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秘密の関係
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頬を伝う涙を拭うように、雫が優しく唇を重ねてくる。その温かさに触れるたび、胸の奥で罪悪感が疼いた。いけない。こんなこと、絶対にいけないのに。
頭ではそうわかっているのに、身体は抗えず、雫の指先が触れるたびに甘く震えてしまう。
「……泣かないで、姉さん」
「……だって……こんな……」
「大丈夫。私が、ちゃんと気持ちよくしてあげるから」
耳元で囁かれる甘い声に、息が詰まった。
言い訳のように繰り返される優しい言葉は、まるで罠みたいで、私を逃さないための鎖みたいだった。
それでも、逃げることなんてできなくて。
「んっ……や、め……雫ちゃ、だめ……」
「だめじゃないよ。姉さんだって、こんなに……」
服の内側に雫ちゃんの指先が滑り込んでくる。唇が触れるたびに、全身が熱くなって、罪悪感で涙がにじむ。
「……だって、私……お義姉さんなのに……」
「関係ないよ。だって、私ずっとこうしたかったんだもん」
囁かれる声は、あまりにも真っ直ぐで、ひどく幼くて。だからこそ、逃げられなかった。
強引なわけでもないのに、拒めない。雫ちゃんの手は私を傷つけず、ただひたすらに優しく触れてくる。あれよあれよと服を脱がされ、春の終わりのひんやりとした空気が肌に触れる。
──だめ。やめなきゃ。こんなこと、絶対に。
理性はそう叫ぶのに、雫ちゃんがそっと胸に唇を落とした瞬間、かすれた声が漏れた。
「っ……あ……」
「姉さん、可愛い……」
「……や……そんなこと……言わないで……」
情けないくらい震える声に、自分でも驚いた。涙で滲む視界の中、雫ちゃんはほんの少し悪戯っぽく笑って、もっと深く触れてくる。
その度に、背筋が跳ねて、無意識彼女の服の裾を握りしめた。
「姉さん、気持ちいい?」
「……っ……知らない……そんなの……」
「そっか。でも、もっと気持ちよくしてあげる」
逃げられない。酔いも罪悪感も全部、雫の甘い囁きに溶かされていく。
灯りを落とした薄暗いリビングで、二人の影だけが重なって、溶け合う。
──だめだ。これ以上は、本当に戻れなくなる。
そう思ったとき、ふいに雫の指が私の髪を梳くように撫でて、耳元で甘く囁いた。
「姉さん……大好き」
「……雫ちゃ……っ」
雫ちゃんの手が下腹部へと触れてくる。これ以上は本当にいけないことだと罪悪感が渦巻く。それでも抗えず、熱に浮かされたように流されてしまう。私を呼ぶ声が、酔いよりも甘く耳に絡みつく。
もう、引き返せないところまで来てしまった。これは、私と彼女だけの秘密。
きっと、朝が来ても、この夜の出来事をなかったことにはできない。
そう、分かっていた。
頭ではそうわかっているのに、身体は抗えず、雫の指先が触れるたびに甘く震えてしまう。
「……泣かないで、姉さん」
「……だって……こんな……」
「大丈夫。私が、ちゃんと気持ちよくしてあげるから」
耳元で囁かれる甘い声に、息が詰まった。
言い訳のように繰り返される優しい言葉は、まるで罠みたいで、私を逃さないための鎖みたいだった。
それでも、逃げることなんてできなくて。
「んっ……や、め……雫ちゃ、だめ……」
「だめじゃないよ。姉さんだって、こんなに……」
服の内側に雫ちゃんの指先が滑り込んでくる。唇が触れるたびに、全身が熱くなって、罪悪感で涙がにじむ。
「……だって、私……お義姉さんなのに……」
「関係ないよ。だって、私ずっとこうしたかったんだもん」
囁かれる声は、あまりにも真っ直ぐで、ひどく幼くて。だからこそ、逃げられなかった。
強引なわけでもないのに、拒めない。雫ちゃんの手は私を傷つけず、ただひたすらに優しく触れてくる。あれよあれよと服を脱がされ、春の終わりのひんやりとした空気が肌に触れる。
──だめ。やめなきゃ。こんなこと、絶対に。
理性はそう叫ぶのに、雫ちゃんがそっと胸に唇を落とした瞬間、かすれた声が漏れた。
「っ……あ……」
「姉さん、可愛い……」
「……や……そんなこと……言わないで……」
情けないくらい震える声に、自分でも驚いた。涙で滲む視界の中、雫ちゃんはほんの少し悪戯っぽく笑って、もっと深く触れてくる。
その度に、背筋が跳ねて、無意識彼女の服の裾を握りしめた。
「姉さん、気持ちいい?」
「……っ……知らない……そんなの……」
「そっか。でも、もっと気持ちよくしてあげる」
逃げられない。酔いも罪悪感も全部、雫の甘い囁きに溶かされていく。
灯りを落とした薄暗いリビングで、二人の影だけが重なって、溶け合う。
──だめだ。これ以上は、本当に戻れなくなる。
そう思ったとき、ふいに雫の指が私の髪を梳くように撫でて、耳元で甘く囁いた。
「姉さん……大好き」
「……雫ちゃ……っ」
雫ちゃんの手が下腹部へと触れてくる。これ以上は本当にいけないことだと罪悪感が渦巻く。それでも抗えず、熱に浮かされたように流されてしまう。私を呼ぶ声が、酔いよりも甘く耳に絡みつく。
もう、引き返せないところまで来てしまった。これは、私と彼女だけの秘密。
きっと、朝が来ても、この夜の出来事をなかったことにはできない。
そう、分かっていた。
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