180 / 228
第八章 俺様、勇者と対立する
(閑話)企み
しおりを挟む
現代の神隠し、なんて呼ばれていた集団失踪事件の発生した日からもうすぐ1年。
いなくなった生徒達が次々と見つかったと連日ニュースで流されている。だが、結局この1年間どこにいっていたのか、死んだ生徒はどこでどうして死んだのかなどの証言はTVからは流されることなく、真相は謎のままだ。
だが、ネットの中ではTVでは流されないことまでまことしやかに囁かれている。というのも、警察やマスコミが本気にしなかった本人達の証言を某オカルト雑誌の記事だけが脚色なしで掲載したからだ。
――今までどこで何をしていたの?
「異世界に行って勇者をしていたんだ」
「向こうでは魔法が使えて、ゲームみたいにレベルやステータスがあって、勇者って称号までついてたのよ」
「凶悪なモンスターと戦ったり、世界を救うために旅をしていたんだ」
まるで遊園地にでも行ってきたかのように、目を輝かせながら興奮気味に取材に応じる少年少女達。
生還した生徒達のその荒唐無稽な証言は、皆示し合わせたように一致していた。
その内容は戻ってきてから未だ精神医療センターに入院中の生徒が証言する内容とも一致しており、帰還してから打ち合わせる機会がなかったことから全員が同じ場所にいたことは間違いないと記事は綴る。
異世界にいたという荒唐無稽な証言に真実味を帯びさせたのは次の生徒達の証言。
――それを証明できる?
「あ。ポケットに入れっぱなしだったの、証明になるかな? これ、私が使っていたロッド」
「俺は、モンスターを倒した時に武器の素材にしようと剥ぎ取っておいた牙と核」
「ふふふ、私のは凄いよ? 一緒に旅をしていたドラゴンの鱗と尻尾の毛!」
「え? ずるーい! いつの間に!」
了承をもらって専門家に解析鑑定してもらった結果、ロッドは白樺の木材に紫水晶で細工を施されたものであり、少女が言うような魔法の力などは確認できなかった。
しかし、牙は猫型の大型獣のものに酷似しているが現存する何れの動物とも一致しなかったという。
鉱石と鱗、毛髪についても同様で成分分析をしてもそれが何であるのかすら不明であった。
世紀の大発見か、はたまた子供達による何らかの加工物か。様々な憶測がネット上に渦巻き人々の関心の高さを伺わせる。ただし、事件としてではなく都市伝説の類として。
死者をも出したこの一件を面白がっているとしか思えない。
――じゃあ、君達はどうやって異世界から帰ってきたの?
「先生が見つけてくれたんだ」
「勇者として戦うなんて、そんな危険なことをするなって。先生が連れ戻しに来たの」
「正確には先生と先生の奥さんが、だね」
――先生って、君達の担任の?
「そうだよ?」
「他に誰がいるの?」
「ずっと私達を探してくれてたんだって」
彼らの言う教師K氏は生徒達失踪事件の重要参考人として捜査が進められており、K氏が事件後ずっと自宅と弟H氏宅を往復するだけの生活であったことは警察が証言している。
H氏宅へ足繁く通うのは、H氏の息子もまた失踪事件の被害者であり、未だ発見されていないからである。
警察の証言するK氏の行動から、K氏が自ら捜索していたとは考えられない。
仮にK氏が生徒達を探し連れ戻しているという生徒の証言が本当であれば、何故自分の甥を真っ先に連れ戻さないのか?
生徒達をどうやって見つけ出したのか? どうやって連れ戻したのか? 何故警察に協力を要請したり、自分の無実を主張しないのか? 謎は深まるばかりである。
「ふんっ、くだらん!」
部下の机の上に出ていたオカルト雑誌を、音を立てて叩きつけ秦野は毒吐く。
その音に秦野の前に直立不動だった瀬田と黒木がビクッと肩を揺らす。
今世間を騒がせているのは自分が担当している事件。そう、これは事件なのだ。こんな嘘八百が並べ立てられた怪しげな雑誌に何がわかるというのだ。
真相はもっと現実的でなければならない。他殺体が出ている以上、必ず犯人がいる。
警察の威信にかけてでも、犯人を捕まえなければならない。まだ見つからない生徒達が殺される前に救出をしなければ。
「ですが、何度も言っております通り木下は完全にシロです。妻のルナ、弟の本庄にもアリバイがありますし、そもそも動機がありません」
「家の中からも何も出てこなかったっすもんね」
表情も言葉も固い瀬田と対照的に、学生気分が抜けていないような口調と服装の黒木が最重要参考人は犯人ではないと口を揃えて言う。その言葉に、秦野がまた血管を浮かせる。
とても同期同世代とは思えない対照的な二人は、いつだって秦野の悩みの種だった。
「何もないわけあるか!」
木下は怪しすぎるのだ。現場にいて失踪した一人でありながら、当日の夜には何事もなかったかのような顔で関係各所に自ら連絡をしてきた掴みどころのない教師。
それからの行動もおかしい。妻と二人暮らし、弟の所へ通っているとしても、とても三人では消費しきれないほどの食料品を毎日買っているのだ。そして、それは弟が職場に行くようになってからも続いている。
何故あんな量の食料が必要になる? 本庄宅こそが監禁場所ではないのか?
「そもそも貴様ら、容疑者と仲良くなってんじゃねぇ! 令状もないのに家に上がり込むな! それと黒木、何度も言うがシャツの裾は中にしまえ! ズボンを腰履きするな!」
「えー」
「えー、じゃない!」
「班長が証拠証拠言うから家の中捜索してんじゃないっすか」
「木下は容疑者じゃなくて重要参考人ですよ。木下が犯人だというなら令状取ってきてくださいよ」
だらしない格好と口調の黒木に続き、瀬田までもが秦野に盾突く。
見た目も口調も正反対の二人だが、何だかんだで息ピッタリなのだ。特に、秦野に口答えする時は。
「ぐっ……だから、令状を取れるだけの証拠を見つけてこいって言ってるんだ!」
こんな所で管を巻いてないでとっとと行ってこい、と追い出す。
自分で引き留めたくせに、とぶつくさ言っている黒木に聞こえているぞ、と怒鳴ると逃げるように去っていった。
警察は捜査令状なしで家宅捜査をしてはならない。不正捜査によって見つけた物証は、例え被害者の血がべったりついた凶器であっても証拠とは認められないのだ。
だが、捜査令状を取るにはそれなりに木下が犯人であるという証拠を揃えなければならない。しかし、秦野は未だに木下が犯人であることを示す有力な証拠・証言を得られずにいた。
このままではこの事件は迷宮入りするだろう。何とかしなければ……秦野は焦っていた。
「そうだ、違法捜査だとわからなければいい。映像合成の得意な奴がこの前見逃してやった万引き犯にいたな……」
証拠がなければ作ってしまえばいい。
誰もいない部屋で、ニヤリ、と秦野は嗤った。
いなくなった生徒達が次々と見つかったと連日ニュースで流されている。だが、結局この1年間どこにいっていたのか、死んだ生徒はどこでどうして死んだのかなどの証言はTVからは流されることなく、真相は謎のままだ。
だが、ネットの中ではTVでは流されないことまでまことしやかに囁かれている。というのも、警察やマスコミが本気にしなかった本人達の証言を某オカルト雑誌の記事だけが脚色なしで掲載したからだ。
――今までどこで何をしていたの?
「異世界に行って勇者をしていたんだ」
「向こうでは魔法が使えて、ゲームみたいにレベルやステータスがあって、勇者って称号までついてたのよ」
「凶悪なモンスターと戦ったり、世界を救うために旅をしていたんだ」
まるで遊園地にでも行ってきたかのように、目を輝かせながら興奮気味に取材に応じる少年少女達。
生還した生徒達のその荒唐無稽な証言は、皆示し合わせたように一致していた。
その内容は戻ってきてから未だ精神医療センターに入院中の生徒が証言する内容とも一致しており、帰還してから打ち合わせる機会がなかったことから全員が同じ場所にいたことは間違いないと記事は綴る。
異世界にいたという荒唐無稽な証言に真実味を帯びさせたのは次の生徒達の証言。
――それを証明できる?
「あ。ポケットに入れっぱなしだったの、証明になるかな? これ、私が使っていたロッド」
「俺は、モンスターを倒した時に武器の素材にしようと剥ぎ取っておいた牙と核」
「ふふふ、私のは凄いよ? 一緒に旅をしていたドラゴンの鱗と尻尾の毛!」
「え? ずるーい! いつの間に!」
了承をもらって専門家に解析鑑定してもらった結果、ロッドは白樺の木材に紫水晶で細工を施されたものであり、少女が言うような魔法の力などは確認できなかった。
しかし、牙は猫型の大型獣のものに酷似しているが現存する何れの動物とも一致しなかったという。
鉱石と鱗、毛髪についても同様で成分分析をしてもそれが何であるのかすら不明であった。
世紀の大発見か、はたまた子供達による何らかの加工物か。様々な憶測がネット上に渦巻き人々の関心の高さを伺わせる。ただし、事件としてではなく都市伝説の類として。
死者をも出したこの一件を面白がっているとしか思えない。
――じゃあ、君達はどうやって異世界から帰ってきたの?
「先生が見つけてくれたんだ」
「勇者として戦うなんて、そんな危険なことをするなって。先生が連れ戻しに来たの」
「正確には先生と先生の奥さんが、だね」
――先生って、君達の担任の?
「そうだよ?」
「他に誰がいるの?」
「ずっと私達を探してくれてたんだって」
彼らの言う教師K氏は生徒達失踪事件の重要参考人として捜査が進められており、K氏が事件後ずっと自宅と弟H氏宅を往復するだけの生活であったことは警察が証言している。
H氏宅へ足繁く通うのは、H氏の息子もまた失踪事件の被害者であり、未だ発見されていないからである。
警察の証言するK氏の行動から、K氏が自ら捜索していたとは考えられない。
仮にK氏が生徒達を探し連れ戻しているという生徒の証言が本当であれば、何故自分の甥を真っ先に連れ戻さないのか?
生徒達をどうやって見つけ出したのか? どうやって連れ戻したのか? 何故警察に協力を要請したり、自分の無実を主張しないのか? 謎は深まるばかりである。
「ふんっ、くだらん!」
部下の机の上に出ていたオカルト雑誌を、音を立てて叩きつけ秦野は毒吐く。
その音に秦野の前に直立不動だった瀬田と黒木がビクッと肩を揺らす。
今世間を騒がせているのは自分が担当している事件。そう、これは事件なのだ。こんな嘘八百が並べ立てられた怪しげな雑誌に何がわかるというのだ。
真相はもっと現実的でなければならない。他殺体が出ている以上、必ず犯人がいる。
警察の威信にかけてでも、犯人を捕まえなければならない。まだ見つからない生徒達が殺される前に救出をしなければ。
「ですが、何度も言っております通り木下は完全にシロです。妻のルナ、弟の本庄にもアリバイがありますし、そもそも動機がありません」
「家の中からも何も出てこなかったっすもんね」
表情も言葉も固い瀬田と対照的に、学生気分が抜けていないような口調と服装の黒木が最重要参考人は犯人ではないと口を揃えて言う。その言葉に、秦野がまた血管を浮かせる。
とても同期同世代とは思えない対照的な二人は、いつだって秦野の悩みの種だった。
「何もないわけあるか!」
木下は怪しすぎるのだ。現場にいて失踪した一人でありながら、当日の夜には何事もなかったかのような顔で関係各所に自ら連絡をしてきた掴みどころのない教師。
それからの行動もおかしい。妻と二人暮らし、弟の所へ通っているとしても、とても三人では消費しきれないほどの食料品を毎日買っているのだ。そして、それは弟が職場に行くようになってからも続いている。
何故あんな量の食料が必要になる? 本庄宅こそが監禁場所ではないのか?
「そもそも貴様ら、容疑者と仲良くなってんじゃねぇ! 令状もないのに家に上がり込むな! それと黒木、何度も言うがシャツの裾は中にしまえ! ズボンを腰履きするな!」
「えー」
「えー、じゃない!」
「班長が証拠証拠言うから家の中捜索してんじゃないっすか」
「木下は容疑者じゃなくて重要参考人ですよ。木下が犯人だというなら令状取ってきてくださいよ」
だらしない格好と口調の黒木に続き、瀬田までもが秦野に盾突く。
見た目も口調も正反対の二人だが、何だかんだで息ピッタリなのだ。特に、秦野に口答えする時は。
「ぐっ……だから、令状を取れるだけの証拠を見つけてこいって言ってるんだ!」
こんな所で管を巻いてないでとっとと行ってこい、と追い出す。
自分で引き留めたくせに、とぶつくさ言っている黒木に聞こえているぞ、と怒鳴ると逃げるように去っていった。
警察は捜査令状なしで家宅捜査をしてはならない。不正捜査によって見つけた物証は、例え被害者の血がべったりついた凶器であっても証拠とは認められないのだ。
だが、捜査令状を取るにはそれなりに木下が犯人であるという証拠を揃えなければならない。しかし、秦野は未だに木下が犯人であることを示す有力な証拠・証言を得られずにいた。
このままではこの事件は迷宮入りするだろう。何とかしなければ……秦野は焦っていた。
「そうだ、違法捜査だとわからなければいい。映像合成の得意な奴がこの前見逃してやった万引き犯にいたな……」
証拠がなければ作ってしまえばいい。
誰もいない部屋で、ニヤリ、と秦野は嗤った。
0
あなたにおすすめの小説
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
毒舌アイドルは毒の魔物に転生する。
馳 影輝
ファンタジー
毒舌を売りにして芸能界で活躍できる様になった。
元々はアイドルとしてデビューしたが、ヒラヒラの衣装や可愛い仕草も得意じゃ無かった。
バラエティーの仕事を貰って、毒舌でキャラを作ったらこれがハマり役で世間からのウケも良くとんとん拍子で有名人になれた。
だが、自宅に帰ると玄関に見知らぬ男性が立っていて私に近づくと静かにナイフで私を刺した。
アイドル時代のファンかも知れない。
突然の事で、怖くて動けない私は何度も刺されて意識を失った。
主人公の時田香澄は殺されてしまう。
気がつくとダンジョンの最下層にポイズンキラーとい魔物に転生する。
自分の現象を知りショックを受けるが、その部屋の主であるリトラの助言により地上を目指す。
ダンジョンの中で進化を繰り返して強くなり、人間の冒険者達が襲われている所に出くわす。
魔物でありながら、擬態を使って人間としても生きる姿や魔王種への進化を試みたり、数え切れないほどの激動の魔物人生が始まる。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
1歳児天使の異世界生活!
春爛漫
ファンタジー
夫に先立たれ、女手一つで子供を育て上げた皇 幸子。病気にかかり死んでしまうが、天使が迎えに来てくれて天界へ行くも、最高神の創造神様が一方的にまくしたてて、サチ・スメラギとして異世界アラタカラに創造神の使徒(天使)として送られてしまう。1歳の子供の身体になり、それなりに人に溶け込もうと頑張るお話。
※心は大人のなんちゃって幼児なので、あたたかい目で見守っていてください。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる