13 / 17
夏の思い出
3話 キャンプ①
しおりを挟む
俺たちは以前より計画をしていた場所へと来た。
お母さんに無理を言って、山奥にあるコテージを借りて、今日から2日間のキャンプが始まる。車で2時間の場所である。
お母さんは、宿題が終わったら連れてってくれると言い、俺たちは必死にやったが、必死だったのは、光と麟太郎の方であった。
俺はいつもの様に1日で全ての宿題を終わらせていた。
夏休みに入って4日目でみんなの準備が整ったのだ。
早速、車から荷物を降ろす所から始まった。
「ご主人様。こちらは私が持ちますから、ご主人様は建物の中で休んでいて下さい」
「何言ってんだよ!こうゆのもキャンプの楽しみだから、自分たちで何でもやるんだよ!」
「おっ⁉︎陸良い事言うじゃん‼︎じゃあ、枝集めも頼むぜ‼︎」
麟太郎がニカッと笑い言った。
この日、光はいつもと雰囲気が違う美咲を、車に乗っている時からチラチラと見ていた。そして、モジモジしながら言った。
「み、美咲いつもと服違うね!凄い爽やかで良いね」
「ありがとうございます。ご主人様が買ってくれたので、せっかくだから着てきました」
美咲はショッピングモールで買った、白いワンピースを着てきていた。その姿は、いつもより数倍綺麗であった。
荷物を建物の中に入れ終えると、ジャンケンをして担当を分断した。
バーベキューに使う小枝や枯れ木集めは、俺と美咲がやる事になった。
麟太郎が悔しそうな顔をしていたが、水汲みになった。この中で1番力があるから適任である。
光はお母さんの手伝いで、野菜を洗ったりと、料理の準備をする事になった。
バーベキュー用の網や道具は、ここの施設が貸し出してくれて、薪などもあったのだが、それぐらいは自分たちで集めた方が楽しみが増えると感じ、出来る事は自分たちでする事にしたのだ。
「みんな、山には危険がいっぱいだから、くれぐれも無茶をしないで、怪我に気をつけるのよ!では、各自頑張ろう‼︎」
『おーーーーぅ』
お母さんの指示で各自の分担に分かれた。俺と美咲は空の竹籠を背負って森の中に入って行った。
最初は順調に小枝や枯れ木が落ちていたが、それは最初だけであった。
管理人が綺麗にしているのだろう。森にはゴミすら落ちてなく、利用客にとっては最高の場所だ。
だが、枝集めをしている俺らはその状況に困ってしまった。2人で多少は集める事が出来たが、量が少な過ぎた。
「もう少し奥に行ってみるか」
「そうですね。この辺りには無いようですし」
俺たちは森の奥に歩いた。15分程歩くと、枝が沢山落ちている所があった。流石にこの広い敷地の全てを管理するのは、無理なのであろう。
今いる場所の周りは結構荒れていた。だが、そのおかげで枝集めは、はかどり数十分で俺の籠の中はいっぱいになった。
美咲の方を見ると、美咲の籠もいっぱいになっていた。
「もうこれ以上入らないし、戻ろうぜ!」
「はい。かしこまりま………」
美咲が拾った枝を籠に入れながら、言うと途中で口を閉ざした。
そして、再び口を開けて言った。
「ご主人様。帰り道わかりますか?」
「え?帰り道って、ここまで真っ直ぐ来たじゃ……ん……」
周りを見渡すと、同じ風景が広がっていた。コテージからだいぶ離れた所にまで来ていた様だった。
「やばくないか………」
俺たちはこの短時間で迷子になってしまったのだった。
お母さんに無理を言って、山奥にあるコテージを借りて、今日から2日間のキャンプが始まる。車で2時間の場所である。
お母さんは、宿題が終わったら連れてってくれると言い、俺たちは必死にやったが、必死だったのは、光と麟太郎の方であった。
俺はいつもの様に1日で全ての宿題を終わらせていた。
夏休みに入って4日目でみんなの準備が整ったのだ。
早速、車から荷物を降ろす所から始まった。
「ご主人様。こちらは私が持ちますから、ご主人様は建物の中で休んでいて下さい」
「何言ってんだよ!こうゆのもキャンプの楽しみだから、自分たちで何でもやるんだよ!」
「おっ⁉︎陸良い事言うじゃん‼︎じゃあ、枝集めも頼むぜ‼︎」
麟太郎がニカッと笑い言った。
この日、光はいつもと雰囲気が違う美咲を、車に乗っている時からチラチラと見ていた。そして、モジモジしながら言った。
「み、美咲いつもと服違うね!凄い爽やかで良いね」
「ありがとうございます。ご主人様が買ってくれたので、せっかくだから着てきました」
美咲はショッピングモールで買った、白いワンピースを着てきていた。その姿は、いつもより数倍綺麗であった。
荷物を建物の中に入れ終えると、ジャンケンをして担当を分断した。
バーベキューに使う小枝や枯れ木集めは、俺と美咲がやる事になった。
麟太郎が悔しそうな顔をしていたが、水汲みになった。この中で1番力があるから適任である。
光はお母さんの手伝いで、野菜を洗ったりと、料理の準備をする事になった。
バーベキュー用の網や道具は、ここの施設が貸し出してくれて、薪などもあったのだが、それぐらいは自分たちで集めた方が楽しみが増えると感じ、出来る事は自分たちでする事にしたのだ。
「みんな、山には危険がいっぱいだから、くれぐれも無茶をしないで、怪我に気をつけるのよ!では、各自頑張ろう‼︎」
『おーーーーぅ』
お母さんの指示で各自の分担に分かれた。俺と美咲は空の竹籠を背負って森の中に入って行った。
最初は順調に小枝や枯れ木が落ちていたが、それは最初だけであった。
管理人が綺麗にしているのだろう。森にはゴミすら落ちてなく、利用客にとっては最高の場所だ。
だが、枝集めをしている俺らはその状況に困ってしまった。2人で多少は集める事が出来たが、量が少な過ぎた。
「もう少し奥に行ってみるか」
「そうですね。この辺りには無いようですし」
俺たちは森の奥に歩いた。15分程歩くと、枝が沢山落ちている所があった。流石にこの広い敷地の全てを管理するのは、無理なのであろう。
今いる場所の周りは結構荒れていた。だが、そのおかげで枝集めは、はかどり数十分で俺の籠の中はいっぱいになった。
美咲の方を見ると、美咲の籠もいっぱいになっていた。
「もうこれ以上入らないし、戻ろうぜ!」
「はい。かしこまりま………」
美咲が拾った枝を籠に入れながら、言うと途中で口を閉ざした。
そして、再び口を開けて言った。
「ご主人様。帰り道わかりますか?」
「え?帰り道って、ここまで真っ直ぐ来たじゃ……ん……」
周りを見渡すと、同じ風景が広がっていた。コテージからだいぶ離れた所にまで来ていた様だった。
「やばくないか………」
俺たちはこの短時間で迷子になってしまったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
完結‼️翡翠の歌姫は 後宮で声を隠す〜特殊な眼を持つ歌姫が、2人の皇子と出会い、陰謀に巻き込まれながら王家の隠した真実に迫る
雪城 冴
キャラ文芸
1/23本編完結‼️
【中華サスペンス】
皇帝が隠した禁忌の秘密。
それを“思い出してはいけない少女”がいた――
【あらすじ】
特殊な眼を持つ少女・翠蓮(スイレン)は、不吉を呼ぶとして忌み嫌われ、育ての父を村人に殺されてしまう。
居場所を失った彼女は、宮廷直属の音楽団の選抜試験を受けることに。
しかし、早速差別の洗礼を受けてしまう。
そんな翠蓮を助けたのは、危険な香りをまとう皇子と、天女のように美しいもう一人の皇子だった。
それをきっかけに翠蓮は皇位争いに巻き込まれ、選抜試験も敵の妨害を受けてしまう。
彼女は無事合格できるのか。
◆二章◆
仲間と出会い、心を新たにするも次なる試練が待ち受ける。
それは、ライバル歌姫との二重唱と、メンバーからの嫌がらせだった。
なんとか迎えた本番。翠蓮は招かれた地方貴族から、忌み嫌われる眼の秘密に触れる。
◆三章◆
翠蓮の歌声と真心が貴妃の目にとまる。しかし後宮で"寵愛を受けている"と噂になり、皇后に目をつけられた。
皇后の息子から揺さぶりをかけられ、もう一人の皇子とは距離が急接近。
しかし、後宮特有の嫌がらせの中で翠蓮は、自分の存在が皇子に迷惑をかけていると知る。
わずかに芽生えていた恋心とも尊敬とも付かない気持ちは、押さえつけるしかなかった。
◆最終章◆
後宮で命を狙われ、生死をさまよう翠蓮は、忘れていた記憶を取り戻す。
かつて王家が封じた“力”とは?
翠蓮の正体とは?
身分違いの恋の行方は?
声を隠すか歌うのか。
運命に選ばれた少女が、最後に下す決断とは――
※架空の中華風ファンタジーです
※アルファポリス様で先行公開しており、書き溜まったらなろう、カクヨム様に移しています
※表紙絵はAI生成
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
あまりさんののっぴきならない事情
菱沼あゆ
キャラ文芸
強引に見合い結婚させられそうになって家出し、憧れのカフェでバイトを始めた、あまり。
充実した日々を送っていた彼女の前に、驚くような美形の客、犬塚海里《いぬづか かいり》が現れた。
「何故、こんなところに居る? 南条あまり」
「……嫌な人と結婚させられそうになって、家を出たからです」
「それ、俺だろ」
そーですね……。
カフェ店員となったお嬢様、あまりと常連客となった元見合い相手、海里の日常。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ヤクザに医官はおりません
ユーリ(佐伯瑠璃)
ライト文芸
彼は私の知らない組織の人間でした
会社の飲み会の隣の席のグループが怪しい。
シャバだの、残弾なしだの、会話が物騒すぎる。刈り上げ、角刈り、丸刈り、眉毛シャキーン。
無駄にムキムキした体に、堅い言葉遣い。
反社会組織の集まりか!
ヤ◯ザに見初められたら逃げられない?
勘違いから始まる異文化交流のお話です。
※もちろんフィクションです。
小説家になろう、カクヨムに投稿しています。
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる