50 / 50
猫の王国
第50話 ニャルマル商会に向かった
しおりを挟む
迷宮『猫の穴』入口。
最下層地下100階のボスであるドラゴンのドラムを制した。
ドラムが命乞いしたので、従魔にしたのだが、その後、迷宮から放り出されて迷宮の入口にいた。
「ここは迷宮の入口か?」
「そうみたいだにゃ。」
小鳥サイズのドラゴンのドラムは俺の肩に駆け上がった。
エリの前にいた冒険者がエリを見て、「げっ!『疾風』だ。」
と思わず叫んで逃げようとした。
エリはムッとして、冒険者の後襟を掴み、ぶん投げた。
「二度とその名を口にする事を禁じるのじゃ。」
そう言って威圧を放つ。
投げられて尻餅をついた冒険者は脅えて何度も頷いていた。
俺達が進むと冒険者達が避けて道が開く。
俺達の前に門番が駆け寄って来た。
迷宮に入った時の門番とは別の人だ。
「『疾風』と『風刃』のお二人とお見受けしました。迷宮を攻略されたのでしょうか?ギルドマスターがお待ちしております。」
「迷宮は攻略していないのぅ。
人違いじゃろう。失礼するのじゃ。」
不機嫌そうに、有無を言わせず早口でそう言うと、エリは門番の脇を通り過ぎる。
俺達も後に続いた。
「宝箱をゲットし損なったのにゃ。」
「迷宮核《ダンジョンコア》も欲しかったのじゃ。」
なんて事を話しながらニャルマル商会に向かう。
「後を付けてくる奴等がいるな。」
俺の気配探知に反応した奴等がいた。
「『疾風』『風刃』とニャルマル商会の関係が知れると面倒だ。
ペロ、追って来れない様にして来て。
エリとハルカは隠蔽魔法は使える?」
「了解にゃ。」
「使えるのじゃ。」
「僕も使えるよ。」
「角を曲がったら、隠蔽してニャルマル商会に向かおう。ペロは影移動でついて来てね。」
「了解じゃ。」
「僕も了解。」
「了解にゃ。」
角を曲がった瞬間に俺は気配を消す。
エリとハルカは隠蔽魔法を発動。
ドラムも隠蔽魔法を発動していた。ペロは影に沈む。
ペロは追っ手の意識を一人一人刈り取っていく。
全員倒れた後、ペロは影に沈む。
俺達はニャルマル商会に入った後、隠蔽魔法を解除し、副商会長のシャルさんに面会を申し込むと、いつもの応接室に通された。
応接室でお菓子と紅茶を出されてシャルさんを待つ。
ハルカがお菓子をバクバク食べていた。俺はお菓子を一つ取ってドラムに食べさせた。
ペロが影移動で俺の影から現れる。
「追っ手は気絶させて来たにゃ。」
「ご苦労様。」
シャルさんが応接室に入って来た。
「お帰りなさいにゃ。『闇猫』の件はまだ、情報屋から報告はありませんにゃ。」
「そうですか。」
「鑑定防止の魔道具は出来上がりましたので、お渡しできますにゃ。」
「お、それは良かった。早速着けたいです。」
俺は残金を払って、鑑定防止の魔道具であるチョーカーを受け取り、身に着けた。
「エリ、どうだ?」
「問題無いのじゃ。鑑定できなくなっているのじゃ。」
シャルさんはその遣り取りを見ながら微笑む。
「それから、ご依頼の鉄の玉と使用済みの魔石もお持ちしますにゃ。」
シャルさんは店員を呼ぶと店員が4名、2人づつで大きな箱を2つ運んで来た。
一つの箱は鉄の玉。
もう一つは使用済みの魔石。
それを受け取り、料金を払うとアイテムバッグに収納した。
「最後にお知らせする情報がありますにゃ。」
なんだろう?
「農村イワンテでCランク冒険者と雑貨屋が行方不明になった事件があり、冒険者ギルドと闇ギルドが、重要参考人として魔抜けの子供を探していますにゃ。」
「ふ~ん。」
俺の事だな。
「魔抜けの少年がショータ様だとしても、魔抜けの少年が森を抜けて猫の王国に来れるとは誰も思いませんにゃ。
今は鑑定防止の魔道具もありますし、その高価な服を見て誰も魔抜けとは分から無いですにゃ。
但し、注意はした方が良いと思いますにゃ。」
シャルさんは農村イワンテの間抜けの少年が俺だと確信してるね。
取り敢えず大丈夫だと思うが注意しとけ、と言うことか。
最下層地下100階のボスであるドラゴンのドラムを制した。
ドラムが命乞いしたので、従魔にしたのだが、その後、迷宮から放り出されて迷宮の入口にいた。
「ここは迷宮の入口か?」
「そうみたいだにゃ。」
小鳥サイズのドラゴンのドラムは俺の肩に駆け上がった。
エリの前にいた冒険者がエリを見て、「げっ!『疾風』だ。」
と思わず叫んで逃げようとした。
エリはムッとして、冒険者の後襟を掴み、ぶん投げた。
「二度とその名を口にする事を禁じるのじゃ。」
そう言って威圧を放つ。
投げられて尻餅をついた冒険者は脅えて何度も頷いていた。
俺達が進むと冒険者達が避けて道が開く。
俺達の前に門番が駆け寄って来た。
迷宮に入った時の門番とは別の人だ。
「『疾風』と『風刃』のお二人とお見受けしました。迷宮を攻略されたのでしょうか?ギルドマスターがお待ちしております。」
「迷宮は攻略していないのぅ。
人違いじゃろう。失礼するのじゃ。」
不機嫌そうに、有無を言わせず早口でそう言うと、エリは門番の脇を通り過ぎる。
俺達も後に続いた。
「宝箱をゲットし損なったのにゃ。」
「迷宮核《ダンジョンコア》も欲しかったのじゃ。」
なんて事を話しながらニャルマル商会に向かう。
「後を付けてくる奴等がいるな。」
俺の気配探知に反応した奴等がいた。
「『疾風』『風刃』とニャルマル商会の関係が知れると面倒だ。
ペロ、追って来れない様にして来て。
エリとハルカは隠蔽魔法は使える?」
「了解にゃ。」
「使えるのじゃ。」
「僕も使えるよ。」
「角を曲がったら、隠蔽してニャルマル商会に向かおう。ペロは影移動でついて来てね。」
「了解じゃ。」
「僕も了解。」
「了解にゃ。」
角を曲がった瞬間に俺は気配を消す。
エリとハルカは隠蔽魔法を発動。
ドラムも隠蔽魔法を発動していた。ペロは影に沈む。
ペロは追っ手の意識を一人一人刈り取っていく。
全員倒れた後、ペロは影に沈む。
俺達はニャルマル商会に入った後、隠蔽魔法を解除し、副商会長のシャルさんに面会を申し込むと、いつもの応接室に通された。
応接室でお菓子と紅茶を出されてシャルさんを待つ。
ハルカがお菓子をバクバク食べていた。俺はお菓子を一つ取ってドラムに食べさせた。
ペロが影移動で俺の影から現れる。
「追っ手は気絶させて来たにゃ。」
「ご苦労様。」
シャルさんが応接室に入って来た。
「お帰りなさいにゃ。『闇猫』の件はまだ、情報屋から報告はありませんにゃ。」
「そうですか。」
「鑑定防止の魔道具は出来上がりましたので、お渡しできますにゃ。」
「お、それは良かった。早速着けたいです。」
俺は残金を払って、鑑定防止の魔道具であるチョーカーを受け取り、身に着けた。
「エリ、どうだ?」
「問題無いのじゃ。鑑定できなくなっているのじゃ。」
シャルさんはその遣り取りを見ながら微笑む。
「それから、ご依頼の鉄の玉と使用済みの魔石もお持ちしますにゃ。」
シャルさんは店員を呼ぶと店員が4名、2人づつで大きな箱を2つ運んで来た。
一つの箱は鉄の玉。
もう一つは使用済みの魔石。
それを受け取り、料金を払うとアイテムバッグに収納した。
「最後にお知らせする情報がありますにゃ。」
なんだろう?
「農村イワンテでCランク冒険者と雑貨屋が行方不明になった事件があり、冒険者ギルドと闇ギルドが、重要参考人として魔抜けの子供を探していますにゃ。」
「ふ~ん。」
俺の事だな。
「魔抜けの少年がショータ様だとしても、魔抜けの少年が森を抜けて猫の王国に来れるとは誰も思いませんにゃ。
今は鑑定防止の魔道具もありますし、その高価な服を見て誰も魔抜けとは分から無いですにゃ。
但し、注意はした方が良いと思いますにゃ。」
シャルさんは農村イワンテの間抜けの少年が俺だと確信してるね。
取り敢えず大丈夫だと思うが注意しとけ、と言うことか。
1
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~
北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。
実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。
そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。
グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・
しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。
これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
異世界転生雑学無双譚 〜転生したのにスキルとか貰えなかったのですが〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
エドガーはマルディア王国王都の五爵家の三男坊。幼い頃から神童天才と評されていたが七歳で前世の知識に目覚め、図書館に引き篭もる事に。
そして時は流れて十二歳になったエドガー。祝福の儀にてスキルを得られなかったエドガーは流刑者の村へ追放となるのだった。
【カクヨムにも投稿してます】
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる