8 / 18
Re:episod 8
しおりを挟む
「あった……。」
びっくりしたことに、都合の良すぎる話があったのだ。
(まあ、レベルが上がったから、予想はしていたけど、こんなにピンポイントで来るとは…!)
そこには、《食材》と書かれたガチャがあった。
「運は19…。きっと来るよね…。照り焼きのタレ!」
ぽん!
出てきたのは、生姜焼きのタレだった。
「…たしかにタレはタレだけど!違う!」
『リュートうるさい。まだ?』
「お前運いくつだ?」
『お前って言わないで。そして運がいくつかなんて知らないわ。』
「そうか…。」
そう言いながらガチャの種類を確認していると、《スキル》という項目があった。
(……スキル、か。これ回したらスキル手に入るってか!もうチートじゃね?!)
よくよく見ると、銅貨25枚で1回回せる…。
(少し痛いが回してみる価値はあるな…。)
俺は銅貨を51枚課金してある。2回回せるな。
「とりあえず回してみるか。もったいないから一回だけだけど。」
ぽん!…ピコンッ
スキルが手に入ったの…か?魔法が手に入る時と同じ音だったけど…。確認してみるか。
「おっ!これはいいんじゃないか?」
出てきたスキルは、【共有】だった。何に使うかはよく分からないけど、まあ、いいやつなんだろうな。
『何してるの?』
「ガチャをひいてるんだ。」
『ガチャ?何それ?』
「俺の特別スキルだ!」
『…すごいのかしら?』
「凄いんだぞ?銅貨25枚でスキルが手に入るんだぜ!何が出るかわからないがな!」
『意味無いじゃない…。で?何が手に入ったの?』
「【共有】だ。ちょっと実験させてくれ。」
『知らないスキルね…。』
「スキル:共有。ミユウ。」
『なに?そんなんでなんかなるの?』
俺はスキルなのに魔法の呪文を唱えるようにダメ元で言ってみた。その瞬間。
テーン♪
と、音がした。ミユウの方を見ると、頭の上に四角い画面が出ていた。
(ミユウのステータスかな?ちょっと見てみるか。)
- - - - - - - - - - - - - - - - -
名前:ミユウ・ガレイン
種族:龍人
年齢:2580
職業:無職
レベル:120
HP:7400/7400
MP:13000/13000
スタミナ:1600
攻撃力:9800
防御力:490
運:49
特別スキル
【???】
通常スキル
【???】
魔法スキル
【???】
攻撃スキル
【???】
称号
【捕らわれたもの】
【ハンター】
【封印されしもの】
- - - - - - - - - - - - - - - -
運が49って…高いけど嫌な数だな……。スキル発動全部【???】で分からないし…。というよりも!なに?!年齢が2580って!レベルが120って!攻撃力がえげつないって!ステータスがバグったのか…?
「ミユウ…お前今何歳だ…?」
俺は震え声で言った。
『さぁ?長いこと封印されてたから覚えてないわ。暗かったし、洞窟の中はほとんど同じ寒さだったから…。あっ、でも、1500回くらい春を数えたから、1500はいってるとおもうわ。』
…ステータスはバグっていなかった。まぁ、龍人だから仕方ないのか…?
「ところで、なんで春なんだ?」
『春が好きだからよ。』
「あ、そう…。」
新しいスキルを手に入れたし、このスキルをどうにかして照り焼きのタレを手に入れるぞ!
びっくりしたことに、都合の良すぎる話があったのだ。
(まあ、レベルが上がったから、予想はしていたけど、こんなにピンポイントで来るとは…!)
そこには、《食材》と書かれたガチャがあった。
「運は19…。きっと来るよね…。照り焼きのタレ!」
ぽん!
出てきたのは、生姜焼きのタレだった。
「…たしかにタレはタレだけど!違う!」
『リュートうるさい。まだ?』
「お前運いくつだ?」
『お前って言わないで。そして運がいくつかなんて知らないわ。』
「そうか…。」
そう言いながらガチャの種類を確認していると、《スキル》という項目があった。
(……スキル、か。これ回したらスキル手に入るってか!もうチートじゃね?!)
よくよく見ると、銅貨25枚で1回回せる…。
(少し痛いが回してみる価値はあるな…。)
俺は銅貨を51枚課金してある。2回回せるな。
「とりあえず回してみるか。もったいないから一回だけだけど。」
ぽん!…ピコンッ
スキルが手に入ったの…か?魔法が手に入る時と同じ音だったけど…。確認してみるか。
「おっ!これはいいんじゃないか?」
出てきたスキルは、【共有】だった。何に使うかはよく分からないけど、まあ、いいやつなんだろうな。
『何してるの?』
「ガチャをひいてるんだ。」
『ガチャ?何それ?』
「俺の特別スキルだ!」
『…すごいのかしら?』
「凄いんだぞ?銅貨25枚でスキルが手に入るんだぜ!何が出るかわからないがな!」
『意味無いじゃない…。で?何が手に入ったの?』
「【共有】だ。ちょっと実験させてくれ。」
『知らないスキルね…。』
「スキル:共有。ミユウ。」
『なに?そんなんでなんかなるの?』
俺はスキルなのに魔法の呪文を唱えるようにダメ元で言ってみた。その瞬間。
テーン♪
と、音がした。ミユウの方を見ると、頭の上に四角い画面が出ていた。
(ミユウのステータスかな?ちょっと見てみるか。)
- - - - - - - - - - - - - - - - -
名前:ミユウ・ガレイン
種族:龍人
年齢:2580
職業:無職
レベル:120
HP:7400/7400
MP:13000/13000
スタミナ:1600
攻撃力:9800
防御力:490
運:49
特別スキル
【???】
通常スキル
【???】
魔法スキル
【???】
攻撃スキル
【???】
称号
【捕らわれたもの】
【ハンター】
【封印されしもの】
- - - - - - - - - - - - - - - -
運が49って…高いけど嫌な数だな……。スキル発動全部【???】で分からないし…。というよりも!なに?!年齢が2580って!レベルが120って!攻撃力がえげつないって!ステータスがバグったのか…?
「ミユウ…お前今何歳だ…?」
俺は震え声で言った。
『さぁ?長いこと封印されてたから覚えてないわ。暗かったし、洞窟の中はほとんど同じ寒さだったから…。あっ、でも、1500回くらい春を数えたから、1500はいってるとおもうわ。』
…ステータスはバグっていなかった。まぁ、龍人だから仕方ないのか…?
「ところで、なんで春なんだ?」
『春が好きだからよ。』
「あ、そう…。」
新しいスキルを手に入れたし、このスキルをどうにかして照り焼きのタレを手に入れるぞ!
0
あなたにおすすめの小説
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました
もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
コンバット
サクラ近衛将監
ファンタジー
藤堂 忍は、10歳の頃に難病に指定されているALS(amyotrophic lateral sclerosis:筋萎縮性側索硬化症)を発症した。
ALSは発症してから平均3年半で死に至るが、遅いケースでは10年以上にわたり闘病する場合もある。
忍は、不屈の闘志で最後まで運命に抗った。
担当医師の見立てでは、精々5年以内という余命期間を大幅に延長し、12年間の壮絶な闘病生活の果てについに力尽きて亡くなった。
その陰で家族の献身的な助力があったことは間違いないが、何よりも忍自身の生きようとする意志の力が大いに働いていたのである。
その超人的な精神の強靭さゆえに忍の生き様は、天上界の神々の心も揺り動かしていた。
かくして天上界でも類稀な神々の総意に依り、忍の魂は異なる世界への転生という形で蘇ることが許されたのである。
この物語は、地球世界に生を受けながらも、その生を満喫できないまま死に至った一人の若い女性の魂が、神々の助力により異世界で新たな生を受け、神々の加護を受けつつ新たな人生を歩む姿を描いたものである。
しかしながら、神々の意向とは裏腹に、転生した魂は、新たな闘いの場に身を投じることになった。
この物語は「カクヨム様」にも同時投稿します。
一応不定期なのですが、土曜の午後8時に投稿するよう努力いたします。
神は激怒した
まる
ファンタジー
おのれえええぇえぇぇぇ……人間どもめぇ。
めっちゃ面倒な事ばっかりして余計な仕事を増やしてくる人間に神様がキレました。
ふわっとした設定ですのでご了承下さいm(_ _)m
世界の設定やら背景はふわふわですので、ん?と思う部分が出てくるかもしれませんがいい感じに個人で補完していただけると幸いです。
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる