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15.裕と洋志
裕と洋志
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「音でも聞こえりゃ場所の手掛かりをつかむヒントになったかも知れないのにな。」
裕はいつか観た映画の結末を思い出して、悔しそうに呟いた。
「手の打ちようがねーもんな。でもお前、メモリーカードの件もあるし、この後どうすんだよ。」
「うん。やっぱ考えたけど、警察に持って行くしかねーかなぁ。このままじゃ勉強も手につかねーし。」
裕は昨日受け取ったメモリーカードを手に答えた。
「役目を果たせってのは、どうすんだ。」
「それこそ何を言いたいんだか解んねーよ。本当にアイツに人が殺されてるんだとしたら放っとけないだろ?」
「面倒くせーし、放っときゃいーんじゃん。人の運命なんて分かんないもんだぜ。誰だっていつかは死ぬんだし。」
淡泊な洋志らしいといえば洋志らしい回答ではある。
「死ぬのと殺されるのは大きく違うだろ?」
しかし、裕は譲らず反論した。
「そう違わねーよ。じゃ例えば、この交差点でお前が交通事故に巻き込まれて死んだとして、俺が仕方ないって諦めがつくと思うか?絶対納得いかねーよ。」
「事故と殺人も違うだろ!?」
「そりゃ違うけど、でも大して違わねーって。つまり世の中に納得のいく死に方の出来る奴なんてそうはいないって言いたいの、俺は。」
「いーや絶対違うね。大体事故なんておいそれと起きるもんじゃないし。」
裕はきっぱりと断言した。
「今、何が起きるか、起きないかなんてそれこそ誰にも判らねーよ。俺にもお前にもいつだって死ぬ可能性があるんだぜ。」
洋志もなかなか曲げなかった。
裕はいつか観た映画の結末を思い出して、悔しそうに呟いた。
「手の打ちようがねーもんな。でもお前、メモリーカードの件もあるし、この後どうすんだよ。」
「うん。やっぱ考えたけど、警察に持って行くしかねーかなぁ。このままじゃ勉強も手につかねーし。」
裕は昨日受け取ったメモリーカードを手に答えた。
「役目を果たせってのは、どうすんだ。」
「それこそ何を言いたいんだか解んねーよ。本当にアイツに人が殺されてるんだとしたら放っとけないだろ?」
「面倒くせーし、放っときゃいーんじゃん。人の運命なんて分かんないもんだぜ。誰だっていつかは死ぬんだし。」
淡泊な洋志らしいといえば洋志らしい回答ではある。
「死ぬのと殺されるのは大きく違うだろ?」
しかし、裕は譲らず反論した。
「そう違わねーよ。じゃ例えば、この交差点でお前が交通事故に巻き込まれて死んだとして、俺が仕方ないって諦めがつくと思うか?絶対納得いかねーよ。」
「事故と殺人も違うだろ!?」
「そりゃ違うけど、でも大して違わねーって。つまり世の中に納得のいく死に方の出来る奴なんてそうはいないって言いたいの、俺は。」
「いーや絶対違うね。大体事故なんておいそれと起きるもんじゃないし。」
裕はきっぱりと断言した。
「今、何が起きるか、起きないかなんてそれこそ誰にも判らねーよ。俺にもお前にもいつだって死ぬ可能性があるんだぜ。」
洋志もなかなか曲げなかった。
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