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亡くなっている。
ルビーは嘘だと言った。
こんなにも生き生きとしている。
一緒にご飯だって食べて話して、旅をした。
そんなに時間は経っていないが楽しいと感じた。
ルビーの鼻が少しだけ痛くなっていた。
ルビーもクロマもソファーに深く座る。
ルビーは一度落ち着いてから口を開く。
「私もクロマも死んでしまったんだ。私は生きてた頃の記憶なしにここへ来てしまった…。」
ルビーがそういうとクロマが大きな溜息を吐く。
「違う。俺とお前も生きている。」
クロマはルビーの目を見て続けて言った。
「ここへ来た理由は…お前が望んだことだ。お前が家族とは何なのか、いや、友人やその他の人が一体何なのかわからないからここへ来たんだ。」
ルビーは眉を寄せて頭を傾げた。
「意味がわからない。私に仮に家族がいて、友人もいたなら何を迷い、困る必要があるの…。」
クロマは立ち上がって去り際に言った。
「それはお前が考えることだ、ーー。」
ルビーは一人で窓の外の星空を眺めた。
ルビーは嘘だと言った。
こんなにも生き生きとしている。
一緒にご飯だって食べて話して、旅をした。
そんなに時間は経っていないが楽しいと感じた。
ルビーの鼻が少しだけ痛くなっていた。
ルビーもクロマもソファーに深く座る。
ルビーは一度落ち着いてから口を開く。
「私もクロマも死んでしまったんだ。私は生きてた頃の記憶なしにここへ来てしまった…。」
ルビーがそういうとクロマが大きな溜息を吐く。
「違う。俺とお前も生きている。」
クロマはルビーの目を見て続けて言った。
「ここへ来た理由は…お前が望んだことだ。お前が家族とは何なのか、いや、友人やその他の人が一体何なのかわからないからここへ来たんだ。」
ルビーは眉を寄せて頭を傾げた。
「意味がわからない。私に仮に家族がいて、友人もいたなら何を迷い、困る必要があるの…。」
クロマは立ち上がって去り際に言った。
「それはお前が考えることだ、ーー。」
ルビーは一人で窓の外の星空を眺めた。
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