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第二章:他罰性の化け物
第二十七話 解決と再燃
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兜花が収容されている牢獄は意外にも城の敷地内にあった。
何でも元々あった監獄は先の内乱で壊されてしまったため、使われてなかった建物 を監獄として活用することにしたそうだ。
「ここっすよ」
角を曲がってジャックが指さした扉の方に歩いていくと、そこには一人の少女が立っていた。
「ジャック!?」
彼女は突然現れた私たちに驚いていたようだが、すぐに不機嫌そうな顔になってジャックに詰め寄る。
「何しに来たの? 昨日は悪かったけど仕事を放り投げてまで会いに来ないでよ」
「そ、それだけじゃないっすよ。小春さんが正幸さんと面会したいって言うんで案内してたんっす」
「え、そうなんですか?」
「そうよ。私が頼んだの」
ジャックではなく隣の私に聞いてきたので私も仕方なく答える。
すると事態を理解したのか彼女はみるみる青ざめていき、ジャックに慌てて頭を下げた。
「ごめんジャック。ひどいこと言っちゃった」
「そんなことないっす! 昨日は俺も急に誘ったし。むしろ俺の方がナンシーにひどいことしちゃったんじゃないんすか? もし怒らせちゃったなら理由を教えて欲しいっす!」
「違うの! 冷たくしちゃってたのは最近忙しくて余裕なかったから。でもそんな自分が嫌で余計に余裕がなくなってそれでまた……っ!?」
ネガティブな彼女の言葉を遮るようにジャックはナンシーを強く抱きしめた。
「俺は本当に馬鹿だ。ナンシーが悩んでいることに気づいてなかった」
そして私が知っているのとは違う口調でジャックは優しくナンシーに語り掛ける。
「俺がナンシーを嫌いになることはないよ。だからナンシーが気にすることなんて何もない。情けないところも駄目なところも全部俺に見せてほしい」
「…………ジャック」
互いを見つめながら甘い雰囲気を醸し出す二人。
これにて一件落着だけど、甘すぎて砂糖を吐きそうになるわね。
さすがの私もこれ以上は見ていられないわ。
「ごほん。そろそろ兜花のところへ案内してもらってもいいかしら?」
「「っ!?」」
咳ばらいをすると、ジャックとナンシーは慌てて飛びのいた。
*
「こちらです。魔力を分散させる手錠を用いて魔法は使えないようにしていますが、格子越しに正幸さんが突然襲ってくるかもしれないので気をつけてください」
「わかったわ」
ナンシーの案内に従って扉を開ける。
扉の向こうでは兜花が鉄格子によって隔離されていた。
容疑者とはいえ最低限の生活は保障されているのだろう。
手錠以外には何か身を縛るものはなく、きちんとベッドも用意されている。
「そういえば……あいつらはどこかしら」
取り巻きたちがいないのでどこにいるのかと周りを見渡せば、兜花の牢屋の対角線上に設けられた牢屋に三人揃ってぶち込まれていた。
「ちょうどいいわ」
兜花と話すのに余計な邪魔が入らないのはありがたい。
私は真っすぐと兜花の牢屋の前へ向かい、死んだ目をしている兜花に声をかける。
「久しぶりね」
「……何の用だ? どうせ信じねえんだ。悪いが俺様はお前に話すことなんて一つもないぜ」
「用なんてないわ。私はただ氷夜にも勝てなかった負け犬の惨めな顔を拝みにきただけよ」
「っ…………」
痛いところを突かれたのか顔を歪める兜花。
プライドが高いとはいえ、多少の煽りでは兜花正幸が口を割らないことはわかっていた。
「偉そうに散々人のことをこき下ろしておいてそのザマとはね。そんなんだから氷夜みたいな三下にも負けるんじゃないの?」
言葉を引き出すためさらに煽りを入れると、案の定、兜花は激昂した。
「違えよ!」
「何が違うって言うのよ。あんたは負けたんじゃない」
「そっちじゃない!」
「どういうこと?」
思わず聞き返すと、兜花正幸は頓珍漢なことを口にする。
「あいつは三下などと侮っていい相手ではなかった。あいつは…………いやあいつは高白氷夜ではない。高白氷夜の皮を被ったあいつは正真正銘の化け物だ」
うわごとのように早口で述べた後、兜花は私に必死に訴えかけてくる。
「悪いことは言わない。今すぐあいつを殺せ! そうしなければ次にやられるのはお前らだぞ!」
「はぁ? 何言ってんのよ。氷夜がそんなことするはずないし、そもそも氷夜にそんな力はないでしょ」
「お前は奴の本当の力をわかってないからそんなことが言えるんだ。奴の本当の力は異能殺し。あらゆる魔法を無力化する最強の力だ。お前どころかあの宮廷魔導士すら勝てねえぞ」
…………信じられるわけがない。
氷夜にそんな力はない。
だってそんな力があるならとっくに使っているはずだ。
でも兜花が嘘を言っているようにも思えない。
そう信じさせるほどの真剣さが兜花にはあったからだ。
「奴はまだ起きてないんだろ?」
「ええ」
「やっぱりそうか。まぁそうだよな。奴は一度死んで別の人間に生まれ変わった。以前の奴はもういないだろう。だがそれでも奴を救いたいというのなら情報をやる。耳を貸せ」
「…………変なことしないでしょうね」
「さあな。どのみちお前は俺様から情報を得るしかないだろ?」
「…………そうね」
この男の掌の上で動かされているようで癪だが、氷夜を救うために兜花が持っている情報が欲しいのも事実。
「わかった。あんたの提案を呑むわ」
私は意を決して正幸の方へ歩み寄った。
「「…………」」
距離にして一メートルもない。
私と兜花を隔てる唯一の壁である鉄格子に手をかけて、私は耳を傾ける。
「…………しろ」
「ねぇ……兜花。もっと大きい声で話せないの?」
「…………しろ」
駄目だ。
こいつ、てこでも変える気がないわね。
仕方ない。
こうなったら私から動かないと。
――なんて風に譲歩してしまったのがいけなかったのか。
兜花は歩み寄った私の右腕を唐突に掴んできた。
「ちょっと! 何をするのよ」
「うるせえよ。奴を救いたいのなら大人しくしてろ」
「やめてっ!」
必死に手を振り払おうとするが力では敵わない。
兜花はこちらの抵抗も無視して、私の体を強引に引き寄せようとしてくる。
「っ!?」
怖い。
でもそれ以上に痛い。
私の都合などお構いなく引っ張られるせいで、腕が引きちぎれそうだ。
「放して……よ」
鉄格子に思い切り押し当てられて苦しんでいたその時、
「小春さんから離れなさい!」
ナンシーが兜花の腕に警棒を叩き込んだ。
「てめ、何しやがる!」
すかさずナンシーに掴みかかる兜花。
しかしナンシーは兜花が伸ばしてきた手を綺麗に振り張った。
「二人から離れるっす!」
そこへジャックの追撃。
がら空きになった兜花の面を木刀で思い切り突く。
ジャックの一撃によって兜花は牢屋の奥の方まで吹っ飛んでいった。
「ありがとうナンシー助かったわ」
「…………」
私は乱れた衣服を整えながら礼を言うが、ナンシーからは返事がない。
「ナンシー?」
「え? あ、はい! これくらいお安い御用ですよ」
…………どうしたのかしら?
なんか意識がぼうっとしてるし、顔もいつもより赤い気がするわね。
ふとナンシーの様子を訝しんだのもつかの間、ジャックが横から出てきた。
「小春さん、正幸さんから何か聞けましたか?」
「ううん。でも一つだけわかったことがあるわ」
兜花は氷夜のことを恐れている。
それも氷夜が私やメロアの脅威にもなると考えている。
つまりは兜花がそう考えるに至るだけのことが私たちが助けを求めに行ったあの空白の時間にあったということ。
それだけなら大した情報ではないが、今後氷夜の精神世界に入るにあたって何かのヒントになるかもしれない。
「二人とも今日はありがとう。おかげで光明が見えてきたわ」
「別に大したことはしてないっすよ。俺の方こそ色々と相談に乗ってくれてありがとうございましたっす!」
「相談? ジャック、小春さんに何を相談したの?」
「そ、それは…………」
顔を赤らめて口ごもるジャックの代わりに私が答える。
「彼女と仲直りしたいって泣きつかれたのよ」
「ちょ! ばらされないでくださいよ~!」
「ま、そういう訳だから二人とも仲良くね」
ジャックに泣きつかれる前に私はその場を後にした。
何でも元々あった監獄は先の内乱で壊されてしまったため、使われてなかった建物 を監獄として活用することにしたそうだ。
「ここっすよ」
角を曲がってジャックが指さした扉の方に歩いていくと、そこには一人の少女が立っていた。
「ジャック!?」
彼女は突然現れた私たちに驚いていたようだが、すぐに不機嫌そうな顔になってジャックに詰め寄る。
「何しに来たの? 昨日は悪かったけど仕事を放り投げてまで会いに来ないでよ」
「そ、それだけじゃないっすよ。小春さんが正幸さんと面会したいって言うんで案内してたんっす」
「え、そうなんですか?」
「そうよ。私が頼んだの」
ジャックではなく隣の私に聞いてきたので私も仕方なく答える。
すると事態を理解したのか彼女はみるみる青ざめていき、ジャックに慌てて頭を下げた。
「ごめんジャック。ひどいこと言っちゃった」
「そんなことないっす! 昨日は俺も急に誘ったし。むしろ俺の方がナンシーにひどいことしちゃったんじゃないんすか? もし怒らせちゃったなら理由を教えて欲しいっす!」
「違うの! 冷たくしちゃってたのは最近忙しくて余裕なかったから。でもそんな自分が嫌で余計に余裕がなくなってそれでまた……っ!?」
ネガティブな彼女の言葉を遮るようにジャックはナンシーを強く抱きしめた。
「俺は本当に馬鹿だ。ナンシーが悩んでいることに気づいてなかった」
そして私が知っているのとは違う口調でジャックは優しくナンシーに語り掛ける。
「俺がナンシーを嫌いになることはないよ。だからナンシーが気にすることなんて何もない。情けないところも駄目なところも全部俺に見せてほしい」
「…………ジャック」
互いを見つめながら甘い雰囲気を醸し出す二人。
これにて一件落着だけど、甘すぎて砂糖を吐きそうになるわね。
さすがの私もこれ以上は見ていられないわ。
「ごほん。そろそろ兜花のところへ案内してもらってもいいかしら?」
「「っ!?」」
咳ばらいをすると、ジャックとナンシーは慌てて飛びのいた。
*
「こちらです。魔力を分散させる手錠を用いて魔法は使えないようにしていますが、格子越しに正幸さんが突然襲ってくるかもしれないので気をつけてください」
「わかったわ」
ナンシーの案内に従って扉を開ける。
扉の向こうでは兜花が鉄格子によって隔離されていた。
容疑者とはいえ最低限の生活は保障されているのだろう。
手錠以外には何か身を縛るものはなく、きちんとベッドも用意されている。
「そういえば……あいつらはどこかしら」
取り巻きたちがいないのでどこにいるのかと周りを見渡せば、兜花の牢屋の対角線上に設けられた牢屋に三人揃ってぶち込まれていた。
「ちょうどいいわ」
兜花と話すのに余計な邪魔が入らないのはありがたい。
私は真っすぐと兜花の牢屋の前へ向かい、死んだ目をしている兜花に声をかける。
「久しぶりね」
「……何の用だ? どうせ信じねえんだ。悪いが俺様はお前に話すことなんて一つもないぜ」
「用なんてないわ。私はただ氷夜にも勝てなかった負け犬の惨めな顔を拝みにきただけよ」
「っ…………」
痛いところを突かれたのか顔を歪める兜花。
プライドが高いとはいえ、多少の煽りでは兜花正幸が口を割らないことはわかっていた。
「偉そうに散々人のことをこき下ろしておいてそのザマとはね。そんなんだから氷夜みたいな三下にも負けるんじゃないの?」
言葉を引き出すためさらに煽りを入れると、案の定、兜花は激昂した。
「違えよ!」
「何が違うって言うのよ。あんたは負けたんじゃない」
「そっちじゃない!」
「どういうこと?」
思わず聞き返すと、兜花正幸は頓珍漢なことを口にする。
「あいつは三下などと侮っていい相手ではなかった。あいつは…………いやあいつは高白氷夜ではない。高白氷夜の皮を被ったあいつは正真正銘の化け物だ」
うわごとのように早口で述べた後、兜花は私に必死に訴えかけてくる。
「悪いことは言わない。今すぐあいつを殺せ! そうしなければ次にやられるのはお前らだぞ!」
「はぁ? 何言ってんのよ。氷夜がそんなことするはずないし、そもそも氷夜にそんな力はないでしょ」
「お前は奴の本当の力をわかってないからそんなことが言えるんだ。奴の本当の力は異能殺し。あらゆる魔法を無力化する最強の力だ。お前どころかあの宮廷魔導士すら勝てねえぞ」
…………信じられるわけがない。
氷夜にそんな力はない。
だってそんな力があるならとっくに使っているはずだ。
でも兜花が嘘を言っているようにも思えない。
そう信じさせるほどの真剣さが兜花にはあったからだ。
「奴はまだ起きてないんだろ?」
「ええ」
「やっぱりそうか。まぁそうだよな。奴は一度死んで別の人間に生まれ変わった。以前の奴はもういないだろう。だがそれでも奴を救いたいというのなら情報をやる。耳を貸せ」
「…………変なことしないでしょうね」
「さあな。どのみちお前は俺様から情報を得るしかないだろ?」
「…………そうね」
この男の掌の上で動かされているようで癪だが、氷夜を救うために兜花が持っている情報が欲しいのも事実。
「わかった。あんたの提案を呑むわ」
私は意を決して正幸の方へ歩み寄った。
「「…………」」
距離にして一メートルもない。
私と兜花を隔てる唯一の壁である鉄格子に手をかけて、私は耳を傾ける。
「…………しろ」
「ねぇ……兜花。もっと大きい声で話せないの?」
「…………しろ」
駄目だ。
こいつ、てこでも変える気がないわね。
仕方ない。
こうなったら私から動かないと。
――なんて風に譲歩してしまったのがいけなかったのか。
兜花は歩み寄った私の右腕を唐突に掴んできた。
「ちょっと! 何をするのよ」
「うるせえよ。奴を救いたいのなら大人しくしてろ」
「やめてっ!」
必死に手を振り払おうとするが力では敵わない。
兜花はこちらの抵抗も無視して、私の体を強引に引き寄せようとしてくる。
「っ!?」
怖い。
でもそれ以上に痛い。
私の都合などお構いなく引っ張られるせいで、腕が引きちぎれそうだ。
「放して……よ」
鉄格子に思い切り押し当てられて苦しんでいたその時、
「小春さんから離れなさい!」
ナンシーが兜花の腕に警棒を叩き込んだ。
「てめ、何しやがる!」
すかさずナンシーに掴みかかる兜花。
しかしナンシーは兜花が伸ばしてきた手を綺麗に振り張った。
「二人から離れるっす!」
そこへジャックの追撃。
がら空きになった兜花の面を木刀で思い切り突く。
ジャックの一撃によって兜花は牢屋の奥の方まで吹っ飛んでいった。
「ありがとうナンシー助かったわ」
「…………」
私は乱れた衣服を整えながら礼を言うが、ナンシーからは返事がない。
「ナンシー?」
「え? あ、はい! これくらいお安い御用ですよ」
…………どうしたのかしら?
なんか意識がぼうっとしてるし、顔もいつもより赤い気がするわね。
ふとナンシーの様子を訝しんだのもつかの間、ジャックが横から出てきた。
「小春さん、正幸さんから何か聞けましたか?」
「ううん。でも一つだけわかったことがあるわ」
兜花は氷夜のことを恐れている。
それも氷夜が私やメロアの脅威にもなると考えている。
つまりは兜花がそう考えるに至るだけのことが私たちが助けを求めに行ったあの空白の時間にあったということ。
それだけなら大した情報ではないが、今後氷夜の精神世界に入るにあたって何かのヒントになるかもしれない。
「二人とも今日はありがとう。おかげで光明が見えてきたわ」
「別に大したことはしてないっすよ。俺の方こそ色々と相談に乗ってくれてありがとうございましたっす!」
「相談? ジャック、小春さんに何を相談したの?」
「そ、それは…………」
顔を赤らめて口ごもるジャックの代わりに私が答える。
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アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
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