徒然日記

仕事

「僕の将来の夢は警察官になる事です。」
これは私の幼い時の将来の夢である。

皆さんの将来の夢はどうだったであろうか？
私と同じ様に警察官や消防士、女性であれば花屋さんやパティシエ、今であればYouTuberなんかも将来の夢として候補が挙がっているのではないだろうか？

そんな中で実際に夢を叶えた人はどれ程いるのだろうか？
ほとんどの人が幼い時の夢など忘れ全く違う職に就いているのではないだろうか。

もちろん私も夢は叶っていない。
成長するにつれて現実を知っていき、自分には不向きだと悟りただ漠然と仕事につければ御の字と学校に来ている求人票を眺めてこれでいいかなと応募をし、就いている人が多数ではなかろうか。

正直、仕事なんてものは選ぶ自由があると思っていた。
しかし現実は甘くなかった。
学がなければ選択肢は減り、資格がなければまた減りと最後に手元に残ったのは地元の工場での仕事だ。

そんな訳で私は地元の工場で仕事をしている。
それで満足かと言われれば満足には程遠い。
隣の芝生は青く見えるもので「あっちの仕事は給料が良くていいな」とか「楽そうでいいな」とかついつい思ってしまい自分が惨めに思える。
もちろん当事者からしてみたら楽な事なんてないだろうしそれに見合う努力をしているから給料もよいのだろう。
しかしそれを認めてしまうと今までの自分が堕落しているのを認める事に繋がってしまうので素直に認める事が出来ない。
故にただただ羨ましがるのだ。

そしてこの現実を受け入れ生きていくしかない。