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女が3人集まれば姦しいと言う。つまりはうるさいということだが、それは真実と思う。お母様たちはとにかくずっと話をしている。よく話題があるなと感心するくらいである。ずっと喋っているから食事はおろそかになるかと思えばそうでもない。しっかり食べているのだ。
デザートにアイスを出したかったのだが、あの食べ方を見ていたらアイスが溶けてしまうだろう。それは勿体無い。なのでアイスは無しにした。おそらくはデザートを出せばそのままティータイムに突入するであろう。
適当なところで今度はお父様の方に向かう。男性陣はお風呂に入っている。男の長風呂なんてどうだろうかと思うが、思いの外長湯をしたのかなかなか出てこなかった。中で倒れていないよねと心配になったが、大丈夫のようである。
で、驚いた。湯上がりのお父様たち男性陣もチュニックとイージーパンツを用意している。その姿は人間ドック。健康診断の検査を待っているようであった。湯上がりのお父様たちに出すのはもちろんビールである。
この世界、お酒はワインかウイスキーのようである。そこにとりあえず生ビール。女神様、ありがとう。
「何ですか、これは」
「女神様のお酒のようですな」
「なるほど」
興味津々という様子で全員がジョッキを手にした。
「で、では」
「この白いのは何でしょうな」
「不思議な形状だな」
しかし誰も口にしない。新しいものを口にするのは抵抗があるのだろう。それはわかるのだがさっさと飲んでもらわないと温くなってしまう。わざわざジョッキも冷やしてキンキンな状態にしたんだ。とにかく飲んでくれ。
「う、これは」
先陣を切ったのはフランツ兄様だった。一口ぐびっと飲んだ後、目を見開き動きが止まった。そしてその後ごくごくと一気に飲み干した。
「マリ、お代わりをもらえるかな」
「はい、喜んで!」
すぐに次のビールを手渡した。
「そんなに美味しいのか?」
ジョッキを受け取りながらフランツ兄様はにっこり笑った。
「兄上、ぜひ飲んでください」
その笑顔に全員が納得したのか口をつけた。
「ングングング・・・。ぷはー」
「な、何ですか。これは」
「はー、うまい!」
全員がほとんど一気飲み。すぐにお代わりを用意する。やっぱり湯上がりにはビールだよね。私も好きだった。あんまり飲まなかったけど。夏の暑い日の一口目はサイコーだった。
ビールとなると、居酒屋メニューになってしまうのは仕方がない。枝豆や唐揚げを出すと全員がすぐに無礼講状態になった。
「マリアンヌ嬢はやはり素晴らしいですな。この料理は何でしょう?」
バーンヒル様が唐揚げを見つめている。
「リリン、この酒にこの料理はすごく合うな」
レオポール兄様が麻婆茄子を頬張っている。口の端に味噌がついていて、それを舌でなめ取っている。いやいやいや、色っぽいぞ。さすが我が兄である。そしてビールをグビっ。幸せだよね、きっと。
「この料理もうまいですな。こんな料理は食べたことがありません」
「牛丼も感動しましたが、これは・・・」
「マリの料理は最高だからね」
「リリンは常に最高を出してくるんだ」
料理を食べてビールを飲む。ワイワイと賑やかである。これって、昼ごはんなんだよね。昼飲みって、結構お酒のまわりが早いと思う。
そのうちに。バーンヒル様とお父様の目がトロンとしてきた。お父様、ずっと忙しくしてきたからお疲れだよね。お風呂に入っているから眠気も最高潮だろう。
気がついたらセバスチャンが動いていた。室内に残っているのは、お兄様方とベルナルト様だけになっている。
「お疲れのようですので別室に移動していただきました」
お父様、バーンヒル様、エイアール様は別室へ。そこで何をしているかと聞けば昼寝だそうだ。簡易ベッドで横たわっているらしい。
「お年寄りにはちょうどいいだろうな」
レオポール兄様、お父様をお年寄りなんて言わないでください。
「お風呂の中でも寝そうだったよね、父上」
フランツ兄様、お父様を赤ちゃん扱いしないでください。
「マリアンヌ様には我が家はずいぶん助けていただいて何とお礼を申し上げていいかわかりません」
ベルナルト様に頭を下げられ恐縮してしまう。特に何かした覚えはないからだ。
「それにこのビール。これを飲めば疲れも吹き飛びます」
「そうそう、仕事の後はこれを飲んで翌日に備えたいよ」
「よし、みんなで飲もう」
3人は新しくジョッキを掲げて飲み出した。フランツ兄様までビールにハマるとは思わなかった。ビール腹という言葉があることを教えておいた方がいいのだろうか。お腹が出ている兄様方は困るなと思ったのだった。
デザートにアイスを出したかったのだが、あの食べ方を見ていたらアイスが溶けてしまうだろう。それは勿体無い。なのでアイスは無しにした。おそらくはデザートを出せばそのままティータイムに突入するであろう。
適当なところで今度はお父様の方に向かう。男性陣はお風呂に入っている。男の長風呂なんてどうだろうかと思うが、思いの外長湯をしたのかなかなか出てこなかった。中で倒れていないよねと心配になったが、大丈夫のようである。
で、驚いた。湯上がりのお父様たち男性陣もチュニックとイージーパンツを用意している。その姿は人間ドック。健康診断の検査を待っているようであった。湯上がりのお父様たちに出すのはもちろんビールである。
この世界、お酒はワインかウイスキーのようである。そこにとりあえず生ビール。女神様、ありがとう。
「何ですか、これは」
「女神様のお酒のようですな」
「なるほど」
興味津々という様子で全員がジョッキを手にした。
「で、では」
「この白いのは何でしょうな」
「不思議な形状だな」
しかし誰も口にしない。新しいものを口にするのは抵抗があるのだろう。それはわかるのだがさっさと飲んでもらわないと温くなってしまう。わざわざジョッキも冷やしてキンキンな状態にしたんだ。とにかく飲んでくれ。
「う、これは」
先陣を切ったのはフランツ兄様だった。一口ぐびっと飲んだ後、目を見開き動きが止まった。そしてその後ごくごくと一気に飲み干した。
「マリ、お代わりをもらえるかな」
「はい、喜んで!」
すぐに次のビールを手渡した。
「そんなに美味しいのか?」
ジョッキを受け取りながらフランツ兄様はにっこり笑った。
「兄上、ぜひ飲んでください」
その笑顔に全員が納得したのか口をつけた。
「ングングング・・・。ぷはー」
「な、何ですか。これは」
「はー、うまい!」
全員がほとんど一気飲み。すぐにお代わりを用意する。やっぱり湯上がりにはビールだよね。私も好きだった。あんまり飲まなかったけど。夏の暑い日の一口目はサイコーだった。
ビールとなると、居酒屋メニューになってしまうのは仕方がない。枝豆や唐揚げを出すと全員がすぐに無礼講状態になった。
「マリアンヌ嬢はやはり素晴らしいですな。この料理は何でしょう?」
バーンヒル様が唐揚げを見つめている。
「リリン、この酒にこの料理はすごく合うな」
レオポール兄様が麻婆茄子を頬張っている。口の端に味噌がついていて、それを舌でなめ取っている。いやいやいや、色っぽいぞ。さすが我が兄である。そしてビールをグビっ。幸せだよね、きっと。
「この料理もうまいですな。こんな料理は食べたことがありません」
「牛丼も感動しましたが、これは・・・」
「マリの料理は最高だからね」
「リリンは常に最高を出してくるんだ」
料理を食べてビールを飲む。ワイワイと賑やかである。これって、昼ごはんなんだよね。昼飲みって、結構お酒のまわりが早いと思う。
そのうちに。バーンヒル様とお父様の目がトロンとしてきた。お父様、ずっと忙しくしてきたからお疲れだよね。お風呂に入っているから眠気も最高潮だろう。
気がついたらセバスチャンが動いていた。室内に残っているのは、お兄様方とベルナルト様だけになっている。
「お疲れのようですので別室に移動していただきました」
お父様、バーンヒル様、エイアール様は別室へ。そこで何をしているかと聞けば昼寝だそうだ。簡易ベッドで横たわっているらしい。
「お年寄りにはちょうどいいだろうな」
レオポール兄様、お父様をお年寄りなんて言わないでください。
「お風呂の中でも寝そうだったよね、父上」
フランツ兄様、お父様を赤ちゃん扱いしないでください。
「マリアンヌ様には我が家はずいぶん助けていただいて何とお礼を申し上げていいかわかりません」
ベルナルト様に頭を下げられ恐縮してしまう。特に何かした覚えはないからだ。
「それにこのビール。これを飲めば疲れも吹き飛びます」
「そうそう、仕事の後はこれを飲んで翌日に備えたいよ」
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