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弐章 国づくり
39 セイヨウ
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「セイヨウ様!
一体この町は何なのですか!?
妖魔、共と人が共存だなんて一人の陰陽師として許容できる事ではありません」
鎌鼬討伐の前夜。
陰陽師の一人がそう宿で大声で話していた。
セイヨウは片手を上げ彼の言動を止める。
「お静かに…もう夜です。
それに壁に耳あり障子に目あり…ですよ。
ここでその様な話はやめたほうが良いでしょうね」
セイヨウはそう言うと明日の討伐の為の準備を勧める。
「しかし…気持ちは分かります。
話しには聞いていましたが、本当にこのような場所があるとは」
妖魔とは相容れぬ存在と言う我らの教えとは相反する場所。
それにあの子鬼の殺気は末恐ろしい物を感じた。
今までに様々な妖魔を相手にしてきたがその中でもおそらく…
セイヨウが手を止めそんな事を考えているともう一人の弟子がこの町について情報を集めてきたらしく報告してきた。
「それにあの青い子鬼の噂を聞いたんですけど何でもあの若さで妖術を使うそうです。
まあ、恐らく眉唾ものの話だと思うのでセイヨウ様に報告するまでも無いかもしれませんが…」
「詳しく教えて下さい」
妖術…それは妖魔の中でもかなりの上位種、それも高度な知性を持っていたり、特殊な妖魔が使用する陰陽術とはまた異なる厄介な術だ。
もしそれが使えるのだとしたらあの小鬼の危険度は大きく上昇するだろう。
一体どんな妖術を…。
「はいそれが治癒の術を使ったとかで…鎌鼬にやられてしまった者達をそれも一瞬で直したそうです」
「それは本当ですか!?」
治癒の術…ありえない…ありえないが、もしそれが本当ならあの子鬼…いやルークは陽の陰陽術を使うと言うことになる。
ですがそれは、陰陽師の中でも癒やしの巫女と呼ばれるお方一人しか知らない。
それも一瞬で傷を癒すなど聞いたこともない。
まずそもそも、妖魔が陰陽術を扱うなど。
「ありえませんね…」
………
鎌鼬討伐の日。
セイヨウは大きな誤算をした。
通常鎌鼬とは鼬(いたち)と呼ばれる獣が妖気を吸ったものとされ。
体格は大きくて人程の大きさ。
妖魔の強さで言えば
クラス四…数名の命の危機と言った危険度。
だが今目の前にいるのはそれ以上の個体…それが5匹襲いかかって来ている。
大きさは人を乗せれる程の大きさで力はおそらく、クラス参…村の危機。
それも一体一体がだ。
それが徒党を組み連携している。
下手すればクラス弐…都の危機に匹敵するかもしれない。
本来であれば人がチームを組み強大な妖魔を倒すものだがこれでは…まさに逆。
我々が駆られる側だ。
それもこれは罠にはめらてたらしい。
おそらく鎌鼬は我らが来る事を察知しここで我々に各個撃破をさせぬよう。
こちらが体勢を整える前に、いきなり総力戦にでてきている。
セイヨウはすぐその事に気づき背中に冷たい何かが走るのを否応なく感じた。
だが…。
一瞬…一瞬にして周りを縦横無尽に走り攻撃を続けていた鎌鼬達が蜘蛛の糸に絡まり動きを止めた。
一体この町は何なのですか!?
妖魔、共と人が共存だなんて一人の陰陽師として許容できる事ではありません」
鎌鼬討伐の前夜。
陰陽師の一人がそう宿で大声で話していた。
セイヨウは片手を上げ彼の言動を止める。
「お静かに…もう夜です。
それに壁に耳あり障子に目あり…ですよ。
ここでその様な話はやめたほうが良いでしょうね」
セイヨウはそう言うと明日の討伐の為の準備を勧める。
「しかし…気持ちは分かります。
話しには聞いていましたが、本当にこのような場所があるとは」
妖魔とは相容れぬ存在と言う我らの教えとは相反する場所。
それにあの子鬼の殺気は末恐ろしい物を感じた。
今までに様々な妖魔を相手にしてきたがその中でもおそらく…
セイヨウが手を止めそんな事を考えているともう一人の弟子がこの町について情報を集めてきたらしく報告してきた。
「それにあの青い子鬼の噂を聞いたんですけど何でもあの若さで妖術を使うそうです。
まあ、恐らく眉唾ものの話だと思うのでセイヨウ様に報告するまでも無いかもしれませんが…」
「詳しく教えて下さい」
妖術…それは妖魔の中でもかなりの上位種、それも高度な知性を持っていたり、特殊な妖魔が使用する陰陽術とはまた異なる厄介な術だ。
もしそれが使えるのだとしたらあの小鬼の危険度は大きく上昇するだろう。
一体どんな妖術を…。
「はいそれが治癒の術を使ったとかで…鎌鼬にやられてしまった者達をそれも一瞬で直したそうです」
「それは本当ですか!?」
治癒の術…ありえない…ありえないが、もしそれが本当ならあの子鬼…いやルークは陽の陰陽術を使うと言うことになる。
ですがそれは、陰陽師の中でも癒やしの巫女と呼ばれるお方一人しか知らない。
それも一瞬で傷を癒すなど聞いたこともない。
まずそもそも、妖魔が陰陽術を扱うなど。
「ありえませんね…」
………
鎌鼬討伐の日。
セイヨウは大きな誤算をした。
通常鎌鼬とは鼬(いたち)と呼ばれる獣が妖気を吸ったものとされ。
体格は大きくて人程の大きさ。
妖魔の強さで言えば
クラス四…数名の命の危機と言った危険度。
だが今目の前にいるのはそれ以上の個体…それが5匹襲いかかって来ている。
大きさは人を乗せれる程の大きさで力はおそらく、クラス参…村の危機。
それも一体一体がだ。
それが徒党を組み連携している。
下手すればクラス弐…都の危機に匹敵するかもしれない。
本来であれば人がチームを組み強大な妖魔を倒すものだがこれでは…まさに逆。
我々が駆られる側だ。
それもこれは罠にはめらてたらしい。
おそらく鎌鼬は我らが来る事を察知しここで我々に各個撃破をさせぬよう。
こちらが体勢を整える前に、いきなり総力戦にでてきている。
セイヨウはすぐその事に気づき背中に冷たい何かが走るのを否応なく感じた。
だが…。
一瞬…一瞬にして周りを縦横無尽に走り攻撃を続けていた鎌鼬達が蜘蛛の糸に絡まり動きを止めた。
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