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弐章 国づくり
36 旋風
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ハチロクと話した翌日の早朝、俺達は鎌鼬狩りへと向かう。
メンバーは陰陽師の一行と俺が連れている二人そして鉄石の侍が5人、動向していた。
道中は陰陽師と3人の侍が前方そして俺達が後方でついていく様な形で進んでいく。
そしてその内の侍にはハチロクが混ざっていた。
「よぉ、ルークの坊っちゃん」
振り向くとそうハチロクが話しかけてくる。
旅立つ前になぜか付いてきたのだ。
おそらく鉄と同じ容量で見定めるつもりだろう。
それにしても感情に出やすいタイプなのだろうか…。
明らかに昨日初めて見た時とは対象的にウキウキとしている。
余程外の世界を見て回りたかったのだろう。
「あんたの、あれだアラネアとか言う都…。
聞いたことが無いのだがどういった場所なのだ?」
うっ……まずい、少し嫌な質問だ…。
あそこは全く発展してない。
あるとしても社(やしろ)が一つそれも蜘蛛の糸で補修してあるのみだ。
俺の作戦では何も言わずアラネアに連れ帰りこのハチロクに武具や武器、家を建てさせて文明開化させようというつもりだったんだが…。
「ふむ…」
どう答えるのが正解か……。
嘘を言ってもいいが後で信用を裏切る事になりかねない。
しかし…作業用の家…ハチロクの住む場所も道具も無いと教えるのは…。
ルークが悩み歩きながら空を見上げているとアンリが先に話し始めてしまった。
「私達の里アラネアには何にも無いっすよ。
でも変わったといえば、最近、私達の巣が森全体に広がった事くらいっすね」
あ…終わったかも……。
そのままルークは青空を見続けながらもチラチラとハチロクの様子を伺う。
貴重な人材をここで手放す訳にはいかない。
ここは…何かアイラにでも頼んで美味しい食べ物でも食べさせて……。
「ほう! 何もないか!!
これは腕がなる!!
ちょうど1から都を作ってみたいと思っていた所だ」
フハハハ
とご機嫌に笑う姿を見て胸を撫でおろす。
ふぅ…なんとかなった。
「ま…まあそういう事…。
ハチロクの仕事には期待してるよ」
まあ…刀製造の腕しか見たこと無いけど。
「んで、坊ちゃんはどんな都にしたい?
立地はどんな所だ?」
それも…言いづらい…。
山だから起伏も激しいし何より未開発の場所だから木々も整備されず所かしこにはえているし岩もゴロゴロと転がっている。
まあ…労働力は十分にあるからそこらへんは問題ないか…。
ルークはそう考えながら土蜘蛛達の畑作業の姿を思い出す。
「ああ、家を建てる場所は山の中だよ…」
その答えにハチロクは少し考える素振りを見せ足元を見つめた。
「それだと作り始める前に木や岩をどけたり平らにしたりしなきゃいけねぇな。
資材運びも一苦労しそうだ…。
まあ人間種が使いやすい用にしないってんなら話しは別だが…」
そうハチロクが言い終わると同時にルークはテルマを見た。
「テルマ」
「は! 何でしょうかルーク様」
そして目の前の道に倒れる大木を指差し。
「あれをどけてくれ」
そう命令しする。
するとテルマは6本ある腕のうちの1本で木をミシミシと音を立て持ち上げると道外れに投げ捨てた。
「嘘だろ…」
「何あの怪力、力に長けた鬼族でも上位の個体じゃ無いとあれはできないでしょ…」
鉄石の侍と陰陽師の一行はテルマが軽々と大木を持ち上げる姿に驚愕し口をあんぐりと開け何とも間抜けな表情をしている。
ハチロクもまたそれは同じようでその光景に驚いていた。
「と…言うわけだ。
資材の運搬や土地の整備は任せろ。
ハチロク殿は家を建ててくれればいい。
後は公益都市にしたいから人も訪れやすい様に頼む。
温泉とか観光地を作ってもいいな。
後は都市の象徴に城も欲しい。
それと外の人間を入れるのだから安全性を考えた城壁も作ってくれるとありがたい」
ルークはそんな無理難題とも思える話をスラスラと話しテルマの捨てた大木を見た。
しかし…この大木なんでこんな所に倒れてたんだ?
それにその切り口は斜めに切り裂かれ明らかに強力な一撃で切断されている。
それになんだか森の中…。
いや…周囲から何か良からぬ気配を感じる。
これは…。
ルークはあたりを見渡した後ハチロクと自身の護衛2人を後方へと下げた。
メンバーは陰陽師の一行と俺が連れている二人そして鉄石の侍が5人、動向していた。
道中は陰陽師と3人の侍が前方そして俺達が後方でついていく様な形で進んでいく。
そしてその内の侍にはハチロクが混ざっていた。
「よぉ、ルークの坊っちゃん」
振り向くとそうハチロクが話しかけてくる。
旅立つ前になぜか付いてきたのだ。
おそらく鉄と同じ容量で見定めるつもりだろう。
それにしても感情に出やすいタイプなのだろうか…。
明らかに昨日初めて見た時とは対象的にウキウキとしている。
余程外の世界を見て回りたかったのだろう。
「あんたの、あれだアラネアとか言う都…。
聞いたことが無いのだがどういった場所なのだ?」
うっ……まずい、少し嫌な質問だ…。
あそこは全く発展してない。
あるとしても社(やしろ)が一つそれも蜘蛛の糸で補修してあるのみだ。
俺の作戦では何も言わずアラネアに連れ帰りこのハチロクに武具や武器、家を建てさせて文明開化させようというつもりだったんだが…。
「ふむ…」
どう答えるのが正解か……。
嘘を言ってもいいが後で信用を裏切る事になりかねない。
しかし…作業用の家…ハチロクの住む場所も道具も無いと教えるのは…。
ルークが悩み歩きながら空を見上げているとアンリが先に話し始めてしまった。
「私達の里アラネアには何にも無いっすよ。
でも変わったといえば、最近、私達の巣が森全体に広がった事くらいっすね」
あ…終わったかも……。
そのままルークは青空を見続けながらもチラチラとハチロクの様子を伺う。
貴重な人材をここで手放す訳にはいかない。
ここは…何かアイラにでも頼んで美味しい食べ物でも食べさせて……。
「ほう! 何もないか!!
これは腕がなる!!
ちょうど1から都を作ってみたいと思っていた所だ」
フハハハ
とご機嫌に笑う姿を見て胸を撫でおろす。
ふぅ…なんとかなった。
「ま…まあそういう事…。
ハチロクの仕事には期待してるよ」
まあ…刀製造の腕しか見たこと無いけど。
「んで、坊ちゃんはどんな都にしたい?
立地はどんな所だ?」
それも…言いづらい…。
山だから起伏も激しいし何より未開発の場所だから木々も整備されず所かしこにはえているし岩もゴロゴロと転がっている。
まあ…労働力は十分にあるからそこらへんは問題ないか…。
ルークはそう考えながら土蜘蛛達の畑作業の姿を思い出す。
「ああ、家を建てる場所は山の中だよ…」
その答えにハチロクは少し考える素振りを見せ足元を見つめた。
「それだと作り始める前に木や岩をどけたり平らにしたりしなきゃいけねぇな。
資材運びも一苦労しそうだ…。
まあ人間種が使いやすい用にしないってんなら話しは別だが…」
そうハチロクが言い終わると同時にルークはテルマを見た。
「テルマ」
「は! 何でしょうかルーク様」
そして目の前の道に倒れる大木を指差し。
「あれをどけてくれ」
そう命令しする。
するとテルマは6本ある腕のうちの1本で木をミシミシと音を立て持ち上げると道外れに投げ捨てた。
「嘘だろ…」
「何あの怪力、力に長けた鬼族でも上位の個体じゃ無いとあれはできないでしょ…」
鉄石の侍と陰陽師の一行はテルマが軽々と大木を持ち上げる姿に驚愕し口をあんぐりと開け何とも間抜けな表情をしている。
ハチロクもまたそれは同じようでその光景に驚いていた。
「と…言うわけだ。
資材の運搬や土地の整備は任せろ。
ハチロク殿は家を建ててくれればいい。
後は公益都市にしたいから人も訪れやすい様に頼む。
温泉とか観光地を作ってもいいな。
後は都市の象徴に城も欲しい。
それと外の人間を入れるのだから安全性を考えた城壁も作ってくれるとありがたい」
ルークはそんな無理難題とも思える話をスラスラと話しテルマの捨てた大木を見た。
しかし…この大木なんでこんな所に倒れてたんだ?
それにその切り口は斜めに切り裂かれ明らかに強力な一撃で切断されている。
それになんだか森の中…。
いや…周囲から何か良からぬ気配を感じる。
これは…。
ルークはあたりを見渡した後ハチロクと自身の護衛2人を後方へと下げた。
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