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E p i s o d e . 2
しおりを挟む「 菓!お前に会わせたいヒトがいるんだよ。 」
あの意味があるかわからない相談会から数日後、蒼矢からそう連絡があった。
正直人と会うのは得意ではない。
小さい頃からそうだった、隣に越してきた男の家はとても大きくて気になるも俺は勇気が出ず、ずっと自分の部屋から覗くだけだった。
そんな俺を見付けて話しかけてきてくれたのが男だった。
小さい俺には大きな家に住んでいる大きな男。それだけで俺の興味を引くのには十分だった。
「 ...隣の子?名前は? 」
そう男が聞くまで俺はじっと男を見ていた。
不思議そうに俺を見詰めながら気をつかっているのか優しく微笑む男を見つめ返してはただ話したい、素直になりたい。そうずっと初めて出会ってからずっと思っていた。というか今も思っている
「 ....菓。 」
「 菓、かあ..。いい名前だね、僕は光、光って書くんだよ。珍しいでしょ、菓も珍しいけど 」
「 .....る、か 」
「 ...ん?、うん。そうだよ 」
男の名前を頭の中でずっと何度も繰り返して呼ぶ。
男の名前の通り、俺の中で男は光になった。
だからこそ、居なくなった時は泣きながら見つかるはずのない場所をずっと探していた。
小さい頃から無愛想な子供だったが、それ以降さらに塞ぎ込むようになった。
そのせいか、両親も離婚した。
友人と言える友人も居ない。
男も居ない。あれから、ずっと。
◇
「 ...で。会わせたい奴ってのは? 」
「 あともうちょっとで着くみたい、 」
「 .....お待たせしました、 」
どうせ大した詩人でもないんだろう、そう思っていたし
詩人になんて興味はなかった。
でも、そこに現れたのはあの男だった
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