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第一章 弘樹,転生す
第十三話 効率のいい狩場を見つけられた件
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ダンジョンで一人のトカゲが大きな蜘蛛に対峙していた。
「発動,炎神」
俺がそう言うと俺が炎の化身になる。
ふふふ。この姿にはさすがの蜘蛛も攻撃するのをためらっているのようだな。だが俺は容赦なんてしないぞ。
そして俺は一気に接近する。ついに俺が蜘蛛に,デスタランチュラ(Lv450)にぶつかる。デスタランチュラは一瞬の間の後,燃え塵となった。
『レベルが上昇しました』
よし,レベルアップだ。これで一気に進化に近づいたぞ。
「はい,その通りです。このままここでレベルを上げていけばかなり早い段階で進化条件を達成することができるでしょう」
そう,ついに俺は新しい効率的な狩場を見つけたのである。それは前,百層下がった時からまた百層ほど下がったところ。ちょうど極寒の地獄から一階層下がったところだ。鑑定の言っていた通りこの魔窟は百階層ごとに魔物が大幅に強くなっているのかも知れない。
ここら辺では俺と同程度の強さを持つ魔物がかなりの数存在するのだ。これだけ聞けば弘樹が負けてしまう危険性があるのかもしれないと思うかもしれないが,実のところその危険性はそんなにない。それにはスキルという概念が大きく関わって来ていた。
それは,そんなに難しい話ではない。単純に魔物ではスキルをうまく使えないから,ということだ。簡単に言い換えれば,スキルを本能のままにしか使用できないということだ。例えば,先ほど弘樹の経験値となった蜘蛛さんの例を見ていこう。
さきほどの戦闘で蜘蛛は鎌による攻撃と糸を吐いてきていた。だが,それだけだ。もちろんそのパワーは弘樹に匹敵するためすさまじい。だが全て大ぶりなうえに振り回しているだけなので避けるのはたやすい(弘樹の場合)。
そして何と言っても蜘蛛の持つ糸の強さというのはそのトラップ性にある,と俺は考えている。某蜘蛛が進化する物語もあるとおり,蜘蛛は巣を張り,自分よりも何倍も強い生物を捕らえ捕食できることが強みだ。だが今戦った蜘蛛にそんな知恵はない。それが俺との決定的な差を生むのだ。
ちなみに魔物の中でもそういったことに気が付く者もいるらしい。それらは一般的に魔人と呼ばれている。長きにわたって人類に敵対する種族だ。彼らは知能を持ち,人間と同じかそれ以上にスキルを使うのがうまい。今は数が少ないため人類は滅んでいないがもし数が増えたら圧倒的脅威になるだろう。
まあ,要するに俺はたとえ同じステータスを持っていたとしても,同じスキルを持っていたとしても相手が知能無き魔物であれば絶望的な数の差が無い限り負けないということだ。
だがそんなことよりも嬉しいことがある。同じステータスを持っているということは経験値もたくさん入るのだ。つまり,ここで魔物と戦っていたらかなりの早さでレベルアップするのだよ。
つまり,俺はもうすぐ進化できる,ということだ。
◇
俺が今いるのは森林のマップだ。ここは,単純に言うならどこもかしこも木。以上だ。
え? もう少し説明が欲しいって? 仕方ないなぁ。
ここは気温とか湿度は熱帯雨林に近いかな。ただ木の大きさは地球にいたら考えられないくらいおおきい。なんとてっぺんは見上げてもかすんで見えないのだ。正確な高さは分からない。
それに何と言ってもここは地上に木の根っこが出てきているからすごく歩きずらい。まさに映画の中のようだった。
よし,これで10レベルとうたつか。この短時間でなかなか上がったな。やはりここはかなり美味しい場所のようだ。え? 俺はダンジョンをぎりぎりで攻略するのが好きなんじゃないかって? これは現実だぞ。万が一負けるってことは許されないんだよ。
もしかしたらこれを読んでいる人には10レベルなんてと思う人がいるかもしれない。だが,考えてほしい。この数日でこのレベルに到達したんだ。計算すると一日2レベル上がっていることになっている。これは俺の中ではすごいことだ。
だが,最近戦ってばかりでなかなか休めていない。魔物だからしょうがないのだが,もと人間としては休息できる場所が欲しいな。
「分かりました。もし安全な場所が見つかったら報告します」
お! さすがは俺の鑑定さん。気が利くな。じゃあ,頼むわ。
ただ,今は森ステージだ。俺はこのステージは苦手だ。なんというか,合わないのだ。もしかしたら俺の種族が熱帯雨林アンチなのかもしれない。
俺は適当に魔物と戦いながら森を探索する。そしてふと空を見上げた。
前も思ったがダンジョン内はどうなっているのだろうか。上を見れば空は青くどこまでも続いていそうだし,草原ステージにいたときは,夜空を見上げたら綺麗な星があった。さすがに地球とは違う星の並びだったが。鑑定によればダンジョンとは魔力が集まってできた物なので一般の常識は当てはまらないということだった。それは今まで魔窟を攻略してきた俺が一番知っている。だがそれでも不思議なものは不思議なのだ。
おっと,つい考え込んでしまった。今は休憩場所を探しているんだ。考え事をしている場合じゃない。でも全く見つからないな。さっきから探しているがまず木々が途切れることがないから空き地がない。どこかの木にくぼみがあればいいんだけど。
「どこかにいい場所はないかな」
「なかなかありませんね」
俺がてきとうに探索している間に差し込んでくる陽がオレンジ色になってきた。どうやら太陽が沈むようだ。
ああもう夜か。俺の野営決定か。でもここは昼夜があるんだな。何気にこの世界にきて夕日を見るのは初めてかもしれないな。ただ木が邪魔して太陽本体は全く見えないが。
だがそんな感動的な雰囲気は鑑定の報告で砕け散ってしまった。
「マスター。周りを魔物に囲まれています」
なにっ。いつの間に囲まれているんだ。全く気付かなかったぞ。だがこの階層の魔物程度なら俺は余裕だ。
「その数.不明。向こうに感知系の魔法を妨害するスキルがあるのか正確には測れません」
「厄介だな」
ただ鑑定が不可能になることはあっても不明になるなんて珍しいな。何かあったのだろうか。もしかして恋の病か? なんてな。
そして俺は戦闘態勢を整える。すぐさま大量の羽音が四方から聞こえてきた。
この音の大きさはかなりやばいな。それに虫の魔物か? どちらにせよこれは油断しないほうがいいな。直感だが今までの魔物とは一線をかく。
そして俺はいつでも戦えるように魔法をかけておく。
「炎神」
俺の体は魔法でおおわれる。これは俺が愛用している魔法だ。身体能力を上げるだけでなく,炎魔法の威力も挙げてくれる。
「いつでも来い」
その瞬間,四方八方から蜂の魔物が現れてきた。
「なんだこいつらは」
「これは,予想外ですね」
「ああ。こいつら,千は居るぞ」
そう,そこにいたのは千を超える数の蜂であった。一匹当たりの大きさは日本の蜂より一回り大きいくらい。だが目は赤く,今にも襲い掛かってきそうだ。そして群れを成すその姿はここが異世界だと思い知らされる。
なるほど,鑑定が不明だったのは多すぎたからか。この数はしょうがないかもな。だけど,これは
ーーーまずいな。
そして俺と蜂の大勝負が始まった。
「発動,炎神」
俺がそう言うと俺が炎の化身になる。
ふふふ。この姿にはさすがの蜘蛛も攻撃するのをためらっているのようだな。だが俺は容赦なんてしないぞ。
そして俺は一気に接近する。ついに俺が蜘蛛に,デスタランチュラ(Lv450)にぶつかる。デスタランチュラは一瞬の間の後,燃え塵となった。
『レベルが上昇しました』
よし,レベルアップだ。これで一気に進化に近づいたぞ。
「はい,その通りです。このままここでレベルを上げていけばかなり早い段階で進化条件を達成することができるでしょう」
そう,ついに俺は新しい効率的な狩場を見つけたのである。それは前,百層下がった時からまた百層ほど下がったところ。ちょうど極寒の地獄から一階層下がったところだ。鑑定の言っていた通りこの魔窟は百階層ごとに魔物が大幅に強くなっているのかも知れない。
ここら辺では俺と同程度の強さを持つ魔物がかなりの数存在するのだ。これだけ聞けば弘樹が負けてしまう危険性があるのかもしれないと思うかもしれないが,実のところその危険性はそんなにない。それにはスキルという概念が大きく関わって来ていた。
それは,そんなに難しい話ではない。単純に魔物ではスキルをうまく使えないから,ということだ。簡単に言い換えれば,スキルを本能のままにしか使用できないということだ。例えば,先ほど弘樹の経験値となった蜘蛛さんの例を見ていこう。
さきほどの戦闘で蜘蛛は鎌による攻撃と糸を吐いてきていた。だが,それだけだ。もちろんそのパワーは弘樹に匹敵するためすさまじい。だが全て大ぶりなうえに振り回しているだけなので避けるのはたやすい(弘樹の場合)。
そして何と言っても蜘蛛の持つ糸の強さというのはそのトラップ性にある,と俺は考えている。某蜘蛛が進化する物語もあるとおり,蜘蛛は巣を張り,自分よりも何倍も強い生物を捕らえ捕食できることが強みだ。だが今戦った蜘蛛にそんな知恵はない。それが俺との決定的な差を生むのだ。
ちなみに魔物の中でもそういったことに気が付く者もいるらしい。それらは一般的に魔人と呼ばれている。長きにわたって人類に敵対する種族だ。彼らは知能を持ち,人間と同じかそれ以上にスキルを使うのがうまい。今は数が少ないため人類は滅んでいないがもし数が増えたら圧倒的脅威になるだろう。
まあ,要するに俺はたとえ同じステータスを持っていたとしても,同じスキルを持っていたとしても相手が知能無き魔物であれば絶望的な数の差が無い限り負けないということだ。
だがそんなことよりも嬉しいことがある。同じステータスを持っているということは経験値もたくさん入るのだ。つまり,ここで魔物と戦っていたらかなりの早さでレベルアップするのだよ。
つまり,俺はもうすぐ進化できる,ということだ。
◇
俺が今いるのは森林のマップだ。ここは,単純に言うならどこもかしこも木。以上だ。
え? もう少し説明が欲しいって? 仕方ないなぁ。
ここは気温とか湿度は熱帯雨林に近いかな。ただ木の大きさは地球にいたら考えられないくらいおおきい。なんとてっぺんは見上げてもかすんで見えないのだ。正確な高さは分からない。
それに何と言ってもここは地上に木の根っこが出てきているからすごく歩きずらい。まさに映画の中のようだった。
よし,これで10レベルとうたつか。この短時間でなかなか上がったな。やはりここはかなり美味しい場所のようだ。え? 俺はダンジョンをぎりぎりで攻略するのが好きなんじゃないかって? これは現実だぞ。万が一負けるってことは許されないんだよ。
もしかしたらこれを読んでいる人には10レベルなんてと思う人がいるかもしれない。だが,考えてほしい。この数日でこのレベルに到達したんだ。計算すると一日2レベル上がっていることになっている。これは俺の中ではすごいことだ。
だが,最近戦ってばかりでなかなか休めていない。魔物だからしょうがないのだが,もと人間としては休息できる場所が欲しいな。
「分かりました。もし安全な場所が見つかったら報告します」
お! さすがは俺の鑑定さん。気が利くな。じゃあ,頼むわ。
ただ,今は森ステージだ。俺はこのステージは苦手だ。なんというか,合わないのだ。もしかしたら俺の種族が熱帯雨林アンチなのかもしれない。
俺は適当に魔物と戦いながら森を探索する。そしてふと空を見上げた。
前も思ったがダンジョン内はどうなっているのだろうか。上を見れば空は青くどこまでも続いていそうだし,草原ステージにいたときは,夜空を見上げたら綺麗な星があった。さすがに地球とは違う星の並びだったが。鑑定によればダンジョンとは魔力が集まってできた物なので一般の常識は当てはまらないということだった。それは今まで魔窟を攻略してきた俺が一番知っている。だがそれでも不思議なものは不思議なのだ。
おっと,つい考え込んでしまった。今は休憩場所を探しているんだ。考え事をしている場合じゃない。でも全く見つからないな。さっきから探しているがまず木々が途切れることがないから空き地がない。どこかの木にくぼみがあればいいんだけど。
「どこかにいい場所はないかな」
「なかなかありませんね」
俺がてきとうに探索している間に差し込んでくる陽がオレンジ色になってきた。どうやら太陽が沈むようだ。
ああもう夜か。俺の野営決定か。でもここは昼夜があるんだな。何気にこの世界にきて夕日を見るのは初めてかもしれないな。ただ木が邪魔して太陽本体は全く見えないが。
だがそんな感動的な雰囲気は鑑定の報告で砕け散ってしまった。
「マスター。周りを魔物に囲まれています」
なにっ。いつの間に囲まれているんだ。全く気付かなかったぞ。だがこの階層の魔物程度なら俺は余裕だ。
「その数.不明。向こうに感知系の魔法を妨害するスキルがあるのか正確には測れません」
「厄介だな」
ただ鑑定が不可能になることはあっても不明になるなんて珍しいな。何かあったのだろうか。もしかして恋の病か? なんてな。
そして俺は戦闘態勢を整える。すぐさま大量の羽音が四方から聞こえてきた。
この音の大きさはかなりやばいな。それに虫の魔物か? どちらにせよこれは油断しないほうがいいな。直感だが今までの魔物とは一線をかく。
そして俺はいつでも戦えるように魔法をかけておく。
「炎神」
俺の体は魔法でおおわれる。これは俺が愛用している魔法だ。身体能力を上げるだけでなく,炎魔法の威力も挙げてくれる。
「いつでも来い」
その瞬間,四方八方から蜂の魔物が現れてきた。
「なんだこいつらは」
「これは,予想外ですね」
「ああ。こいつら,千は居るぞ」
そう,そこにいたのは千を超える数の蜂であった。一匹当たりの大きさは日本の蜂より一回り大きいくらい。だが目は赤く,今にも襲い掛かってきそうだ。そして群れを成すその姿はここが異世界だと思い知らされる。
なるほど,鑑定が不明だったのは多すぎたからか。この数はしょうがないかもな。だけど,これは
ーーーまずいな。
そして俺と蜂の大勝負が始まった。
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