313 / 325
最終章 大黒腐編
第300話 英霊たち
しおりを挟む
ノーストリリア郊外の平原、
雪がうっすら積もる地にて、
ほとんど全ての軍と、
城の関係者が並んでいた。
その先には大量の戦死者が並べられている。
いっぺんに火葬するためだ。
俺は中央に立ち、
魔剣フラレウムに炎を灯した。
今朝はガシャの夢を見たせいで頭が重い。
いや、長い戦闘の後だからというのもあるか。
息が白い。
朝の冷たい空気が肺を満たし、
頭をクリアにさせる。
視界いっぱいに広がる部下の亡骸。
生き残った者も憔悴し、
悲しみに暮れている。
多大な犠牲だ。
この命たちを、
絶対に無駄にしてはいけない。
部隊長以上や大きな戦果を挙げた者は、
手前に木を積んだ台を用意し、
その上に遺体を寝かせた。
ルガクトの前にはネネルが、
ガルダの前には、
ネネルの姉であるマリンカ教育大臣、
マーハントの前にはバルバレス、
リユウの前には、
同じググルカ族のアーシュ、
ソーンの前には、
孫娘のモカルがそれぞれ立つ。
そして俺はクロエの前へ。
クロエは魔人ゆえ、
後に残ったのは魔石しかなかった。
肉体の代わりに、
台の上にはクロエの服が置かれた。
そしてゴッサリア。
彼はウルバッハ戦で意識を失い、
戦いが集結した夜に静かに息を引き取った。
俺と戦った時には、
身体に巣食っている黒霊種が、
無理やり身体を操っていたが、
今回そうはならなかった。
あの、ウルバッハが持つ、
〝魔剣の能力を殺す魔剣〟
が関係してるんじゃないかと、
俺は勘ぐっている。
確証はないが、
あの黒霊種からは魔素を感じた。
ゴッサリアの前には、
彼の腹心の部下が立った。
多くの者を失った。
だがその甲斐あって、
敵勢力のほとんどを排除した。
ウルバッハ率いるテアトラ軍は、
瓦解して壊走。
オーク軍は俺の魔剣とカカラルを使い、
時間はかかったが殲滅、
逃げたやつらは、
今現在も追撃部隊を出して狩っている。
俺の少し後ろには、
生まれたばかりの子を抱くアーキャリー、
魔人を返り討ちにしたベリカが並ぶ
フラレウムの刀身を、
木々の間に入れ火をつけた。
他の皆も後に倣う。
広大な面積にぽつりぽつりと炎が上がり、
やがて黒い煙の筋が幾本も、
曇天に向かって伸びていった。
どうか彼らの次の人生が、
争いのない世でありますように。
火葬が終わり、
日が傾きかけた時だった。
視界に突如映像が送られてきた。
画質が悪く、音声も途切れ途切れだ。
俺以外の脳内チップを入れている者全員にも、
送られているようだった。
しばらく待っていると安定してきた。
『こち……ユウ……ナよ。
リリーナ……わ。
これか……腐樹の……倒す戦いを……』
それはユウリナからの通信だった。
場所は隣のゼニア大陸からだった。
大陸南部 某所
古い城の奥から暴力の音が響く。
ゴッ!ゴッ!と肉を打つ音だ。
「ごめ、ごめん、なさい……
ご、ごめ……さい」
顔面を容赦なく殴られているのはザヤネだった。
両手を魔素抑制装置の手錠で拘束され、
縄で吊らされている。
「お前は優秀だった。
騎士団発足からずっと信頼していた。
まさか最後の最後で使えないとは……」
ウルバッハの機械の腕が、
容赦なく顔面を捉える。
ゴシャッ!とザヤネの鼻が潰れる。
「あぐっ……もう……許し……」
腫れた目から涙を流し懇願するが、
ザヤネの言葉は、
今のウルバッハの心を動かさない。
「お前は一体何のためにいるんだ?
この、役立たずがっ!!
やはり人間とはくだらない生き物だ」
ザヤネは拷問を受けボロボロだった。
両手を上に吊るされていなければ、
とっくに倒れている。
息も絶え絶えで、
足元には夥しい量の血だまりが出来ていた。
「もう、しま……せん、
団長の命令に、し、従います」
ウルバッハは、
新調した機械の腕の動きを確認しながら、
ボディに一発強烈なのをお見舞いした。
「っ! ぐふうっ!!」
「そうだ、いいことを思いついた。
またお前の心臓に爆弾を埋め込んでやろう。
そしたら俺も安心できる」
その時、レゼルヴから通信が入った。
『レゼルヴ、身体はいいのか』
『予備はたくさんある。もう動けるぞ』
ウルバッハは指先から細い針を出した。
『……球史全書は絶対ではない。
最悪の場面で懸念が証明されたな』
その針をザヤネの胸に差した。
『私のせいだとでも?
人間のように感情的になるな、ウルバッハ』
『……我らは人間さ。クソみたいな生き物だ』
ザヤネが意識を失うのを、
ウルバッハは冷めた目で見ていた。
まるでこの世の全てを否定するかのような空虚な瞳……。
『前回は上手くいかなかったが、
ただプランBに移ればいいだけの話。
私は先に行っているぞ』
通信が切れた。
「おい、ライベック。
ゼニア大陸に出発だ」
窓際で酒を飲んでいたライベックは、
振り向いてニタリと笑う。
「ようやく本命の戦争か」
雪がうっすら積もる地にて、
ほとんど全ての軍と、
城の関係者が並んでいた。
その先には大量の戦死者が並べられている。
いっぺんに火葬するためだ。
俺は中央に立ち、
魔剣フラレウムに炎を灯した。
今朝はガシャの夢を見たせいで頭が重い。
いや、長い戦闘の後だからというのもあるか。
息が白い。
朝の冷たい空気が肺を満たし、
頭をクリアにさせる。
視界いっぱいに広がる部下の亡骸。
生き残った者も憔悴し、
悲しみに暮れている。
多大な犠牲だ。
この命たちを、
絶対に無駄にしてはいけない。
部隊長以上や大きな戦果を挙げた者は、
手前に木を積んだ台を用意し、
その上に遺体を寝かせた。
ルガクトの前にはネネルが、
ガルダの前には、
ネネルの姉であるマリンカ教育大臣、
マーハントの前にはバルバレス、
リユウの前には、
同じググルカ族のアーシュ、
ソーンの前には、
孫娘のモカルがそれぞれ立つ。
そして俺はクロエの前へ。
クロエは魔人ゆえ、
後に残ったのは魔石しかなかった。
肉体の代わりに、
台の上にはクロエの服が置かれた。
そしてゴッサリア。
彼はウルバッハ戦で意識を失い、
戦いが集結した夜に静かに息を引き取った。
俺と戦った時には、
身体に巣食っている黒霊種が、
無理やり身体を操っていたが、
今回そうはならなかった。
あの、ウルバッハが持つ、
〝魔剣の能力を殺す魔剣〟
が関係してるんじゃないかと、
俺は勘ぐっている。
確証はないが、
あの黒霊種からは魔素を感じた。
ゴッサリアの前には、
彼の腹心の部下が立った。
多くの者を失った。
だがその甲斐あって、
敵勢力のほとんどを排除した。
ウルバッハ率いるテアトラ軍は、
瓦解して壊走。
オーク軍は俺の魔剣とカカラルを使い、
時間はかかったが殲滅、
逃げたやつらは、
今現在も追撃部隊を出して狩っている。
俺の少し後ろには、
生まれたばかりの子を抱くアーキャリー、
魔人を返り討ちにしたベリカが並ぶ
フラレウムの刀身を、
木々の間に入れ火をつけた。
他の皆も後に倣う。
広大な面積にぽつりぽつりと炎が上がり、
やがて黒い煙の筋が幾本も、
曇天に向かって伸びていった。
どうか彼らの次の人生が、
争いのない世でありますように。
火葬が終わり、
日が傾きかけた時だった。
視界に突如映像が送られてきた。
画質が悪く、音声も途切れ途切れだ。
俺以外の脳内チップを入れている者全員にも、
送られているようだった。
しばらく待っていると安定してきた。
『こち……ユウ……ナよ。
リリーナ……わ。
これか……腐樹の……倒す戦いを……』
それはユウリナからの通信だった。
場所は隣のゼニア大陸からだった。
大陸南部 某所
古い城の奥から暴力の音が響く。
ゴッ!ゴッ!と肉を打つ音だ。
「ごめ、ごめん、なさい……
ご、ごめ……さい」
顔面を容赦なく殴られているのはザヤネだった。
両手を魔素抑制装置の手錠で拘束され、
縄で吊らされている。
「お前は優秀だった。
騎士団発足からずっと信頼していた。
まさか最後の最後で使えないとは……」
ウルバッハの機械の腕が、
容赦なく顔面を捉える。
ゴシャッ!とザヤネの鼻が潰れる。
「あぐっ……もう……許し……」
腫れた目から涙を流し懇願するが、
ザヤネの言葉は、
今のウルバッハの心を動かさない。
「お前は一体何のためにいるんだ?
この、役立たずがっ!!
やはり人間とはくだらない生き物だ」
ザヤネは拷問を受けボロボロだった。
両手を上に吊るされていなければ、
とっくに倒れている。
息も絶え絶えで、
足元には夥しい量の血だまりが出来ていた。
「もう、しま……せん、
団長の命令に、し、従います」
ウルバッハは、
新調した機械の腕の動きを確認しながら、
ボディに一発強烈なのをお見舞いした。
「っ! ぐふうっ!!」
「そうだ、いいことを思いついた。
またお前の心臓に爆弾を埋め込んでやろう。
そしたら俺も安心できる」
その時、レゼルヴから通信が入った。
『レゼルヴ、身体はいいのか』
『予備はたくさんある。もう動けるぞ』
ウルバッハは指先から細い針を出した。
『……球史全書は絶対ではない。
最悪の場面で懸念が証明されたな』
その針をザヤネの胸に差した。
『私のせいだとでも?
人間のように感情的になるな、ウルバッハ』
『……我らは人間さ。クソみたいな生き物だ』
ザヤネが意識を失うのを、
ウルバッハは冷めた目で見ていた。
まるでこの世の全てを否定するかのような空虚な瞳……。
『前回は上手くいかなかったが、
ただプランBに移ればいいだけの話。
私は先に行っているぞ』
通信が切れた。
「おい、ライベック。
ゼニア大陸に出発だ」
窓際で酒を飲んでいたライベックは、
振り向いてニタリと笑う。
「ようやく本命の戦争か」
0
あなたにおすすめの小説
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
前世で薬漬けだったおっさん、エルフに転生して自由を得る
がい
ファンタジー
ある日突然世界的に流行した病気。
その治療薬『メシア』の副作用により薬漬けになってしまった森野宏人(35)は、療養として母方の祖父の家で暮らしいた。
爺ちゃんと山に狩りの手伝いに行く事が楽しみになった宏人だったが、田舎のコミュニティは狭く、宏人の良くない噂が広まってしまった。
爺ちゃんとの狩りに行けなくなった宏人は、勢いでピルケースに入っているメシアを全て口に放り込み、そのまま意識を失ってしまう。
『私の名前は女神メシア。貴方には二つ選択肢がございます。』
人として輪廻の輪に戻るか、別の世界に行くか悩む宏人だったが、女神様にエルフになれると言われ、新たな人生、いや、エルフ生を楽しむ事を決める宏人。
『せっかくエルフになれたんだ!自由に冒険や旅を楽しむぞ!』
諸事情により不定期更新になります。
完結まで頑張る!
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
《作者からのお知らせ!》
※2025/11月中旬、 辺境領主の3巻が刊行となります。
今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。
【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん!
※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
ホームレスは転生したら7歳児!?気弱でコミュ障だった僕が、気づいたら異種族の王になっていました
たぬきち
ファンタジー
1部が12/6に完結して、2部に入ります。
「俺だけ不幸なこんな世界…認めない…認めないぞ!!」
どこにでもいる、さえないおじさん。特技なし。彼女いない。仕事ない。お金ない。外見も悪い。頭もよくない。とにかくなんにもない。そんな主人公、アレン・ロザークが死の間際に涙ながらに訴えたのが人生のやりなおしー。
彼は30年という短い生涯を閉じると、記憶を引き継いだままその意識は幼少期へ飛ばされた。
幼少期に戻ったアレンは前世の記憶と、飼い猫と喋れるオリジナルスキルを頼りに、不都合な未来、出来事を改変していく。
記憶にない事象、改変後に新たに発生したトラブルと戦いながら、2度目の人生での仲間らとアレンは新たな人生を歩んでいく。
新しい世界では『魔宝殿』と呼ばれるダンジョンがあり、前世の世界ではいなかった魔獣、魔族、亜人などが存在し、ただの日雇い店員だった前世とは違い、ダンジョンへ仲間たちと挑んでいきます。
この物語は、記憶を引き継ぎ幼少期にタイムリープした主人公アレンが、自分の人生を都合のいい方へ改変しながら、最低最悪な未来を避け、全く新しい人生を手に入れていきます。
主人公最強系の魔法やスキルはありません。あくまでも前世の記憶と経験を頼りにアレンにとって都合のいい人生を手に入れる物語です。
※ ネタバレのため、2部が完結したらまた少し書きます。タイトルも2部の始まりに合わせて変えました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる