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第二章 ガラード王国
第32話 商人アキート
しおりを挟む馬車の中から笑顔で男が降りてきた。
身長170cmぐらいで小綺麗な布の服を着ている。
40才ぐらいの下ろしたおじさん。
短い金髪に青い目で、ヒョロっとした体型。明るく優しそうな顔。
「私は商人のアキートです。
アキート商会という小さな商会を営んでいます。
助かりました!本当に有り難うございます。
その不思議な生地の服はこの世界の物では無いでしょう。
あなたは転移者ですね。
もしかしたら勇者様ですか?」
「ヒロトと言います。勇者ではないよ、転移者を知っているの?」
「詳しくはありませんが、魔王が出現した際、異世界より勇者を召喚すると聞いています。」
レイクがアリアを見て。
「おいアリアいつまで手を握ってる!」
「えっ!あ、ああ、ごめんなさい。」
アリアは慌てて手を離し、顔を赤くして俯いた。
「ヒロトさんはこれからどこに行く予定ですか。お礼をさせてください。」
アキートは馬車の中に誘ってきた。
「町に行く予定です。」
「おお!私達もこれからガル村に寄ってから、ガリア町に行く予定なので、是非ご一緒に御願いします。
護衛で同行していただけるととても助かります。」
同行しながら色々教えて貰うのもいいな。
「同行しましょう。俺は転移者なので、この世界のことを良く分かっていないから、護衛料は情報でいいですよ。
あと、魔物の魔石は買い取って貰う事は可能ですか?」
「いやいや、命の恩人ですから今回のお礼と護衛料は出させてください。
転移者の方とお知り合いになるだけで、商人にとって大きい利益になるので、私が知っていることはお話します。
魔石も是非買い取りさせてください。」
「分かりました。宜しくお願いします。」
俺はレイクに話しかける。
「レイクさん、俺が倒したゴブリン8匹は貰いますよ。」
「もちろんんです。命の恩人なので、ゴブリンは全部差し上げます。
それでも全然足りないので、お礼は別にさせてください。」
「有り難う。遠慮なく貰います。」
俺はアリア、レイク、アキートに見えないようにして、スラオに頼んでゴブリンから魔石だけ取り出していく。
魔石を取り出したゴブリンはリザが1ヶ所にまとめる。
全てのゴブリンの魔石を取り出した後、まとめた死体はスラオのファイアーウォールで焼き尽くした。
レイクとアリアは亡くなった仲間の死体を布にくるんで丁寧に馬車に乗せていた。
アリアとレイクは御者台に乗った。
俺はライゾウを抱いて馬車に乗る。
リザとビーを拠点に送還した。
そして、村に向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
アキートから色々教えて貰った。
この国の名前はガラード王国。
ガラード王国は、封建制をとっており貴族が領主で領地を支配している。
向かっているガリア町、ガル村はアーシュ男爵の領地にある。
ガリア町は、樹海の魔物の素材が取れるため賑わっている。
王国の中でも大きめの町でアーシュ男爵が住んでいる。
樹海の魔物を討伐する冒険者が多い。
荒くれ者が多く治安はあまり良くない。
冒険者ギルド、傭兵ギルド、商人ギルド、図書館がある。
アキート商会はガリア町にある。
ゴブリンは最近出現が多くなり、町では問題になっている。
ガル村は、住人100名程度の小さな農村。
勇者は、隣の教国で魔王が現れた際召喚される。
数年前から魔王出現の噂があり、勇者召喚の話あり。
この世界とは異なる文化で育ったので、商売に繋がるアイデア等を教えて貰えることから、商人にとって大きな利益が見込める。
アリアとレイク達は、同じ傭兵団に所属している。
亡くなった3人は主力メンバーだった。
10人程度の傭兵団なので存続は難しいそうだ。
先程倒したゴブリン10匹の魔石を買って貰らった料金、またお礼と護衛の報酬として金貨50枚を受け取った。
金貨20枚で村人の服と下着を数種類、革の鎧、靴、調味料や調理器具等を購入。
沢山魔石や魔物の皮、牙や角を保持していることを話すとぜひ売って欲しいとのこと。
今はお金に余裕がないとのことで、ガリア町のアキート商会に持参し購入して貰う事とした。
アキート商会では、家具も扱っているので、ガリア町に着いたら購入する事にした。
そんな話をしていたら、魔物に襲われる事もなくガル村に到着。
ステ3が村の近くの大きな木に止まっていた。
(ステ3、ご苦労様。)
(お役、立った、良かった。)
ステ3を拠点に送還しておく。
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◇◆◇◆◇◆◇◆◇
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しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
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◇◆◇◆◇◆◇◆◇
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