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DUNE
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ザザーッサザザザーーッ!
砂埃を濛々と舞い上がらせながら、あたし知念祐梨(ちねんゆうり)はサンド・ボードを華麗に駆って、小高い砂丘の急斜面を猛烈な勢いで滑り降りてきた。
こぶを飛び越える大きなエアを極め、エッジを滑らさせて巧みに停まると、虹色に輝く偏光ゴーグルを額の上に掻き上げた。
フーッとひと息ついたのも束の間、無数の吹き矢がヒュンヒュンと空気を切り裂き、あたしの髪をかすめ飛んでいった。
「もう、ホントしつっこいわねーッ!そんなんじゃ女の子にモテないわよーッ!」
振り向く余裕もなく背後に向け叫ぶと、慌ててゴーグルを降ろして再び滑走を開始した。
砂埃を濛々と舞い上がらせながら、あたし知念祐梨(ちねんゆうり)はサンド・ボードを華麗に駆って、小高い砂丘の急斜面を猛烈な勢いで滑り降りてきた。
こぶを飛び越える大きなエアを極め、エッジを滑らさせて巧みに停まると、虹色に輝く偏光ゴーグルを額の上に掻き上げた。
フーッとひと息ついたのも束の間、無数の吹き矢がヒュンヒュンと空気を切り裂き、あたしの髪をかすめ飛んでいった。
「もう、ホントしつっこいわねーッ!そんなんじゃ女の子にモテないわよーッ!」
振り向く余裕もなく背後に向け叫ぶと、慌ててゴーグルを降ろして再び滑走を開始した。
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