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第五章 俺様、北方へ行く
7、深く考えるのはやめよう。
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「死にたい奴だけかかってきな!!」
エミーリオはともかく、エヴァにあの大群を向かわせてはいけない。移動手段がなくなる。
俺は腕を前に突き出しちょいと手を上に向ける挑発ポーズを取り、腹に力を込めてさっきより大声で叫ぶ。
決め台詞・決めポーズで効果2倍という中二病(笑)の効果も合わさりエミーリオに向かっていたイナゴが全てこっちに向いた。
「血飛沫と共に踊れ!」
飛び掛かってくる連中を纏めてバラバラに。が、効果範囲が狭いのかあまり数が減った気がしない。
ここはやっぱりブレスだろ。
「我が劫火に焼かれよ!!」
再びドラゴン火炎放射器となりグルグル周囲を焼き払う。
さっきから経験値取得を知らせる声がゴンゴン頭の中で鳴り響いていて頭が痛い。
「えぇい、やかましいっ! 後でまとめていっぺんにしろ!」
思わず怒鳴ったら通じたのかピタリとやんだ。ふぅ。
再び火炎放射器になり近づくイナゴを一掃する。いくらスキルで挑発したとはいえ、ハメ技のごとき戦法に面白いほどハマってくれる。
強化されているとはいえ、やはり虫は虫。知能がないのだな。
「「ふはははははは、虫けらごとき、俺様の相手ではないわ!!」」
あ、1号にまたアテレコされた。だからあいつ何で俺の言うことわかるんだよ。
読唇術、いや、読心術系のスキルでも持ってやがるのか?
まぁ、今は1号よりイナゴだな。探し求めてようやく遭遇した黒モンスター。1匹たりとも逃がしてなるものか。
と言いつつ、挑発スキルのせいなのか、恐怖心がないのか、逃げようとする個体はなく皆一様に向かってきてくれる。
こうなればもうただの作業だ。
「これで、最後だ!」
俺のMPが尽きる頃、ようやく最後の1匹が俺の爪によって切り裂かれる。
爪の間に挟まったイナゴの欠片(肉片とは言いたくない)や体液を振り払って、と。
「我が爪に斬れぬものなし」
あ、また1号にアテレコされた。
戦闘が終わったことを確認したエミーリオが剣を鞘に納めながらこっちに近づいてくる。
数が減ったころからエミーリオも戦闘に加勢してくれていたのだ。
「大丈夫ですか?」
『ああ、問題ない。それよりも……』
「あっやめてやめて裂けちゃう! 裂けるから! やめてぇぇ! ごめんなさぁぁあい!」
よくも戦闘中にまでおちょくってくれたな貴様、と1号の頭にミチミチと爪を食いこませる。
アッーーー! という1号の悲鳴とともに半分に裂けたが、この程度では死なないのはすでに確認済みだ。
周囲にはバラバラになったイナゴの死骸や灰。そして、ビー玉のような黒い小さな結晶。
実は戦闘中もどんどん倒れた奴のから俺に吸い込まれるように消えてってたけれど、1号とふざけ合っている間にも残っていた結晶は俺に吸い込まれて消えてしまった。
ダンジョンと違い残されたのはただ死骸のみ。
『――≪リージェ≫が経験値2,500,000を入手しました――』
『――≪リージェ≫のレベルが22になりました――』
『――スキル≪我が劫火に焼かれよ≫がLv.5になりました――』
おおおおおおお!! レベルが一気に上がった! あいつら弱いくせに数だけはいたからな!
いやぁ、美味しい相手だった。あいつらならまた遭遇しても良いな。
スキルレベルも上がってる。ハメ技にして使いまくったからな。
ふふふ、これでまた一歩野望に近づいたのだよ!
どれどれ、ステータスは、っと。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【ステータス】
名前 : リージェ
レベル : 22
EXP : 995711/3454790
HP : 1752/ 67353
MP : 25/ 51860
Atk : 171496
Def : 55705
スキル : タリ―語 Lv.3
我が劫火に焼かれよ Lv.5
血飛沫と共に踊れ Lv.5
全てを見通す神の眼 Lv.2
念話 Lv.2
我を害さんとする者よ、姿を現せ Lv.1
反転せよ Lv.3
天罰 Lv.2
称号 : 中二病(笑)
害虫キラー
農家
ドM
聖竜(仮)
黒の使徒(仮)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
攻撃力17万?! ちょ、もう向かう所敵なしじゃねぇ?!
って、ちょっと待て! 誰が黒の使徒だ! 俺は暗黒破壊神の信徒じゃねぇ! 俺こそが! 本物の! 暗黒破壊神なのだ!! はぁはぁ。いかん、興奮してしまった。
えっと、称号効果は……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【黒の使徒(仮)】
暗黒破壊神に心酔する者に贈られる称号。Atkの数値に1.5倍の強化補正。また、攻撃魔法を覚えやすくなる。攻撃魔法の威力1.5倍。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これはヤバい物を手に入れてしまった……。
そういや、確か創世神話の絵本でも暗黒破壊神になる前の男神は戦うための力を祝福として振りまいてたって話だったな。
「おーい、リージェどうした?」
ステータス確認に夢中になってる俺の目の前をブンブンと両腕を振り回して声をかけてくる1号に我に返る。
ステータスの伸び方が異常だが、強くなる分にはむしろ好都合だ。深く考えるのはやめよう。
『あ、ああ。ちょっとレベルアップしてな。1号は?』
「ん? 俺? レベル2のままだな」
まぁ、お前食われてただけだもんな。次はちゃんと戦えよ、と言ったら曖昧に返事しやがった。
エミーリオはともかく、エヴァにあの大群を向かわせてはいけない。移動手段がなくなる。
俺は腕を前に突き出しちょいと手を上に向ける挑発ポーズを取り、腹に力を込めてさっきより大声で叫ぶ。
決め台詞・決めポーズで効果2倍という中二病(笑)の効果も合わさりエミーリオに向かっていたイナゴが全てこっちに向いた。
「血飛沫と共に踊れ!」
飛び掛かってくる連中を纏めてバラバラに。が、効果範囲が狭いのかあまり数が減った気がしない。
ここはやっぱりブレスだろ。
「我が劫火に焼かれよ!!」
再びドラゴン火炎放射器となりグルグル周囲を焼き払う。
さっきから経験値取得を知らせる声がゴンゴン頭の中で鳴り響いていて頭が痛い。
「えぇい、やかましいっ! 後でまとめていっぺんにしろ!」
思わず怒鳴ったら通じたのかピタリとやんだ。ふぅ。
再び火炎放射器になり近づくイナゴを一掃する。いくらスキルで挑発したとはいえ、ハメ技のごとき戦法に面白いほどハマってくれる。
強化されているとはいえ、やはり虫は虫。知能がないのだな。
「「ふはははははは、虫けらごとき、俺様の相手ではないわ!!」」
あ、1号にまたアテレコされた。だからあいつ何で俺の言うことわかるんだよ。
読唇術、いや、読心術系のスキルでも持ってやがるのか?
まぁ、今は1号よりイナゴだな。探し求めてようやく遭遇した黒モンスター。1匹たりとも逃がしてなるものか。
と言いつつ、挑発スキルのせいなのか、恐怖心がないのか、逃げようとする個体はなく皆一様に向かってきてくれる。
こうなればもうただの作業だ。
「これで、最後だ!」
俺のMPが尽きる頃、ようやく最後の1匹が俺の爪によって切り裂かれる。
爪の間に挟まったイナゴの欠片(肉片とは言いたくない)や体液を振り払って、と。
「我が爪に斬れぬものなし」
あ、また1号にアテレコされた。
戦闘が終わったことを確認したエミーリオが剣を鞘に納めながらこっちに近づいてくる。
数が減ったころからエミーリオも戦闘に加勢してくれていたのだ。
「大丈夫ですか?」
『ああ、問題ない。それよりも……』
「あっやめてやめて裂けちゃう! 裂けるから! やめてぇぇ! ごめんなさぁぁあい!」
よくも戦闘中にまでおちょくってくれたな貴様、と1号の頭にミチミチと爪を食いこませる。
アッーーー! という1号の悲鳴とともに半分に裂けたが、この程度では死なないのはすでに確認済みだ。
周囲にはバラバラになったイナゴの死骸や灰。そして、ビー玉のような黒い小さな結晶。
実は戦闘中もどんどん倒れた奴のから俺に吸い込まれるように消えてってたけれど、1号とふざけ合っている間にも残っていた結晶は俺に吸い込まれて消えてしまった。
ダンジョンと違い残されたのはただ死骸のみ。
『――≪リージェ≫が経験値2,500,000を入手しました――』
『――≪リージェ≫のレベルが22になりました――』
『――スキル≪我が劫火に焼かれよ≫がLv.5になりました――』
おおおおおおお!! レベルが一気に上がった! あいつら弱いくせに数だけはいたからな!
いやぁ、美味しい相手だった。あいつらならまた遭遇しても良いな。
スキルレベルも上がってる。ハメ技にして使いまくったからな。
ふふふ、これでまた一歩野望に近づいたのだよ!
どれどれ、ステータスは、っと。
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【ステータス】
名前 : リージェ
レベル : 22
EXP : 995711/3454790
HP : 1752/ 67353
MP : 25/ 51860
Atk : 171496
Def : 55705
スキル : タリ―語 Lv.3
我が劫火に焼かれよ Lv.5
血飛沫と共に踊れ Lv.5
全てを見通す神の眼 Lv.2
念話 Lv.2
我を害さんとする者よ、姿を現せ Lv.1
反転せよ Lv.3
天罰 Lv.2
称号 : 中二病(笑)
害虫キラー
農家
ドM
聖竜(仮)
黒の使徒(仮)
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攻撃力17万?! ちょ、もう向かう所敵なしじゃねぇ?!
って、ちょっと待て! 誰が黒の使徒だ! 俺は暗黒破壊神の信徒じゃねぇ! 俺こそが! 本物の! 暗黒破壊神なのだ!! はぁはぁ。いかん、興奮してしまった。
えっと、称号効果は……
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【黒の使徒(仮)】
暗黒破壊神に心酔する者に贈られる称号。Atkの数値に1.5倍の強化補正。また、攻撃魔法を覚えやすくなる。攻撃魔法の威力1.5倍。
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これはヤバい物を手に入れてしまった……。
そういや、確か創世神話の絵本でも暗黒破壊神になる前の男神は戦うための力を祝福として振りまいてたって話だったな。
「おーい、リージェどうした?」
ステータス確認に夢中になってる俺の目の前をブンブンと両腕を振り回して声をかけてくる1号に我に返る。
ステータスの伸び方が異常だが、強くなる分にはむしろ好都合だ。深く考えるのはやめよう。
『あ、ああ。ちょっとレベルアップしてな。1号は?』
「ん? 俺? レベル2のままだな」
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