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ルビーは体を竦ませた。
帰れと言われても帰り方がわからない。
どこに行きたいのかも自分でわからない。
そう言おうとしたときにドアが開いた。
大きな荷物を背負って野菜袋を2つ手に持った人が入ってきた。
「ただいまー!」
嗄れた声で元気よく言った。
その人は小柄な女の人だった。
白髪混じりの茶色の髪を団子にしてまとめている。
目尻には小皺があって笑ってる顔が素敵だった。
「アール!手伝っておくれ!」
「お帰りなさいませ!零さん!」
2人とも声が大きかった。
零と呼ばれた女の人は荷物を下ろして椅子に深く座った。
「はーっ!大変だったね!たっくこの世界には慣れんよ!」
大きな溜息の後には何やら不平を言う。
そしてルビーの方を向いた。
「久しぶりだな。私は零だ。あっちのがアールだ。私の事は覚えていないだろう。何せ、お前はここに来てはいけないのだから。だからといって帰り方もわからんだろう。迎えが来るさ。その時まで待て。」
零はたくさん喋ってからアールが入れたコーヒーを一口飲んだ。
帰れと言われても帰り方がわからない。
どこに行きたいのかも自分でわからない。
そう言おうとしたときにドアが開いた。
大きな荷物を背負って野菜袋を2つ手に持った人が入ってきた。
「ただいまー!」
嗄れた声で元気よく言った。
その人は小柄な女の人だった。
白髪混じりの茶色の髪を団子にしてまとめている。
目尻には小皺があって笑ってる顔が素敵だった。
「アール!手伝っておくれ!」
「お帰りなさいませ!零さん!」
2人とも声が大きかった。
零と呼ばれた女の人は荷物を下ろして椅子に深く座った。
「はーっ!大変だったね!たっくこの世界には慣れんよ!」
大きな溜息の後には何やら不平を言う。
そしてルビーの方を向いた。
「久しぶりだな。私は零だ。あっちのがアールだ。私の事は覚えていないだろう。何せ、お前はここに来てはいけないのだから。だからといって帰り方もわからんだろう。迎えが来るさ。その時まで待て。」
零はたくさん喋ってからアールが入れたコーヒーを一口飲んだ。
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