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猫の王国
第18話 猫が安らぐ宿に泊まる
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ニャルマル商会に紹介された宿に向かった。
『猫が安らぐ宿』と言う名前だ。
猫は居心地の良い場所を知っている。
従って、猫が安らぐ場所はとっても過ごし易いはず、そう考えると凄く良い名前に思える。
行ってみてビックリ!
超高級ホテルです。
高い石壁に囲まれた広い敷地。
王城か貴族の館を思わせる豪華さ。
派手では無い、黒と白を基調としたシックで落ち着いた色調だけど、大理石の様な御影石の様な良く分からない石造りの外観。
鏡の様に磨かれて、自分が映って見える様だ。
大きく開け放たれた重厚な金属の扉の横に控えめに立つ正装の門番二人。
馬車で中に入るお金持ちの御客様《・・・》。
正装の貴族や富豪っぽい人達。
徒歩で行き難い感じだよ。
ペロと一緒に門の前に進む。
ペロは下を向いて、緊張し萎縮している様だ。
ペロと手を繋ぐ。
ペロの手は汗ばんでいた。
俺だってこんな豪華なホテルには、転生前でも泊まった事なんて無いので、ビビってます。
シャルさんと仲良くなった気がしたので、「高級な宿を紹介して」なんて気軽に頼んじゃったけど、いったい幾らぐらいの宿泊費何だろう?
高級過ぎるよ。
雑貨屋から奪ったお金が無くなっちゃうかも。
1番安い部屋に1日だけ宿泊して、明日はもっと安い宿探さなくちゃ。
きっと「当ホテルは紹介状がある方だけしか泊まれません。紹介状をお持ちでしょうか?」なんて門番に慇懃無礼に言われるんだ。
紹介状を紛失して無いか確認しておかなきゃだ。
アイテムバッグの一覧表を確認。
ほっ、あるある。
門番に近付くと。
「ショータ様、お待ちしておりました。私はショータ様を担当致します執事のダルクと申します。ニャルマル商会のシャル様からご紹介をいただいておりました。」
丁寧にお辞儀する正装の門番の一人。
ええええええ?
何で名前知ってるの?
部屋付きの執事がいるって?
いったい幾らかかるんだぁああああ!
雑貨屋のお金で間に合うのか?
変な汗が出てきた。
「宿の入口まで遠《とお》御座います。徒歩でお越しいただく旨、お聞きしておりましたので、馬車をご用意しておりました。こちらにどうぞ。」
御者が準備していた馬車に案内されて乗り込む。
ダルクさんも一緒。
宿の建屋の入口に向かった。
「ダルクさん、ここは宿泊代って幾らぐらいするのですか?」
もう聞いちゃう。
高すぎたら帰ろう。
「ご宿泊やお食事等、お代の全てをニャルマル商会で持たれますので、ご心配にはおよびません。
この宿の敷地内では一切お金は必要ありませんので、遠慮なさらず何でもご用命下さい。」
はぁ?
どうなってんだ。
後でシャルさんに確認しなきゃ。
チェックイン等の手間もなく、豪華なロビーを通り過ぎて、案内された部屋は最上階である7階のスイートルーム。
7階の全てが俺達が泊まるスイートルームだ。
応接室の他に部屋は9つ。
天井が高くて異様に広く感じる。
家具は全てアンティーク調の豪華な作り。
部屋付きのメイドもいた。
「メイドのメルと申します。宜しくお願い致します。」
応接室のテーブルに山盛りで豪華なウェルカムフルーツ。
そしてメルが俺達の注文を聞いてウェルカムドリンクを用意した。
ウェルカムドリンクのノンアルコールのフルーツカクテルを飲みながら、ソファーに座ってダルクさんから説明を受ける。
部屋には魔道具の冷蔵庫付き。
何でも飲み放題。
無くなれば補充するんだって。
1番入口に近い2部屋に執事のダルクさんとメイドのメルさんが常駐するって。
もう、分からん。
いつまで泊まるかも言って無いんだよ。
シャルさあああああああああん!
ペロは終始無言だった。
『猫が安らぐ宿』と言う名前だ。
猫は居心地の良い場所を知っている。
従って、猫が安らぐ場所はとっても過ごし易いはず、そう考えると凄く良い名前に思える。
行ってみてビックリ!
超高級ホテルです。
高い石壁に囲まれた広い敷地。
王城か貴族の館を思わせる豪華さ。
派手では無い、黒と白を基調としたシックで落ち着いた色調だけど、大理石の様な御影石の様な良く分からない石造りの外観。
鏡の様に磨かれて、自分が映って見える様だ。
大きく開け放たれた重厚な金属の扉の横に控えめに立つ正装の門番二人。
馬車で中に入るお金持ちの御客様《・・・》。
正装の貴族や富豪っぽい人達。
徒歩で行き難い感じだよ。
ペロと一緒に門の前に進む。
ペロは下を向いて、緊張し萎縮している様だ。
ペロと手を繋ぐ。
ペロの手は汗ばんでいた。
俺だってこんな豪華なホテルには、転生前でも泊まった事なんて無いので、ビビってます。
シャルさんと仲良くなった気がしたので、「高級な宿を紹介して」なんて気軽に頼んじゃったけど、いったい幾らぐらいの宿泊費何だろう?
高級過ぎるよ。
雑貨屋から奪ったお金が無くなっちゃうかも。
1番安い部屋に1日だけ宿泊して、明日はもっと安い宿探さなくちゃ。
きっと「当ホテルは紹介状がある方だけしか泊まれません。紹介状をお持ちでしょうか?」なんて門番に慇懃無礼に言われるんだ。
紹介状を紛失して無いか確認しておかなきゃだ。
アイテムバッグの一覧表を確認。
ほっ、あるある。
門番に近付くと。
「ショータ様、お待ちしておりました。私はショータ様を担当致します執事のダルクと申します。ニャルマル商会のシャル様からご紹介をいただいておりました。」
丁寧にお辞儀する正装の門番の一人。
ええええええ?
何で名前知ってるの?
部屋付きの執事がいるって?
いったい幾らかかるんだぁああああ!
雑貨屋のお金で間に合うのか?
変な汗が出てきた。
「宿の入口まで遠《とお》御座います。徒歩でお越しいただく旨、お聞きしておりましたので、馬車をご用意しておりました。こちらにどうぞ。」
御者が準備していた馬車に案内されて乗り込む。
ダルクさんも一緒。
宿の建屋の入口に向かった。
「ダルクさん、ここは宿泊代って幾らぐらいするのですか?」
もう聞いちゃう。
高すぎたら帰ろう。
「ご宿泊やお食事等、お代の全てをニャルマル商会で持たれますので、ご心配にはおよびません。
この宿の敷地内では一切お金は必要ありませんので、遠慮なさらず何でもご用命下さい。」
はぁ?
どうなってんだ。
後でシャルさんに確認しなきゃ。
チェックイン等の手間もなく、豪華なロビーを通り過ぎて、案内された部屋は最上階である7階のスイートルーム。
7階の全てが俺達が泊まるスイートルームだ。
応接室の他に部屋は9つ。
天井が高くて異様に広く感じる。
家具は全てアンティーク調の豪華な作り。
部屋付きのメイドもいた。
「メイドのメルと申します。宜しくお願い致します。」
応接室のテーブルに山盛りで豪華なウェルカムフルーツ。
そしてメルが俺達の注文を聞いてウェルカムドリンクを用意した。
ウェルカムドリンクのノンアルコールのフルーツカクテルを飲みながら、ソファーに座ってダルクさんから説明を受ける。
部屋には魔道具の冷蔵庫付き。
何でも飲み放題。
無くなれば補充するんだって。
1番入口に近い2部屋に執事のダルクさんとメイドのメルさんが常駐するって。
もう、分からん。
いつまで泊まるかも言って無いんだよ。
シャルさあああああああああん!
ペロは終始無言だった。
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