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白い狼はルビーに気付いて振り向いた。
ピンとたった耳、金色の目に黒色の瞳。
その奥に計り知れない歴戦の戦士とも思わせる強い意志がある。
着ている服は黒色の軍服であった。
狼はルビーを見た。
「おやおや、いったいどこから来たんだ。お嬢さん。」
ルビーは白い狼に懐かしさを感じた。
「私は…。どこから来たのか覚えてない。」
狼は椅子から立ち上がってルビーに近寄った。
湿っている鼻を動かす。
「ん?先程、ノックとエルダの家にいた?」
ルビーは目を大きく開けた。
「何でわかったの?」
「あ?俺様の鼻は軍でピカイチなんだよ。」
狼は自信たっぷりの返事をした。
そして、ルビーの方へ向いて言った。
「お前、違うところから来たよな?」
ルビーはうなずく。
狼は続けて言った。
「過去を覚えているか。」
ルビーは以前にノックにも質問されたことを思い出していた。
「何も覚えていない。」
狼は険しい顔になって怒鳴った。
「帰れ!望んでここに来ていなければ帰れ!」
ピンとたった耳、金色の目に黒色の瞳。
その奥に計り知れない歴戦の戦士とも思わせる強い意志がある。
着ている服は黒色の軍服であった。
狼はルビーを見た。
「おやおや、いったいどこから来たんだ。お嬢さん。」
ルビーは白い狼に懐かしさを感じた。
「私は…。どこから来たのか覚えてない。」
狼は椅子から立ち上がってルビーに近寄った。
湿っている鼻を動かす。
「ん?先程、ノックとエルダの家にいた?」
ルビーは目を大きく開けた。
「何でわかったの?」
「あ?俺様の鼻は軍でピカイチなんだよ。」
狼は自信たっぷりの返事をした。
そして、ルビーの方へ向いて言った。
「お前、違うところから来たよな?」
ルビーはうなずく。
狼は続けて言った。
「過去を覚えているか。」
ルビーは以前にノックにも質問されたことを思い出していた。
「何も覚えていない。」
狼は険しい顔になって怒鳴った。
「帰れ!望んでここに来ていなければ帰れ!」
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