京都に住んで和風ファンタジー(時には中華風)の取材などする日記

washusatomi

文字の大きさ
29 / 59

「彰子の経箱」を見ました!

しおりを挟む
 ノートパソコンの調子が悪いので修理に出さねばならないかもしれません。(ウィンドウズキーが押しっぱなしの状態に陥っているらしくて。普通のキー入力ができません。2in1なのでタブレッドにして別のキーボードに繋いでこの文章を入力してます。ただ、バッテリーがすぐ切れる……)。

 修理に出す前に、8月に京都国立博物館で「藤原彰子の経箱」を見たことを綴っておこうと思います。

 この日記エッセイにも京博で「藤原道長の経筒」を見たことを書きました。その道長の経筒と入れ替わりで、今度は娘の藤原彰子の経箱というのが展示されるとXでお知らせがありました(※1)。

 鷲生は現在のところ藤原彰子をモデルにしたヒロインが登場する小説を書こうかなと思っているので、行ってきました(暑い中!)。

 京博は写真撮影が全面禁止ですし、他の多くの博物館同様メモは鉛筆一択です(ボールペンやシャーペン不可)。
 鷲生は持ち合わせが無かったので、スマホに文字入力したり、音声入力したりしていたのですが、スマホを弄っている鷲生の姿が不審だったようで、係員さんが意味なく近くのガラスケースを拭きに来られたりしましたw

 この藤原彰子の経箱は正式には「金銀鍍宝相華文経箱」といい、これも道長の経筒同様に国宝です、こ・く・ほ・う!(画像を張りたかったのですが、適切なものが見当たらなくて。この名前と「延暦寺」所蔵であることを手掛かりにして検索すれば、過去の展示の案内や個人ブログなどで画像が見られると思います。また、模造したものが東博にあるようですね)。

 京博での今回の展示解説文を鷲生が(係員さんに怪しまれながら?)スマホにメモしたところでは。

「経箱表面には唐風の精緻な宝相華文が刻まれている。一方、蓋の裏面には小さく可憐な花模様が刻まれていて女性の奉納品らしい優美な雰囲気も漂わせている」とありました。

 蓋の表と裏は同じ日程では見られないので、2回足を運びましたよ。

 それだけのことはあって、表面を見て藤原氏の栄華のあとを感じられましたし、裏面を見て彰子という女性の優しそうな雰囲気を想像することができました。

 2024年大河ドラマ「光る君へ」では、自分の意志を外に出さない、ただただ大人しいお姫様として登場しました。

 見上愛さんが演じてらっしゃいますが、中宮に立后される儀式でも無気力そう~な内面が顔の表情から伝わってくるようでした。
 上手い役者さんでないと、演じるのが難しい設定だと思います。

 藤原彰子は史実においても「生真面目」な性格だったようです(倉本一宏さんの著作のどれかにも、そう書かれていたような)。
 一方で、長生きする中で時には父の道長に強い憤りを見せることもありましたし、天皇の後見として皇室と藤原氏を率いる立場ともなりました。

 平安時代の後期の天皇の「父親」による院政への過渡期として、一条天皇の母「東三条院」や藤原彰子「上東門院」などの「国母」「母后」が能動的に政治にかかわったと評価する動きが女性史で見られます(服藤早苗さんとか、東海林亜矢子さんとか)。

「光る君へ」でも、出仕を始めた紫式部に少し自分の意志を垣間見せる場面がありました。
 史実でも、定子所生の敦康親王を実の子のように慈しみ、その即位を願っていたと伝わります。
 その姿が「光る君へ」でどう描かれるか楽しみです!

 鷲生もそういう彰子様の強くて情に濃い為人をモデルに次回作の構想を練って参ります。

 *****

 ※1 京都国立博物館 Xの投稿。
 https://x.com/KyotoNatMuseum/status/1826177887818694772
 https://x.com/KyotoNatMuseum/status/1828214349691003344
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?

すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。 お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」 その母は・・迎えにくることは無かった。 代わりに迎えに来た『父』と『兄』。 私の引き取り先は『本当の家』だった。 お父さん「鈴の家だよ?」 鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」 新しい家で始まる生活。 でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。 鈴「うぁ・・・・。」 兄「鈴!?」 倒れることが多くなっていく日々・・・。 そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。 『もう・・妹にみれない・・・。』 『お兄ちゃん・・・。』 「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」 「ーーーーっ!」 ※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。 ※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 ※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。 ※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)

17歳男子高生と32歳主婦の境界線

MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。 「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく… なお、スピンオフもございます。

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

処理中です...