Defense 2 完結

パンチマン

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さらば戦争

34 解体とその後

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ケイン・・・保安庁解体後、州警の声かけもあったが、新設されたセグワ国防総省の情報調査部の職員となった。国防総省ではケインという名に代わって偽名を使い勤務した。友人に義手を製作させ、レイに手渡した。


シャロン・・・服役中に財閥は解体される。出所と同時に、オーシア本国とはかなり離れた地球の裏側の紛争地にある、難民事務所の職員となって勤務。しかし勤務数年後にゲリラと有志連合軍との戦闘に巻き込まれ、職員が何名か死亡する事件が発生。事務所付近はゲリラの勢力圏となったため死亡した職員およびその他の職員は現在に至るまで、その安否が不明となっている。


リスト・・・片目片腕を失ったレイを全面的に支援。ケインに依頼して義手を製作してもらい、レイとの生活がある程度落ち着いた後、州内の民間企業に再就職した。


レイ・・・リストに支えられて生活を送る。その後ケインから義手を渡されて両手で生活を送れるようになった。


アンディー・・・PTSD(心的外傷後ストレス障害)患者のための医療施設に引き続き勤務。その後、国際貢献活動の一環として、衛生隊団体の一員となり紛争地に出向き、難民や怪我人などの看護を行い、同時にキャンプの警備任務なども遂行。大勢の社会的復帰ならびに青少年の健全育成にも貢献した。


アレア・・・政治体制を巡って王党派、議会派と内戦寸前だった頃に帰還。当初は王政復古が予見されたが、帰還後の日国やクルツクを交えた為政会議にて、妥協案として日国の象徴国王制の導入が提案され、それを受け入れる形となり議会制民主主義を採用することで決着がついた。
 その後アレアは慰霊の旅として全国の戦地と戦没者の遺族、英霊墓地などを毎日のように訪問した。首都内に大規模な国立英霊墓地を再造園すると同時に、殉職した公務員の墓地や、戦争による民間犠牲者などの墓地も造園した。また本人の要望で、亡くなったICICLE隊員の墓もひっそりと造られた。その後は前の戦争を生き残った元親衛隊員と入籍。子宝に恵まれ、その仲睦まじさは大勢の国民を和ませという。生前退位する70前半まで国事行為を積極的に行った。


イーベル・・・出所後、人手不足だった国防総省の、若手参謀育成の間の繋ぎ役として参謀総長に再就任を勧められる。本人は断ったが、国防大臣の嘆願もあって就任。オーシアを始めとする国々から反対論も展開されたが、繋ぎ役を全うし、退官と同時に自主退職。しかし退官直後、自宅にて首を吊った状態で発見された。


ロッジ・・・整備士として地元の車両工場に勤務。問題ありに指定された車両を数台直した事で車両整備の神と崇められた。定年にて退職。


ファレス・・・独立後、退職した捜査課長に代わって課長に出世。現場主義を貫き、大勢の若手育成にも貢献した。


ビンテージ・・・マクロス残党の報復を避けるためにビンテージという名前を捨て、新たな名で活動。帰還後は腕利きの情報調査部員として国内のみならず、国外にも出向いて行った。


アルフォンス・・・襲撃で一時危ぶまれたが再起し、マクロス残党の捜査活動に専念した。


ロベスピエール・・・独立後、セグワに帰化。国防総省下の防衛装備庁に勤務。不足していた国産武器の調達が急務であったが、以前のパイプを用いて安価な外国の銃器を供給させ、その間に良質の国産銃の生産を行わせた。また職員の間では、彼が頻繁にICICLEの墓に出向いていることが認知されている。


ロレンス・・・ロレンスはクルツクで亡命申請により現地政府の保護を受けた。ヴェランダではロレンスの功罪が長く議論された。国を裏切った国賊などとさげすまれたが、一方で大国の狂った統治政策に立ち向かった英雄とまで称えられたりと、ロレンスを巡って二分される程だった。独立後彼は「裏切りの英雄」と呼ばれ、彼の行動はヴェランダ共和国の世界的な在り方を問い直すものとして認知されるように変化していった。戦時中大国に屈せず戦った諸島国家と比べて、圧に屈して友好国を爆撃した行い自体を見つめ直す機会を作り出したのだった。


スバル・・・セグワ軍のスナイパースクール教官になり、数多くの優秀狙撃手を輩出。また軍内で行われるスナイパーコンテストでは、その駐屯地のエースとして活躍。自身はインタビューで「この技能が今は、無生命の鉄板に向いていて良かった。」と言った。


ライアン・・・何とか一命を取り留め、政治界へ復帰するも、流出した文書によりマクロスとの汚職疑惑や私的利益のための統治計画疑惑などが浮上。選挙に強行出馬するも、各方面からの非難と共に落選。その後政界での日の目を二度と見ることは無かった。



保安庁・・・保安庁は洋上保安局を残して廃止され、6万人程いた職員は数年ごと人員を減らしていき最終的には1万人までに減らした。多くの元職員は一般企業のみならず国防総省や軍隊、警察消防などに再雇用された。また残った洋上保安局は、沿岸警備隊として改組された。


警察組織・・・議院内閣制採用に先立ち、警察のトップは国家公安委員が担い、その下に警察庁や各州公安委員会、その下に各警察が再配置された。


ICICLE・・・亡くなった隊員はアレアの希望の元、彼らの墓地を英霊墓地に隣接する殉職した警官、消防士などを祀る墓地群にひっそりと埋葬された。 
 またオーシアは元ICICLE隊員の処罰を求め、追求したが初代政権の保守派与党は元ICICLE隊員だった者の情報については機密事項扱いとして決定し、その後政権が移っても明かされることは無く、歴史に埋もれていった。


マクロス・・・財閥は解体され、オーシア経済のみならず、世界経済は後退した。現総帥だったシャロンの父と補佐の長男は逮捕、終身刑を言い渡された。
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