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ルミティアがこくりと頷くと、アルバの逞しい腕に抱えられ繊細な宝物のようにベッドへとおろされた。
「そんなに悩ましい君の姿を見てしまったら、もう我慢できない。君を、抱きたい」
「あっ」
赤いリボンに飾られたスリットから覗く胸の先端。
そこをキュッと摘まれて思わず声が漏れる。
初めて経験する甘い疼き。それがアルバに触れられる度に全身へ広がっていく。
「ふふ、気持ちいい? 引っ掻くみたいにするのと、こうやってクニクニするのどっちが好きかな?」
「きゃっあん!」
「それとも指で摘みながら舐めてみようか」
アルバの刺激により、紅く腫れ存在を主張し始めたそこを薄い布ごと口に含まれて吸われる。軽く歯を立てながらレロレロと舌で舐められると、堪らず腰が浮いた。
「すごく気持ちよさそうで蕩けた顔してる。……せっかくだからルミティアにも見せたいな」
そう言うとアルバは光魔法を発動させる。
光の粒子が集まり、まるで鏡のようになってベッドの周りを囲んだ。
右も左も前も上も。どこを向いても、卑猥な形の布を身につけ、アルバに組み敷かれる自分の姿が映っていた。
「やっ……!」
「ちゃんと見てなきゃダメだよ。君が俺に初めて抱かれるとこ、ちゃんと見て覚えてて」
「やぁ、恥ずかしい……っ」
「そうやって、顔を真っ赤にして瞳を潤ませるの、最高に可愛い」
品行方正でどんな時も紳士なアルバ。
その彼が、獰猛な光を青い瞳に宿らせて自身の唇を舐める。
その様は目眩がするほど妖艶だった。
「この『ローブ』、着たままでもこういうことができるから便利だね。もしかしたら伝説って、勇者と聖女の夫婦円満のためのアイテムだったってことなのかもね」
ぐちゅりと蜜口に埋められた指が内壁を擦り、淫猥な水音をさせた。
下半身に身につけた布へ蜜が染み込んで肌に張り付く。けれど肝心な場所にスリットが開いたそれは、アルバの指が動くことになんの問題にもならなかった。
「まるで俺のためにルミティアがリボンとレースでラッピングされてるみたいだ」
「あ、あ! ん! あぁ……っ」
「ピンって勃った乳首も、クリトリスも、全部このまま触れる」
「ひぃんっ! そんな、同時なんてダメェ! おかしくなっちゃう……!」
「腰が揺れてるね。ほら、ちゃんと映ってる自分を見て」
「あ――――っ」
ビクビクと痙攣し悶える身体。
ものほしげに足を開いて腰を揺らす自分の姿は、目を覆いたくなるほど下品だ。
なのにそんな自分を見下ろしてアルバは嬉しそうに笑う。
「ルミティア、無事に王都に帰ったら結婚式を挙げようね。――でもその前に。もっと、もっと俺で気持ちよくなってルミティア。……挿れるよ」
「あっ、ぁあ……! アルバ様……! ぁっ……!」
「っ、息を吐いて、力を抜くんだ……っ」
「ひっ、あ、あ、あ……っ!」
「そう。いい子だ。上手だ」
「はっん、ぁ、あっ、は、ぁ!」
「もうすぐ、全部入るよ」
「ぁあっアルバ様、アルバ様……!」
身体の中を進んでいく、大きな灼熱。
その衝撃に耐えながら、アルバの汗ばんだ首筋に縋り、口づけをねだる。
すぐに応えて与えられた唇は泣きたくなるほど愛しかった。
「愛してます、愛してますアルバ様……!」
「俺もだよ……!」
一つになった身体と想い。
どうか、夢のように消えてしまいませんように。
どうか、ずっと彼といられますように。
夢中でアルバの舌と唇を求め、擦り合わせる。
「ぁ、アルバ様、きちゃう……! なにか、きちゃう……!」
「感じて、そのまま感じて……!」
「あ、あ、ぁっあっ――――!」
打ちつけられるアルバの腰に両足を絡め、ルミティアは膨れ上がる白い世界へ舞い上がった。
こうして、伝説の勇者と聖女のように相思相愛になったアルバとルミティア。
二人が『本物の聖女のローブ』を宝箱から見つけるのは翌朝になってからのこと。
愛する人と愛を確かめあった聖騎士の強さは凄まじく、数日後には魔族の本拠地を制圧したという。
「――なぁアルバ。お前、本物の聖女のローブがどんな形か、最初から知ってただろう?」
無事に王都に帰ったら結婚式を挙げよう。
その約束通り、王都の大聖堂で挙げられた結婚式の日。
そう聞いた魔術師の言葉に、花婿は青い瞳を細めて微笑んだ。
fin
「そんなに悩ましい君の姿を見てしまったら、もう我慢できない。君を、抱きたい」
「あっ」
赤いリボンに飾られたスリットから覗く胸の先端。
そこをキュッと摘まれて思わず声が漏れる。
初めて経験する甘い疼き。それがアルバに触れられる度に全身へ広がっていく。
「ふふ、気持ちいい? 引っ掻くみたいにするのと、こうやってクニクニするのどっちが好きかな?」
「きゃっあん!」
「それとも指で摘みながら舐めてみようか」
アルバの刺激により、紅く腫れ存在を主張し始めたそこを薄い布ごと口に含まれて吸われる。軽く歯を立てながらレロレロと舌で舐められると、堪らず腰が浮いた。
「すごく気持ちよさそうで蕩けた顔してる。……せっかくだからルミティアにも見せたいな」
そう言うとアルバは光魔法を発動させる。
光の粒子が集まり、まるで鏡のようになってベッドの周りを囲んだ。
右も左も前も上も。どこを向いても、卑猥な形の布を身につけ、アルバに組み敷かれる自分の姿が映っていた。
「やっ……!」
「ちゃんと見てなきゃダメだよ。君が俺に初めて抱かれるとこ、ちゃんと見て覚えてて」
「やぁ、恥ずかしい……っ」
「そうやって、顔を真っ赤にして瞳を潤ませるの、最高に可愛い」
品行方正でどんな時も紳士なアルバ。
その彼が、獰猛な光を青い瞳に宿らせて自身の唇を舐める。
その様は目眩がするほど妖艶だった。
「この『ローブ』、着たままでもこういうことができるから便利だね。もしかしたら伝説って、勇者と聖女の夫婦円満のためのアイテムだったってことなのかもね」
ぐちゅりと蜜口に埋められた指が内壁を擦り、淫猥な水音をさせた。
下半身に身につけた布へ蜜が染み込んで肌に張り付く。けれど肝心な場所にスリットが開いたそれは、アルバの指が動くことになんの問題にもならなかった。
「まるで俺のためにルミティアがリボンとレースでラッピングされてるみたいだ」
「あ、あ! ん! あぁ……っ」
「ピンって勃った乳首も、クリトリスも、全部このまま触れる」
「ひぃんっ! そんな、同時なんてダメェ! おかしくなっちゃう……!」
「腰が揺れてるね。ほら、ちゃんと映ってる自分を見て」
「あ――――っ」
ビクビクと痙攣し悶える身体。
ものほしげに足を開いて腰を揺らす自分の姿は、目を覆いたくなるほど下品だ。
なのにそんな自分を見下ろしてアルバは嬉しそうに笑う。
「ルミティア、無事に王都に帰ったら結婚式を挙げようね。――でもその前に。もっと、もっと俺で気持ちよくなってルミティア。……挿れるよ」
「あっ、ぁあ……! アルバ様……! ぁっ……!」
「っ、息を吐いて、力を抜くんだ……っ」
「ひっ、あ、あ、あ……っ!」
「そう。いい子だ。上手だ」
「はっん、ぁ、あっ、は、ぁ!」
「もうすぐ、全部入るよ」
「ぁあっアルバ様、アルバ様……!」
身体の中を進んでいく、大きな灼熱。
その衝撃に耐えながら、アルバの汗ばんだ首筋に縋り、口づけをねだる。
すぐに応えて与えられた唇は泣きたくなるほど愛しかった。
「愛してます、愛してますアルバ様……!」
「俺もだよ……!」
一つになった身体と想い。
どうか、夢のように消えてしまいませんように。
どうか、ずっと彼といられますように。
夢中でアルバの舌と唇を求め、擦り合わせる。
「ぁ、アルバ様、きちゃう……! なにか、きちゃう……!」
「感じて、そのまま感じて……!」
「あ、あ、ぁっあっ――――!」
打ちつけられるアルバの腰に両足を絡め、ルミティアは膨れ上がる白い世界へ舞い上がった。
こうして、伝説の勇者と聖女のように相思相愛になったアルバとルミティア。
二人が『本物の聖女のローブ』を宝箱から見つけるのは翌朝になってからのこと。
愛する人と愛を確かめあった聖騎士の強さは凄まじく、数日後には魔族の本拠地を制圧したという。
「――なぁアルバ。お前、本物の聖女のローブがどんな形か、最初から知ってただろう?」
無事に王都に帰ったら結婚式を挙げよう。
その約束通り、王都の大聖堂で挙げられた結婚式の日。
そう聞いた魔術師の言葉に、花婿は青い瞳を細めて微笑んだ。
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