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京都御所、秋の特別展「宮廷文化の紹介」に行ってきました
しおりを挟む通年公開されている京都御所ですが、春と秋にはテーマを決めた特別展が開かれます。
2024年の秋は、NHK大河ドラマ「光る君へ」の影響か、「宮廷文化の紹介」でした。
清所門で受付をして敷地内を南に下がると、右手西側にガラス戸のはまった展示スペースがあります。
今回、ここでは、清涼殿西廂の「朝餉の間」と「お手水の間」の調度が、その室内を再現するように飾られています。
写真も頑張って撮影してきましたよ。こちらのnote記事で見られます(※1)
ただ……。
西から東向きにガラス戸がはまっているため、昼ごろに訪問すると、参観客の多い外が明るく展示室の中が暗いのです。
すると、ガラスに参観客が映り込んで見づらいのなんの……。
実はこの日の前々日の夕方にスキマ時間を縫って足を運んだんですよね(締め切り直前)。このときの方がよく見られましたから、今後は京都御所特別拝観は「あえて」夕方に行った方がいいかもしれません。
調度品の説明板の写真は見やすいと思います。
このエリアを過ぎて「御車寄」「諸大夫の間」「新車寄」をすぎると、紫宸殿を取り囲む丹塗りの柱と白壁が印象的なエリアに出ます。
ぐるりと回ると承明門があります。
鷲生の以前書いた平安ファンタジーでは承明門を脱出できるかどうかがクライマックスになっています。今回その扁額も撮影してきましたよ~。
2024年大河ドラマ「光る君へ」では、場面が宮中に切り替わるときに、よくバーンと紫宸殿が映し出されますが。
現存の紫宸殿も同じ姿です(江戸時代に建てられたものですが、古式にのっとっているので「光る君へ」でも採用されたのでしょう)。
宮内庁の資料によると、内裏の正殿である紫宸殿は,東西約3 3メートル,南北約23メートル(簀の子縁 を除く),屋根は東西約44メートル,南北 33メートルにも及ぶ大きな建物」とあります。(※2)
上に昇る階段は18段。この階段だけでもだいぶ広大ですよ~。
参観客はその手前までしか入れません。その足下から殿内の高御座や御帳台を見ることになります(特別公開時しか見られないようです)。
2024年秋の特別展示では、御帳台の帳などを夏物から冬物に取り換える年中行事=「更衣」をしている様子が人形で展示されていました。
「更衣」というのが、源氏物語の光る君の母の役職(キサキの位)だったので、女官の仕事かと思っていましたが、御帳台の帳とかはやはり男手が必要で、蔵人など(の人形)が行っていました。
冬用の「朽木」型の模様は「光る君へ」でも見ましたよ~。
清涼殿の東北には障子があります。
「枕草子」には以下のように言及されていますね。(今の障子が同じ絵かどうかは距離があるので分かりませんでした)
「清涼殿の丑寅のすみの、北のへだてなる御障子は、荒海の繪、生きたる物どものおそろしげなる、手長足長などをぞかきたる、上の御局の戸をおしあけたれば、つねに目にみゆるを、にくみなどしてわらふ」
その北にあるスペースが「滝口」
この「滝口」で、本格的なカメラで「カシャカシャカシャカシャ」と連続してシャッターをきっている、30代後半くらいの男性を見かけました。
鷲生もスマホカメラ片手にあちこちを「取材」していますが、ただの観光客と、何らかの意図を持って撮影している人の動きの違いが分かるようになってきましたw
その男性も、小説を書くのかどうかはともかく、「取材」なんだろうなあと思います(別に腕章とか着けていないから報道組織の記者として来たわけではないと思いますよ。だったらそういう人向けの時間帯もあるかと思いますし)。
あと、鷲生は次に書く平安ファンタジーに取り入れるために、簀子縁に枢戸がある写真をここでとりました。
それから、清涼殿は一枚格子なので、それをどう開けるのかが気がかりでよくよく見たのですが、結果は分からないですね~。
風俗博物館の『六條院へ出かけよう』(※3)55ページの記述によれば一枚格子は内側に開くようですが、清涼殿は一枚格子でありながら、格子の外に格子をあけるフックみたいなのがぶら下がっていて……。とはいえ、格子を引き上げるには格子からの距離も足りない気もするし……。
この辺は分からずじまいでした。
順路でいえば、ここから紫宸殿の西北に向かいます。
江戸時代にはその西北の方が使われていたようで、美しいお庭があります。
紅葉がちょうどきれいでしたよ。
この紅葉については季節外れになる前に前回書きました。
(「2024年秋、京都御所の紅葉」 https://kakuyomu.jp/works/16817330661485429107/episodes/16818093089647093135 )
まだお読みでない方はどうぞご覧になって下さいね~。
*****
そうそう、おまけですが。
この特別公開では「桧皮葺の屋根実物模型」も展示されていました(写真は※4)。
数年前に葺き替えをしたそうなので、その際得られた知見でしょうか。
一緒にいた参観客(若いカップルでしたw)の男の人が「これ、すぐ燃えそう」とコメントしていて、鷲生も心の中で「でしょ!」と頷いてしまいました。
実は、鷲生は書きあげた平安ファンタジーをそろそろカクヨムで投稿しようとしているのですが、その冒頭シーンが清涼殿が炎上するというものなのです。
そうですよね。桧皮葺きって燃えそうですよね。なんか、鷲生の設定が肯定されたような気持ちでちょっと嬉しかったです。
その男の子は「寝殿造で繋がっているから火事が全体に燃え広がるんじゃね?」とも言っていました。
鷲生の小説では、建物を引き倒して類焼を防ぐ設定です。
この小説はカクヨムコンにはエントリーしないしないので、投稿するのは読者選考期間の終盤以降かなあとか考えております。みなさまもそちらでお忙しいでしょうし。
投稿を始めましたら、どうぞご贔屓に!
*****
※1 京都御所 展示などの写真はコチラ↓ 「note」「鷲生智美」で検索してもすぐに出てくると思います。
https://note.com/monmonsiteru/n/n020b94eb3b5d
※2 「京都 御所と離宮の栞」
https://www.kunaicho.go.jp/event/kyotogosho/pdf/02shishinden.pdf
※3 『源氏物語と京都 六條院に出かけよう』 2005 風俗博物館
https://www.iz2.or.jp/info/hon.html
※4 京都御所、桧皮葺きの事物部模型の写真はコチラ↓
https://note.com/monmonsiteru/n/n32f67d98980f
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