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29.栞
栞
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「普段から嘘つきばっかり相手にしてるから、どうしても巧くなっちゃうのよね。悪く思わないで。」
栞は軽く肩をすぼめると、大して悪びれずに言った。
「チェッ。で、何を知りたいんだよ?」
いつもこうだと言わんばかりに樋口は降参の旗を揚げた。
「じゃ、単刀直入に言うわ。お願い、現場を視せて頂戴。一度だけ。」
栞はズバリ切り出した。
「・・・断ってもお前の事だ、絶対引かないだろうしな。判った。じゃ婦警とひと試合組んでくれ。」
「また合コン?懲りないわね、あんた達。」
「そりゃデカだからな。しつこいのが性分だ。」
今度は樋口が開き直ってみせた。
「いいでしょ、それで手を打つ。」
栞の方も、捜査の協力を得られなければ帰れない。
「よし契約成立だ。でも、俺は時間がないから一緒には行ってやれないぜ。現場のアパートの管理人には連絡しておいてやるから、橘一人で行ってくれ。」
「合コンには行く暇ある癖に?」
栞は呆れて睨みつけた。
「それは言わない約束でしょ?」
樋口はそらとぼけて目を逸らした。
「ハイハイ判ったわ。アポ取れたら、尋ね先の名前と、連絡先と住所をメールで知らせて。」
仕方ない、栞は妥協する事にした。
「OK!そっちも可愛い子の段取り頼んだからな。」
樋口は口笛を吹きながら、喫煙室へと入っていった。
「了解。」
やれやれ日本の警察も暢気なもんね。栞は軽く下唇を軽く突き出すとその場を後にした。
栞は軽く肩をすぼめると、大して悪びれずに言った。
「チェッ。で、何を知りたいんだよ?」
いつもこうだと言わんばかりに樋口は降参の旗を揚げた。
「じゃ、単刀直入に言うわ。お願い、現場を視せて頂戴。一度だけ。」
栞はズバリ切り出した。
「・・・断ってもお前の事だ、絶対引かないだろうしな。判った。じゃ婦警とひと試合組んでくれ。」
「また合コン?懲りないわね、あんた達。」
「そりゃデカだからな。しつこいのが性分だ。」
今度は樋口が開き直ってみせた。
「いいでしょ、それで手を打つ。」
栞の方も、捜査の協力を得られなければ帰れない。
「よし契約成立だ。でも、俺は時間がないから一緒には行ってやれないぜ。現場のアパートの管理人には連絡しておいてやるから、橘一人で行ってくれ。」
「合コンには行く暇ある癖に?」
栞は呆れて睨みつけた。
「それは言わない約束でしょ?」
樋口はそらとぼけて目を逸らした。
「ハイハイ判ったわ。アポ取れたら、尋ね先の名前と、連絡先と住所をメールで知らせて。」
仕方ない、栞は妥協する事にした。
「OK!そっちも可愛い子の段取り頼んだからな。」
樋口は口笛を吹きながら、喫煙室へと入っていった。
「了解。」
やれやれ日本の警察も暢気なもんね。栞は軽く下唇を軽く突き出すとその場を後にした。
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