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第三章
第147話 vsニカゼ軍
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戦場は帝都ガラドレスの西に広がる平地。
敵軍の奥にはうっすらと街並みが見えている。
周辺の部隊が加わったニカゼ軍は1万5000にもなる。
キトゥルセン軍は3000、カサス軍4000、
マルヴァジア軍3500、
友軍戦力は合わせて1万強……。
魔戦力が4人と一匹。決して難しい戦いじゃない。
ただ敵の魔剣使いが戻ってくると話が違ってくるな。
結構深手を負わせたつもりだから出てこれないと思うが……。
千里眼で見てみると相対するニカゼ軍の後方にはガゴイル族が飛んでいる。
こちらに寝返った一族とはまた別の集団らしい。
それにしても、犠牲はあったが、
ここまで善戦出来たのは千里眼と機械蜂のおかげだな。
だってこの時代、本当なら情報の伝達に何日もかかる。
大勢の軍隊を動かすにも馬や伝書鳥を使って戦局を読み、
何日もその場で待機するなんでザラだ。
俺たちにはそれがない。
各軍とは脳内チップ経由で瞬時に連絡が取れるし、
千里眼で敵勢力がどこにいて、どこへ向かうのか見える。
おかげで体力や食料などを最小限に抑えることが出来た。
もし俺が何も持っていなければ……
何倍もの国力を有する軍を相手にここまでやれていなかっただろう。
そもそも歯向かってもいないかもしれない。
ニカゼ軍が動いた。
こちらも全軍を進めた。
上空でネネル軍と敵ガゴイル軍がぶつかる。
矢の雨が降る中、地上の大軍同士も刃を交えた。
後方から指揮を取り、何度か軍を操っていると、
軍勢の感覚というものが分かってくる。
集団と集団がぶつかった際、敵の固さを感じ取ることが出来るのだ。
今回は今までと違った。
かなり〝固い〟。
さすがは皇帝の弟の軍だ。
多分、奴隷兵ではなく、全兵が熟練の正規兵なのだろう。
けど、こちらも一筋縄じゃいかない奴らを揃えてあるんだ。
言った傍からベミー軍が敵軍に雪崩れ込んで快進撃を始めた。
更にその穴から白毛竜部隊が切り込む。
敵後方ではキャディッシュ隊の背中から、
アルトゥール隊が敵将軍の近くに降下、
タイミングを合わせてルレ隊とダカユキー隊もその周囲に奇襲をかける。
仕留めきれなくても一定期間敵の指揮系統は乱れるはずだ。
左翼ではクロエが氷で敵の足元を凍らせ、広範囲の敵の動きを封じ、
上空では雷が乱れ飛び、カカラルの炎が走る。
敵ガゴイル兵が雨のように降ってくる。
治療したとはいえ、連戦のダメージが残る二人にはあまり無理をしてほしくない。
敵ガゴイル族の大軍に一人突っ込み、
放電しまくっている上空のネネルに視点をズームする。
おっ、久々のパンチラ。
ついさっき言われた言葉が頭の中を反芻する。
キッスって……ピュアすぎて逆にイイな。うーん最高。
あの時のネネルの恥ずかしそうな顔、可愛かったなー。
忘れかけていたプラトニックなラヴを思い出させてくれたよ。
久しく恋愛じみたことしてなかったから、
ネネルとはゆっくり育んでいこうと思った。
さて、そろそろ頃合いか。
「レオプリオ殿、お願いします」
「承知しました!」
俺の合図で横から迂回していたマルヴァジア騎馬部隊が、
敵軍の横っ腹に突っ込み穴を開けた。
精鋭兵でも、分厚い装甲のマルヴァジア軍を相手するのは苦労するみたいだ。
右翼ではカサス兵の一糸乱れぬ盾部隊が前線を押し返し始め、
リリーナが魔剣の力を乱発しまくって勢いを取り戻した。
敵も負けじと隠しておいた別動隊を横から投入してきたが、
千里眼を駆使する俺にそんな手は通用しない。
あらかじめ配置していたバルバレス軍が奇襲部隊を迎え撃つ。
『オスカー様! 正面です!』
ミーズリーの声に前方を見た。
真正面から鎧トカゲの部隊が向かってきていた。
かなりの大軍だ。
大型の個体の背中には投石器が乗せてあった。
友軍の上に石が次々落ちる。
ああくそ、やめてくれ。
俺は護衛兵団を連れて前線に移動、
炎蛇を放射し、鎧トカゲ部隊を焼き尽くした。
こちらには大きな被害がないまま、順調に敵の数は減っていった。
このまま優勢に進むかに見えたが、後方から新たな軍が二つ現れた。
それぞれ2000はいる。
しかもあれは……。
視界をズーム。牙亀族の軍隊だ。
かなり手強い種族……どこにぶつけてくる?
この戦況で俺が敵将なら……
マルヴァジア軍だ。
予想通り、牙亀族の軍は右翼の先にいるマルヴァジア軍に襲い掛かった。
撤退命令を出したが敵の足止めに合い、大多数が残っている。
軍同士がぶつかってしばらくすると、
案の定マルヴァジア軍が崩壊し始めた。
牙亀族の高い攻撃力と防御力に手を焼いている。
このままではまずい、自分が行くか、そう思った時……。
『オスカー、待たせたわね』
ユウリナだ。
『ユウリナ! 来てくれたのか!』
視界のマップではあと少しで戦場に到着する位置にいた。
後ろを振り返り千里眼で見る。
約200名の騎兵が砂煙を上げて駆けていた。
予備兵を連れてきたのか……?
ん? なんだありゃ……兵士の腕や足が金色だぞ……?
『負傷兵に手足を与えたわ。
さあ、終わらせましょう』
おーい! マジか! サイボーグ兵かよ!!
敵軍の奥にはうっすらと街並みが見えている。
周辺の部隊が加わったニカゼ軍は1万5000にもなる。
キトゥルセン軍は3000、カサス軍4000、
マルヴァジア軍3500、
友軍戦力は合わせて1万強……。
魔戦力が4人と一匹。決して難しい戦いじゃない。
ただ敵の魔剣使いが戻ってくると話が違ってくるな。
結構深手を負わせたつもりだから出てこれないと思うが……。
千里眼で見てみると相対するニカゼ軍の後方にはガゴイル族が飛んでいる。
こちらに寝返った一族とはまた別の集団らしい。
それにしても、犠牲はあったが、
ここまで善戦出来たのは千里眼と機械蜂のおかげだな。
だってこの時代、本当なら情報の伝達に何日もかかる。
大勢の軍隊を動かすにも馬や伝書鳥を使って戦局を読み、
何日もその場で待機するなんでザラだ。
俺たちにはそれがない。
各軍とは脳内チップ経由で瞬時に連絡が取れるし、
千里眼で敵勢力がどこにいて、どこへ向かうのか見える。
おかげで体力や食料などを最小限に抑えることが出来た。
もし俺が何も持っていなければ……
何倍もの国力を有する軍を相手にここまでやれていなかっただろう。
そもそも歯向かってもいないかもしれない。
ニカゼ軍が動いた。
こちらも全軍を進めた。
上空でネネル軍と敵ガゴイル軍がぶつかる。
矢の雨が降る中、地上の大軍同士も刃を交えた。
後方から指揮を取り、何度か軍を操っていると、
軍勢の感覚というものが分かってくる。
集団と集団がぶつかった際、敵の固さを感じ取ることが出来るのだ。
今回は今までと違った。
かなり〝固い〟。
さすがは皇帝の弟の軍だ。
多分、奴隷兵ではなく、全兵が熟練の正規兵なのだろう。
けど、こちらも一筋縄じゃいかない奴らを揃えてあるんだ。
言った傍からベミー軍が敵軍に雪崩れ込んで快進撃を始めた。
更にその穴から白毛竜部隊が切り込む。
敵後方ではキャディッシュ隊の背中から、
アルトゥール隊が敵将軍の近くに降下、
タイミングを合わせてルレ隊とダカユキー隊もその周囲に奇襲をかける。
仕留めきれなくても一定期間敵の指揮系統は乱れるはずだ。
左翼ではクロエが氷で敵の足元を凍らせ、広範囲の敵の動きを封じ、
上空では雷が乱れ飛び、カカラルの炎が走る。
敵ガゴイル兵が雨のように降ってくる。
治療したとはいえ、連戦のダメージが残る二人にはあまり無理をしてほしくない。
敵ガゴイル族の大軍に一人突っ込み、
放電しまくっている上空のネネルに視点をズームする。
おっ、久々のパンチラ。
ついさっき言われた言葉が頭の中を反芻する。
キッスって……ピュアすぎて逆にイイな。うーん最高。
あの時のネネルの恥ずかしそうな顔、可愛かったなー。
忘れかけていたプラトニックなラヴを思い出させてくれたよ。
久しく恋愛じみたことしてなかったから、
ネネルとはゆっくり育んでいこうと思った。
さて、そろそろ頃合いか。
「レオプリオ殿、お願いします」
「承知しました!」
俺の合図で横から迂回していたマルヴァジア騎馬部隊が、
敵軍の横っ腹に突っ込み穴を開けた。
精鋭兵でも、分厚い装甲のマルヴァジア軍を相手するのは苦労するみたいだ。
右翼ではカサス兵の一糸乱れぬ盾部隊が前線を押し返し始め、
リリーナが魔剣の力を乱発しまくって勢いを取り戻した。
敵も負けじと隠しておいた別動隊を横から投入してきたが、
千里眼を駆使する俺にそんな手は通用しない。
あらかじめ配置していたバルバレス軍が奇襲部隊を迎え撃つ。
『オスカー様! 正面です!』
ミーズリーの声に前方を見た。
真正面から鎧トカゲの部隊が向かってきていた。
かなりの大軍だ。
大型の個体の背中には投石器が乗せてあった。
友軍の上に石が次々落ちる。
ああくそ、やめてくれ。
俺は護衛兵団を連れて前線に移動、
炎蛇を放射し、鎧トカゲ部隊を焼き尽くした。
こちらには大きな被害がないまま、順調に敵の数は減っていった。
このまま優勢に進むかに見えたが、後方から新たな軍が二つ現れた。
それぞれ2000はいる。
しかもあれは……。
視界をズーム。牙亀族の軍隊だ。
かなり手強い種族……どこにぶつけてくる?
この戦況で俺が敵将なら……
マルヴァジア軍だ。
予想通り、牙亀族の軍は右翼の先にいるマルヴァジア軍に襲い掛かった。
撤退命令を出したが敵の足止めに合い、大多数が残っている。
軍同士がぶつかってしばらくすると、
案の定マルヴァジア軍が崩壊し始めた。
牙亀族の高い攻撃力と防御力に手を焼いている。
このままではまずい、自分が行くか、そう思った時……。
『オスカー、待たせたわね』
ユウリナだ。
『ユウリナ! 来てくれたのか!』
視界のマップではあと少しで戦場に到着する位置にいた。
後ろを振り返り千里眼で見る。
約200名の騎兵が砂煙を上げて駆けていた。
予備兵を連れてきたのか……?
ん? なんだありゃ……兵士の腕や足が金色だぞ……?
『負傷兵に手足を与えたわ。
さあ、終わらせましょう』
おーい! マジか! サイボーグ兵かよ!!
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