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第一章
4話 出発
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一人となった凛は、町の通りを歩いて見て回る。
通りを行き交う人々は、ただの人間だけでなく、エルフにドワーフ、獣人など、多種多様な種族が見受けられた。
ゲームでは無機質なNPCであったが、ここでは実際に生きているリアルな人々である。
(亜人種でも女の子は可愛いわね。コスプレしてるみたいで、ちょっと面白いわ)
亜人種の多くは身体の一部が違う程度で、比較的人間に近い容姿をしている。
少女なら基本どんな子でもオッケーな凛も、流石に人間から大きく離れた容姿の子は無理であったが、この程度なら十分守備範囲内だった。
凛がすれ違う女の子を眺めながら歩いていると、道の端で花売りをする女の子が目に入る。
「お花いりませんかー? 綺麗なお花ですよー」
花売りをする少女は何処か必死で、今にも泣きだしそうな様子だった。
どうしたのかと思った凛は、声を掛けようと、その子に近づく。
「あ、お姉さん。お花いりませんか?」
「じゃあ、一本買わせてもらおうかしら」
凛が購入の意思を示すと、少女は表情を明るくさせる。
「何か、切羽詰まった感じに見えたけど、何かあったの?」
「……」
少女は言い辛そうに顔を俯かせる。
「無理にとは言わないけど、教えてくれないかな? 私でも何か力になれるかもしれないから」
「えっと……うちの借金の返済期限がもう……」
躊躇いがちにだが、少女は事情を話し始める。
少女は父母弟の四人で暮らしていたが、ある日、父が借金を残して蒸発してしまう。
残された母が必死に働いて、残りの借金を返していたが、先日、過労で倒れ、返済ができなくなった。
借金が返済できなければ、三人は奴隷堕ち。
母の代わりに少女が稼ごうと、花売りを始めたが、買ってくれる人は殆どおらず、どんどん時間は過ぎ、返済期限がもう明日へと迫っているところだった。
「借金って、いくら?」
「……三十万」
「それだけ? 意外と少ないわね」
「えっ、大金ですよ!?」
流通通貨やその価値は国や地域によって様々だが、この町の貨幣価値は元の世界と大体同じであった。
しかし、その中でも、職業や生まれによって稼げる賃金が違う為、貧富の差は激しい。
少女は貧民にあたる家庭だったので、三十万でも、その子の家にとっては大金であった。
「じゃあ、これあげるわ」
懐から袋を取り出した凛は、それを少女に渡す。
受け取った少女は、何かと思いつつ袋を開けると、その中には沢山の金貨が敷き詰められていた。
「え……えぇ!?」
驚いて困惑している少女に、凛は更に小瓶を渡す。
「お母さん身体壊してるのよね? ついでにこれもあげる」
小瓶の中身は上級回復薬。
疲労や体力低下、それによる不調は、大体これで治すことができる。
「こんな、貰えません」
困っていた少女だが、あまりにも高価なものの為、困惑しながらも遠慮して断る。
「いいの、いいの。まだ全然余裕あるから、受け取って。お母さんや弟君の為にも。ね?」
凛はアーティファクト回収のついでに、旅費稼ぎとして、冒険者家業で荒稼ぎしていた為、懐には余裕があった。
凛が半ば強引に押し付けると、少女は躊躇いがちにだが、受け取ることを決める。
「お姉さん、ありがとう!」
「どういたしまして。ほら、早く家族の下へ行ってあげなさい」
凛が促すと、少女は深々と頭を下げ、小走りで家族の下へと走り去って行った。
笑顔で見送った凛は、再び通りを歩き始める。
「いいことして気分がいいわね」
凛自身も世話し過ぎた自覚はあったが、一人の少女が救われたという結果から、後悔していなかった。
(いつの日か恩返しに来てくれたりして。それで、それで、「あの日、助けてくれた勇姿が忘れられませんでした。お慕いしています」なんて告白されたら、どうしようー)
一人で妄想して燥いでいると、厳つい格好をした男の三人組が、行く先を塞ぐようにして、凛の前に出て来た。
「よぉ、姉ちゃん。随分と金持ってるようじゃないか。ちょっと俺達と遊ぼうぜ」
先程のやり取りを見た金目当てのナンパだった。
「遠慮しておきますー」
凛が避けて通ろうとすると、男の一人が前を塞いでくる。
「おっと、遠慮すんなよ」
「趣味じゃないんで、お断りしまーす」
「まぁまぁ、試しに、ちょっとぐらい付き合えよ。金に見合うぐらい気持ちよくさせてやるぜ」
そう言って男は、凛の腕を掴もうと手を伸ばす。
その手を凛はひらりと軽く躱した。
空振りした男はムキになって、何度も掴もうとするが、凛は軽やかな身の熟しで全て回避していた。
「おい、こいつ魔法使ってやがるぞ」
身体能力強化の魔法を使っていることに気付いた男達は、凛を逃すまいと取り囲む。
「そこまで抵抗するなら、痛い目を見てもらうしかねぇな」
「……しょうがないわね」
溜息をついた凛は、徐に地面に手を伸ばして、そこにある砂を一握り掴んだ。
そして、その砂を自分の前に撒いた。
「目潰しのつもりか? 全然届いてないぞ」
男はそう言いながら拳を振り被り、凛へと殴りかかった。
だが、その拳は凛に当たる前に、何かにぶつかって止められた。
「?? 何だ?」
間には何もないのに、男の拳はそれ以上先にいかない。
「何やってんだよ」
周りからは、男が拳を止めたようにしか見えなかった為、もう一人の男が、代わりに凛へと蹴りをかました。
だが、その蹴りも凛に届く前に止められる。
凛の周りには薄っすらと砂の粒子が飛んでおり、その身を守る鎧と化していた。
二人ともなると、男達は凛が何かをしていると勘付く。
「……お前、何やったんだ?」
最後の男が腰に携えていた剣を引き抜き、凛へと斬りかかる。
しかし、その剣も砂の粒子に塞き止められ、届くことはなかった。
「くっ……ぐぐ……」
男が全力で力を入れるが、剣はビクともしない。
「乱暴で嫌になっちゃうわね。消えなさい」
凛が砂の粒子を外へと解放すると、男達はその粒子に押される形で、吹き飛ばされた。
そのまま建物の壁に強く打ちつけられた男達は、気を失ったようで、動かなくなった。
「治安悪いわねぇ。目立つところで、やり取りするのは良くなかったかしら? 反省」
人通りのある道の中で大金を出しては、目を付けられるのも当然のことであった。
凛は自分の軽率な行動を反省する。
その時、通りの先から兵士達が走って来る。
「おい、お前ら。何をやってるんだ!」
「ヤバっ」
暴行現場を見られた凛は、慌てて建物の壁を駆け上がって逃げ出した。
強化された身体能力によって、屋根を渡り、あっという間に兵士達から逃れる。
追跡が来ないことを確認した凛は、屋根の上から町を見下ろす。
「考えてみたら、私が絡まれた被害者なんだから、逃げ出すこともなかったわよね。まぁいいや。どの道、面倒臭そうだから、この町から離れることにしましょ」
凛はこれからのことを考える。
「せっかくだから世界中を回りたいわね。旅費はこれまで通り道中のモンスター討伐で稼いでー。みぃはいないけど、一人でも余裕よね。私達ってアーティファクト抜きにしても、一般的な冒険者の人より、かなり強いみたいだし」
そう呟きながら、冒険者の登録試験の時のことを思い出す。
――――
冒険者ギルド裏手にある闘技場。
そこで凛と瑞希の二人が、試験官と対峙していた。
「二人揃って、かかって来てくれたまえ。なに、遠慮はいらん。私はこれでも元Aランク冒険者だったんだ。初心者の君達が、どう頑張っても倒すことなどできんよ」
数秒後。
「「うぇーい」」
倒れた試験官の上で、Vサインを二人が居た。
――――
「あの時は、ちょっとやり過ぎちゃったわよね」
当時のことを思い出して、凛は苦笑いする。
ゲーム内で強化していた能力が反映されていたのか、アーティファクトを集めるまでもなく、凛と瑞希はこの世界の人達の力を圧倒していた。
当初はアーティファクトを集めた後に、姉を迎えに行く予定だったが、それならば集団で行動している美鈴は安全だろうと、予定を変更して、好き放題することにしたのである。
「お金や道中の心配はないから、気ままに巡って、可愛い女の子との触れ合い旅でもしましょうかね」
凛は改めて周りを見回す。
建物の屋根から見える世界は壮大に広がっており、山や森、草原の地平線が果てしなく続いていた。
「ふふふ、この世界には沢山の女の子がいるのでしょうね。全力で楽しむぞー!」
新たな出会いと期待を胸に、凛の旅が始まった。
通りを行き交う人々は、ただの人間だけでなく、エルフにドワーフ、獣人など、多種多様な種族が見受けられた。
ゲームでは無機質なNPCであったが、ここでは実際に生きているリアルな人々である。
(亜人種でも女の子は可愛いわね。コスプレしてるみたいで、ちょっと面白いわ)
亜人種の多くは身体の一部が違う程度で、比較的人間に近い容姿をしている。
少女なら基本どんな子でもオッケーな凛も、流石に人間から大きく離れた容姿の子は無理であったが、この程度なら十分守備範囲内だった。
凛がすれ違う女の子を眺めながら歩いていると、道の端で花売りをする女の子が目に入る。
「お花いりませんかー? 綺麗なお花ですよー」
花売りをする少女は何処か必死で、今にも泣きだしそうな様子だった。
どうしたのかと思った凛は、声を掛けようと、その子に近づく。
「あ、お姉さん。お花いりませんか?」
「じゃあ、一本買わせてもらおうかしら」
凛が購入の意思を示すと、少女は表情を明るくさせる。
「何か、切羽詰まった感じに見えたけど、何かあったの?」
「……」
少女は言い辛そうに顔を俯かせる。
「無理にとは言わないけど、教えてくれないかな? 私でも何か力になれるかもしれないから」
「えっと……うちの借金の返済期限がもう……」
躊躇いがちにだが、少女は事情を話し始める。
少女は父母弟の四人で暮らしていたが、ある日、父が借金を残して蒸発してしまう。
残された母が必死に働いて、残りの借金を返していたが、先日、過労で倒れ、返済ができなくなった。
借金が返済できなければ、三人は奴隷堕ち。
母の代わりに少女が稼ごうと、花売りを始めたが、買ってくれる人は殆どおらず、どんどん時間は過ぎ、返済期限がもう明日へと迫っているところだった。
「借金って、いくら?」
「……三十万」
「それだけ? 意外と少ないわね」
「えっ、大金ですよ!?」
流通通貨やその価値は国や地域によって様々だが、この町の貨幣価値は元の世界と大体同じであった。
しかし、その中でも、職業や生まれによって稼げる賃金が違う為、貧富の差は激しい。
少女は貧民にあたる家庭だったので、三十万でも、その子の家にとっては大金であった。
「じゃあ、これあげるわ」
懐から袋を取り出した凛は、それを少女に渡す。
受け取った少女は、何かと思いつつ袋を開けると、その中には沢山の金貨が敷き詰められていた。
「え……えぇ!?」
驚いて困惑している少女に、凛は更に小瓶を渡す。
「お母さん身体壊してるのよね? ついでにこれもあげる」
小瓶の中身は上級回復薬。
疲労や体力低下、それによる不調は、大体これで治すことができる。
「こんな、貰えません」
困っていた少女だが、あまりにも高価なものの為、困惑しながらも遠慮して断る。
「いいの、いいの。まだ全然余裕あるから、受け取って。お母さんや弟君の為にも。ね?」
凛はアーティファクト回収のついでに、旅費稼ぎとして、冒険者家業で荒稼ぎしていた為、懐には余裕があった。
凛が半ば強引に押し付けると、少女は躊躇いがちにだが、受け取ることを決める。
「お姉さん、ありがとう!」
「どういたしまして。ほら、早く家族の下へ行ってあげなさい」
凛が促すと、少女は深々と頭を下げ、小走りで家族の下へと走り去って行った。
笑顔で見送った凛は、再び通りを歩き始める。
「いいことして気分がいいわね」
凛自身も世話し過ぎた自覚はあったが、一人の少女が救われたという結果から、後悔していなかった。
(いつの日か恩返しに来てくれたりして。それで、それで、「あの日、助けてくれた勇姿が忘れられませんでした。お慕いしています」なんて告白されたら、どうしようー)
一人で妄想して燥いでいると、厳つい格好をした男の三人組が、行く先を塞ぐようにして、凛の前に出て来た。
「よぉ、姉ちゃん。随分と金持ってるようじゃないか。ちょっと俺達と遊ぼうぜ」
先程のやり取りを見た金目当てのナンパだった。
「遠慮しておきますー」
凛が避けて通ろうとすると、男の一人が前を塞いでくる。
「おっと、遠慮すんなよ」
「趣味じゃないんで、お断りしまーす」
「まぁまぁ、試しに、ちょっとぐらい付き合えよ。金に見合うぐらい気持ちよくさせてやるぜ」
そう言って男は、凛の腕を掴もうと手を伸ばす。
その手を凛はひらりと軽く躱した。
空振りした男はムキになって、何度も掴もうとするが、凛は軽やかな身の熟しで全て回避していた。
「おい、こいつ魔法使ってやがるぞ」
身体能力強化の魔法を使っていることに気付いた男達は、凛を逃すまいと取り囲む。
「そこまで抵抗するなら、痛い目を見てもらうしかねぇな」
「……しょうがないわね」
溜息をついた凛は、徐に地面に手を伸ばして、そこにある砂を一握り掴んだ。
そして、その砂を自分の前に撒いた。
「目潰しのつもりか? 全然届いてないぞ」
男はそう言いながら拳を振り被り、凛へと殴りかかった。
だが、その拳は凛に当たる前に、何かにぶつかって止められた。
「?? 何だ?」
間には何もないのに、男の拳はそれ以上先にいかない。
「何やってんだよ」
周りからは、男が拳を止めたようにしか見えなかった為、もう一人の男が、代わりに凛へと蹴りをかました。
だが、その蹴りも凛に届く前に止められる。
凛の周りには薄っすらと砂の粒子が飛んでおり、その身を守る鎧と化していた。
二人ともなると、男達は凛が何かをしていると勘付く。
「……お前、何やったんだ?」
最後の男が腰に携えていた剣を引き抜き、凛へと斬りかかる。
しかし、その剣も砂の粒子に塞き止められ、届くことはなかった。
「くっ……ぐぐ……」
男が全力で力を入れるが、剣はビクともしない。
「乱暴で嫌になっちゃうわね。消えなさい」
凛が砂の粒子を外へと解放すると、男達はその粒子に押される形で、吹き飛ばされた。
そのまま建物の壁に強く打ちつけられた男達は、気を失ったようで、動かなくなった。
「治安悪いわねぇ。目立つところで、やり取りするのは良くなかったかしら? 反省」
人通りのある道の中で大金を出しては、目を付けられるのも当然のことであった。
凛は自分の軽率な行動を反省する。
その時、通りの先から兵士達が走って来る。
「おい、お前ら。何をやってるんだ!」
「ヤバっ」
暴行現場を見られた凛は、慌てて建物の壁を駆け上がって逃げ出した。
強化された身体能力によって、屋根を渡り、あっという間に兵士達から逃れる。
追跡が来ないことを確認した凛は、屋根の上から町を見下ろす。
「考えてみたら、私が絡まれた被害者なんだから、逃げ出すこともなかったわよね。まぁいいや。どの道、面倒臭そうだから、この町から離れることにしましょ」
凛はこれからのことを考える。
「せっかくだから世界中を回りたいわね。旅費はこれまで通り道中のモンスター討伐で稼いでー。みぃはいないけど、一人でも余裕よね。私達ってアーティファクト抜きにしても、一般的な冒険者の人より、かなり強いみたいだし」
そう呟きながら、冒険者の登録試験の時のことを思い出す。
――――
冒険者ギルド裏手にある闘技場。
そこで凛と瑞希の二人が、試験官と対峙していた。
「二人揃って、かかって来てくれたまえ。なに、遠慮はいらん。私はこれでも元Aランク冒険者だったんだ。初心者の君達が、どう頑張っても倒すことなどできんよ」
数秒後。
「「うぇーい」」
倒れた試験官の上で、Vサインを二人が居た。
――――
「あの時は、ちょっとやり過ぎちゃったわよね」
当時のことを思い出して、凛は苦笑いする。
ゲーム内で強化していた能力が反映されていたのか、アーティファクトを集めるまでもなく、凛と瑞希はこの世界の人達の力を圧倒していた。
当初はアーティファクトを集めた後に、姉を迎えに行く予定だったが、それならば集団で行動している美鈴は安全だろうと、予定を変更して、好き放題することにしたのである。
「お金や道中の心配はないから、気ままに巡って、可愛い女の子との触れ合い旅でもしましょうかね」
凛は改めて周りを見回す。
建物の屋根から見える世界は壮大に広がっており、山や森、草原の地平線が果てしなく続いていた。
「ふふふ、この世界には沢山の女の子がいるのでしょうね。全力で楽しむぞー!」
新たな出会いと期待を胸に、凛の旅が始まった。
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