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15日目 初!!!村人襲来?!?!
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いつものように薬草を採取して、地下農園のお手入れをして、聖水を
珍しくガヤガヤの人の声がした。
何かな?と、外を見ると村の人達がクワと鎌を持って湖の周りをうろちょろしている。
害意のあるものは見えないようになっているので、きっと害意があるのだと思うと少し寂しい気持ちになった。
村人が結界に触れるとちょうど反対側に飛ばされる。
そういう結界にしてあるのだ。
ティアラさんが必死にとめているのが分かる。
湖を渡りティアラさんにペコっとすると向こうもぺこっとしてきた。
「あの薬はここの魔女が作ったんだろ!!!ということはあの病はここの魔女が作った病なんだ!ティアラお前も目を覚ませ!」
「違います聖女様は私の手紙を見てお薬を作ってくれたんです!」
「お前もお前だ!あんな魔女が作った薬を俺たちに売り付けやがって!何が森の薬屋だよ!薄汚い移民が!」
「だから……」
「お話中失礼します。」
そう言いながら結界の外に出ると村人たちは腰を抜かしてしまった。
急に現れたように見えるよね~。
「私は皆さんに危害は加えていませんよ?皆さん勘違いしてます。」
「病が直せるということはどういう病か分からないと薬なんか作れないだろう!本当は薬じゃなくて私たちに呪いかもしれないんだ。」
「私はある程度未来が見えます。この事態も予測してました。あなた方が私にこういうことをするならば、私もそれ相応の対処をさせていただきます。あなた方に売っている薬は王都で買えば銀貨を5枚払ってもかえない代物でしょう。今後は売りません。あーあと、1年後とある疫病が流行します。私しか作り方を知らない薬ですが、あなたがたにはその薬は売りません。構いませんよね?私に害なそうとしているのですから。謝罪は受けません。ではティアラさん。また。」
私は結界の中に入る。
と村人はアワアワとうろたえている。
ティアラも間をとりもちますとなだめている。
私の住んでいる湖は村の外にあるので出て行けと言われても無視しても大丈夫だ。
古代王権の遺物でこの国には何ヶ所か「何人も指定の場所への侵害行為してはいけない」と定められている場所があり、しかも、侵害すると国全体に災いが訪れるというありもしない伝承を気にしている貴族が多い。
因みにこの湖のそのひとつ。
それには王族も含まれるため、ここは一生守られ続ける。
まー、そんなことも知らないであろうこの村の住人達はこの行為が後に責められるのだが、私の知ったこっちゃない。
そしてティアラ達は色々あって大出世するのだが、それも後の問題。
この件はこの村のターニングポイントになる問題なのだ。
「ミャーウ」
「ミア?どうしたのー?」
私は農園の世話も終わって暇になったので地下をもうひとつ増やしてみた。
全く同じ作りだが、今回は芋畑を作ってみた。
タカヒコの馬のために大豆や飼料用のトウモロコシの場所を少し作ってあげた。
ちゃんとご飯食べているだろうか?心配が尽きない。
今日は溜まっていた調合材料作りも忘れない。
粉末にする作業だ。
干したレモンの皮を石臼に入れて石臼を回していく。
これを2回繰り返す。
レモンの皮の次は、生姜の皮を乾燥させたものにヒィル草、朝露草の花を粉末にして行く。
これだけでは無いがこれがかなり時間かかる。
けど、ミアが手伝ってくれたおかげで作業が中々に捗った。
夜ご飯は野菜たっぷり水団お鍋と、人参のチヂミにした。
ミアも食べたそうなので同じものをあげて、かさましに鍋に猪のお肉とじゃが芋を入れてあげる。
ミアは幸せそうに食べている。
「シュリー!来たぞー!」
夕食後、ミアと一緒にソファでくつろいでいると、聞きなれた声が聞こえた。
急いでハーブティーの用意をしてあげる。
「もう遅いから今日は来ないのかと思った。」
「すまねぇ!明日には帰れるからって伝えて欲しいって言われたんだ!」
「そうなのね、楽しみね。」
「あとこれ!変わった薬草なのか?」
ビーカーの中には土と一緒に美しい白い葉っぱの芽が淡く輝いている。
雪見草だ。
探しに行かないとと思っていたので嬉しい誤算だ。
私は大切なのでビーカーに結界魔法で、温度を低く保つ結界魔法を使い湿度も高めに設定する。
雪見草は、水がかかると溶けてしまう。
「そんなに大切なのかー?たしかに綺麗な花だけどよ!」
「とっても欲しかったものなの。」
「そっか!そりゃタカヒコも喜ぶだろうよ!俺はもう行くぞ!」
勢いよく、ハーブティーの材料を担いだらランタンに走っていってしまった。
ついに明日帰ってくるのかと思うと嬉しくなり、外のベンチに腰掛けて、空に浮かぶ星々に見守ってくれてありがとうと伝える。
残り1083日
珍しくガヤガヤの人の声がした。
何かな?と、外を見ると村の人達がクワと鎌を持って湖の周りをうろちょろしている。
害意のあるものは見えないようになっているので、きっと害意があるのだと思うと少し寂しい気持ちになった。
村人が結界に触れるとちょうど反対側に飛ばされる。
そういう結界にしてあるのだ。
ティアラさんが必死にとめているのが分かる。
湖を渡りティアラさんにペコっとすると向こうもぺこっとしてきた。
「あの薬はここの魔女が作ったんだろ!!!ということはあの病はここの魔女が作った病なんだ!ティアラお前も目を覚ませ!」
「違います聖女様は私の手紙を見てお薬を作ってくれたんです!」
「お前もお前だ!あんな魔女が作った薬を俺たちに売り付けやがって!何が森の薬屋だよ!薄汚い移民が!」
「だから……」
「お話中失礼します。」
そう言いながら結界の外に出ると村人たちは腰を抜かしてしまった。
急に現れたように見えるよね~。
「私は皆さんに危害は加えていませんよ?皆さん勘違いしてます。」
「病が直せるということはどういう病か分からないと薬なんか作れないだろう!本当は薬じゃなくて私たちに呪いかもしれないんだ。」
「私はある程度未来が見えます。この事態も予測してました。あなた方が私にこういうことをするならば、私もそれ相応の対処をさせていただきます。あなた方に売っている薬は王都で買えば銀貨を5枚払ってもかえない代物でしょう。今後は売りません。あーあと、1年後とある疫病が流行します。私しか作り方を知らない薬ですが、あなたがたにはその薬は売りません。構いませんよね?私に害なそうとしているのですから。謝罪は受けません。ではティアラさん。また。」
私は結界の中に入る。
と村人はアワアワとうろたえている。
ティアラも間をとりもちますとなだめている。
私の住んでいる湖は村の外にあるので出て行けと言われても無視しても大丈夫だ。
古代王権の遺物でこの国には何ヶ所か「何人も指定の場所への侵害行為してはいけない」と定められている場所があり、しかも、侵害すると国全体に災いが訪れるというありもしない伝承を気にしている貴族が多い。
因みにこの湖のそのひとつ。
それには王族も含まれるため、ここは一生守られ続ける。
まー、そんなことも知らないであろうこの村の住人達はこの行為が後に責められるのだが、私の知ったこっちゃない。
そしてティアラ達は色々あって大出世するのだが、それも後の問題。
この件はこの村のターニングポイントになる問題なのだ。
「ミャーウ」
「ミア?どうしたのー?」
私は農園の世話も終わって暇になったので地下をもうひとつ増やしてみた。
全く同じ作りだが、今回は芋畑を作ってみた。
タカヒコの馬のために大豆や飼料用のトウモロコシの場所を少し作ってあげた。
ちゃんとご飯食べているだろうか?心配が尽きない。
今日は溜まっていた調合材料作りも忘れない。
粉末にする作業だ。
干したレモンの皮を石臼に入れて石臼を回していく。
これを2回繰り返す。
レモンの皮の次は、生姜の皮を乾燥させたものにヒィル草、朝露草の花を粉末にして行く。
これだけでは無いがこれがかなり時間かかる。
けど、ミアが手伝ってくれたおかげで作業が中々に捗った。
夜ご飯は野菜たっぷり水団お鍋と、人参のチヂミにした。
ミアも食べたそうなので同じものをあげて、かさましに鍋に猪のお肉とじゃが芋を入れてあげる。
ミアは幸せそうに食べている。
「シュリー!来たぞー!」
夕食後、ミアと一緒にソファでくつろいでいると、聞きなれた声が聞こえた。
急いでハーブティーの用意をしてあげる。
「もう遅いから今日は来ないのかと思った。」
「すまねぇ!明日には帰れるからって伝えて欲しいって言われたんだ!」
「そうなのね、楽しみね。」
「あとこれ!変わった薬草なのか?」
ビーカーの中には土と一緒に美しい白い葉っぱの芽が淡く輝いている。
雪見草だ。
探しに行かないとと思っていたので嬉しい誤算だ。
私は大切なのでビーカーに結界魔法で、温度を低く保つ結界魔法を使い湿度も高めに設定する。
雪見草は、水がかかると溶けてしまう。
「そんなに大切なのかー?たしかに綺麗な花だけどよ!」
「とっても欲しかったものなの。」
「そっか!そりゃタカヒコも喜ぶだろうよ!俺はもう行くぞ!」
勢いよく、ハーブティーの材料を担いだらランタンに走っていってしまった。
ついに明日帰ってくるのかと思うと嬉しくなり、外のベンチに腰掛けて、空に浮かぶ星々に見守ってくれてありがとうと伝える。
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