「あぁ、ごめん、余所見してた」
「おいおい、ミーティング中に、別の作業するなよ」
苦言されたシーゲルは、苦笑して誤魔化す。
そんなシーゲルに、シンは溜息をついて言葉を続ける。
「最近、そっちの進捗が全然見えないんだが、行き詰ってるのか?」
「そんなことない。至って順調だよ」
「本当か? また裏で何かやってるんじゃないだろうな?」
「裏でって、信也君じゃあるまいし。愛人なんて作ってないよ」
「おまっ。それには触れない約束だろ。若気の至りを穿り返すんじゃない」
「ごめん、ごめん。しかし、あれから十年か。子供も出来て、みんな大きくなったね」
「だな。最近は俺も時間の流れが早く感じるよ」
デバックルームでの騒動から早十年。
シンの周りの関係は様々な変化をしたが、シーゲルとの関係は変わらず、親友のままだった。
「つうかさ。俺、あんまり歳取ってない気がするんだが、この身体どうなってるんだ?」
「……」
シンが言葉を投げかけるが、シーゲルはまたしても、ぼーっとした様子で反応がなかった。
「茂? おい、またか」
「あっ、悪い」
「何かトラブルでも?」
「何でもないさ」
「一応、共同で世界の管理をしてるんだから。問題が起こったのなら教えてくれよ。マジで」
「いや、トラブルではないんだけど……ある盗賊団の進行ルートに、ライルのいる村が入ってるようなんだ」
「ライル?」
「覚えていない? 信也君が最初に組んだパーティのリーダーだった子」
「アリカ達の幼馴染の? あいつ、死んだんじゃなかったか?」
「生きてるよ。記録は残ってるから、気になるなら見てみるといい」
シーゲルに言われ、シンはモニタでライルに関する記録を再生させる。
――――
創生暦千六百五十三年、ヴィルメロー大魔獣災害。
防衛の最前線。
乱戦の中、ライルは戦う人々の間を掻い潜り、そこら中に転がるモンスターの死体から素材を剥いでいた。
夢中で剥いでいると、不意に巨大な影が周りを覆う。
突然、周りが暗くなった為、ライルは何かと思い、上を見上げた。
すると、そこに居たのは、拳を振り上げ、今まさに振り下ろさんとするルシフェルだった。
「うおぉ!?」
ライルは驚いてひっくり返った。
その眼前をルシフェルの拳が掠める。
驚きのあまり、ひっくり返ったまま固まってしまうが、ルシフェルはそんなライルに目もくれず、他の冒険者を襲い始める。
そこでライルは漸く周りの状況に気付く。
周りは一面、死屍累々。
無残に殺された冒険者の遺体が散らばっており、戦意を喪失した冒険者達が逃げ惑っていた。
僅かに戦いの意志を見せていた冒険者も、恐怖で身を強張らせ、今にも逃げ出しそうな様子である。
その惨状の原因が、目の前の巨大モンスターにあることはライルでも分かった。
最前線には、ライルとは比べ物にならないくらい腕の立つ冒険者が多くいたはずだった。
にも拘らずこのような惨状になっているというのは、ルシフェルがどれほど危険なモンスターであるかを示していた。
ライルの頭に明確な死が浮かび上がる。
「う……うわああああ」
恐怖に耐えられなくなったライルは、その場から逃げ出した。
何もかも放り出し、無我夢中で走る。
生存本能を最大限に発揮し、モンスターの攻撃を紙一重で避けながら突っ切って行く。
そして奇跡的に致命傷を受けることなく、モンスター群を抜けることに成功した。
だが、それでも尚、ライルは足を止めることなく走り続ける。
近くの村に着いた後も馬車で出来るだけ遠くへと逃げ続けた。
逃げている間、アリカやミイ、家族のことが頭を過る。
しかし、ライルは引き返さなかった。
あのモンスターのことを考えると、戻ることが出来なかったのだ。
最前線に出ていた敏腕冒険者達が手も足も出ずにやられていた。
それは防衛の崩壊を意味する。
街はルシフェルに壊滅させられるであろうことは明らかであった。
そこまで分かっていても戻ることは出来なかった。
ライルはアリカをミイを、家族を見捨てたのだ。
――――
馬車を乗り継ぎながら、逃げ続けること数週間。
とうとう大陸の果てにまで行き着く。
「終点だよ」
もう乗り換える先がなく、ライルは終点の村で降ろされる。
そこは海岸沿いの小さな村であった。
日も暮れていたので、ライルは宿屋へと向かった。
「いらっしゃ……どうしたんだい? そんな、やつれた顔して」
入ってきたライルの顔を見た宿屋のおばちゃんは驚く。
ライルはあれから碌に食事も睡眠も摂っておらず、酷い形相であった。
「一人だけど泊まれるか?」
「部屋は空いてるけど……大丈夫なのかい?」
「ああ、料金は……」
ライルはズボンのポケットを探る。
だが、中にあったのは僅かな小銭だけだった。
ライルは何の用意もなく逃げ出してきた。
装備を売り払ったお金で、ここまで来ることはできたが、そのお金も、もう底をついていた。
「……やっぱりなしで」
お金がないなら野宿するしかないと、踵を返そうとすると、おばちゃんが引き止める。
「お待ち。代金はツケでいいよ」
「え?」
「訳ありなんだろ? 休んで元気になったら、村の仕事でも手伝って払っておくれ」
ライルは目を丸くさせる。
返事をする間もなく、おばちゃんは立て続けて言う。
「すぐに夕食出してあげるからね。マオ! お客さんだよ。部屋に案内しておやり」
強引に事を進められ困惑するライルだが、無理に断る程の気力もなかったせいか、あれよあれよと言う間に部屋へと押し込まれる。
その日からライルは、この村に滞在することになった。
大陸の最西端に位置する村ペスカド。
人口は数十人程度の小さな村で、主に漁業によって成り立っている。
周辺に生息するモンスターは弱いものしかおらず、平和で長閑な村であった。
ヴィルメローから遥か遠く離れた地であるが、ライルの不安は消えなかった。
あれほどまで凶悪なモンスターが、誰かに倒されることは想像できない。
いつの日か全てを破壊しながら、ここにやってくるのではないのかと、ライルは毎日、気が気ではなかった。
しかし、待てど暮らせど、その時がやってくることはなかった。
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