Defense 完結 2期へ続く

パンチマン

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セグワ

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開戦から1日後、俺のいるセグワ国防軍に国王直伝で召集がかかった。

俺はセグワ島という大海にポツンと浮かぶ島の軍人をしている。セグワ島には人口7千数万人が暮らしている。この島は古くから国王制を用いてこの島を統率してきた。南方には古来から友好な関係を築いてきた日国と呼ばれる島国がある。

国王が宮殿から出てきた。宮殿の4階辺りから我々に向かって

 「今回のスカイライン、バンクの戦争に関してお話します。両国の政府は我が国に度々味方に着くよう通達してきます。しかしながら我が国は永世中立を方針として国家を先祖代々受け継がれてきました。当然ながらその流れに従うのが我らセグワ人の務め、敵が侵攻してこようと決して屈することなく我が国の盾となり、市民の生活と生命を守ってくださることを期待しております。」

「敬礼!!」

 「直れー!」

国王は白髪頭にシワまみれの顔をして、見るからに老体だ。国民にとても近い存在で島民からは「爺ちゃん」と呼ばれ親しまれている。俺たち軍人がそんな事を言ったら親衛隊が鬼の形相をしてやってくるのだが。

セグワ軍の主力銃はSIG系統の銃だ。一般歩兵は白色の戦闘服、ヘルメットを着用する。白色の戦闘服、ヘルメットには、「なんひとにも染まらない」という中立の意味が込められている。防弾チョッキやニーパッドなどは黒色だ。

セグワ陸軍は他の国家同様、一般歩兵隊と他に砲兵隊や機甲隊などの部隊を持つ。規模は他の国と比べれば劣るが練度はかなり高い方であろう。なかでも親衛隊に至っては、学力、体力、精神力、戦闘力、全てにおいて優秀な人材で構成されている。親衛隊は白色の戦闘服で腕と首に赤橙の布を巻いている。これは国王に「自らの血を捧げる」という意味が込められているらしい。もっとも親衛隊には愛国心の塊みたいな連中しかいない。

国王の激励を頂いたその日から訓練は再開された。時が時だ。今まで以上により実戦的なかつ高度な訓練が毎日のように行われた。毎日何百発もの射撃を行い、多い日には数千発撃ち込んだ時もあった。島には入り組んだ市街地が多い事からCQB訓練も今まで以上の規模で取り行われた。

敵が侵攻して来たその日に備えて訓練をひたむきに行い続けた。

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