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第2章 少女漫画の定石
めそめそしてんじゃねぇ!
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「……面倒かけて、悪かった」
ベッドに横たわりようやく落ち着いた伊集院は、謝罪と感謝が入り混じった台詞を投げかけた。
俺は脇の下に体温計を挟んだまま振り返る。
「別に大したことしてねぇよ」
保健室には、あいにく誰もいなかった。
出入り口の扉には『先生不在』と書かれた小さなホワイトボードがぶら下がっていたし、他に寝ている生徒もいない。
ピピピ!
測定が終わった体温計を、脇から抜き出す。
「三十七度ちょい、か……」
倦怠感からしてもっとあるかと思ったが、案外微熱で済んでよかった。
この調子ならちゃんと食べて早くベッドに入れば、明日には回復しているだろう。
「……最近、ちょっとだけキャパを超えていたかもしれない。体調管理も自己責任のうちだ。次から気をつける」
仰向けに寝転がって天井を見つめる伊集院は、俺に言っているというより、自分に言い聞かせているように呟いた。
「キャパオーバーってことか? 何してたんだよ?」
「……生徒会の仕事が、少し、な……」
俺の問いかけに、伊集院は律儀に答え始めた。
生徒会の仕事内容のうち直近で伊集院が担当したものを、部外者の俺にもわかりやすく説明してくれる。
が。
「……それ、本当に生徒会長の仕事か?」
「…………」
ほとんど雑用みたいな内容だった。
「ていうか、伊集院は三年生だろ? 受験は?」
「……睡眠時間を削って、勉強している」
おいおい。
そりゃあ体調も崩すぜ。
そこまで頑張ってるやつが体を崩すまで放っておくなんて、周りは何をしているんだ?
「他の生徒会のやつらは、誰も手伝ってくれないのか?」
「……これくらい、俺がやったほうが早いし」
「それでぶっ倒れてたら、意味ねーじゃん」
「…………」
俺の正論に、伊集院は黙り込んだ。
……他人に頼るとか弱音を吐くとか、そういうことがとことん苦手なタイプか。
まともに歩けない状態なのに、助けを呼ばなかったあたりもそうだ。
影ながらの努力は素晴らしいとは思うが。
正直、面倒なやつだな。
「あまり一人で抱え込むなよ」
「え……」
俺は伊集院の寝るベッドに腰掛けた。
ぎしり、とベッドが俺の体重分の音を鳴らす。
「なんかあったら、俺が手伝ってやるから」
生徒会じゃないから、直接手伝えることはそう多くないだろうけど。
放って置けないだろ、頑張りすぎてるヤツなんか。
俺は伊集院の頭を撫でた。
「……!」
伊集院は驚いた表情で俺を見つめるが、特に抵抗するわけでもなく、おとなしく撫でられていた。
なんだか、伊集院が小さな子供みたいだ。
この世界では、年上なのに。
傷みを知らない髪は、俺の指の間をなんの突っかかりもなく流れた。
「……ありがとう」
「おう」
意外と素直に礼を言う伊集院に、俺は笑って返す。
伊集院との恋愛フラグを立てたくないなら、こうやって自分から近づくような真似はするべきではない。
頭で分かってはいるが、不器用なこの男を見捨てる気分にはどうしてもなれなかった。
それに、伊集院との仲が近づいたのなら、それはそれで踏み込んだ情報が得られる可能性も高まる。
「……なぁ、伊集院と鬼塚って、昔は仲良かったのか?」
先日、鬼塚には一蹴されてしまった疑問に、こいつなら答えてくれそうな気がした。
「あぁ……、れい……綾小路から聞いたのか」
伊集院は何かを察した風な顔をして、上半身だけ起き上がらせた。
「俺たちは幼馴染で、小さい頃は、三人でよく遊んでいた」
「じゃあ、どうして今は……?」
「……アレが起きるまではね」
「……あれ?」
「…………」
俺が突っ込むと、伊集院は口を閉ざしてしまった。
よっぽど思い出したくないことがあるのだろうか。
鬼塚が、話題自体に触れられたがらなかったように。
「…………」
「…………」
回答を待つ俺に、伊集院は負けたように口を開いた。
「……鬼塚が、俺を裏切ったんだ」
……裏切った?
約束を破った、とかではない。
幼少期の少年の言葉選びにしては、あまりにもインパクトの強いワードだ。
しかし、俺はなまじ、それを信じられなかった。
鬼塚が友達を裏切る?
鬼塚が優しい性格の持ち主だと知ってしまった。
雨の中猫を拾い、さほど仲のよくない女子(俺)に自身のブレザーを掛けるほどの気遣いができるあいつが、裏切りなんて言われるような悪行をするとはどうしても思えないのだ。
「……ずっと友達だって、親友だって思ってた。でもその事件をきっかけに、綾小路も、みんな、バラバラになって……」
伊集院の拳が、シーツに深いシワを作る。
それほどまでに鬼塚が憎いのか……?
頑張り屋で真面目そうな伊集院が、嘘をついているようには見えない。
「で、でも、今も同じ学校に通ってるんだから、また仲良くなるチャンスはあるんじゃないのか? 伊集院は、また仲良しだった頃に戻りたくはねぇのかよ?」
鬼塚をフォローするわけではないが、俺は取り繕うように言った。
バラバラのままだから、少女漫画では拗れた関係性の潤滑剤兼癒しとなる存在のヒロインこと俺が、二人の間で取り争われる事になるのだ。
二人が、いや綾小路を含めた三人がまた仲良くなれば、少女漫画のストーリー自体を破綻させ、俺への好意の矢印が明後日の方向に向くかもしれない。
何なら、もはや俺の入る隙間などなくなるかもしれない。
「戻りたい、か……」
俺の希望的観測とは裏腹に、伊集院は遠い目をした。
「戻れるものなら、な……」
「なら……」
「でも、無理だ」
「なんで、やってみなきゃ分からないだろ?」
「いや、分かる。僕たちはもう、元には戻れない」
段々と俯いてしまう伊集院。
その姿に、初対面、鬼塚の前で自信満々だったときの面影はどこにもない。
目の前の伊集院は、ただの、ウジウジメソメソしているだけの、弱虫な男の子だった。
「伊集院……」
おそらく、少女漫画のヒロインなら、俺が本物の女の子だったなら。
ここで優しく抱きしめたり、慰めたりするんだろう。
そして、恋愛フラグが確立するんだろう。
だが、俺は男なので。
伊集院の様子に、酷く苛立った。
ガタン!
腰掛けていたベッドから立ち上がり、伊集院を睨みつける。
前触れもなく立ち上がった俺に、伊集院が不思議そうに顔を上げた。
「……? どうし──」
パァン!
伊集院のきめ細やかな肌、その頬に平手打ちをかました。
不意打ちの出来事に伊集院は呆然として、ビンタされた頬を手で押さえた。
俺は仁王立ちになって、腰に手を当てる。
「イラつくんだよ! いつまでもできないできないって、ウジウジメソメソしやがって!」
「えぇ……?」
急になにを言われたのか、理解が追いつかない状況の伊集院を置いて俺は怒鳴りつける。
「願望はあるのに行動もしないで、諦めてんじゃねぇぞ!!」
「…………!」
伊集院は切長の目を、縦に見開く。
言い切ってから俺は我に返った。
感情に任せて人をぶっ叩いてしまった。
しかも説教までかまして……。
伊集院が元気になったのち、ボコられたとて文句は言えない。
それだけのことをやってのけた。
「た、叩いたのは悪かった……! じゃ、そういうことだから……!」
いったいどういうことなのか。
自分でも何を言っているのかわからない。
軽く謝罪だけして、俺は光の速さで保健室から退散した。
「あ、おい……!」
伊集院は何か言いたげにしていたが、耳を貸したところでろくなことにならないだろう。
何より、これ以上伊集院と、引っ叩いた相手と同じ空間にいたくなかった。
改めて思い返せば、叩く必要はどこにもなかった。
ま、まぁでも、男を引っ叩く少女漫画のヒロインなんてどこにもいないだろ……!
それに、叩いてきたやつのことを好きになんてなるわけないしな……!
良く言えば、恋愛フラグをへし折ったと言えよう。
……うん、結果オーライだ!
俺は開き直って教室を目指す。
昼休みはもう終わりそうだ。
微熱を口実にして、今日はもう早退することにした。
ベッドに横たわりようやく落ち着いた伊集院は、謝罪と感謝が入り混じった台詞を投げかけた。
俺は脇の下に体温計を挟んだまま振り返る。
「別に大したことしてねぇよ」
保健室には、あいにく誰もいなかった。
出入り口の扉には『先生不在』と書かれた小さなホワイトボードがぶら下がっていたし、他に寝ている生徒もいない。
ピピピ!
測定が終わった体温計を、脇から抜き出す。
「三十七度ちょい、か……」
倦怠感からしてもっとあるかと思ったが、案外微熱で済んでよかった。
この調子ならちゃんと食べて早くベッドに入れば、明日には回復しているだろう。
「……最近、ちょっとだけキャパを超えていたかもしれない。体調管理も自己責任のうちだ。次から気をつける」
仰向けに寝転がって天井を見つめる伊集院は、俺に言っているというより、自分に言い聞かせているように呟いた。
「キャパオーバーってことか? 何してたんだよ?」
「……生徒会の仕事が、少し、な……」
俺の問いかけに、伊集院は律儀に答え始めた。
生徒会の仕事内容のうち直近で伊集院が担当したものを、部外者の俺にもわかりやすく説明してくれる。
が。
「……それ、本当に生徒会長の仕事か?」
「…………」
ほとんど雑用みたいな内容だった。
「ていうか、伊集院は三年生だろ? 受験は?」
「……睡眠時間を削って、勉強している」
おいおい。
そりゃあ体調も崩すぜ。
そこまで頑張ってるやつが体を崩すまで放っておくなんて、周りは何をしているんだ?
「他の生徒会のやつらは、誰も手伝ってくれないのか?」
「……これくらい、俺がやったほうが早いし」
「それでぶっ倒れてたら、意味ねーじゃん」
「…………」
俺の正論に、伊集院は黙り込んだ。
……他人に頼るとか弱音を吐くとか、そういうことがとことん苦手なタイプか。
まともに歩けない状態なのに、助けを呼ばなかったあたりもそうだ。
影ながらの努力は素晴らしいとは思うが。
正直、面倒なやつだな。
「あまり一人で抱え込むなよ」
「え……」
俺は伊集院の寝るベッドに腰掛けた。
ぎしり、とベッドが俺の体重分の音を鳴らす。
「なんかあったら、俺が手伝ってやるから」
生徒会じゃないから、直接手伝えることはそう多くないだろうけど。
放って置けないだろ、頑張りすぎてるヤツなんか。
俺は伊集院の頭を撫でた。
「……!」
伊集院は驚いた表情で俺を見つめるが、特に抵抗するわけでもなく、おとなしく撫でられていた。
なんだか、伊集院が小さな子供みたいだ。
この世界では、年上なのに。
傷みを知らない髪は、俺の指の間をなんの突っかかりもなく流れた。
「……ありがとう」
「おう」
意外と素直に礼を言う伊集院に、俺は笑って返す。
伊集院との恋愛フラグを立てたくないなら、こうやって自分から近づくような真似はするべきではない。
頭で分かってはいるが、不器用なこの男を見捨てる気分にはどうしてもなれなかった。
それに、伊集院との仲が近づいたのなら、それはそれで踏み込んだ情報が得られる可能性も高まる。
「……なぁ、伊集院と鬼塚って、昔は仲良かったのか?」
先日、鬼塚には一蹴されてしまった疑問に、こいつなら答えてくれそうな気がした。
「あぁ……、れい……綾小路から聞いたのか」
伊集院は何かを察した風な顔をして、上半身だけ起き上がらせた。
「俺たちは幼馴染で、小さい頃は、三人でよく遊んでいた」
「じゃあ、どうして今は……?」
「……アレが起きるまではね」
「……あれ?」
「…………」
俺が突っ込むと、伊集院は口を閉ざしてしまった。
よっぽど思い出したくないことがあるのだろうか。
鬼塚が、話題自体に触れられたがらなかったように。
「…………」
「…………」
回答を待つ俺に、伊集院は負けたように口を開いた。
「……鬼塚が、俺を裏切ったんだ」
……裏切った?
約束を破った、とかではない。
幼少期の少年の言葉選びにしては、あまりにもインパクトの強いワードだ。
しかし、俺はなまじ、それを信じられなかった。
鬼塚が友達を裏切る?
鬼塚が優しい性格の持ち主だと知ってしまった。
雨の中猫を拾い、さほど仲のよくない女子(俺)に自身のブレザーを掛けるほどの気遣いができるあいつが、裏切りなんて言われるような悪行をするとはどうしても思えないのだ。
「……ずっと友達だって、親友だって思ってた。でもその事件をきっかけに、綾小路も、みんな、バラバラになって……」
伊集院の拳が、シーツに深いシワを作る。
それほどまでに鬼塚が憎いのか……?
頑張り屋で真面目そうな伊集院が、嘘をついているようには見えない。
「で、でも、今も同じ学校に通ってるんだから、また仲良くなるチャンスはあるんじゃないのか? 伊集院は、また仲良しだった頃に戻りたくはねぇのかよ?」
鬼塚をフォローするわけではないが、俺は取り繕うように言った。
バラバラのままだから、少女漫画では拗れた関係性の潤滑剤兼癒しとなる存在のヒロインこと俺が、二人の間で取り争われる事になるのだ。
二人が、いや綾小路を含めた三人がまた仲良くなれば、少女漫画のストーリー自体を破綻させ、俺への好意の矢印が明後日の方向に向くかもしれない。
何なら、もはや俺の入る隙間などなくなるかもしれない。
「戻りたい、か……」
俺の希望的観測とは裏腹に、伊集院は遠い目をした。
「戻れるものなら、な……」
「なら……」
「でも、無理だ」
「なんで、やってみなきゃ分からないだろ?」
「いや、分かる。僕たちはもう、元には戻れない」
段々と俯いてしまう伊集院。
その姿に、初対面、鬼塚の前で自信満々だったときの面影はどこにもない。
目の前の伊集院は、ただの、ウジウジメソメソしているだけの、弱虫な男の子だった。
「伊集院……」
おそらく、少女漫画のヒロインなら、俺が本物の女の子だったなら。
ここで優しく抱きしめたり、慰めたりするんだろう。
そして、恋愛フラグが確立するんだろう。
だが、俺は男なので。
伊集院の様子に、酷く苛立った。
ガタン!
腰掛けていたベッドから立ち上がり、伊集院を睨みつける。
前触れもなく立ち上がった俺に、伊集院が不思議そうに顔を上げた。
「……? どうし──」
パァン!
伊集院のきめ細やかな肌、その頬に平手打ちをかました。
不意打ちの出来事に伊集院は呆然として、ビンタされた頬を手で押さえた。
俺は仁王立ちになって、腰に手を当てる。
「イラつくんだよ! いつまでもできないできないって、ウジウジメソメソしやがって!」
「えぇ……?」
急になにを言われたのか、理解が追いつかない状況の伊集院を置いて俺は怒鳴りつける。
「願望はあるのに行動もしないで、諦めてんじゃねぇぞ!!」
「…………!」
伊集院は切長の目を、縦に見開く。
言い切ってから俺は我に返った。
感情に任せて人をぶっ叩いてしまった。
しかも説教までかまして……。
伊集院が元気になったのち、ボコられたとて文句は言えない。
それだけのことをやってのけた。
「た、叩いたのは悪かった……! じゃ、そういうことだから……!」
いったいどういうことなのか。
自分でも何を言っているのかわからない。
軽く謝罪だけして、俺は光の速さで保健室から退散した。
「あ、おい……!」
伊集院は何か言いたげにしていたが、耳を貸したところでろくなことにならないだろう。
何より、これ以上伊集院と、引っ叩いた相手と同じ空間にいたくなかった。
改めて思い返せば、叩く必要はどこにもなかった。
ま、まぁでも、男を引っ叩く少女漫画のヒロインなんてどこにもいないだろ……!
それに、叩いてきたやつのことを好きになんてなるわけないしな……!
良く言えば、恋愛フラグをへし折ったと言えよう。
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