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にばんめ
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目が覚めると、隣には裸のまま眠る優奈の姿があった。私達は繋がったまま眠ってしまったみたいだ。優奈の髪を撫でながら、さっきまでのことを思い出す。
(楽しかったな)
気持ちよかった。それに、気持ちよくしてあげられた。それはきっと相手が優奈だからだろう。唯とはまた違う安心感があって、だからこそ気持ちいいと感じられたんだと思う。
(でも……やっぱり唯の方が好きなんだよなぁ……)
優奈のことを嫌いになったわけじゃない。むしろ、こんなにも愛おしい。だけど……それでも私は唯と一緒に居たい。唯とのえっちが初めてだったからかもしれないけど、唯のことをもっと知りたい、唯ともっと繋がりたいって思ってしまった。
「んぅ、遥奈ちゃん……」
「ごめんね、起こしちゃった?」
「ううん。平気だよ」
そう言って笑う優奈があまりにも可愛くて、思わず抱きしめてしまった。
「ねぇ、遥奈ちゃん」
「なに?」
「これからも、私としてくれる?」
「もちろん。優奈さえ良ければ」
こんなにも私のことを好きになってくれた優奈を拒むなんてできなかった。
「良かった。あのね、遥奈ちゃん」
「うん」
「私ね、遥奈ちゃんのこと、本当に大好きなんだ。ずっと一緒にいて欲しいの」
「うん。分かった」
「でもね、唯ちゃんのことも好きでしょ?」
優奈が唯のことをちゃん付けするのはちょっと違和感あるけど、ある意味では私を通じて優奈と唯もつながったのかな。縁、みたいなものが。
ひょっとして……優奈と唯って私を取り合うライバル同士ってこと? なんだか、大変なことになっちゃったかもしれない。
「……うん」
「唯ちゃんが遥奈ちゃんを独り占めしたいなら、仕方がないよ。でも……もし、そうじゃなかったら……お願い。私、二番目でいいから」
「優奈……」
「いつか、遥奈ちゃんが唯ちゃんより私を愛せるように頑張るから。それまでは二番目でもいいよ。だから……私ともいっぱいえっちして欲しいな」
「ありがとう」
そう言うと、私は優奈の唇を奪った。それから、優奈の頭を撫でて、ぎゅっと抱きしめる。
「優奈、どうする? シャワー浴びる?」
「うーん、もう一回シたい。ねえ、唯ちゃんとは何回シた?」
「多分、二回」
「じゃあ……私とも二回目、シよう?」
「うん」
優奈の希望通り、今度は私が上になる。そして、今度は私が優奈をイカせてあげる番。
「優奈、入れるよ?」
「来て、遥奈ちゃん!」
優奈の小さな穴に指を沈めていく。優奈の中は狭くて、熱くてきつくて……それでいて、とても心地が良い。
「はぁ……はぁ……ぁぁぁ……ぁ!」
「ゆうな……ゆうなぁ……ぁぁ!」
「はる……なちゃ……ぁぁぁ!」
「ゆうなぁぁぁ!」
「ぁぁぁぁああぁぁ!!」
私たちはまた同時に果てた。
それから、私たちは何度も何度もお互いを求めあった。優奈が疲れたら、私が動いて優奈を喜ばせてあげた。
「遥奈ちゃん、凄い……上手……」
「えへへ、センスあるのかもね」
気付けば日が傾いていて、私は優奈の腰を支えながらシャワーを浴びに行った。さっきまであんなに裸で抱き合っていたのに、お風呂で裸になると淫らな感情は湧いてこなくて、手早く身体を洗うと私は新しく下着を身に着けたんだけど……。
「優奈、替えの下着持ってたんだ」
「えへへ……こうなること、あるかもって」
いつもは子供っぽいと思っていた優奈の笑顔、今はただ子供っぽいだけじゃないってことが分かっている。
また学校でね、そう言って優奈は帰っていった。……明日、どんな顔して唯や優奈と会えばいいんだろう。
(楽しかったな)
気持ちよかった。それに、気持ちよくしてあげられた。それはきっと相手が優奈だからだろう。唯とはまた違う安心感があって、だからこそ気持ちいいと感じられたんだと思う。
(でも……やっぱり唯の方が好きなんだよなぁ……)
優奈のことを嫌いになったわけじゃない。むしろ、こんなにも愛おしい。だけど……それでも私は唯と一緒に居たい。唯とのえっちが初めてだったからかもしれないけど、唯のことをもっと知りたい、唯ともっと繋がりたいって思ってしまった。
「んぅ、遥奈ちゃん……」
「ごめんね、起こしちゃった?」
「ううん。平気だよ」
そう言って笑う優奈があまりにも可愛くて、思わず抱きしめてしまった。
「ねぇ、遥奈ちゃん」
「なに?」
「これからも、私としてくれる?」
「もちろん。優奈さえ良ければ」
こんなにも私のことを好きになってくれた優奈を拒むなんてできなかった。
「良かった。あのね、遥奈ちゃん」
「うん」
「私ね、遥奈ちゃんのこと、本当に大好きなんだ。ずっと一緒にいて欲しいの」
「うん。分かった」
「でもね、唯ちゃんのことも好きでしょ?」
優奈が唯のことをちゃん付けするのはちょっと違和感あるけど、ある意味では私を通じて優奈と唯もつながったのかな。縁、みたいなものが。
ひょっとして……優奈と唯って私を取り合うライバル同士ってこと? なんだか、大変なことになっちゃったかもしれない。
「……うん」
「唯ちゃんが遥奈ちゃんを独り占めしたいなら、仕方がないよ。でも……もし、そうじゃなかったら……お願い。私、二番目でいいから」
「優奈……」
「いつか、遥奈ちゃんが唯ちゃんより私を愛せるように頑張るから。それまでは二番目でもいいよ。だから……私ともいっぱいえっちして欲しいな」
「ありがとう」
そう言うと、私は優奈の唇を奪った。それから、優奈の頭を撫でて、ぎゅっと抱きしめる。
「優奈、どうする? シャワー浴びる?」
「うーん、もう一回シたい。ねえ、唯ちゃんとは何回シた?」
「多分、二回」
「じゃあ……私とも二回目、シよう?」
「うん」
優奈の希望通り、今度は私が上になる。そして、今度は私が優奈をイカせてあげる番。
「優奈、入れるよ?」
「来て、遥奈ちゃん!」
優奈の小さな穴に指を沈めていく。優奈の中は狭くて、熱くてきつくて……それでいて、とても心地が良い。
「はぁ……はぁ……ぁぁぁ……ぁ!」
「ゆうな……ゆうなぁ……ぁぁ!」
「はる……なちゃ……ぁぁぁ!」
「ゆうなぁぁぁ!」
「ぁぁぁぁああぁぁ!!」
私たちはまた同時に果てた。
それから、私たちは何度も何度もお互いを求めあった。優奈が疲れたら、私が動いて優奈を喜ばせてあげた。
「遥奈ちゃん、凄い……上手……」
「えへへ、センスあるのかもね」
気付けば日が傾いていて、私は優奈の腰を支えながらシャワーを浴びに行った。さっきまであんなに裸で抱き合っていたのに、お風呂で裸になると淫らな感情は湧いてこなくて、手早く身体を洗うと私は新しく下着を身に着けたんだけど……。
「優奈、替えの下着持ってたんだ」
「えへへ……こうなること、あるかもって」
いつもは子供っぽいと思っていた優奈の笑顔、今はただ子供っぽいだけじゃないってことが分かっている。
また学校でね、そう言って優奈は帰っていった。……明日、どんな顔して唯や優奈と会えばいいんだろう。
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