18 / 50
猫の王国
第18話 猫が安らぐ宿に泊まる
しおりを挟む
ニャルマル商会に紹介された宿に向かった。
『猫が安らぐ宿』と言う名前だ。
猫は居心地の良い場所を知っている。
従って、猫が安らぐ場所はとっても過ごし易いはず、そう考えると凄く良い名前に思える。
行ってみてビックリ!
超高級ホテルです。
高い石壁に囲まれた広い敷地。
王城か貴族の館を思わせる豪華さ。
派手では無い、黒と白を基調としたシックで落ち着いた色調だけど、大理石の様な御影石の様な良く分からない石造りの外観。
鏡の様に磨かれて、自分が映って見える様だ。
大きく開け放たれた重厚な金属の扉の横に控えめに立つ正装の門番二人。
馬車で中に入るお金持ちの御客様《・・・》。
正装の貴族や富豪っぽい人達。
徒歩で行き難い感じだよ。
ペロと一緒に門の前に進む。
ペロは下を向いて、緊張し萎縮している様だ。
ペロと手を繋ぐ。
ペロの手は汗ばんでいた。
俺だってこんな豪華なホテルには、転生前でも泊まった事なんて無いので、ビビってます。
シャルさんと仲良くなった気がしたので、「高級な宿を紹介して」なんて気軽に頼んじゃったけど、いったい幾らぐらいの宿泊費何だろう?
高級過ぎるよ。
雑貨屋から奪ったお金が無くなっちゃうかも。
1番安い部屋に1日だけ宿泊して、明日はもっと安い宿探さなくちゃ。
きっと「当ホテルは紹介状がある方だけしか泊まれません。紹介状をお持ちでしょうか?」なんて門番に慇懃無礼に言われるんだ。
紹介状を紛失して無いか確認しておかなきゃだ。
アイテムバッグの一覧表を確認。
ほっ、あるある。
門番に近付くと。
「ショータ様、お待ちしておりました。私はショータ様を担当致します執事のダルクと申します。ニャルマル商会のシャル様からご紹介をいただいておりました。」
丁寧にお辞儀する正装の門番の一人。
ええええええ?
何で名前知ってるの?
部屋付きの執事がいるって?
いったい幾らかかるんだぁああああ!
雑貨屋のお金で間に合うのか?
変な汗が出てきた。
「宿の入口まで遠《とお》御座います。徒歩でお越しいただく旨、お聞きしておりましたので、馬車をご用意しておりました。こちらにどうぞ。」
御者が準備していた馬車に案内されて乗り込む。
ダルクさんも一緒。
宿の建屋の入口に向かった。
「ダルクさん、ここは宿泊代って幾らぐらいするのですか?」
もう聞いちゃう。
高すぎたら帰ろう。
「ご宿泊やお食事等、お代の全てをニャルマル商会で持たれますので、ご心配にはおよびません。
この宿の敷地内では一切お金は必要ありませんので、遠慮なさらず何でもご用命下さい。」
はぁ?
どうなってんだ。
後でシャルさんに確認しなきゃ。
チェックイン等の手間もなく、豪華なロビーを通り過ぎて、案内された部屋は最上階である7階のスイートルーム。
7階の全てが俺達が泊まるスイートルームだ。
応接室の他に部屋は9つ。
天井が高くて異様に広く感じる。
家具は全てアンティーク調の豪華な作り。
部屋付きのメイドもいた。
「メイドのメルと申します。宜しくお願い致します。」
応接室のテーブルに山盛りで豪華なウェルカムフルーツ。
そしてメルが俺達の注文を聞いてウェルカムドリンクを用意した。
ウェルカムドリンクのノンアルコールのフルーツカクテルを飲みながら、ソファーに座ってダルクさんから説明を受ける。
部屋には魔道具の冷蔵庫付き。
何でも飲み放題。
無くなれば補充するんだって。
1番入口に近い2部屋に執事のダルクさんとメイドのメルさんが常駐するって。
もう、分からん。
いつまで泊まるかも言って無いんだよ。
シャルさあああああああああん!
ペロは終始無言だった。
『猫が安らぐ宿』と言う名前だ。
猫は居心地の良い場所を知っている。
従って、猫が安らぐ場所はとっても過ごし易いはず、そう考えると凄く良い名前に思える。
行ってみてビックリ!
超高級ホテルです。
高い石壁に囲まれた広い敷地。
王城か貴族の館を思わせる豪華さ。
派手では無い、黒と白を基調としたシックで落ち着いた色調だけど、大理石の様な御影石の様な良く分からない石造りの外観。
鏡の様に磨かれて、自分が映って見える様だ。
大きく開け放たれた重厚な金属の扉の横に控えめに立つ正装の門番二人。
馬車で中に入るお金持ちの御客様《・・・》。
正装の貴族や富豪っぽい人達。
徒歩で行き難い感じだよ。
ペロと一緒に門の前に進む。
ペロは下を向いて、緊張し萎縮している様だ。
ペロと手を繋ぐ。
ペロの手は汗ばんでいた。
俺だってこんな豪華なホテルには、転生前でも泊まった事なんて無いので、ビビってます。
シャルさんと仲良くなった気がしたので、「高級な宿を紹介して」なんて気軽に頼んじゃったけど、いったい幾らぐらいの宿泊費何だろう?
高級過ぎるよ。
雑貨屋から奪ったお金が無くなっちゃうかも。
1番安い部屋に1日だけ宿泊して、明日はもっと安い宿探さなくちゃ。
きっと「当ホテルは紹介状がある方だけしか泊まれません。紹介状をお持ちでしょうか?」なんて門番に慇懃無礼に言われるんだ。
紹介状を紛失して無いか確認しておかなきゃだ。
アイテムバッグの一覧表を確認。
ほっ、あるある。
門番に近付くと。
「ショータ様、お待ちしておりました。私はショータ様を担当致します執事のダルクと申します。ニャルマル商会のシャル様からご紹介をいただいておりました。」
丁寧にお辞儀する正装の門番の一人。
ええええええ?
何で名前知ってるの?
部屋付きの執事がいるって?
いったい幾らかかるんだぁああああ!
雑貨屋のお金で間に合うのか?
変な汗が出てきた。
「宿の入口まで遠《とお》御座います。徒歩でお越しいただく旨、お聞きしておりましたので、馬車をご用意しておりました。こちらにどうぞ。」
御者が準備していた馬車に案内されて乗り込む。
ダルクさんも一緒。
宿の建屋の入口に向かった。
「ダルクさん、ここは宿泊代って幾らぐらいするのですか?」
もう聞いちゃう。
高すぎたら帰ろう。
「ご宿泊やお食事等、お代の全てをニャルマル商会で持たれますので、ご心配にはおよびません。
この宿の敷地内では一切お金は必要ありませんので、遠慮なさらず何でもご用命下さい。」
はぁ?
どうなってんだ。
後でシャルさんに確認しなきゃ。
チェックイン等の手間もなく、豪華なロビーを通り過ぎて、案内された部屋は最上階である7階のスイートルーム。
7階の全てが俺達が泊まるスイートルームだ。
応接室の他に部屋は9つ。
天井が高くて異様に広く感じる。
家具は全てアンティーク調の豪華な作り。
部屋付きのメイドもいた。
「メイドのメルと申します。宜しくお願い致します。」
応接室のテーブルに山盛りで豪華なウェルカムフルーツ。
そしてメルが俺達の注文を聞いてウェルカムドリンクを用意した。
ウェルカムドリンクのノンアルコールのフルーツカクテルを飲みながら、ソファーに座ってダルクさんから説明を受ける。
部屋には魔道具の冷蔵庫付き。
何でも飲み放題。
無くなれば補充するんだって。
1番入口に近い2部屋に執事のダルクさんとメイドのメルさんが常駐するって。
もう、分からん。
いつまで泊まるかも言って無いんだよ。
シャルさあああああああああん!
ペロは終始無言だった。
1
あなたにおすすめの小説
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!
貧乏育ちの私が転生したらお姫様になっていましたが、貧乏王国だったのでスローライフをしながらお金を稼ぐべく姫が自らキリキリ働きます!
Levi
ファンタジー
前世は日本で超絶貧乏家庭に育った美樹は、ひょんなことから異世界で覚醒。そして姫として生まれ変わっているのを知ったけど、その国は超絶貧乏王国。 美樹は貧乏生活でのノウハウで王国を救おうと心に決めた!
※エブリスタさん版をベースに、一部少し文字を足したり引いたり直したりしています
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~
北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。
実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。
そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。
グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・
しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。
これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる